高橋がなり

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高橋がなり（たかはしがなり、本名：高橋雅也、1958年 12月15日 - ）は、神奈川県出身の実業家で、アダルトビデオメーカーのソフト・オン・デマンド株式会社（SOD）の元・代表取締役、現・青葉株式会社代表取締役。数々のアダルトビデオをヒットさせ、業界トップの大企業に成長させる。

[編集] これまでの活躍

神奈川県立横浜立野高等学校を卒業後、佐川急便へ就職（同社の後輩に、ワタミ社長の渡邉美樹など）。その後、テレビ番組制作会社IVSテレビ制作へ転職。

そのIVSの先輩ディレクターテリー伊藤とは師弟関係。AD時代、伊藤から無理難題をさせられ、噛まないワニやライオンを探したり、ヘビを一万匹タダで集めさせられたりしていた。その一方で、アルバイトの紹介や借金のお世話で助けられたこともあった。社会現象ともなったテレビ番組、ねるとん紅鯨団放送時期、とんねるずのタレントショップバレンタインハウスでは、伊藤命令でショップの店長を務めていた。

NTV系列のマネーの虎に出演し一躍有名になった。特に、切れ味のある発言とほかの社長がためらう中での出資は大きなインパクトを残した。志願者の事業計画よりも好きか嫌いかの人間性で判断する谷町的な出資が目立ち、出資額は出演社長の中でNo.1。一方で、志願者自身がずさんな場合は厳しく叱責し、過去に2回激怒して退場している。また、「負け犬」や「失敗」について熱く語る場面が多かった。

AD時代の影響から芸能人志願者に対してはあまり厳しくなく、井手らっきょが出演した回では「たけし軍団の厳しさは知っているつもりだから」と出資してマネー成立となった。

SODの社長時代に「本当はアダルトビデオは嫌い」と発言している。

フリーマガジン「R25」内で「マネーの虎」の反響を意識した、若者との対談を行っていたことがある。

1999年4月に、「全裸フィギュアスケート」の撮影において屋外のスケートリンクで撮影を行ったとして、公然わいせつ罪で警視庁から会社および女優・制作関係者らとともに書類送検され、罰金刑を受けた。日本スケート連盟が警視庁に告発したとされる。同作品は廃盤となった。高橋がなりは著書の中で、この逮捕を期に、ビジネスは法令を遵守すると決めたと書いている。

2003年の「マネーの虎」内で「もうすぐ会社をやめて、小さなことをやりたいと思っている」と話し、その後2005年には自身のブログにて「農業を始めたい」と告白。SODの代表取締役を辞任し、以降メディアから姿を消す。

2006年4月に青葉株式会社、国立ファーム設立準備室をスタート。

2007年3月に「既存の参加作品にはメッセージ性がない」ことを理由に、SODと東京スポーツが主催する『AV OPEN～あなたが決める!セルアダルトビデオ日本一決定戦～』に「国立ファーム」として参加することを発表。SOD退社後約2年ぶりにアダルトビデオの世界に復帰することになった。雑誌農業経営者2007年5月号からコラム「アグリの猫」の連載を開始した。