ザ・ドラえもんズの道具 (あ-そ)
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ザ・ドラえもんズの道具 (あ-そ)では、藤子・F・不二雄原作の漫画『ザ・ドラえもんズ』に登場するひみつ道具のうち、読みが「あ」で始まるものから「そ」で始まるものまでを列挙する。
以下の解説では単行本の内、てんとう虫コミックス「ドラえもんゲームコミック ザ・ドラえもんズ」を「ドラえもんズ」、てんとう虫コミックススペシャル「ザ・ドラえもんズ スペシャル」を「スペシャル」、てんとう虫コミックススペシャル「ザ・ドラえもんズ スペシャル ロボット養成学校編」を「ロボット養成学校編」と略す。
また、『ドラえもん』本編に登場するものは基本的に割愛するが、『ザ・ドラえもんズ』で新たな設定が付加されている場合は例外としてここに記載する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 頭がよくなるドリンク
頭がよくなるドリンク(あたまがよくなるドリンク)は、『タイムカプセルはほどほどに』(ロボット学校養成編2巻に収録)に登場。
ドラ・ザ・キッドの道具。その名の通り、このドリンクを飲めば頭が良くなる。一時的なものか永久的なものかは不明。
[編集] アベコベチップ
アベコベチップは、『アベコベチップ』(ロボット学校養成編1巻に収録)に登場。
22世紀のひみつ道具研究所で開発中だった未完成の道具。これを体に付けられた者は、性格が正反対になってしまう。
[編集] イキオイ漬け
イキオイ漬け(イキオイづけ)は、『ビッグウイングをクリアせよ』(ロボット学校養成編3巻に収録)に登場。
ドラえもんたちの道具ではなく、ロボット養成学校・寺尾台校長の弟の持つひみつ道具。漬物のようだが、これを食べると勇気百倍になる。
[編集] 石っころ銃
石っころ銃(いしっころじゅう)は、『消えた王国 第2章 神に選ばれし者』(スペシャル8巻)に登場。
ドラえもんの道具。この銃で撃ち出した光線を浴びた物は3分間だけ石になる。
[編集] 宇宙ゴミ箱
宇宙ゴミ箱(うちゅうゴミばこ)は、『宇宙バイキン大爆進!』(ロボット学校養成編1巻に収録)に登場。
その名の通り、宇宙空間に浮かべ、宇宙ゴミを回収する巨大なゴミ箱。
[編集] 宇宙波動エンジン
宇宙波動エンジン(うちゅうはどうエンジン)は、『暴走列車で危機一髪!』(ドラえもんズ5巻に収録)に登場。
寺尾台校長の最新発明品。詳細は不明だが、「宇宙」というだけあって宇宙まで飛び出すほどの出力を持つ。
[編集] 煙幕ボール
煙幕ボール(えんまくボール)は、『友情の七人衆、荒野に集結!』(ドラえもんズ1巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具。このボールを地面などに叩きつけると煙が吹き出し、煙幕を張ることができる。
[編集] おりゴール
おりゴールは、『聖火ランナーを守れ!』(ドラえもんズ3巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具。オルゴール箱状で、このオルゴールの音楽を聞いた者は催眠術にかかったかのように、箱の中に吸い込まれてしまう。
[編集] カウンターアームズ
カウンターアームズは、『時間犯罪者(中編)』(スペシャル11巻に収録)に登場。
ドラえもんたちの道具ではなく、22世紀で暴徒鎮圧用に開発された最新最強のバトルスーツ。これを装着していると、攻撃を受けても自動的に反撃する。それどころか、対峙した相手が武器を持っているだけで、その武器のエネルギーや材質に反応して攻撃を繰り出す、超ハイテク武器である。反面、パチンコ等の原始的な武器に対してはこの機能は通用しない。
[編集] かけ足ブーツ
かけ足ブーツ(かけあしブーツ)は『保安官は江戸っ子気質!』(ドラえもんズ1巻に収録)に登場。
ドラ・ザ・キッドの道具。これを足に履くと猛スピードで走ることができるが、あまりの速さに体がついて行けないという欠点もある。
