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魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL - Wikipedia

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スーパーロボット大戦外伝 魔装機神
THE LORD OF ELEMENTAL
ジャンル SRPG
対応機種 スーパーファミコン
開発元 ウィンキーソフト
発売元 バンプレスト
人数 1人
メディア ロムカセット
発売日 1996年3月23日
価格 7800円(税抜)
デバイス ターボファイル
ターボファイルツイン
テンプレート (ノート)

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』(まそうきしん ザ・ロード・オブ・エレメンタル)とは、スーパーロボット大戦シリーズに登場するバンプレストオリジナルの架空のロボットアニメ。また、同作をテーマにしたスーパーファミコン用ゲームソフト。

一般に作品名として『魔装機神』と言う場合は本作を指しており、ロボットの種類や他の魔装機神と区別する場合は『魔装機神LOE』または『LOE』と呼ばれる。

目次

[編集] 概要

本作のキャラクターは『第2次スーパーロボット大戦』において初めて登場し、ゲームオリジナルキャラでありながら、他の原作作品と並ぶ一作品として扱われ人気を博した。その後もスーパーロボット大戦シリーズに出演し、その人気からスーパーロボット大戦の外伝作品としてスーパーファミコン版が製作されるまでに至った。

本作のキャラクターは以下のスーパーロボット大戦シリーズに出演している。

本作のシナリオは第○次シリーズと同じく阪田雅彦が担当しており、登場当初から詳細な設定が練られている。(このあたりは登場するたびに設定が変わる『超機大戦SRX』とは対照的である。)リューネの設定からもわかるように完全に独立した作品というわけではなく、第○次シリーズと世界を共有している。

セガサターン進出の際、『新スーパーロボット大戦』と共に本作の続編も予定されていたが、セガ側の「新シリーズではなく本道(第○次シリーズ)を製作して欲しい」との意向から『スーパーロボット大戦F』が製作され、その影響で『新』共々続編はお蔵入りとなった。

また、従来のシリーズとは設定やデザインが一部を除いて全く異にするTVアニメ『魔装機神サイバスター』も製作された。

[編集] 成り立ち

『第2次スーパーロボット大戦』開発時、『聖戦士ダンバイン』、『勇者ライディーン』を参戦させる予定であったが諸事情でNGとなったため、オリジナル作品を企画し代わりに参戦させることになった。(このためサイバスターの設定は両者のオマージュとなっている。)

そこで候補として「魔装機神サイバスター」、「武装機甲士グランゾン」、「次元烈風狩狼哉(じげんれっぷう・しゅろうや)」の3作品が挙がる。狩狼哉は次元を越える能力が有り、「サイバスターとグランゾンは対立しており、両者の対決を止められるのは狩狼哉だけ」という設定だったが没となった。またグランゾンは、さらに候補として上がっていた「機甲魔界サイバスターvs魔装機甲士グラジオン」のグラジオンと設定を統合しライバルに変更され、サイバスターと同じ作品にまとめられた。(『第2次』の説明書で「魔装機神サイバスター」、「武装機甲士グランゾン」とまるで別作品のキャラクターのように書かれていたのはこの名残である。)

[編集] ストーリー


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


ここでの第1章及び第2章とはスーパーファミコン版でのシナリオであり、『第2次スーパーロボット大戦』から『第4次スーパーロボット大戦』と前後したストーリーとなっている。

[編集] 魔装機神 第1章

この節は執筆の途中です この節は、書きかけです。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

日本人、マサキ=アンドーは魔装機の操者としてラ・ギアスに召喚された。
当初は見知らぬ世界に戸惑うマサキだったが、魔装機での実戦を通して、他の魔装機操者やラ・ギアスの人々と交流を深め人間的にも成長し、ラ・ギアスに自分の居場所を見つけていく。
そしてサイバスター強奪事件がきっかけてサイバスターの装者として認められたマサキは、義父ゼオルートや義妹プレシアといった家族を得、魔装機神装者としての自覚にも目覚めていき、優秀な操者としてラングランの危機を救って行く。
しかし、シュウ=シラカワとその乗機グランゾンによるラングラン襲撃によって義父であり師でもあるゼオルートが戦死、仇を討つために飛び出したマサキは苦戦するも、精霊憑依(ポゼッション)を発動させグランゾンを退けた。
その後、ルオゾールらの陽動作戦に引き付けられた隙にシュテドニアスがラングランに侵攻し王都は壊滅してしまう。マサキらは王都に駆けつけるも一歩間に合わず、地上へ向かうシュウを追ってマサキもサイバスターと共に地上へ向かうことになる。

