長岡正男
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長岡 正男（ながおか まさお、1897年7月7日 - 1974年11月20日）は、東京都出身の実業家で、第6代日本光学工業社長。
長岡半太郎・操子夫妻の次男として生まれた。父・半太郎は土星型原子モデルを提唱したことで知られる物理学者で、母・操子は明治期の啓蒙思想家として有名な箕作麟祥の三女。従って正男は箕作阮甫の玄孫にあたる。実験物理学者の嵯峨根遼吉の異母兄でもある。
社長就任前は硝子製造所長としてレンズの原料となるガラスの開発に努めた。戦前の日本を代表する物理学者を父にもち、日本最大の学者一族・箕作家の娘を母にもつ学究一家に生まれ育ったため「経済のことはわからない」といって社長就任後も3年間硝子製造所長を兼任した。
ニッコールクラブ、創立者、初代会長。
[編集] 略歴
- 1902年8月23日：母・操子死去。父の再婚後、継母の登代に育てられる。
- 1916年：東京府立一中卒業。一高入学。
- 1922年：東京帝国大学理学部化学科を卒業、日本光学に入社。
- 1947年：社長に就任。
- 1950年：硝子製造所長を辞任し社長の業務に専念。12月11日、父・半太郎死去。
- 1951年：ニコンSを発売。
- 1959年：一眼レフカメラニコンFを発売。会長に退く。
- 1961年：会長を辞任。