[編集] ガンバルーン
ガンバルーンは、『戦慄! スリルグラス』(ロボット学校養成編2巻に収録)に登場。
ドラえもんたちの道具ではなく、ひみつ道具開発センターで展示されていた新作ひみつ道具のひとつ。詳細は不明。
他にも用途不明の展示品には「キックボード」「なにするんジャー」「やめん貝」「なめとん貝」「ほっといてクレヨン」などがある。
[編集] キックボード
※ ガンバルーンを参照。
[編集] 強力モーター
強力モーター(きょうりょくモーター)は、『億万長者になれるかも』(ロボット学校養成編2巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具。船底などに取り付けるスクリュー付きのモーターで、ただのイカダでもこれを付ければ猛スピードで水上を突っ走る。
[編集] 巨大ヌンチャク
巨大ヌンチャク(きょだいヌンチャク)は、『怪盗ドラパン、謎の挑戦状!〈後編〉』(ドラえもんズ3巻に収録)に登場。
王ドラの道具。その名の通り、全長10mはあろうかという巨大なヌンチャク。
[編集] クイズブック
クイズブックは、『めざせ! クイズの天才』(スペシャル9巻に収録)に登場。
正確にはドラえもんたちのひみつ道具ではなく、22世紀でセワシが購読している学習雑誌「小学五年生」の付録。使用者はこの本の中に入り込み、実際の世界のように広大な空間の中でクイズを解きつつ、冒険を続けてゆく。全クイズを解けば本から出られるが、どうしてもクイズが解けない場合は「ギブアップスイッチ」を押して本から出ることもできる。
『絵画の勝負』(スペシャル10巻に収録)では、同様の「クイズブック2」が登場。
[編集] クイックオイル
クイックオイルは、『キッド、カメになる!?』(スペシャル7巻に収録)に登場。
ドラミの道具。これを口にすると、素早く動けるようになる。作中ではケーキの中に混ぜて使用されたため、クイックオイル自体の外観は不明。
[編集] くすぐりヌンチャク
くすぐりヌンチャクは、『神の力を手に入れろ!』(ドラえもんズ1巻に収録)に登場。
王ドラの道具。ヌンチャクの先端からマジックハンドのように「手」が飛び出し、相手をくすぐる。
[編集] グルグルバズーカ
グルグルバズーカは、『友情の七人衆、荒野に集結!』(ドラえもんズ1巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具。その名の通りバズーカ砲型の道具だが、砲弾ではなく球体をロープ付きで撃ち出し、標的をロープでグルグル巻きにして捕らえてしまう。
[編集] 携帯あっちこっちテレビ
携帯あっちこっちテレビ(けいたいあっちこっちテレビ)は、『メダカの価値』(スペシャル11巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具で、『ドラえもん』本編に登場する「あっちこっちテレビ」のバリエーション。モニターが備え置き型ではなく携帯テレビ状になっており、野外で歩きながらでも使用できる。
[編集] 最強マイク
最強マイク(さいきょうマイク)は、『最強マイクで宇宙一!?』(ロボット学校養成編2巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具。このマイクで「○○○くらいの強さになれ」と命じると、命じられた相手はその通りの強さになる。
[編集] サイコボード
サイコボードは、『ビッグウイングをクリアせよ』(ロボット学校養成編3巻に収録)に登場。
ドラえもんたちの道具ではなく、寺尾台校長の弟の発明品。サーフボードの一種だが、常に変動する海の波の動きに対し、乗り手の精神の波長を同調させることで、これまでにない波との一体感を得ることができる。
[編集] 最新式雨降らし
最新式雨降らし(さいしんしきあめふらし)は、『まじない師から村を救え!』(ドラえもんズ5巻に収録)に登場。
エル・マタドーラの道具。どんなに雨の枯れた土地でも、この道具から煙を空に放つと、たちまち雨雲が形成され、雨が降る。
[編集] 魚ごっこ帽子
