オセアニアサッカー連盟
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オセアニアサッカー連盟(―れんめい、Oceania Football Confederation)は、オセアニア諸国の協会を統括する国際サッカー連盟(FIFA) 傘下のサッカーの大陸連盟。略称はOFC。本部はニュージーランドのオークランド。
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[編集] オセアニアの国際大会事情
オセアニアのサッカーは他の大陸に比べると実力・質ともに劣ることから、長年ワールドカップ出場の経験がない。ただし、オリンピック、ワールドユースなどでは自動出場権(1枠)が与えられている。2006年のワールドカップ・ドイツ大会の予選組み分けの際に、当初オセアニア予選の1位に自動出場権を与える予定となっていたが、減枠された南米サッカー連盟が抗議し他の大陸の枠を減らして南米を増枠することを要求した。2003年6月に開かれたコンフェデレーションズカップにおけるニュージーランド代表の惨敗によりオセアニアを減枠することになり、0.5枠でオセアニア代表(1位)チームは南米5位とのプレーオフを戦わなければならないことになった。なお、1974年の西ドイツ大会にオーストラリアが、1982年のスペイン大会にニュージーランドがワールドカップに出場し、2006年のドイツ大会にはオーストラリアが出場した。
2005年3月、OFCで1、2の実力を争っているオーストラリアとニュージーランドがアジアサッカー連盟(AFC) に加盟申請することを発表した。前述のとおり、レベル、収益面で劣るOFCに比べ、競技レベルの比較的高いAFCに加盟することによって、マーケティング、競技レベルの向上などが期待できる、という目的である。ただし、仮にこの2カ国がOFCを脱退することになると、OFC側にレベルの更なる低下などの影響は避けられず、またワールドカップ、コンフェデレーションズカップ、FIFAクラブワールドカップなど、各種大会の出場枠の調整の必要性などの問題がはらむことになる。
そこで、OFCは同年6月にオーストラリアのAFC移籍を承認。AFC側もこれを承認、その後、FIFAの総会によって正式に移籍が承認された。これによって2006年からのアジアカップ予選に参加することになった。ちなみにオーストラリアは、2007年アジアカップ予選で2月に行われた緒戦のアウエーのバーレーンとの対戦で、ヒディンク監督は不在、海外組の主力選手抜きにも関らず3-1で、アジア連盟加入後、初試合初勝利を飾っている。
なおニュージーランドもAFC移籍を考えているが、その場合OFCはAFCと合併する可能性もある。
[編集] OFCの主催する主な大会
[編集] 加盟国・地域
2006年1月現在、11の国と地域が加盟している。
※五十音順
また、以下の2つの国・地域が準会員として加盟している(いずれもFIFA未加盟)。
- 北マリアナ諸島(東アジアサッカー連盟の準会員でもある)
- ニウエ
[編集] 過去の加盟国
[編集] 外部リンク
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カテゴリ: OFC | オセアニアのスポーツ