つるピカハゲ丸
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つるピカハゲ丸(つるぴかはげまる)は、のむらしんぼ作の児童漫画である。小学館の漫画雑誌コロコロコミックに1985年から1995年迄連載された。
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[編集] 概要
頭髪が3本しかない小学生ハゲ田ハゲ丸とその一家が、強引かつ本末転倒な様々な節約を試みるという4コマギャグマンガ。彼らの節約術には「つるセコ」と言う造語が付けられており、とにかく『セコい』と言うのがテーマであった。
1988年につるピカハゲ丸くんの名でテレビアニメ化もされた。
第33回小学館漫画賞児童部門受賞作。
近年、雑誌「SPA!」の一コーナーでサラリーマンになったハゲ丸達が描かれていた。
[編集] テレビアニメ
- テレビ朝日系列局(但し山口放送・テレビ大分等一部クロスネット局を除く)・大分放送(TBS系)等一部系列外局にて1988年3月3日~1989年8月30日まで放映。
- 1回当り3話で構成され、A・Cパートは原作のネタを織り込みながら進むショートストーリー形式、Bパートは「つるセコベスト10」のタイトルで「となり田じーさん」と「ブスねーちゃん」の司会によるランキング番組形式で小ネタを10本紹介するスタイルがとられた。但し番組の後期には7位~4位を紹介せず、「ご近所のつるセコ人間」等特別企画の小ネタを紹介したこともあった。
- 後半では、ハゲ丸役の声優であるつかせのりこが急逝し、杉山佳寿子に交代(但し、クレジットは「つかせのりこ」名義のままの状態がしばらく続いていた)。また、「つるセコ」ネタが減り、普通のギャグアニメとなっていった。
- 当初1989年3月までは木曜日18時50分からの放送だったが、1989年4月の番組改編により「ハーイあっこです」(ABCテレビ制作)との枠交換で水曜日19時に移動。しかし、裏番組が当時人気絶頂期を迎えていた「ドラゴンボールZ」だったため視聴率が低迷し、打ち切りに。なお、枠交換前の木曜日18時50分枠・交換後の水曜日19時枠はローカルセールス扱いとなっていたため、他系列番組(主にテレビ東京系)・ANN系列局の遅れネット番組・再放送番組・自社制作番組等に充てていた地域もあり、これらの地域では遅れネットでの放送となっていた(広島ホームテレビ=同局では、テレビ東京系で放送されたアニメ「オズの魔法使い」の遅れ放送=等、ABCテレビは木曜日に放送していたときは遅れネットだったが、水曜日に移って同時ネットとなった)。
- 番組改編期に通算3回1時間の拡大スペシャルが放映され、初回は「つるセコベスト10」を拡大し、「つるセコベスト20」とし、2・3回目は通常の「つるセコベスト10」とは別に「ハゲ丸クラブ」というタイトルで特別企画の小ネタを中心に紹介した。
- 2006年1月現在、テレ朝チャンネルの「シンエイアニメシアター」内で再放送中。
[編集] スタッフ
- 監修:笹川ひろし
- シリーズ構成:桜井正明
- 脚本:桜井正明、早川正、杉原めぐみ他
- 演出:ささきひろゆき、米谷良知、須永司、しのゆきひろ、小暮輝夫、藤原浩一
- 美術監督:宮野隆
- 録音監督:大熊昭
- プロデューサー:木村純一(テレビ朝日)、増子相二郎(シンエイ動画)
- 監督:やすみ哲夫
- 製作:テレビ朝日、シンエイ動画
[編集] 登場人物
- ハゲ田 ハゲ丸(はげた はげまる):声優:つかせのりこ→杉山佳寿子