[編集] 第○次スーパーロボット大戦シリーズ

地上へとやってきたマサキは南極事件に遭遇、その場にいたシュウに対して戦いを挑もうとするも、シュウには逃げられてしまう。去り際に彼が残した「ビアン博士」という言葉が気になったマサキは以後DCを追う事になる。その後、DCによって征服された世界を彷徨う内に、マサキはDCと戦いを繰り広げていたホワイトベース隊(後のロンド・ベル隊)と出会い、目的の一致から共闘する事になる(第2次)。

この戦いでDCの総帥ビアンを討ったものの、シュウを逃がしてしまったマサキは再び彼を追い始めるが、地球ではDC残党や異星人との戦争が勃発、マサキは旧知の仲であるロンド・ベル隊に協力する事になる。さらにシュウもマサキの不信を気にすることなくロンド・ベル隊に協力するが、異星人を倒した後にロンド・ベルに宣戦布告し、その戦いでマサキに倒されて戦死する(第3次)。

シュウとの決着をつけたマサキはラングランに帰還するが、その頃ラングランはシュテドニアスに占領され、フェイルロード軍やカークス軍が各個で戦っている状況だった。何故か地上人が大量に召還され、シュウもルオゾールの手で蘇らされた状況の中、マサキは召還されたロンド・ベルの仲間達と共にフェイルロード軍に参加するが最終的には暴走し始めたフェイルを泣く泣く倒す事になる(EX)。

ある日、一時の平穏を得たラングランから何気なく地上(再びDCや異星人との戦争が勃発していた)に出たマサキはヴォルクルスを倒し、呪縛から開放されたシュウと再会。彼の口から今回の戦争やロンド・ベルの状況、今までの事件にグランゾンが関連しているらしき事を聞かされたマサキはシュウの行動からかつて南極事件で関わった「ゲスト」が深く関係している事を推測、その事を調べるためにシュウを追う事になる。その後シュウに呼び出されたマサキはロンド・ベルと合流して新宿でグランゾンの特異点の解放に立ち会い、ゲストの司令官テイニクェット・ゼゼーナンが今までの事件の黒幕である事を知らされる。そしてマサキは他の魔装機神、リューネ、シュウ達と共にロンド・ベル隊として火星でゼゼーナンを討つ(第4次)。

この節は執筆の途中です この節は、書きかけです。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

[編集] 魔装機神 第2章

この節は執筆の途中です この節は、書きかけです。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

地上での戦いが終わり、再びラ・ギアスに戻ったマサキ達。
しかし、ラングランではシュテドニアス、バゴニアとの緊張した状態が継続しており、対するラングランは魔装機神装者以外の正魔装機装者達の多くが、装者の死亡等による空席か、ラングラン崩壊やラ・ギアス事件以後消息を絶っている状態にあった。
マサキ達は再び他の装者達と再会しながら、再び勃発したシュテドニアス、バゴニアとの争乱に立ち向かって行く事になる。

