ゲッターロボ號
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『ゲッターロボ號』(ゲッターロボごう)は、1991年2月11日から1992年1月27日までテレビ東京系で全50話が放送された、東映動画製作のロボットアニメ。
目次 |
[編集] 概要
作品の詳細については、ゲッターロボを参照のこと。
漫画は石川賢によるが、アニメとはストーリーが大きく異なり、ゲッターロボ・サーガに明確に組み入れられたものとなっている。
当初は東映動画の横山賢二によってマジンガーZのリメイク企画が進行していたが同作は版権絡みの調整が非常に難しく、ダイナミック企画側との打ち合わせによって比較的版権の縛りが緩いゲッターロボのリメイクへと企画がシフトしたという。
ゲッターロボシリーズの他作品はスーパーロボット大戦シリーズに登場しているが、TV版の本作品のみはいまだ登場していない。これについては広告代理店としてビックウエストが参加した事で版権の煩雑化が生じ、TVアニメ版単独でのスーパーロボット大戦への参加が難しくなっているという説がある。しかし過去東映作品への参加のないビックウエストが製作に名を連ねたのは、当時テレビせとうちがキー局となっていた放送枠の権利を有していた事によるものであり(事実本作の前後に放送された番組にもビックウエストが関わっている)、この説の信憑性には疑問が残る。なおビックウエスト・アドの公式サイトでは本作の紹介が行われていないため、少なくとも現在では本作の版権管理が同社で行われていないと推測される事も付記しておきたい。
本作の発端がマジンガーZ(のリメイク)であった事は、主役ロボットが戦いの中で逐次強化されていく展開やより強力な敵への対抗手段として強化パーツを装着するというガジェットに僅かながら名残が見える。また製作サイドが音楽を依頼したのが旧テレビシリーズを手がけた菊池俊輔ではなく、マジンガーZやグレートマジンガーの渡辺宙明である事もその証明といえるかも知れない。
本作のスポンサーはバンダイ系列のユタカがメインである。そのため主力商品の合金玩具も超合金ブランドではなく「磁鋼合体ゲッターロボ號」の商品名で発売された。従来のゲッターロボでは不可能だった再現できる変形合体を目指して設計され、そのギミックが漫画やアニメに活かされる形となっている(但しゲッター號を重視して設計されているため、他の2形態では若干バランスに問題がある。特にゲッター剴の腕はゲッター號形態で足となるパーツのため長く、大幅にバランスを欠く形となってしまった)。この商品は放送終了後、マニア向けアイテムとして黒を基調としたカラーリングのブラックバージョンとして復刻された。バンダイからは一部のギミックを簡略化してはいるが同様に変形合体が行えるプラモデルが発売された。
プロデューサーの吉田竜也が研究本「ゲッターロボ大全G」で語ったところによると、制作当初には漫画版と同様に神隼人を戦闘司令官として登場させる案があったという。しかし旧テレビシリーズで神を演じたキートン山田が本作と毎週同じ曜日に収録を行っているちびまる子ちゃんにレギュラー出演していたため、登場させる事を断念している。
[編集] ストーリー
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] アニメ版
