折尾駅
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折尾駅(おりおえき)は、福岡県北九州市八幡西区堀川町1番1号に所在する九州旅客鉄道(JR九州)の駅。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
駅舎は鹿児島本線上の本駅舎と、鹿児島本線と福北ゆたか線を結ぶ短絡線上にある、国鉄分割民営化後の1988年に設置された駅舎の2つに分かれる。両駅舎は約150m離れている。いずれも地上駅である。本駅舎は立体交差構造になっており、1階に相対式2面2線のホーム(1・2番のりば)、2階に単式1面1線と島式1面2線のホーム(3~5番のりば)を持つ。短絡線上の駅舎は相対式2面2線のホーム(6・7番のりば)を持つ。なお、1番のりばのみ電化されていない。
本駅舎は東口・西口の2つの改札口を持ち、短絡線上の駅舎は通称「鷹見口」と呼ばれる。東口はJR九州直営でマルス端末機を設置。西口・鷹見口は九州交通企画による業務委託でPOS端末機を設置している。
1 | ■若松線(福北ゆたか線直通列車を含む) | 若松方面/直方・飯塚・博多方面 |
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2 | ■福北ゆたか線(当駅折り返し列車) | 直方・飯塚・博多方面 |
3 | ■特急「ソニック」「にちりんシーガイア・ドリームにちりん」「きらめき」 | 香椎・博多方面 |
■特急「リレーつばめ」「有明」 | 博多・熊本・光の森・鹿児島中央方面 | |
■鹿児島本線 | 香椎・博多・大牟田方面 | |
4 | ■鹿児島本線(特急退避列車及び当駅始発列車) | 博多・大牟田方面/小倉・門司港方面 |
5 | ■特急「ソニック」「にちりんシーガイア・ドリームにちりん」 | 小倉・大分・宮崎方面 |
■特急「有明」「きらめき」 | 小倉・門司港方面 | |
■鹿児島本線 | 戸畑・小倉・門司港方面 | |
6 | ■鹿児島本線(福北ゆたか線からの列車) | 戸畑・小倉・門司港方面 |
7 | ■福北ゆたか線(鹿児島本線からの列車) | 直方・飯塚・博多方面 |
- 前述の通り本駅舎は立体交差になっているが、これはそれぞれの乗り場を使用する鉄道会社がもともとは別会社だったことによる(1階が筑豊興業鉄道、2階が九州鉄道)。日本最古の立体交差駅であり建設当時そのままの煉瓦も残っている。その古さからか、大きな拡幅工事も行われなかったこの駅は利用者数に比べ利便性が悪く、それぞれの階段が狭い上に、筑豊本線と鹿児島本線を行き来する場合には階段を3回乗降しなければならないこともある。
- 3番のりばに下り列車で813系3両編成が停車する時は4両編成の停車目標で停車する。そのため階段が門司港よりの一番端にあるこの駅では1両分スペースが開く。特急の場合は5両・7両編成でもスペースが開くことはない。
- 階段がホームの一番端にあることが原因のかけこみ乗車も多い。
- 「鷹見口」の駅舎は折尾信号通信区があるため、2階建ての立派なものになっている。なお国鉄時代には短絡線上にのりばは無く、急行「はんだ」などの直通列車はすべて折尾駅を通過していた。
- 本駅舎(東口駅舎)は1916年(大正5年)7月建築の欧風建造物。門司港駅と並ぶルネッサンス様式の駅舎である。
- エレベーターは1番~3番のりば間のみ設置。また、6番のりばにはスロープが設置されている。
- 鹿児島本線ホームでの福北ゆたか線・若松線乗換案内では、1番のりば発着列車が「東口階段 1番」、2番のりば発着列車が「西口階段 2番」、7番のりば発着列車が「鷹見口 7番」と表示されている。
[編集] 駅周辺
周辺には学校が数多く立地しており朝夕の通学時間帯は学生で賑わう。
- 学園大通り
- am/pm(駅舎内)
- セブン-イレブン八幡折尾駅前店(西口から徒歩3分)
- 新々堀川
- 北九州市営バス、西鉄バスバス停(東口・西口)
- オリオンプラザ丸和 折尾こどもと母のとしょかん
- 福岡銀行折尾支店
- 西日本シティ銀行折尾支店
- 山口銀行折尾支店
- 折尾保育所
- 折尾簡易裁判所
- 国道3号(西口から徒歩5分)
- 国道199号(車で3分)
- 八幡西区役所折尾出張所(車で5分)
- 福岡県警折尾警察署(車で5分)
- 財団法人救急振興財団 救急救命九州研修所(バス10分)
- ドライビングスクール折尾
- 折尾丸尾町郵便局
- 折尾消防署
- 折尾スターレーン(ボウリング)(西口から徒歩5分)
- セントマザー産婦人科医院(西口から徒歩3分)
- サンリブ折尾店(西口から徒歩10分)