ロドニー=ジェスハとエリス=ラディウスがマサキ達と関わるルート
マサキらは、脱走したロドニーらを助け、シュテドニアスを攻勢に傾けるラセツらと対決。
さらにバゴニアに対しても、好戦的で人道をも踏み外したゼツと対決。
この対決を制し落ち着いたかに見えたが、ラングランにおいて謎の女テューディが新魔装機イスマイルを開発・暴走させる。
このルートではルート内で分岐があり若干シナリオの展開が変わるが、最終決戦はラセツの野望を阻止し、テューディとイスマイルの暴走を止める展開となる。
ロドニー=ジェスハとエリス=ラディウスが自力逃亡するルート
反乱を起こしたラセツの手から逃れたロドニーはシュテドニアス本国に返り咲く。イスマイルを強奪し起死回生を狙うラセツだがマサキ達に阻止され失脚。
さらにバゴニアのゼツと対決し、ゼツの狂った野望も阻止する。
戦後処理も終わり海水浴に出かけた先でマサキ達は、デモンゴーレムやシュウ達と遭遇。シュウ達と協力して、EXの「シュウの章」にて滅びたヴォルクルスと融合して蘇ったルオゾールと戦うことになる。

[編集] 世界観

地底世界ラ・ギアス(真の地球もしくは大地という意味)
地球の歪曲した空間に存在する世界。そこには海もあれば陸もある。エオルド大陸とナザン大陸の2つの大陸がある。ラ・ギアスには我々の世界の様に地平線や水平線といったものは存在せず、太陽の位置も中天にあるだけで動かないが、地上の周期と同じく一日一日を刻んでいる。そのため、昼と夜の区別は存在している。この世界では夕方になると太陽は徐々に光を弱め、天から姿が消えて月が少しずつ姿を現す神秘的な光景が常にある。四季の変化は比較的少ない。気候は温和。また、地上世界にもラ・ギアスに関係する記録が残っているのもある。
精霊
宗教としては古代より伝わる精霊信仰が行われている。精霊信仰では万物に生命が宿っていると考えられており、これが自然との共存を望むラ・ギアスでは発展した。精霊達の住む精霊界(アストラル界)は、ラ・ギアスの諸現象と密接な関わりを持つものとして認知されており、その精霊を司る祭儀や魔術の研究を生業とする神官の職も確立されている。
錬金学
ラ・ギアスには錬金学(アルケミア)と呼ばれる魔術の一種で錬金術に近いようなものが発展している。地上世界では科学が発展しているようなものである。科学との違いは科学が科学技術によって発展するのに対して錬金学が研究者自身の精神的成長によって発展することである。彼らは研究成果は二の次と考えている。哲学の入った学問ともいえる。別名「良心ある科学」とも呼ばれており、錬金学者は自ら発案した物に責任を持たなくてはならない。良心なく研究をすすめるものは錬金学学会より追放されることもある。
結界
ラ・ギアスの主要な都市には結界が張られており、基本的にダイナマイトや爆弾などの爆発物は炸裂できないようになっている。そのためテロリストなどは建造物を魔装機などをつかって直接破壊している。『EX』ではこの結界の効果が無効(それでもGP-02が持っていた核を無効に出来る程度の効果は見られていた。)になってしまい、「LOE」では見られない装備を持った事もあった。(サイバスターのカロリックミサイル、ザムジードの大型ミサイル等)、第2章以降では結界の効果が復活したためか容量の問題か定かではないが、こういった武装がなくなっていた。αシリーズでは、このような爆発物等の装備がなくなっていたため結界の設定そのものが曖昧になってしまっている。