近未来、人類は平和な世界を実現し、世界各国は共同でさまざまなプロジェクトを行なっていた。日本では NISAR (ネイザー)“日本国際航空宇宙技術公団”によって宇宙作業用の大型ロボットゲッターロボの試作が行なわれていた。そんな折、巨大多国籍企業が開発・運営していた北極の採掘基地ポーラー・ステーションが全世界にむけて宣戦布告を行なった。世界征服の野望を抱き自らをコンピュータと融合させたマッドサイエンティストプロフェッサー・ランドウの仕業である。ポーラー・ステーションから採掘される「ゲッター鋼」によって作られた巨大メカ、メタルビーストを繰り出し世界征服を企むプロフェッサー・ランドウに対し、唯一対抗できるのは、同じゲッター鋼で作られたゲッターロボのみ。ゲッターを設計した橘博士は宇宙開発ロボであるゲッターロボを差し向ける。武装を持たないゲッターロボを戦闘用に改造しながらランドウの野望を打ち砕くべく戦う NISAR の面々。北海道に設置された NISAR 本部と北極のポーラー・ステーションとの間で激しい戦いの火ぶたが切って落とされた。
[編集] 漫画版
早乙女研究所消滅(漫画版『真ゲッターロボ』)から15年、メタルビースト軍団を組織したプロフェッサー・ランドウは、人類に宣戦布告をした。自衛官となった神隼人はこれに対抗するため、ゲッター線を使用しないゲッターロボ・ゲッターロボ號の出撃を決意する。そして苦労の末、パイロットとして號、翔、凱をゲッターチームに編成した。
各国のスーパーロボット達と協力し、アラスカでの激闘を経て、ランドウを裏で操っていたのは恐竜帝国の女帝・ジャテーゴであったことが判明し、戦いは人類対ハチュウ類の様相を呈してくる。
ゲッター號のパワーに限界を感じた隼人は、本当のゲッターロボ・真ゲッターロボを起動させるべく、かつての仲間流竜馬を呼び寄せた。かつて早乙女研究所で起きた大惨事の経験から最初は抵抗していた竜馬も地球の危機と真ゲッターの導きに従い、再び真ゲッターに乗る決意をする。
そして、いよいよ女帝ジャテーゴとの最後の戦いが始まった。號、竜馬と不思議な能力を持つ少年僧メシア・タイールは真ゲッターに乗り込む。この戦いの中で、全宇宙・全次元の全ての存在は起源を同じくする命なのだという絶対真理に近づいた號たちは、人類滅亡の危機の中、敵味方を飲み込んだ真ゲッターとともに火星へと飛び立っていった・・・
[編集] スタッフ
- 制作:テレビせとうち、ビックウエスト、東映動画
- 原作:永井豪、石川賢、ダイナミックプロ
- 企画協力:ダイナミック企画
- 企画:大西良昌(ビックウェスト)、横山賢二(東映動画)
- プロデューサー:岡崎千代(テレビせとうち)、吉田竜也(東映動画)
- 音楽:渡辺宙明
- 主題歌:
- シリーズ・ディレクター:芝田浩樹(東映動画)
- 制作担当:目黒宏(東映動画)、小塚憲夫(東映動画)
- 総作画監督、キャラクターデザイン:大島城次(フリー)
- 美術:行信三
[編集] 登場人物
[編集] NISAR
- 一文字號:草尾毅
- 17歳。B型。正義感と負けん気が強く、どんな事にも積極的に立ち向かっていく明るい性格の持ち主。その反面、熱くなりやすくおっちょこちょいなところが短所。超一流の運動能力を持ち、プロスポーツ・プレイヤ-顔負けの能力を発揮。反射神経が良く飲み込みも早い。NISARでは宇宙開発用ロボットの操縦及び宇宙飛行士の訓練を受けていた。
- 漫画版では流竜馬に続きゲッターの意思に触れる事になり、宇宙の真理を知る事となった。
- 橘翔:小林優子
- 16歳。橘博士の一人娘でボーイッシュな少女。勝気な性格で先走ってしまう事も多く、號と口喧嘩する事も多々ある。スタイル抜群の割りに食欲旺盛で周囲を呆れさせている。とくにケーキには目が無い。NISARのチーフメカニックを務める程の天才的なメカニックマンでもある。プロト・ゲッターのナックルボンバーやブースターユニットも彼女の設計・開発によるもの。
- 大道剴:神谷明
- 17歳。生真面目で武士道を重んじている。軍人口調で精神統一に座禅を行い、何かにつけて諺を用いたりする武人タイプ。だが、精神面はとても繊細で真面目過ぎて実力が発揮出来ない。人付き合いにも不器用で弟でさえ素直に可愛がれない。號と同じく宇宙開発用ロボットの操縦及び宇宙飛行士の訓練を受けていた。