- 本作の主人公。名の通り、生まれつき頭がハゲている少年。オバケのQ太郎と同じくてっぺんに毛が3本ある。誕生日は1月1日。親譲りのセコさであるが、友人(主に近藤)の持つ玩具などを欲しがる所から、両親から半ば強いられている節がある。いつも舌を出している(つる丸以外のハゲ田家全員の癖であるが)口癖は「もうけたぜ~」「ぐひひ」「ナイスだぜ」「●●いらないぜ~」「作戦成功」(ただし「ぐひひ」以外はハゲ丸だけでなく、ハゲ田家全員、都留聖子、及びしんぼ先生もしょっちゅう使う言葉である)勉強は苦手。
- ハゲ田 ハゲ蔵(はげた はげぞう):声優:緒方賢一
- ハゲ丸の父。普通のサラリーマン。息子同様、度を越した倹約家。ハゲ丸からは「とおちゃん」と呼ばれている。幼少時は髪の毛がフサフサだったという。
- ハゲ田 つる子(はげた つるこ):声優:向井真理子
- ハゲ丸の母。専業主婦。美人でお茶目な性格だが、時々出るばあちゃんを除けば、ハゲ田家で最もセコい。ものをねだるハゲ丸に対して過度の節約を強いている。ハゲ丸からは「かあちゃん」と呼ばれている。
- ペス:声優:巻島直樹
- ハゲ丸の飼い犬。結構賢い。自家発電など、ハゲ田一家に酷使されることが多い。
尚、ハゲ田一家の「つるセコ」のそもそもの発端はハゲ丸の誕生で育児費用が掛かるようになったため。
- 近藤 勝(こんどう まさる):声優:金丸淳一
- ハゲ丸の男子同級生。ハゲ丸と同じ日(1月1日)に、同じ病院で生まれた。資産家の息子で、よくハゲ丸に自慢をする。ハゲ田一家のつるセコの一番の被害者。身長163cm。山羊座。
- クルミ:声優:長尾理保子
- ハゲ丸が密かに恋心を抱く女子同級生。漫画では名無しだが、代わりに「みどり」という名の少女が登場。
- 桜 咲子(さくら さきこ):声優:鷹森淑乃
- ハゲ丸の通う小学校の女性教師で、ハゲ丸の担任。ハゲ丸のつるセコにはいつも悩まされている。教育熱心でよく怒鳴っているが、児童からは慕われている。
- となり田(となりだ)じーさん:声優:千葉繁
- ハゲ田家の隣に住んでいるおじいさん。ハゲ田一家からしばしば迷惑を被る。町内でハゲ丸やとおちゃんより髪の毛が少ない、唯一の人物。
- ブスねーちゃん:声優:水原リン
- ハゲ丸の知人。太目の体格にメガネ、お下げ髪という外見の女子高生。いつもセーラー服を着用。名前は「ブス子」(マンガでは「ブスねーちゃん」としか呼ばれない)結構純朴な性格。ファーストフード店でアルバイトをしているシーンがある。身長150cm、体重100kg、スリーサイズが全て100cmのズンドウ体型。
- 近藤の父:声優:田原アルノ
- 息子同様、自慢癖がある。よく「近藤です」と、近藤正臣の物まねをする。
- 近藤の母:声優:大塚智子
- 専業主婦。ハゲ田家からのつるセコ攻撃にいつも頭を抱えている。
- クチビル一家(山田家)
- 家族全員タラコクチビル。つるセコの被害者である。長男はハゲ丸、次男(クチビル少年)はつる丸の同級生で、近藤同様よく自慢をする。
- 山田
- ハゲ丸の同級生。タラコクチビル。クチビル少年の兄。
- 桃田梅造(ももたうめぞう)
- 梅桃町・町長。がまん大会を主催したりする。のむらしんぼや担当者以上に出番の少ない人物。
- ばあちゃん(氏名不明)
- ハゲ丸のばあちゃん。田舎から上京してハゲ田家の一員に。語尾に「~ぞな」がつく。アニメ版では時折出てくるのみ。漫画でも毎回ハゲ田家にいるわけではないが、そのつるセコでは、かあちゃんをもってして「わたしも負けるわ」と言わしめるほど。すなわち、ハゲ田家最強のつるセコ人間。
- ハゲ田ハゲ左衛門(はげた はげざえもん)
- ハゲ丸のじいちゃん。72歳。田舎にいて、つる丸につるセコの修行をさせていた。やはり相当なつるセコだが、ばあちゃんよりセコいかどうかは不明。アニメでの活躍は不明。漫画ではハゲ丸とつる丸が田舎に会いに行ったのと、一度だけ東京見物に来た以外には、ほとんど活躍がない。