[編集] 国家

神聖ラングラン王国
地底世界ラ・ギアスの中で最も古い国家。その歴史は約5万年と言われる。エオルド大陸に位置し、32の自治州からなる連邦制の国家である。人口は約2億2000万人。政治体制は立憲君主制を採用している。議会は元老院と庶民院の2つからなっており、元老院は世襲制、庶民院は4年ごとに各州から人口比に応じた人数を選出するが、その方法は選挙、推薦など州によって違う。政策の施行は行政院により行われる。総督府、内務府、外務府に大きく分けられ、内閣の長たる首相は任期が4年で3選までとなっている。官僚は国王が指名し、権利と義務は表裏一体という考えのもと、多くの権利を有する者は多くの義務を果たさなければならないという階級民主主義を採用している。生活様式は18~19世紀のヨーロッパに近い。第一部終盤のシュテドニアス軍による大規模なテロにより、国王は死去。以降は王位継承権を持つ者たちが揃って不在のため、政情不安定の状態にある。魔装機計画を進めている。
  • ラングラン32州
    • ライオット
    • トルマン
    • ルザック
    • ナブロ
    • マドリーラ
    • フラモス
    • ブフ
    • アルカビ
    • サイツェット
    • バローム
    • イラ
    • ラングラン
    • ナブール
    • ザボール
    • ブルクセン
    • バオダ
    • ギャバリー
    • ノーヴァス
    • リストン
    • キルニン
    • サルゴン
    • バランタイン
    • バルディア
    • マラカ
    • トロイア
    • ディムール
    • カラタミーフィ
    • ドレント
    • キナ
    • コウォード
    • ガルデシア
    • ラジナ
シュテドニアス連合
ナザン大陸にあるゾラウシャルド大統領が治める神聖ラングラン王国と同じ歴史のある大国家である。ヌエット海を挟んでラングランと対峙しており、強力な魔装機神の開発によってラングランを脅威に感じているため、政情不安定な状態を狙い様々な部隊を派兵し本格的な武力による侵攻をはじめた国家である。
バゴニア共和国
150年前に神聖ラングラン王国から独立した新しい国であり、シュテドニアス連合、神聖ラングラン王国に並ぶラ・ギアスの大国である。ラ・ギアス事件の際には、数多くの地上人を傭兵として使っていたようで、その忘れ形見として、DC軍のトーマス=プラットという男が帰還せずにバゴニアに残っていたようである。さらにアカデミーから追放されたゼツという男もこの地に亡命しており、新しい国のため国力を持ちたいと思っているようで、それを軍事という形で示そうとし始めているのも事実である。

これら列強のほかにも、エクシール共和国、ラーダット王国、ストロハイム人民共和国、メディーナ国、エリアル王国、サザ公国、フィラデルフィア民主共和国といった国家が存在する。これらの国家は名称が判明しているのみで位置は不明。