- なお漫画版とは名前の文字が異なっている(漫画版は「凱」)。
- 武藤由自:金丸淳一
- 15歳。天才少年でコンピュータープログラミングのエキスパート。ゲッターの合体プログラムの開発も彼の作成したもの。NISARでは情報処理班のチーフも兼任。コンピューターでの情報処理や解析に能力を発揮している。反面、運動は全くの苦手。だがゲッターロボのパイロットに憧れている。モモンガのモモタロウを飼っている。
- 吉井レミ:遠藤みやこ
- 橘博士の友人である吉井博士の一人娘。父の研究の助手をしていた事もあり、頭脳明晰で、さらに父から磁鋼石やソードトマホークに関するノウハウを教わっていた事からGアームライザーの開発を任された。可憐な容姿に似合わず大胆さと芯の強さを持っている。Gアームライザーのパイロットでもある。実は號に淡い恋心を寄せていた。
- 橘博士:永井一郎
- 冷静沈着で気転の利く柔軟な頭脳を持つ、日本が世界に誇れる科学者の1人。NISARの総責任者でゲッターの設計・開発を行った。平和主義を貫く温厚な性格であるが為にゲッターを戦闘に参加する事に苦悩し、號達が戦う姿に憂いを感じていた。訓練生達からは父親のように慕われている。
- Dr.タマ:田の中勇
- ポチとともに橘博士の片腕としてサポートしている科学者。NISARのシールドシステムを共同で開発した。明るい性格でNISARのムードメイカーでもある。
- Dr.ポチ:佐藤正治
- リー・フォア・メイ:原えりこ
- NISARのメディカル・チーフ。女性らしいしっかり者だが実はミーハーで、国連平和軍ヨーロッパ本部空軍の美形なエースパイロットのシュレンドルフがゲッターチームに参加した時は大はしゃぎしていた。後に凱と良い雰囲気になるが・・・。
- 橘信一:古川登志夫
- 橘博士の息子で翔の兄。NISARでは號達ゲッターパイロット候補生のチーフ役。優等生タイプだがそこそこ遊んでもいる好人物。面倒見がよく頼れる兄貴分として慕われていた。バトルヘリでメタルビーストと戦闘中に戦死してしまった。
- 吉井博士:宮内幸平
- 橘博士の友人で磁鋼石を生み出した人物。彼の結晶化理論に基づいて磁鋼石は造られる。ソードトマホーク理論の研究に没頭していたが、それに挫折して失踪してしまった。
- 大道哲:佐藤智恵
- 大道凱の弟。兄を慕っていて手紙の返事が来ないので心配になってNISAR本部まで尋ねて来た。わんぱくだが甘えん坊で基地のみんなからも実の弟のように可愛がられている。
- 岡田:佐藤浩之
- ゲッターパイロット候補生の1人。
- 中野:松野太紀
- NISARメカニックチームの一員。無類のゲッター・ファンでゲッター整備に人一倍の責任感と誇りを持っている。
[編集] ランドウとその配下
- プロフェッサー・ランドウ:郷里大輔
- ロボット工学とコンピューター開発の権威。橘博士とも面識がある。自らの脳をスーパーコンピューターと接続したのが原因で精神崩壊を起してしまい世界征服を企むようになってしまった。だがヤシャ男爵やラセツ伯爵を実の子供のように可愛がる一面も持っている。
- ナルキス子爵:堀川亮
- 異次元からやってきた謎の少年。人知を超えた科学力と超能力を持っている。ランドウに取り入って地位を手に入れるが、その真意は世界中の神秘的なパワーを集めて神に等しい力を手に入れて地球を我が物にしようとするものだった。人を食ったような口振りや戦いをゲームのように楽しむ冷徹さはランドウ達をも困惑させた。彼の造るメタルビーストにはギリシャ神話の神々や怪物達の名前をもじったネーミングがされていた。胸にゴッドストーンというグリーンの宝石のペンダントを掛けていて、これが彼のパワーの源となっていた。
- ディアナ:?
