赤い疑惑
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赤い疑惑（あかいぎわく）は、1975年～1976年にTBSで放送されたテレビドラマ。 平均視聴率23.4%、最高30.9%（関東地区）を記録した大ヒットドラマ。 主な出演者は山口百恵、三浦友和、宇津井健。
目次 |
[編集] あらすじ
主人公の名前は大島幸子（山口百恵）17歳。 大学の助教授を父に持つ。 親戚にデザイナーのおばさま（岸惠子）がいる。 実は、そのおばさまが本当のお母さんであり、幸子は実の大島家の娘では無いという設定。
パリに住むおばさまが日本に来るというある日、大学に居る父を空港に連れて行くために大学にやって来た大島幸子は、学内の爆発事故に巻き込まれて放射線療法用コバルト60からの放射線に大量被曝してしまう。 その時、相良光夫（三浦友和）という医大生に助けられ、二人は出会う。
しかし幸子は白血病になってしまい、闘病生活を送ることになる。 その間に、父と母の秘密、光夫との関係（実は異母兄弟だった）を知っていく・・・。
[編集] 主な出演者
- 大島茂 - 宇津井健
- 大島幸子 - 山口百恵
- 相良光夫 - 三浦友和
- 大島敏江 - 八千草薫（第6話にて降板。第7話からは渡辺美佐子に交代）
- 大島理恵 - 岸惠子
- 杉岡太一郎 - 松村達雄
- 相良教授 - 長門裕之
- 相良貴子 - 原知佐子
- 森川助教授 - 福田豊土
- 岡崎教授 - 中条静夫
- 岡崎ゆかり - 小川美希
- 川村 - 川口厚
- ヴァン(vent) - 犬
- 中島久之
- 岸ユキ
- 大山のぶ代
- 坂上忍
- ナレーター - 内藤武敏
[編集] サブタイトル
- 愛は突然に・・・
- 母ふたり
- 悲恋のはじまり
- 母の秘密
- 父親はだれ？
- 夫の衝撃的告白
- 誰もとめられぬ家出
- さすらいの旅路
- 最後の旅・パリへ！
- すすり泣くパリの空
- 近くて遠い街・パリ
- 美しい嘘
- 涙いっぱいの贈り物
- 雪に溶けあう愛
- 秘密を知った娘・幸子
- 限りある人間よ祈ろう
- 青春の血よ永遠に
- 愛と死の絶唱
- 出生の秘密 パリ→東京
- 二人の父に涙あり
- しのび泣く生みの母
- お父さん 目が見えない！
- 遅すぎた求婚
- すべてを知った娘 幸子よ！
- さよならの涙は湖になった
- 北の空よ！一日の健康をください
- 死よ娘を呼ばないでくれ！
- 時よ止まれ 君は生きるんだ！
- ありがとう あなた
[編集] 詳細
宇津井健、山口百恵、岸惠子、長門裕之の４人による、初の海外ロケをパリで行う。岸惠子がパリ在住ということもあり、当然の流れだったかもしれない。
ドラマで使われた衣装はピエール・カルダンが全面協力した。
パリからの帰国の途中、機内で幸子が倒れるシーンは日本航空の全面協力。 機内の洗面所内で貧血の発作を起こし倒れた幸子は、洗面台の鏡に当たり手首を切って大量出血してしまう。主治医である茂は飛行機を経由地のアンカレッジに引き返すよう要請したが濃霧のため空港は閉鎖してしまっていた。茂と偶然にも乗り合わせていた相良教授が出血死寸前の幸子を機内で懸命に治療するも危機的な状況を脱するには他者の血液を輸血する他なかった。その際パーサーの小沼(浜田光夫)が自分の血液型が幸子と同じではないかと申し出、乗り合わせていた薬品セールスの関西人(小池朝雄)が持っていたサンプルの試薬により小沼が幸子と同じRh-AB型であることが確認でき輸血が行われ、辛うじて幸子は羽田空港に到着できた。 機内の撮影にはモックアップ（客室乗務員の訓練用施設）が使われ、飛行機はB747であるが、コクピットは当時の花形で空の貴婦人と呼ばれたDC-8を使用するという、日航の協力のわりには雑な面もある。この流れは、のちの赤い衝撃でも使用された。
[編集] 続編
2005年6月15日～6月29日に石原さとみ、藤原竜也の二人が幸子、光夫役になり「赤い疑惑」のリメイクに挑んだが、当時の『百恵・友和コンビ』には勝てず、視聴率はさほど高くない結果に終わった（第1週16.5%、第2週12.2%、第3週13.9%、3回の平均視聴率14.2%）。
これは俳優陣のキャスティングミスではなく、当時『百・友コンビ』人気があるあまり、当初の予定より放送期間を延ばしすぎて半ば無茶苦茶になったストーリー（それでも人気があった）を3回分の放送にカットせざるを得なかったからである。そして、当時を知るファンが抵抗したからによるとされる。
リメイクとはいえ舞台設定は現代ではなく1970年代にあえて忠実にリメイクをしようとしていた。OPのスタッフロールも縦書きの手書きテロップを用いたり、一部映像が70年代当時の建物や飛行機を映すためにフィルムになっていた。しかしホテルでのシーンで現在のJALロゴや制服（リメイク作品の今回も日本航空の協力だった）が映ってしまったり若干手を抜いている場面も少々見受けられた。
[編集] キャスト
[編集] スタッフ
- 企画：小田信吾
- 監修：野添和子、春日千春
- 脚本：関えり香
- 演出：赤羽博、土井茂
- 編成：植田博樹、渡辺信也
- プロデューサー：菅井敦、梶野祐司、長坂淳子
[編集] 主題歌
- 大竹佑季「ありがとう あなた」
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