羽田空港駅
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羽田空港駅(はねだくうこうえき)は、東京都大田区羽田空港三丁目にある京浜急行電鉄空港線の終点駅である。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線の地下駅である。首都高速湾岸線と国道357号の真下に位置する。出口は東西にあり、西側は第1旅客ターミナルビルや駐車場に、東側は第2旅客ターミナルビルにつながる。両ターミナルビルを連絡する、動く歩道付きの地下通路も併設している。西側の柱は第1旅客ターミナルビル(JAL)のイメージカラーである赤色に、東側は第2旅客ターミナルビル(ANA)のイメージカラーである青色に塗られ、出口を誤らないような工夫がなされている。
なお、2004年12月1日の第2旅客ターミナルビルの供用開始以前は西側出口のみで営業していたが、東側出口も設置準備工事がなされており、当初から第2旅客ターミナルビルの供用開始を考慮した設計となっていた。
第2旅客ターミナルビルの開業以降、特にJALの乗客が多く利用するようになっている。これは、東京モノレールがANA側の羽田空港第2ビルを始発としており、中間駅となるJAL側の羽田空港第1ビルからは座れないことがあるためである。
この駅から隣の天空橋駅までの切符(大人150円)を購入する場合は、一部の券売機でのみ発売している。
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[編集] 駅周辺
- 羽田空港第1ビル駅・羽田空港第2ビル駅 - 東京モノレール羽田線
- 東京国際空港(羽田空港)
- 新東京郵便局羽田分室(郵便物の集配専用のため窓口はない。一般窓口業務は国内線第1旅客ターミナル内の羽田空港郵便局で行っている。)
- 東京空港地方気象台
- 警視庁東京空港警察署
- 国道357号
- 空港中央出入口 - 首都高速道路湾岸線
- 湾岸環八出入口 - 首都高速道路湾岸線
[編集] バス路線
- 東京国際空港のページ参照
[編集] 歴史
現在の羽田空港駅は、京急空港線が羽田空港敷地内へ延伸された際に新規開業したもので、京急でもっとも新しい駅である。なお開業から2004年11月30日までのおよそ6年間は、羽田空港は第1旅客ターミナルビルのみ供用されていたため、西出口のみの開設であった。
- 1998年11月18日 空港線延伸工事の完成に伴い、新規開業。
- 2004年12月1日 東京国際空港第2旅客ターミナルビルの供用開始に伴い、東出口の供用開始。
- 2005年11月18日「京急虹計画」プロジェクトの一環で、電車接近音にくるりの「赤い電車」(京急CMソング)が使われる。(以前は、他駅と同じ「レントラー舞曲」のショートバージョンだった。)
[編集] 他の「羽田空港駅」
1956年~1991年、現在の京浜急行電鉄空港線穴守稲荷駅~天空橋駅間に「羽田空港駅」があった。この「羽田空港駅」は空港線延伸開業時に地下化した上で移設し、「羽田駅に名称を変更した(後に天空橋駅と再改称を実施)」という扱いになった。そのため、1998年に開業した現在の羽田空港駅とは、駅名が同じであるに過ぎない。詳細は天空橋駅を参照。
- この駅は、羽田空港移転前の空港ターミナル駅として機能していた(とはいえ、この駅から旧空港ターミナルビルまではバスが運行されるほど距離があり、実際に利用する客は少なかった)。
また、現在の東京モノレール羽田線羽田空港第1ビル駅も、第2旅客ターミナルビルが供用される前の1993年~2004年の間は「羽田空港駅」を名乗っていた。