魚ごっこ帽子(さかなごっこぼうし)は、『メダカの価値』(スペシャル11巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具。これを被ると水中でも魚同様に泳げ、魚たちにも仲間のように親しまれる。
[編集] さわるとできる工作セット
さわるとできる工作セット(さわるとできるこうさくセット)は、『巨大マタドーラ』(ロボット学校養成編1巻に収録)に登場。
ドラ・ザ・キッドが新たに購入した道具。粘土の一種だが、触れて物の形を念じるだけで、ひとりでにその形の粘土細工となる。しかし触れるだけで何にでもなってしまう危険性が示唆されたため、後に販売中止となった。
[編集] ジェットモグラ
ジェットモグラは、『ねらわれたアリババの財宝!』(ドラえもんズ1巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具。『ドラえもん』本編に登場する「ジェットモグラ」同様、地中を掘り進む小型の道具だが、外見が大きく異なり、「地底探検車」を小さくしたような姿をしている。
[編集] 次元爆弾
次元爆弾(じげんばくだん)は、『クレオパトラの眠り 第6章 最後の眠り』(スペシャル6巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具。爆発させると次元が歪み、周囲の物を宇宙の彼方まで吹っ飛ばすことができる。
[編集] シャドウズ
シャドウズは、『2500年前の花』(スペシャル11巻)に登場。
ドラえもんたちの道具ではないが、22世紀の科学の産物のひとつ。実物と寸分違わないホログラフィーをいくつも作り出すことができる。
[編集] しゅん間すいみん機
しゅん間すいみん機(しゅんかんすいみんき)は、『睡眠魔神バグーの祈り』(ロボット学校養成編2巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具。この道具から放たれる電波を浴びると、誰でもあっという間に眠ってしまう。
[編集] しりとりペット
しりとりペットは、『時間犯罪者(前編)』(スペシャル11巻に収録)に登場。
動物型ロボットで、しりとり式に動物の名前を呼ぶと、その動物へと変身させることができる(例:ネズミ→ミミズク→クマ)。ただし、最後に「ん」がつく動物に変身してしまうと、しりとりが無効になるため、当分の間は変身できなくなる。また、人間に危害を加えないよう安全装置が組み込まれている。
[編集] 真実テレビ
真実テレビ(しんじつテレビ)は、『みんなのために』(ロボット学校養成編2巻に収録)に登場。
王ドラの道具。何か事件が起きたとき、このテレビを使うとその事件に関する過去のことが映し出され、事件の原因や真実を見破ることができる。
[編集] 新・人形自動化音波
新・人形自動化音波(しんにんぎょうじどうかおんぱ)は、『やさしい怪物』(スペシャル12巻)に登場。
ドラえもんの道具で、『ドラえもん』本編に登場する「人形自動化音波」のバリエーション。人型のものに命を与え、命令を与えて操ることができる。
[編集] 心情反応合金
心情反応合金(しんじょうはんのうごうきん)は、『時間犯罪者(中編)』(スペシャル11巻に収録)に登場。
ドラえもんたちの道具ではなく、22世紀のロボット工場の技術者・ゼペットの発明品。心に反応してどんな形にでも変形する特殊金属。
[編集] 新ドラマチックガス
新ドラマチックガス(しんドラマチックガス)は『ドラゴン退治戦記』(スペシャル7巻に収録)に登場。
『ドラえもん』本編に登場する「ドラマチックガス」のバリエーションだが、このガスを吸うと普通の出来事がやたらドラマチックに見える(たとえば蛇がドラゴン、蛇に襲われた小鳥はドラゴンに狙われた王女、といった具合)。
『ドラゴン退治戦記』のものはドラメッドIII世の持つ「ヒロイックファンタジー編」だが、『人類の危機を救え!』(スペシャル11巻に収録)ではドラえもんの持つ「妖怪編」が登場。
[編集] 親友テレカ