- ナルキスを守る巨体の女性。常にナルキスを胸に付けた椅子に座らせて一緒に行動していた。
- ヤシャ男爵:兄佐藤正治弟池水通洋
- ランドウによって造られたクローン人間。ランドウ軍団の幹部。強靭な肉体と2つの顔を持ち、右の青い顔が残忍な性格の兄、左の赤い顔が獰猛な性格の弟。少し知能が低くよくラセツ伯爵からは「頭が足りない」と馬鹿にされる。兄弟愛とランドウに対する忠誠心は深く厚い。
- ラセツ伯爵:男永井一郎女阿部道子
- ランドウによって造られたクローン人間。美しい女性の顔と胸に醜悪な男の顔を持つ。バイオテクノロジーの天才で、計算高く冷酷で狡猾な作戦や戦法を得意とする。父親のように慕っていたランドウに捨てられて悩み苦しむ。
[編集] 登場メカ
[編集] アニメ版
- 設計は NISAR(日本国際航空宇宙技術公団の略。ネイサー。) の橘博士。ゲッター線を動力源としないゲッターロボ(アニメ版の設定ではゲッター線自体が存在せず、「G鋼石(又は磁鋼石)」で作られた宇宙作業用大型ロボット。後にメタル・ビーストと戦う為に武装化。さらに限られた「G鋼石(又は磁鋼石)」であらゆる戦場で戦えるように変形・合体機構を取り入れた。)。
- ゲッターマシン
-
- ゲッター1
- 一文字號が乗り込む。武装は機銃2丁とミサイル発射口2箇所。
- 3機中で一番の機動力を誇る機体。腕を出して歩いたり、モノを掴む事も可能。
- ゲッター2
- 橘翔が乗り込む。武装は機銃2丁とミサイル発射口2箇所。
- 3機中で最速を誇る機体。機首のドリルでの体当たり攻撃も可能。
- ゲッター3
- 大道剴が乗り込む。武装は機銃2丁とミサイル発射口2箇所。
- 3機中で最も大型の機体。最も出力が大きい。
- Gアームライザー
- アニメ中盤でゲッターのパワーアップに使われたゲッターマシン4号機。小型戦闘機とゲッター號専用エネルギー増強プロテクター・パーツから構成されている。吉井博士の基礎研究を基にポチ&タマ両博士以下のNISARスタッフが完成させた。ただし機体には入手困難な磁鋼石ではなく新複合素材を使用している。
- 宇宙開発用ゲッターロボ
- 変形合体出来ないゲッターロボで通称「プロト・ゲッター」。初代ゲッターロボと同じようにゲッターロボ號でも宇宙開発用として造られたものであったため武装も無い。後のゲッター號形態とほぼ同じスタイル。メタルビーストと戦闘する事となった為に簡易式ナックルボンバー(2話~)、防御力向上の為の特殊ペンキ、ナックルボンバー、ハンディミサイル砲(3話~)、ネット砲(6話~)、飛行用ブースター(9話~)と武装強化していく。
- ゲッター號(ごう)
- ゲッター1が上半身、ゲッター2が背部、ゲッター3が下半身として三機合体して完成する”フォーメーション號”形態。未武装ゲッターに比べて格段に武装が増えている。プロト・ゲッターの外見に近い陸戦タイプで格闘戦に秀でている。武装はナックルボンバー、ダブルボンバー、マグフォースサンダー、ブーメランソーサー、レッグブレード。全長:20m。重量:21.5t。
- スーパーゲッター號
- ゲッター號がGアームライザーを装着した状態。磁鋼剣ソードトマホークが使用可能となり、ゲッター自体も30%出力が向上する。ソードトマホークは刃の部分を収納した状態で敵に投石する事も可能でその形状の時はトマホークブーメランと呼称されている。
- ゲッター翔(しょう)
- ゲッター2が上半身、ゲッター3が背部、ゲッター1が下半身として三機合体して完成する”フォーメーション翔”形態。空中戦タイプでスピード戦が得意。ゲッターマシン時ゲッター2の機首にあるドリルを右手に装着できる。四肢が細く胸にブレストボンバーというミサイルを2発装備している為に女性型ロボットに見える。背中に丸ごとゲッター號の下半身をブースターとして背負っているので加速性能がよい。トルネードアタックというドリルを使った一撃離脱戦法を得意とする。新体操のリボンのようなゲッターストリングアタックで相手を絡め取る。超大型ブースターユニットを装備して宇宙戦を行った事もある。全長:19m。重量:21.5t。
