千葉都市モノレール
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種類 | 株式会社(第三セクター) |
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 263-0012 千葉県千葉市稲毛区萩台町199-1 |
電話番号 | 043-287-8211 |
設立 | 1979年(昭和54年)3月20日 |
業種 | 陸運業・建設業など |
事業内容 | 軌道法による一般運輸業など |
代表者 | 代表取締役社長 三上都紘 |
資本金 | 1億円(2006年4月1日現在) |
主要株主 | 千葉市(91.4%)、関連企業(5.9%)、金融機関(2.7%)(2006年8月現在) |
外部リンク | www.chiba-monorail.co.jp |
千葉都市モノレール株式会社(ちばとしモノレール)は、千葉県千葉市内で懸垂式モノレールを運行している、千葉県、千葉市などが出資する第三セクターの鉄道会社である。1979年3月20日設立、本社は千葉市稲毛区。愛称はタウンライナー、マスコットキャラクターはサルの「モノちゃん」である。
目次 |
[編集] 概要
千葉みなと駅から県庁前駅を結ぶ1号線、千葉駅から千城台駅を結ぶ2号線の2つの路線を持つ。なお全線開通日は1999年3月24日である。総営業距離15.2kmは懸垂式モノレールとしては世界最長で、2001年にギネスに認定されている(跨座式を含めた場合は大阪モノレールが最長)。
2006年4月28日に国土交通省から認定を受けた産業活力再生特別措置法に基づく事業再構築計画により、累積損失の解消と単年度黒字化が図られた。2006年5月に99%の減資とともに、千葉県と千葉市が債権者となっている貸付金204億円を現物出資する形で、第三者割当増資による新株発行が行われた(債務の株式化・デット・エクイティ・スワップ)。これにより、一時的に資本金が205億円となった。さらに、2006年8月には、千葉県出資分の100%減資、千葉市出資分の98.2%減資、民間出資分の80%減資(計102億円分の減資)と、資本準備金5億円の取り崩しを行った。また、軌道資産の一部(簿価90億円相当)を千葉市に無償譲渡し、減価償却費と設備更新費を大幅に削減した。この譲渡損90億円については、資本準備金の取り崩しを行った。
営業施策として、開業当初より券売機用のプリペイドカードであるモノレールカード(プレミアム付き)を発行しているため首都圏共通ストアードフェアカード乗車券であるパスネットには当初より対応する意思がなく、営業路線では現在もパスネットは使用できない。しかし、利用者よりパスネットへの対応について要望が多数寄せられたため、パスネット協議会に加盟した。但し既にICカード乗車券への移行が計画されていたため、パスネットには対応せず2007年度末よりPASMOに対応すべく駅務機器の対応準備中である。PASMO導入により初めて他社と共通のカードで乗り降りできるようになるが、プレミアム付きのモノレールカードの存廃が注目される。
[編集] 沿革
[編集] 路線
なお、1号線を中央博物館や市立病院まで延伸する計画がある(詳細は1号線の延伸計画を参照)。
2006年6月21日、作草部駅と千葉公園駅の間で下水道工事中のクレーン車のアームと衝突するという、懸垂式モノレールと地上車両との事故という点で非常に珍しい事故があった。
[編集] 車両
- 1000形
- 開業当初からの車両。車両によっては行先表示器が幕式やLEDなど違いがある。2009年以降、後述の新型車両で置き換えられる予定。
- URBAN FLYER 0-type (アーバン・フライヤー)
- 2009年導入予定の新型車両。いままでの通勤車両のイメージを脱却し、車両の先頭部はパラノマデッキとなり、乗務員不在のときは開放され、先頭部の床下にガラス窓を採用するなど「都市内を空中散歩する」感覚を目指している。2009年に1編成を導入し、在来車と順次置き換える。なお、形式は未発表。
[編集] 関連項目
[編集] 外部サイト
大手私鉄 | 東京急行電鉄・小田急電鉄・京王電鉄・京成電鉄・京浜急行電鉄・相模鉄道・西武鉄道・東武鉄道・東京地下鉄 |
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中小私鉄・第三セクター等 | 新京成電鉄・北総鉄道・箱根登山鉄道・埼玉高速鉄道・東葉高速鉄道・横浜高速鉄道・首都圏新都市鉄道・伊豆箱根鉄道・関東鉄道・江ノ島電鉄 |
公営事業者 | 東京都交通局・川崎市交通局・横浜市交通局 |
モノレール・新交通システム | 多摩都市モノレール・ゆりかもめ・千葉都市モノレール・横浜新都市交通・舞浜リゾートライン |
バス(発行事業者のみ) | 伊豆箱根バス・神奈川中央交通・関東バス・京浜急行バス・西武バス・東急バス・西東京バス・富士急行・山梨交通・江ノ島電鉄・京王電鉄バス・国際興業・箱根登山バス・船橋新京成バス・小田急バス・立川バス・川崎鶴見臨港バス・京成バス・相模鉄道・千葉交通・東武バスセントラル・日立自動車交通・平和交通 |
相互利用 | JR東日本他(Suica) |