POISON GIRL BAND
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POISON GIRL BAND(ポイズンガールバンド)は、吉本興業に所属するお笑いコンビである。派手さは無いが、これまでに無かった新しい笑いのスタイルを確立しつつあり、漫才界の将来を担うコンビとして注目されている。略称ポイズン。
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[編集] メンバー
- ボケ・阿部智則(あべとものり 1979年8月29日 - )宮城県出身。ボケ担当。A型。趣味は洗濯、特技は水泳。石巻工業高等学校卒業。土木科に在籍し、毎日あちこちを掘っていた。潔癖症気味。誰に対してでも上から物を言うらしい。髪が長いのはロックが好きだから。あまり笑わない。父親と兄は彼とは違い、背が高くガッチリ体型らしい。
- ツッコミ・吉田大吾(よしだだいご 1979年4月4日 - )東京都杉並区出身。O型。趣味は散歩、特技は単独行動。ツッコミ担当。東京都立豊多摩高等学校卒業。小・中学校はせんだみつお、高校は宮崎駿の後輩。潔癖症で実の姉や祖母であっても握ったおにぎりが食べられない(母親だけがOK)。電車のつり革につかまる時は中指1本、満員電車で揺れの激しい混雑時は渋々人差し指・中指・薬指の3本でつかまる。仕事で帰り時間が遅くなっても漫画喫茶などには泊まらない。理由は靴下などをきちんと変えたいから。意外にも喧嘩っ早い(次長課長河本準一談)。アンガールズの田中卓志と声質が似ている。
[編集] 来歴
東京NSCで出会い、周囲の勧めで1998年?にコンビ結成。NSC同期には、出世が早く「華の4期生」と呼ばれるロバート・インパルス・森三中、「裏4期」と呼ばれるコンマニセンチ・アホマイルド、「ゴミ4期」あるいは「闇4期」と呼ばれる椿鬼奴、(英)タナカ、オコチャらがいて、POISON GIRL BANDは「裏」に含まれる。ちなみに森三中の黒沢宗子は彼らが無名だった頃から、あちこちで「4期にはすごいコンビがいる」と宣伝していたらしい。
ボソボソと喋り、事が予期せぬ方向に進む独特の漫才で定評を得ており、2004年「M-1グランプリ」の決勝に出場(キャッチコピーは「支離滅裂のアーティスト」)。ボソボソ漫才が高い評価を受けたが、決勝では緊張でリズムを見失い、力を十分に発揮できず、敗退。しかし審査員、特に西川きよしに将来性の高さを熱弁された。また同大会の審査員を務めた春風亭小朝からは「リズムが違ったね~、でも場慣れすれば大丈夫。」と励まされた。同大会には2005年には決勝進出ならなかったが、2006年大会の決勝に進出した。しかし彼らの漫才タイプに反してトップバッターというハンデを背負い、結果は9位となった。キャッチコピーは「暴走する異次元漫才」)
[編集] 概要
- ロン毛の阿部とノッポの吉田からなるお笑いコンビ。コンビ名の由来は、阿部の出した100個以上の案の中から選んだ3つを合わせたもの。
- 吉田がボケになりたいという理由を挙げていったんコンビを解散するが、2000年、吉田が阿部を競馬場に呼び出してコンビ再結成。阿部のとぼけた発言に吉田がズレたツッコミを入れるかあるいはそのまま受け流すことでどんどんおかしな方向に話が展開していくという漫才スタイルで、徐々にキャリアを積み上げ、第4回M-1グランプリでは決勝進出、6位となった。同大会では審査員全員に「いつもの調子が出せなかった」と評されている。また西川きよしは将来性を熱弁した。第6回大会でも決勝に進出するが彼等の芸風に反して一番手というハンデを負い9位に終わった。
- 先輩達から高い評価を受けておりニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」にて、ナインティナイン岡村に「大阪にはいないタイプの芸人」と評価されている。以前は主に漫才をやっていた(2004年当時「エンタの神様」などで披露)が、2005年に入ってからコントをやらされておりM-1では西川きよしに“漫才”での将来性の高さを熱弁されている為ファンからはエンタに苦情が殺到した。その為か2006年に入ってからは出演していない。
- ボケとツッコミが曖昧でのんびりした漫才をするのは、宮城県出身の阿部が標準語をはっきり話せないため。
- 実は元々はコンビ名の「POISON」の部分は「POIZON」であったが、あまりに間違われるせいか、ひそかに改名している。
- コンビ仲が悪いことをたびたびネタにしている。次長課長に二人が喧嘩して、ルミネの壁に穴を開けたことを暴露された。実際に阿部は雑誌の取材で吉田のことを「気持ち悪い」と言ったり、baseよしもとの舞台に上がった時ネタ終了後、吉田が楽屋に戻るとすでに帰りの新幹線に乗る為に駅へ向かっていた等の逸話があるが、休日はよく会っていたり、再結成もしていることからそれほど仲が悪いとは言えない。
- 阿部は、派閥を気にする性格で、自分の仲の良い後輩が吉田とも親しくすると「切る」らしい。今のところ、アームストロング栗山を「切った」。しかし、自分は先輩コンビの二人と親しくする(例:タカアンドトシの二人、次長課長の二人)。
- 阿部は大抵の服は着こなせられる。高校時代のジャージやドラゴンボールのシャツなど「8割方の人が似合わない服も阿部君が着ると『まあ、アリかな…』と思う」と吉田は語る。しかし、先輩のはりけ~んずの前田に「バックドラフトみたいな服をわざわざ自分で買うな」と呆れられた。
- 「キモカワイイ」ブームに乗って注目されており一層実力を評価される。
- 2007年4月から「ヨシモト∞」水曜2部のナビゲーターを務める。
[編集] 出演
[編集] TV
- ヨシモト∞水曜日 2部
- casTY「株式投資バラエティ 株って行こう!」[1]※吉田のみ
- 爆笑オンエアバトル 成績1/4 最高 377KB
- エンタの神様
- 笑いの金メダル
- NANDA!?
- 失恋保険(テレビ東京2006年)
- メンB(終了)
- 少女B(終了)
[編集] CM
- マクドナルド 声のみ