スーパーロボット大戦COMPACT3
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ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | ワンダースワンカラー スワンクリスタル |
開発元 | トーセ |
発売元 | バンプレスト |
人数 | 1人 |
メディア | ROMカセット |
発売日 | 2003年7月17日 |
価格 | 4800円 |
『スーパーロボット大戦COMPACT3』は、バンプレストから発売されたワンダースワンカラー・スワンクリスタル専用ソフト。2003年7月17日発売。全33話(分岐を含めた場合36話)。
目次 |
[編集] 概要
COMPACTシリーズ最終作品でワンダースワンで最後に発売されたスーパーロボット大戦シリーズである。
直後に『スーパーロボット大戦D』が発売した事もあって、マイナーな印象が大きい。
既存の作品に登場したキャラクターのカットインの多くが、PS2で使われているバストアップグラフィックの流用である。
[編集] 登場作品
- 魔境伝説アクロバンチ
- ベターマン
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
- 聖戦士ダンバイン
- New Story of Aura Battler DUNBINE
- 天空のエスカフローネ
- マジンガーZ
- グレートマジンガー
- ゲッターロボG
- 真ゲッターロボ(原作漫画版)
- 超電磁ロボ コン・バトラーV
- 合身戦隊メカンダーロボ
- バンプレストオリジナル
新規参戦は『魔境伝説アクロバンチ』『ベターマン』『天空のエスカフローネ』『合身戦隊メカンダーロボ』の4つ。あえてマイナーな作品が選ばれている。
『New Story of Aura Battler DUNBINE』は今回初めて主人公や敵等が登場した。(過去に何度か参戦はしていたが隠し要素としてしか登場しなかった。サーバインやズワウスの機体のみの参戦であり、キャラクターもシルキー・マウが登場するのみである)
[編集] システム
COMPACTシリーズのシステムのうち、スキルコーディネイトシステムはパイロット養成システムに変更され、(ただしクリアターン数に応じてPPのボーナスが手に入るようになっている。)パーソナルデータテーブルシステムも廃止となった。
武器改造は最近の作品に合わせ、個別改造から一括改造に変更になったが、ユニットの「運動性」が命中率に影響したり、「限界」が残っていたりとシステムが中途半端に古い。また改造による能力アップがパーセンテージでなく固定値であるため、ユニットの「装甲」の値によって戦闘中の受けるダメージの値がかなり大きく増減することとなった。
獲得PPが倍になる精神コマンドや強化パーツが登場したが、後の作品には採用されていない。
雑誌等の事前情報ではエスカフローネに関係して“ドラグエナジストシステム”というシステムが搭載されると告知されていたが、実際のゲームではそのようなシステムは採用されなかった。
[編集] スタッフ
- PRODUCER
- HIROSHI KIKUCHI
- TAKANOBU TERADA
- JIPPA HITOKARAGE
- DIRECTOR
- A.SYOU
- SCENARIO
- A.SYOU
- DESIGN WORKS
- LAY-UP
※ゲーム内の表記がアルファベットのためそのまま記載。
[編集] 評価
新規参戦作品のうち、エスカフローネとメカンダーロボは比較的序盤で正規参戦するが、どちらもユニット性能としてはやや凡庸な感があり、活躍させるためには工夫が必要である。 一方で、ベターマンとアクロバンチはどちらも強力なユニットを擁しているものの、正規参戦が非常に遅いため、度々繰り返されるゲスト参戦にファンはやきもきさせられることとなった。
また、主人公機の性能が他シリーズと比較しても非常に高く、更にパワーアップ後は無改造でも殆どのマップを単機でクリアできるほどであるため、特にガンダムシリーズは今作ではストーリー面で殆ど関与していないこともあってかなり肩身が狭くなっている。
参戦作品とハード、両方のマイナーさが影響しほとんど市場に出回る事がなかった。そのため、中古ゲーム市場ではかなりのプレミア価格で取引がされている。
CMのナレーションを勤めた中原茂によれば「評判が良ければ据え置き機に移植もありうる」とスタッフが語ったとの事。
なお、ダンバインのストーリー序盤が第一話から丁寧に再現され、フォウやゼラーナもユニットとして登場すること、宇宙ステージが一切存在しないこと(地形相性は「陸」・「空」・「水」のみ)についても、スパロボシリーズ中唯一のレアな作品である。
[編集] CM
バンプレストから送信されたメールマガジンを見たプレイヤーが、参戦作品のマイナーさに驚くという内容。なお、ロケ地はバンプレスト社内で、予算の少なさを伺わせる。
ナレーションは前述の通り中原茂。新規参戦作品のひとつ『アクロバンチ』は中原の声優デビュー作である。
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