親友テレカ(しんゆうテレカ)は、『親友テレカを手に入れろ!』(ドラえもんズ1巻に収録)をはじめ、ザ・ドラえもんズの映画作品や漫画作品の多くに登場。
テレカの絵柄は金色の背景に、ドラえもんを中心として7人のドラえもんズがV字型に並んでいる(漫画版では序盤の4話だけ絵柄が異なり、「ドラえもんの顔の上半分と“DORAEMONS”の文字」になっている)。ちなみに「親友テレカ」の“テレ”はテレホンではなく、“テレパシー”の略。
7枚によって構成され、ドラえもんを含めるドラえもんズ全員が所有している。持っていて親友のことを思い浮かべるだけで、いつ、どこでも親友と連絡がとれる。
映画では頻繁に登場し、テレカを7人で併せて武器として使用し、その際放出される凄まじいエネルギーで悪役を倒す事が多い。
強力なパワーを持つだけあって、誰もが使いこなせるわけではない(例外としてドラミがドラえもんの代りに使用したことがある)。手に入れるには過酷な試練を潜り抜けなければならない上、たとえ手に入れても、友情度数(一定以上の友情)が満たなければテレカの力は発揮されない。親友テレカを使うことが許されるのは、ドラえもんズのように不滅の友情と真の勇気を持つ者だけなのだ。そのためドラえもんズが手に入れるまでは、実在するかどうかもわからない「伝説の秘密道具」として語り継がれていた。
ドラえもんズの映画が上映された際、この親友テレカをデザインしたテレホンカード、図書カードが劇場等で販売されていた。
[編集] スーパー動物変身ビスケット
スーパー動物変身ビスケット(スーパーどうぶつへんしんビスケット)は、『一番強いのは…?』(スペシャル9巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具。『ドラえもん』本編に登場する「動物変身ビスケット」のバリエーションだが、通常の動物変身ビスケットは肉体自体が動物に変身するため、変身しても動物が服を着たような姿になるのに対し、こちらは服も含めてまるごと動物そのものの姿に変身できる。その代わり変身時間は3分と、通常の動物変身ビスケットより短い。
[編集] スガタキエール
スガタキエールは、『見えないドロボー』(スペシャル10巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具。この錠剤を飲むと姿が消え、透明人間になることができる。一定時間後に効果は消える。
[編集] スポーツマンになれるライト
スポーツマンになれるライトは、『タイムカプセルはほどほどに』(ロボット学校養成編2巻に収録)に登場。
ドラえもんの道具。その名の通り、このライトの光りを浴びればスポーツマンになれる。一時的なものか永久的なものかは不明。
[編集] スリルグラス
スリルグラスは、『戦慄! スリルグラス』(ロボット学校養成編2巻に収録)に登場。
ドラえもんたちの道具ではなく、ひみつ道具開発センターで展示されていた新作ひみつ道具のひとつ。ゴーグル状の道具で、これを使うと安全な物は危険に、危険な物は安全に、しかも大げさに見えて最高のスリルが味わえる。たとえばただのクモでも全長数mの怪物に見え、逆に溶鉱炉はフカフカの花園に見える。
[編集] 生態系のもと
生態系のもと(せいたいけいのもと)は、『宇宙ビオトープ作戦』(ロボット学校養成編1巻に収録)に登場。
ドラえもん、ドラ・ザ・キッド、王ドラ、エル・マタドーラたちの持つ道具。複数種類の生物の棲家にこれをまくと、様々な生物が互いに助け合いながら進化してゆくようになる。
[編集] 絶交テレカ
絶交テレカ(ぜっこうテレカ)は、『進級テストで危機一髪!?』(スペシャル8巻)に登場。
「親友テレカ」の対極に位置するとも言える代物で、これを手してしまうとどんな固い友情も消え去ってしまう、呪われたひみつ道具である。
[編集] 空とぶじゅうたん
※ 魔法のじゅうたんを参照。
[編集] 空とぶ木馬
空とぶ木馬(そらとぶもくば)は、『ドラドラ7 4コマ劇場』(スペシャル11巻に収録)に登場。
ドラメッドIII世の道具。一見ただの木馬のようだが、その名の通り乗って空を飛ぶことができる。