- ゲッター剴(がい)
- ゲッター3が上半身、ゲッター1とゲッター2が下半身として三機合体して完成する”フォーメーション剴”形態。胸の装甲板から3タイプで唯一のビーム兵器であるブレストビームを発射する。下半身が戦車タイプの非人間型で、海中及び地中戦タイプである。ハープーンキャノンを使って強大なパワーで相手を引き寄せる事が可能。大型ミサイルのブレイクミサイルを装備。ゲッター號の脚部がそのまま腕になるので腕力も優れている。全長:16.5m。重量:21.5t。
- バトルヘリ
- NISAR 所有の特殊戦闘用ヘリ。防衛庁からの借り物という設定。ゲッターのサポートを行なった。
- 機首にレーザー照準器や赤外線暗視装置を装備したセンサーを2基装備。
- 武装はバルカン砲:1門。12連装ロケット砲:2基。4連装ミサイルパイロン(ミサイルは赤外線誘導式とビームワイヤー誘導式の2種類):2基。通常加速と緊急加速の2モード式ジェットブースターや静穏飛行用のノイズスイーパー「ささやき」モード、緊急脱出装置などを装備している。2人乗り。主に橘信一や大道凱が使用していた。信一の死後は武藤由自や橘翔が使用していた。
- ゲッターロボ輸送機
- 主にプロト・ゲッターを輸送していた大型輸送機。4機の可動式ジェットエンジンを持つVTOL機。大型コンテナは取り外しも可能。4人乗り。ワイヤーを吊るしてゲッターがぶら下がる事も可能。
- ガードロボ
- ゲッターの改造中にNISAR本部を守って戦ったロボット。武藤由自にしか操縦出来ないと言われていたが、號が乗り込んで操縦した。
- ホバークラフト
- NISAR本部の地下秘密ルートで使用されていた。3人乗りのオープンタイプ。
- NISAR本部
- 日本国際航空宇宙技術公団(Nippon International Space technology and Aeronautical of Robot technology 略してNISAR)の本部。北海道サロマ湖畔にある。
- 宇宙開発の為の研究・開発が行われていた。
- 本部庁舎を中心にヘリポート、工場、宿舎、格納庫、管制塔などあらゆる設備を持つ大規模な施設。
- BIG NISAR
- 新しいNISAR本部。
- ゲッター改造前から建設されていた施設で、総合司令室、格納庫、プール、ヘリポート、マルチシールドシステムなどいろいろな設備を備えている。大きさは東京ドーム約3個分(ただしシールドシステムを除いた部分のみ)。
- メタルビースト
- 磁鋼石製の巨大ロボット。同じ磁鋼石製のロボットでないと破壊出来ない。全長は25~30m前後で形状はさまざま。種類も飛行タイプ、水中タイプ、地中タイプなど多岐に渡っている。
- ベガゾーン
- 北極の多国籍企業体の本拠地「ポーラ・ステイション」を乗っ取り、世界征服の足掛かりとして建造した蛇牙城。希少な磁鋼石の原石の採掘場を有していた為にランドウはここを選んだ。
- 起動要塞
- ランドウの力の源であるスーパーコンピューターを搭載したベガゾーンの中枢ユニット。巨大なビーム砲を装備している。
- 邪威岩・深(ジャイガン・シン)
- ヤシャ男爵やラセツ伯爵の使う大型潜水艦。メタルビーストを運搬して作戦指揮を取ったり、水上・水中から奇襲攻撃をしたりする敵基地攻略の為の移動要塞でもある。多数の砲塔やミサイル発射機を装備している。メタルビーストは発射口から発信する場合と射出カプセルに入れられて発射される場合がある。
- 上陸戦車
- 邪威岩・深に搭載されている高性能戦車。
[編集] 漫画版
製作は NISAR の橘博士と神隼人。漫画版の神隼人は防衛庁にも所属していたらしく一佐という自衛隊の階級を持っている。そのパイプは民間組織の NISAR で武装メカの開発を許されていたほどである。ランドウ軍との因縁も深く日本における対ランドウ軍戦ではほとんど全権をまかされていた。
