蒲原駅
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蒲原駅(かんばらえき)は、静岡県静岡市清水区蒲原堰沢にある東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。
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[編集] 駅構造
2面3線のホームを持つ地上駅。中線は待機列車が使用する。コンクリート造り一部二階建ての駅舎があり、内部には待合所、窓口のほか自動券売機などがある。直営駅でみどりの窓口の設置駅となっている。
[編集] 駅周辺
駅の南約100メートルには海岸線が、そのすぐ北側には国道1号が、東西に走っている。
- 蒲原中郵便局
[編集] 歴史
もともと蒲原は東海道五十三次15番目の宿場町であり、東海道本線の開業当初は蒲原町に駅が設けられる予定になっていた。しかし隣村の岩淵村などが積極的な誘致を行って岩淵駅(現、富士川駅)が岩淵村隣の中之郷村(いずれも現、富士川町)に設けられたため、蒲原には駅が置かれなかった、蒲原町ではこれではならじと東海道本線の開業後にも誘致合戦を行い、同線の開業から1年3ヶ月たってようやく蒲原駅が設けられる事になったのである。しかし旧蒲原宿のあったところに設けると岩淵駅から近くなってしまい、また隣の由比町からも駅設置の請願があったため、結局蒲原と由比の間にある旧堰沢村の位置へ蒲原駅は設けられた。
それから後、1916年4月15日に由比町で由比駅が設けられると、蒲原町でも旧宿場の位置へ蒲原駅を移転させようという計画が立てられた。しかしこれは、当時の町長が町内の融和を乱すことになるといって反対したために実現しなかった。結局、蒲原宿のあった場所近くへ1968年10月1日に新蒲原駅が設けられたが、もともと人口の多いのは蒲原宿の存在したところであったため、新蒲原駅は開業後すぐに蒲原駅の乗降客数を上回る事になった。それは現在も同様である。
- 1890年(明治23年)5月16日 - 国鉄の駅として開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東海の駅となる。