サーストン・ダート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
ロバート・サーストン・ダート(Robert Thurston Dart, 1921年9月3日 - 1971年3月6日)はイギリスのロンドンに生まれた音楽学者、鍵盤楽器奏者。王立音楽大学で学んだ後、エクスター大学で数学で学位を取得。 第二次世界大戦中の空軍勤務を経て、ブリュッセルでベルギーの音楽学者のシャルル・ヴァン・デン・ボーレンに師事。1947年からケンブリッジ大学で教え始め、教授になった。
音楽学者として著作「音楽の解釈」の他、音楽雑誌への執筆を盛んに行った。
その後ケンブリッジを去って、ロンドン大学に音楽学部を創り、生涯教授を務めた。
彼は音楽学者として熱心に研究、大学での教育に当たったが、自ら音楽学研究の実践を重要視、チェンバロ、クラヴィコード、オルガンの演奏の他、フィロムジカ・オブ・ロンドンの芸術監督を務め、ジャコビアン・アンサンブル、ボイド・ニール・オーケストラ、アカデミー室内管弦楽団などと演奏。
ネヴィル・マリナーのアカデミー室内管弦楽団はダートが協力して1971年にJ.S.バッハのブランデンブルク協奏曲のオリジナル版を録音。マリナーとダートは共同作業にあたり、彼自身もチェンバロを担当したが、この録音の途中に倒れ、亡くなった。
若くして亡くなったダートだが、彼に教えを受けた、影響をうけた演奏家は多い。クリストファー・ホグウッド、デイヴィッド・マンロウ、ジョン・エリオット・ガーディナー等である。