- ゲッターマシン(漫画版では名称があまり明確ではない)
-
- 1号機(またはゲッター1)
- 主に一文字號が乗り込む。
- 2号機(またはゲッター2)
- 主に橘翔が乗り込む。
- 3号機(またはゲッター3)
- 主に大道剴が乗り込む。
- ゲッター1(またはゲッター號)
- 1号機が上半身、2号機が背部、3号機が下半身として3機合体して完成する形態。格闘戦に秀でている。5本指のマニピュレーターを活かし手持ち武器を多用。物語中盤ではほとんどこの形態で分離変形しなく(できなく)なった。
- ゲッター2
- 2号機が上半身、3号機が背部、1号機が下半身として3機合体して完成する形態。この形態でも飛行可能。ゲッターマシン時にゲッター2の機首にあるドリルを右手に装着できる。四肢が細く胸に丸いパーツを装備している(アニメ版ではブレストボンバーという武器だったが漫画版では詳細不明)ため、女性型ロボットに見える。背中に丸ごとゲッターマシン3号機をブースターとして背負っているので加速性能がよい。
- ゲッター3
- 3号機が上半身、1号機と2号機が下半身として3機合体して完成する形態。下半身が戦車タイプの非人間型だが、ゲッター1の脚部がそのまま腕になるので腕力に優れている。
- 真ゲッターロボ
- 新早乙女研究所に封印されていた「本当の」ゲッターロボ。ゲッター線のエネルギーをほぼ最大限に引き出すことができると思われる。プロフェッサー・ランドウに変わって恐竜帝国が地上侵略を再開した際に、動けぬゲッターロボ號に代わり起動した。漫画版ではゲットマシンに分離する描写はなく、真ゲッター1の体から真ゲッター2が生えてくるというモーフィング変形を行なっていた。なお真ゲッター3は漫画版では登場せず、後にゲーム「第4次スーパーロボット大戦」でそのデザインや概要が発表された。ストナーサンシャインという必殺技を持つ。最終パイロットは一文字號、メシア・タイール、流竜馬。他に神隼人、大道凱、南風渓が乗り込んだが凱は肉体ごと、渓は精神をゲッターにとりこまれてしまった。同様に消えた早乙女研究所の人間達も同化していた様子。
- ステルバーα-40(または04)
- アメリカ軍所属のスーパーロボット。ステルス戦闘機から人間型に変形。空飛ぶ弾薬庫と評されるほど大量の火器を搭載しているためパイロットは2人必要である。主なパイロットはシュワルツコフ中尉とジョン・ランバート中尉。後に量産された。量産機はステルバーF-XXという型番であった。
- ステルボンバー4000(またはT4000)
- アメリカ軍所属のスーパーロボット。超大型爆撃機から人間型に変形する。機体形状からすでにステルス性能はないと思われるが、名前には名残がある。空飛ぶ要塞ともいうべき巨体のためメインパイロットは2名、他に複数のクルーを必要とする。主なパイロットは橘翔、シュワルツコフ。
- ビィートT23
- アメリカ軍移動要塞テキサスに搭載の偵察用メカ。出力は高いが駆動系のバランスが悪く乗りこなせるものがいなかった欠陥兵器。ゲッターの修理中に一文字號が乗り込みBB5を救うなど活躍を見せた。
- BB5
- イギリス軍所属のスーパーロボット。女性型で装甲に特殊金属を使用しており、体表面のどこからでもレーザーを発射できる。パイロットはリンダ・ティラミス中尉。
- キングダム007
- イギリス軍所属のスーパーロボット。原子力潜水艦ゴッドタートルB-48の船首に組み込まれている哨戒用ロボット。
- グスタフH24
- ドイツ軍所属のスーパーロボット。上半身が戦闘ヘリ、下半身が戦車に分かれ立体的な攻撃を行なう。また、脱出装置として小型の格闘用ロボを装備しておりサバイバビリティが高い。パイロットはヒム・シャトナー中尉。
- ロボスーンT520
