インドサイ
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?インドサイ | |||||||||||||||||||||||||||
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インドサイ Rhinoceros unicornis |
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Rhinoceros unicornis Linnaeus, 1758 |
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和名 | |||||||||||||||||||||||||||
インドサイ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Indian rhinoceros |
インドサイ(印度犀、Rhinoceros unicornis)は、哺乳綱奇蹄目サイ科シロサイ属に分類されるサイ。インドサイ属の模式種。
目次 |
[編集] 分布
[編集] 形態
体長310-380cm。尾長70-80cm。肩高150-190cm。体重1,600-2,200kg。メスよりもオスの方が大型になる。体に毛はなく皮膚は分厚く、鎧のような襞になる。この襞により皮膚は分厚いが、可動性を確保している。
頭部には1本のみ角がある。吻端は尖る。
嗅覚、聴覚は発達し、外耳は180°回転させることができ周囲の音を集めるのに適している。反面視覚は弱い。
[編集] 生態
森林や湿地に生息する。普通単独で生活するが、数頭からなる小規模な群れを形成することもある。オス同士では角を突き合わせて争うことがあるが、激しい争いになることはまずない。水浴びや泥浴びを好む。泥浴びは熱さや乾燥や寄生虫、吸血性の昆虫類等から体を保護するために行うと考えられている。
食性は草食性で草や木の葉等を食べる。
繁殖形態は胎生で、1回に1匹の幼体を出産する。妊娠期間は16ヶ月に達する。
[編集] Status
ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
- ワシントン条約付属書I類
[編集] 人間との関係
角は工芸品とされたり、中国では漢方薬になると信じられていた。角目的の乱獲により生息数は減少し、生息地では保護されているものの、密猟されることもある。
アジアに分布するサイでは主に本種が動物園で展示される。飼育下繁殖例は少ないものの、日本国内では東山動物園、金沢動物園で成功例がある。
[編集] 関連項目
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