紀伊中ノ島駅
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紀伊中ノ島駅(きいなかのしまえき)は、和歌山県和歌山市中之島391-4にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅。
阪和電気鉄道時代には特急電車が、そして国有化し国鉄阪和線になった後も快速列車が停車した駅であるが、現在では阪和線唯一の無人駅となっている。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ高架駅で、開業時からの古い駅舎が現在も残っている。簡易型自動改札機設置。ICOCA利用可。
かつては、和歌山線が田井ノ瀬駅から当駅を通って紀和駅(旧和歌山駅)まで通じていたが1974年に廃止された。かつてこの駅が和歌山線との乗り換え駅であった名残で、駅舎から和歌山線ホームを通って阪和線ホームへ達する構造であるため、今でも和歌山線ホームの痕跡が残っている。1992年までは一部の快速が停車していた(92年以降は六十谷に停車で当駅通過となる)。
[編集] 利用状況
1日平均285人(乗車人員、2004年度)
[編集] 駅周辺
- 和歌山市立紀の川中学校
- 和歌山バス那賀 阪和駅前停留所
[編集] 歴史
- 1932年1月1日 - 阪和電気鉄道の中之島駅(なかのしまえき)として開業。
- 1932年1月15日 - 阪和中之島駅(はんわなかのしまえき)に改称。
- 1935年1月1日 - 移転。国鉄和歌山線の紀伊中ノ島駅開業。
- 1936年9月25日 - 阪和電気鉄道の駅が紀伊中ノ島駅に改称。
- 1940年12月1日 - 阪和電気鉄道が南海鉄道に吸収合併され、南海山手線の駅となる。
- 1944年5月1日 - 南海山手線が戦時買収私鉄指定され国有化、国鉄阪和線と和歌山線の駅となる。
- 1974年9月30日 - 和歌山線の田井ノ瀬~紀伊中ノ島~紀和間が廃止。
- 1987年4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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