- カナダ軍所属のスーパーロボット。111トンの巨体を誇り、その下半身は巨大なローラー状で、上半身を格納すると大気圏外からの高出力レーザーの直撃にも耐えうる。初期は胸に3門のビーム砲を装備、後に肩口に2門のキャノンを装備し攻撃力も高い。パイロットは双子のボブ・ホスナー少尉とサム・ホスナー少尉。
- バロゾフ8000D
- ロシア連邦所属のスーパーロボット。150トンを超える重量級メカで強力な電撃を武器としていた。
- グレムル20MD
- ロシア連邦所属のスーパーロボット。
- ボルガ80000
- ロシア連邦所属の移動要塞。人間型を模しており、全長82メートルを超えるステルボンバーのロボモードよりも大きい。巨大砲、超ウェポン砲モードに変形できる。
- 雷鉤2400
- 中国軍所属の偵察型スーパーロボット。「らいこう」と読む。
[編集] 放送リスト
話数 | サブタイトル | 登場敵メカ | 脚本 | 演出 | 作画監督 | 美術 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 出動!! 武器なき戦い |
|
星山博之 | 芝田浩樹 | 大島城次 袴田裕二 |
行信三 |
2 | バトルヘリ攻防戦 |
|
大橋志吉 | 山田徹 | 加賀美高浩 | 小板橋かよ子 |
3 | 武装せよ! ゲッターロボ |
|
武上純希 | 新田義方 | 佐藤敬一 | 行信三 |
4 | ダブルボンバー炸裂!! |
|
外池省二 | 明比正行 | 菊地城二 | 小板橋かよ子 |
5 | 凱、決死のダイビング |
|
星山博之 | 吉沢孝男 | 大島城次 | 行信三 |
6 | 橘博士奪回作戦! |
|
大橋志吉 | 川田武範 | 菊地城二 | 松宮正純 |
7 | 叫べ!! 熱き兄弟の絆 |
|
武上純希 | 山田徹 | 加賀美高浩 | 行信三 |
8 | 驚異! 敵は大空にあり |
|
外池省二 | 新田義方 | 佐藤敬一 | |
9 | ネイザー本部危機一髪 |
|
星山博之 | 明比正行 | 大島城次 | |
10 | 激突!! 恐怖の海底決戦 |
|
大橋志吉 | 吉沢孝男 | 菊地城二 | 松宮正純 |
11 | 合体せよ! 鋼鉄の戦士 |
|
武上純希 | 川田武範 | 加賀美高浩 | 行信三 |
12 | 翔、復讐のバラード |
|
星山博之 | 山田徹 | 佐藤敬一 | 松宮正純 |
13 | 反撃せよ! ゲッター凱 |
|
大橋志吉 | 新田義方 | 大島城次 | 行信三 |
14 | クローン人間の恐怖 |
|
武上純希 | 明比正行 | 菊地城二 | 松宮正純 |
15 | 子供達を救出せよ! |
|
外池省二 | 吉沢孝男 | 佐藤敬一 | 行信三 |
16 | 出来るか? 海中初合体 |
|
星山博之 | 川田武範 | 菊地城二 | 松宮正純 |
17 | 立てテツ! 自分に勝て |
|
大橋志吉 | 加賀美高浩 | 行信三 | |
18 | 無法なる挑戦者 |
|
武上純希 | 山田徹 | 大島城次 袴田裕二 |
松宮正純 |
19 | メタルビーストの亡霊 |
|
大橋志吉 | 新田義方 | 佐藤敬一 | 行信三 |
20 | 華麗なるスピード対決 |
|
星山博之 | 明比正行 | 大島城次 袴田裕二 |
松宮正純 |
21 | ネイザー基地壊滅作戦 |
|
外池省二 | 吉沢孝男 | 菊地城二 | 行信三 |
22 | 悲劇! 深海の独裁者 |
|
武上純希 | 川田武範 | 加賀美高浩 | 松宮正純 |
23 | 共に戦え! 我戦友よ |
|
大橋志吉 | 山田徹 | 大島城次 | 行信三 |
24 | 人間蒸発事件を追え! |
|
星山博之 | 新田義方 | 佐藤敬一 | 松宮正純 |
25 | 戦えガイ! 涙の約束 |
|
外池省二 | 明比正行 | 中平晴也 | 行信三 |
26 | 大暴れ! ヤシャ男爵 |
