日本プロ野球での天災以外で中止になった試合例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本プロ野球での天災以外で中止になった試合例(にほんプロやきゅうでの てんさいいがいでちゅうしになった しあいれい)では、天候災害(雨天など)以外の理由により中止されたプロ野球の試合を挙げる。
※ドーム球場における、設備トラブルおよび観客の来場に支障をきたす事態(台風など)での試合中止例についてはドーム球場での試合中止事例を参照のこと。
目次 |
[編集] 球場設備のトラブルによる中止
- 試合中に観客のタバコの不始末で木造スタンドが全焼。3人が死亡、多数の負傷者を出し3回の攻撃中にノーゲームが宣告された。同球場は一時閉鎖(同球場で予定された公式戦は鳴海球場など中京圏近郊の球場に振り替え)され52年のシーズン開幕時に改修が施された。
- 試合中に停電事故が発生し、復旧作業を急ぐも回復せず試合中止。
- 3連戦最初の試合、広島の阿南準郎選手のプレーにおける審判の判定をめぐって抗議が発生、ファンが試合の早期再開を訴えたが、審判側が選手の体調や観客の足を考慮してノーゲームを宣告した。これにより怒ったファンがグラウンドに乱入し球場施設を壊したため、この後予定されていた残り2試合も開催が取り消された。
- 1975年7月26日 中日―広島(中日球場)
- 試合開始直後ナイター照明設備のうち内野(3塁側)の1機が停電した。復旧作業を行うも修復に至らず試合中止。
- 1975年9月11日 広島―中日(広島市民球場)
- 前日の試合中の乱闘騒ぎでファンが乱入し球場の施設を壊したため、この日の開催を取り消し。
- 1978年7月28、29、30日 クラウン―ロッテ(鹿児島県立鴨池野球場)
- 球場のそばにある桜島の噴火により火山灰がグラウンドに降ってきたことを考慮して開催取りやめ。
- 台風が上陸し、天候は回復したものの照明の故障でナイター開催が不可能になった。
[編集] 選手のストライキによる中止
- 2004年9月18(土)、19日(日)
- 2004年プロ野球再編問題をめぐる球団側と選手会側の労使交渉が決裂したため公式戦ストライキが実施されたもの。後日開催された実行委員会でこれらの再試合は実施しないことになった。
[編集] 交通のトラブルによる中止
[編集] 鉄道のストライキによる中止
- 1965年4月28日 阪急―東京(西宮球場)
- 1971年5月18日 阪急―南海(西宮球場)、西鉄―近鉄(小倉球場)
- 1971年5月21日 西鉄―ロッテ(平和台球場)
- 1974年4月11日 ロッテ―近鉄(後楽園球場)、南海―太平洋(大阪球場)
- 1974年4月12日 日本ハム―ロッテ(後楽園球場)、阪急―南海(西宮球場)
- 1975年5月8日 ロッテ―阪急(後楽園球場)
- 1975年5月9日 日本ハム―ロッテ(後楽園球場)、阪急―南海(西宮球場)
- 1975年5月10日 日本ハム―ロッテ(後楽園球場)
- 1976年4月20、21日 南海―阪急(大阪球場)、太平洋―日本ハム(小倉球場)
- 1978年4月25日 ロッテ―クラウン(川崎球場)、近鉄―南海(日生球場)、阪急―日本ハム(西京極球場)
- 1978年4月26日 近鉄―南海(日生球場)
[編集] 鉄道の不通による中止
- 1974年9月13日 日本ハム―近鉄(後楽園球場)、南海―太平洋(大阪球場)、阪急―ロッテ(西宮球場)
- 送電線の事故により、新幹線が不通となり選手が移動できず、すべて開催を取りやめた。
- 1990年8月10日 巨人―中日(東京ドーム)
- ドーム球場|台風による新幹線の不通で、中日が名古屋から移動できなくなったため開催中止。
- 1993年8月6日 中日―巨人(ナゴヤ球場)
- 落雷による新幹線送電線の停電で、巨人が移動できずに開催中止。
[編集] 飛行機の欠航による中止
- 1970年8月21日 東映―西鉄(後楽園球場)
- 西鉄が福岡から移動する予定の飛行機の到着が大幅に遅れたため開催中止。
- 1971年7月24日 西鉄―近鉄(小倉球場)
- 荒天による飛行機の欠航で近鉄が大阪から移動できなくなったため開催中止。
- 2004年8月30日 ダイエー―日本ハム(福岡ドーム)
- 台風による飛行機の欠航で、ダイエーの選手が移動できずに開催中止。
[編集] 道路の事故渋滞による中止
- 1979年7月13日 日本ハム―南海(後楽園球場)
[編集] 他のイベント日程の関係で中止
- 1975年8月(日付失念)に阪神甲子園球場で予定されていた阪神-ヤクルトの2連戦は、全国高等学校野球選手権大会が記録的な長雨の影響で日程消化が遅れたため、高校野球優先を理由に取り消された。
[編集] 空襲による中止
- 1942年4月18日、アメリカ合衆国の航空部隊が東京を空襲し(いわゆるドーリットル空襲)、後楽園球場で予定されていた2試合(カード不明)が中止になった。21世紀に至るまでプロ野球の試合が空襲で中止になった世界唯一の事例である。
カテゴリ: 書きかけの節のある項目 | 日本のプロ野球 | スポーツのエピソード | 野球に関するスタブ