ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦
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『ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦』(ウルトラセブン たいようエネルギーさくせん)は1994年3月21日(太陽の日)に円谷プロダクションが通産省とタイアップして製作し、日本テレビ系列で全国放送された特別番組で、旧作の続編というべき存在であり、且つ平成ウルトラセブンシリーズの第一作でもある。通産省とタイアップしただけあって、環境問題とそれを受けての未来に於けるエネルギー問題を軸に話が展開され、ここにウルトラセブンが約20年ぶりにその雄姿を現わした。
なお、この話において、ウルトラ警備隊では世代交代によるメンバーチェンジが行われ、モロボシ・ダンの先輩格であるフルハシシゲル(毒蝮三太夫)が隊長を務めている。また、モロボシダンの恋人・友里アンヌはウルトラ警備隊を退職し、一児の母となっている。そのほか、初代『ウルトラマン』で出演した黒部進、桜井浩子、二瓶正也、『ウルトラQ』に出演した西條康彦、佐原健二、当時の円谷プロダクション社長・円谷皐が、ゲスト出演している。
放映時には、作品が終わった後に政府の広報コーナーがついた。登場した官僚は後に大阪府知事になる太田房江であった。
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[編集] 登場怪獣
[編集] スタッフ
[編集] キャスト
[編集] 備考
本作で、アンヌがセブンに対して「セブンー!」と呼びかけるシーンについて、旧作以来のファンから「あそこは『ダンー!』と呼ぶべきだろうに、アンヌが素っ気無い」という批判の声が挙がった(旧作の最終回において、セブンの正体をダンだと知って以後、アンヌをはじめとするウルトラ警備隊の面々はセブンのことを「ダン」としか呼んでいない)。この件について、後日アンヌ役のひし美は雑誌のインタンビューで、「あそこは脚本では『ダン』になっていたが、アンヌの息子の名前もダンだったので紛らわしいと思いアドリブで『セブン』と呼んだ。もっとファンの皆さんの気持ちを大事にすべきだった」とのコメントをしている。