|
大橋志吉 | 吉沢孝男 | 菊地城二 | 松宮正純 |
27 | ベイシティ危機一髪 |
|
武上純希 | 川田武範 | 加賀美高浩 | 行信三 |
28 | 聖剣ソードトマホーク |
|
大橋志吉 | 山田徹 | 梨澤孝司 | 松宮正純 |
29 | 翔、明日への誓い |
|
星山博之 | 芝田浩樹 | 箕輪悟 | 行信三 |
30 | とどけ! 蒼き宇宙の敵 |
|
外池省二 | 新田義方 | 大島城次 | 松宮正純 |
31 | 謎の貴公子ナルキス |
|
武上純希 | 明比正行 | 菊地城二 | 行信三 |
32 | Gアームライザー発動!! |
|
大橋志吉 | 吉沢孝男 | 中平晴也 | 松宮正純 |
33 | 対決! ゲッターVS由自 |
|
外池省二 | 川田武範 | 菊地城二 | 行信三 |
34 | 恐怖!! 禁断の海域 |
|
星山博之 | 山田徹 | 大島城次 | 松宮正純 |
35 | 台風メタルビースト |
|
大橋志吉 | 芝田浩樹 | 行信三 | |
36 | 奪われた磁鋼剣 |
|
星山博之 | 明比正行 | 菊地城二 | 松宮正純 |
37 | モンゴルの青き狼 |
|
武上純希 | 吉沢孝男 | 箕輪悟 | 行信三 |
38 | ナルキス浮遊要塞(前編) |
|
星山博之 | 川田武範 | 中平晴也 | 苫村竜 |
39 | ナルキス浮遊要塞(後編) |
|
山田徹 | 大島城次 | 行信三 | |
40 | ゲッター1を救出せよ |
|
大橋志吉 | 芝田浩樹 | 梨澤孝司 | 苫村竜 |
41 | 重力の罠からの脱出 |
|
星山博之 | 新田義方 | 加賀美高浩 | 行信三 |
42 | 暴走! メタルビースト |
|
外池省二 | 芝田浩樹 | 菊地城二 | 苫村竜 |
43 | ヤシャ、緑の地に死す |
|
武上純希 | 吉沢孝男 | 箕輪悟 | 行信三 |
44 | ギリシャの神々の反乱 |
|
大橋志吉 | 川田武範 | 大島城次 | 苫村竜 |
45 | 帝王ランドウ消滅す!? |
|
星山博之 | 山田徹 | 中平晴也 | 行信三 |
46 | ナルキス、新たなる挑戦 |
|
芝田浩樹 | 梨澤孝司 | 苫村竜 | |
47 | 国連決議・降伏せよ!! |
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外池省二 | 新田義方 | 菊地城二 | 行信三 |
48 | 突撃!! 4人の戦士 |
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大橋志吉 | 明比正行 | 加賀美高浩 | 苫村竜 |
49 | 驚異!! 邪帝復活 | 武上純希 | 吉沢孝男 | 大倉雅彦 | 行信三 | |
50 | ゲッターよ永遠に眠れ |
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星山博之 | 芝田浩樹 | 大島城次 | 苫村竜 |
[編集] ネット局
- 同時ネット:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TXN九州(現・TVQ九州放送 91年4月からネット開始)
- 時差ネット:IBC岩手放送、東日本放送、山形テレビ、福島テレビ、テレビ信州、石川テレビ放送、静岡放送、テレビ新広島、テレビ愛媛、長崎放送、テレビくまもと
[編集] 関連リンク
- 東映アニメーション公式サイト
- ストーリー詳細(早乙女研究所地下通路入り口内ページ)
- 玩具解説(Kノどらんく内ページ)
- 玩具解説(うしっさんのおもちゃぐら内ページ)
テレビ東京系 (テレビせとうち製作)月曜18:00枠 | ||
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