- 折尾市民プール
- 光明聖マリアクリニック
[編集] 学術研究都市
- 北九州学術研究都市(学研都市ひびきの)(バス20分)
- 早稲田大学大学院 情報生産システム研究科
- 北九州市立大学国際環境工学部・大学院国際環境工学研究科
- 九州工業大学大学院生命体工学研究科
- 福岡大学大学院工学研究科
- 早稲田大学理工学総合研究センター九州研究所
- 福岡県リサイクル総合研究センター
- FAISロボティクス研究所
- JSTさきがけ研究21ラボ「組織化と機能」領域事務所
- 広島工業大学共同研究ラボ(民間5社)
- イギリス・クランフィールド大学北九州研究所
- (財)九州ヒューマンメディア創造センター研究開発部
- (独)情報通信研究機構北九州IT研究開発支援センター
- 九州工業大学ヒューマンライフITセンター
- この他に民間企業の研究機関などが多数誘致されている。
[編集] 大学
[編集] 短期大学
[編集] 高等学校・中学校・小学校
- 福岡県立東筑高等学校(徒歩5分)
- 福岡県立折尾高等学校(徒歩15分)
- 自由ヶ丘高等学校(バス10分)
- 折尾愛真高等学校・中学校
- 九州朝鮮中高級学校(徒歩10分)
- 北九州朝鮮初級学校
- 北九州市立則松小学校
- 北九州市立折尾西小学校
[編集] 利用状況
- 1日平均乗車人員 16,799人(平成17年度)
- 北九州市内の駅では小倉駅に次いで2番目に多い。
- JR九州の駅では5番目に多い。
- 九州の駅の乗車人員では13番目に多い。
[編集] 歴史
- 1891年(明治24年)2月28日 - 九州鉄道(初代)が開設
- 1981年(明治24年)8月30日 - 筑豊興業鉄道開業
- 1893年(明治26年)6月30日 - 折尾~中間駅間短路線開通
- 1894年(明治27年)8月- 筑豊興業鉄道が筑豊鉄道に社名変更
- 1984年(明治27年)12月21日 - 折尾~中間駅間複線化
- 1895年(明治28年)11月3日 - 初代共同駅本屋完成
- 1896年(明治29年)4月29日 - 若松~折尾駅間複線化
- 1897年(明治30年)10月1日 - 筑豊鉄道を九州鉄道(初代)が買収
- 1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管
- 1911年(明治44年)4月4日 - 黒崎~折尾駅間複線化
- 1913年(大正2年)12月8日 - 折尾~遠賀川駅間複線化
- 1917年(大正6年)7月10日 - 現2代目駅本屋完成
- 1922年(大正11年)4月1日 - 折尾~中間駅間複々線化
- 1930年(昭和5年)5月15日 - 本城信号所~折尾駅間3線化
- 1945年(昭和20年)8月15日 - 貨物取扱業務を新設の東折尾操車場に委譲集約
- 1961年(昭和36年)6月1日 - 門司港~久留米駅間電化
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 短路線上に6・7番ホーム設置
- 2001年(平成13年)10月6日 - 筑豊本線東折尾~折尾~桂川駅間電化
- 2005年(平成17年)4月15日 - 折尾地区総合整備事業に伴う折尾駅周辺高架化事業の基本協定締結
[編集] 高架化事業
駅周辺再開発に伴い、鹿児島本線(陣原~水巻駅間)と筑豊本線(本城~東水巻駅間および短絡線を含む)高架化工事事業を開始。現在の鹿児島線の線路位置を軸にして筑豊本線を移設させ、高架完成後は同一フロアに4面7線のホームが集約される予定である。平成31年度(2020年3月まで)に完成予定。この計画のため、現在のルネッサンス様式駅本屋、レンガ積み通路は取壊されるか移転保存の予定だが、JR九州は保存に消極的である。
参照:
[編集] 駅弁
販売業者:東筑軒(2番のりば側出口の向かい側に本社がある)
※ 3番のりばに立ち食いうどん・そば屋を兼ねた店舗がある。鹿児島線上りホーム(4番・5番のりば)には近年珍しくなった駅弁の立ち売りがいることで有名で、その立ち売りが売るかしわめしも全国的に有名である。
- かしわめし
- かしわめしおりお
- 鯖棒寿司
- 大名道中駕籠
- 幕の内
立ち売りは現在、販売員が1人のため火曜日は休業となる。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 列島縦断 鉄道12000キロの旅 ~最長片道切符でゆく42日~・・・2004年6月22日、同番組で生中継で紹介された。
[編集] 外部リンク
博多臨港線(貨物線):香椎 - 千早(操) - (貨)福岡貨物ターミナル