- ハゲ田 つる丸(はげた つるまる)
- ハゲ丸の弟。生まれた時からハゲているハゲ田家の家系で唯一、髪の毛がある男子。祖父母の元でつるセコ修業を積んでいた。つるセコの腕は兄には及ばない。語尾に「~でし」が付く。アニメ未登場。兄とは正反対に学校の成績は優秀で、5年生のテストで軽々と100点を取ってしまうほどの天才。絵もかなり上手い。身長99cm、体重25kg。
- 都留 聖子(つる せいこ)
- ハゲ丸の同級生でガールフレンド。ハゲ田一家同様のつるセコ娘。転校生でかなりの美少女のため、近藤も片想いしているが、ハゲとつるセコが大好きで、そのためハゲ丸のことが大好き。つるセコの腕はハゲ丸には及ばない。レベル的にはつる丸と同程度か?身長160cm、体重40kg、スリーサイズは75・40・80。好きな食べ物はフルーツパフェ。
- のむら しんぼ
- この作品の作者であり、アイディアがなかなか浮かばず締め切りによく悩まされる。上京したての18歳のときはスマートだったが近年めっきり太ってきている。漫画のみにしばしば登場する。ハゲ丸より貧乏らしい。
- トライ本橋(トライもとはし)
- のむらしんぼの初代担当者。締め切りを滞るのむらしんぼに業を煮やし、電話で怒りの催促をするため、しんぼからは「鬼のモトハシ」と呼ばれる。こちらも漫画のみにしばしば登場。時代劇編などでは常に悪役。ラグビーをやっているらしく、足が速い。名前の由来はラグビーの「トライ」から?担当をぐーすか野村と代わってからは、鬼や料理屋の店主などのチョイ役で時々登場する。
- ぐーすか野村(ぐーすかのむら)
- 2代目担当者。名前の由来は、どこでも眠れるからぐーすか野村らしい。クイズコーナーに登場。担当をミスターアライと代わってからは、トライもとはし同様、チョイ役で時々登場。
- ミスターアライ(ミスターあらい)
- 3代目担当者。「~でゴンス」が口癖。ゴキブリの天ぷらが好き。ぐーすか野村からクイズコーナーも引き継ぐ。なお、クイズコーナーは23巻43ページにて終了。担当3人の中で唯一、ごく普通の名前。
[編集] ゲーム
ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
開発元 | ジャレコ |
発売元 | ジャレコ |
人数 | 1人専用 |
メディア | ロムカセット |
発売日 | 1991年12月13日 |
価格 | 6,615円(税抜) |
つるピカハゲ丸 めざせ! つるセコの証は、1991年12月13日にジャレコから発売された本作品を題材としたファミリーコンピュータ用アクションゲームである。
[編集] ストーリー
はるか昔、「つるセコの証」が宇宙から飛来してきた。「つるセコキング」は、それによってつるセコに目覚めた。主人公のハゲ丸は、それの継承者だった。彼は「つるセコの証」を探す旅に出ることになった。
テレビ朝日系 木曜18:50~19:20枠(1988年4月 - 1989年3月) | ||
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前番組 | つるピカハゲ丸くん | 次番組 |
キャプテン・パワー | ハーイあっこです (本番組と枠交換・19時開始) |
テレビ朝日系 水曜19:00~19:30枠(1989年4月 - 1989年9月) | ||
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前番組 | つるピカハゲ丸くん | 次番組 |
ハーイあっこです (18:50開始・本番組と枠交換) |
クイズタイムショック (生島ヒロシ版) |
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