[編集] 登場人物

[編集] 魔装機神操者

マサキ=アンドー(安藤 正樹、声優緑川光
シリーズ主人公で、スポーツ万能(空手ボクシングが得意である事が判明している)の熱血漢の17歳の日本人。魔装機神操者の中では一番多く登場しておりファミコン版の『第2次スーパーロボット大戦』から登場している。地上世界から地底世界ラ・ギアスに召喚され、風の魔装機神「サイバスター」の操者(パイロット)となる。サイバスターの前はジャオームに搭乗していた。魔装機神操者としては精神的に未熟な面が多かったが、幾多の戦いを経て大きく成長する。サフィーネに奪われたサイバスターの奪還に成功した事から国王より、ランドール=ザン=ゼノサキスの聖号を賜与され、その際に師匠であるゼオルートの養子となる。なお、両親や家族は地上世界にいたときにすでにテロリストの攻撃に巻き込まれ、死亡(『EX』では「事故に巻き込まれ、死亡」となっている)。孤独の身であった。そのため、テロリストに対しては嫌悪感を抱いている場面があった(地上にいた頃はテロリストだったアハマドをどう思っているのかは謎)。
黙っていれば二枚目、しかしお調子者なので三枚目になることが多い。クロとシロという二匹の猫形のファミリアを連れており、その二匹にいつも突っ込まれているほど極度の方向音痴(『スーパーロボット大戦F』では目的地であった日本地球を10周しても辿り着けず結局ジャブローにてロンド・ベル隊に合流、『α』でも合流するのに20周もかかる。またマクロス艦内で行方不明となり、しまいには『α外伝』で哨戒にでたマサキを見つけるのに『ゼロシステム』を必要とするほど。さらには道に迷った末に何らかの出来事に遭遇する事も多い)でしかも女性に弱い。だが、そのわりには恋愛ごとには極度に鈍く自分に恋愛感情を持っているリューネやウェンディの想いには全く気づいていない(ただし、ウェンディには憧れに似た感情を抱いている節がある)。この性格はマサキ本人も『LOE』第二章の時点である程度自覚しており、また恋愛感情の希薄さは魔装機操者にある程度共通する一面なのではないかという推測も行っている。
シュウとの因縁は本作の第一章の終盤において王都が壊滅した際にシュウが「地上で一仕事ある」と言い残して姿を消していたのを追いかけていったことから始まっている。
普段の実力はシュウに及ばないが、彼との戦いの中、窮地に陥ったマサキの叫びが風の精霊との精霊憑依(ポゼッション)を引き起こし、一時的にグランゾンを圧倒する力を発揮する(ゲーム中では通常、気力の初期値は0、最高数値は50だがこの時だけ200になる、という形で表現されている。)
専用BGMは『熱風!疾風!サイバスター』。
搭乗機:サイバスター、ジャオーム/ザイン
シロ(声優:折笠愛)/クロ(声優:佐久間レイ
初出は『ヒーロー戦記』、『スーパーロボット大戦』シリーズでは『第3次スーパーロボット大戦』から登場。マサキの潜在意識から生まれた使い魔(ファミリア)で、猫形をしている。シロは男性的、クロは女性的な性格をしている。シロは子供っぽい性格のためか、マサキといっしょになってよく騒いでいる。そんな二人(一人と一匹)をクロは制止するような形。プレシアから贈られた鈴をシロ、リボンをクロが着けている。『スーパーロボット大戦F』では赤木リツコ博士の関心を強く買っていた。
リカルド=シルベイラ
本作の第一章でのみ登場(名前だけなら『スーパーロボット大戦EX』で登場)。大地の魔装機神「ザムジード」の初代搭乗者で、元ブラジル空軍のパイロット(αシリーズやOGシリーズでは元連邦軍のパイロットという事になっているものと思われる)。陽気で兄貴肌な性格だが、かつて戦友を見捨てて生き残った過去があり、それがトラウマになっている。大事な所を引っかかれた事から、猫が苦手。テュッティの仇敵ルビッカ=ハッキネンから彼女をかばって命を落とすことになる。使い魔は猿で名前は語られなかった。
ホワン=ヤンロン(黄 炎龍、声優:井上和彦
スーパーロボット大戦EX』から登場。マサキなどと同じく地上から召喚された人間で、炎の魔装機神「グランヴェール」の操者。中国人の元体育教師で、故事成語マニアの24歳。何かにつけて諺を絡めた難しい言い回しをするため、みんなからは少々煙たがられている。マサキの行動を諫めることも多いが、内心では彼を深く信頼している。
一見、冷静沈着に見えるが、内には熱い闘志を秘める。中国拳法ととてつもなく長い説教が得意技で、ある意味、魔装機神操者の中で最も恐ろしい男。使い魔ランシャオと同時、もしくは交互に行う説教は永遠と思えるほど続けられ、誰もが閉口する。そのほどはマサキが数日間ノイローゼ状態になってしまうほど。『スーパーロボット大戦EX』の時にはカークス軍と行動していた。
専用BGMは『炎の中華体育教師』。
モニカ王女(後述)に対し、騎士道めいた忠誠心を抱いていた。『スーパーロボット大戦EX』では聖戦士ダンバインのシーラ・ラパーナ王女に片思いをするものの、報われることは無い。シモーヌ(後述)に想いを寄せられており、あるルートのEDでは「遊園地以外」という条件でデートに行く事になった。
搭乗機:グランヴェール、ディンフォース
ランシャオ(声優:野田圭一
ヤンロンが持つファミリア。リューネから「ロデムみたい」と言われる通り黒豹に見えるが、中国の「風生獣」という伝説の神獣がモデル。先述のネタから『スーパーロボット大戦F完結編』登場時に声優がロデムと同じになった。非常に丁寧な口調でしゃべる。
テュッティ=ノールバック(声優:井上喜久子
スーパーロボット大戦EX』から登場。水の魔装機神「ガッデス」の操者。フィンランド人の20歳。3サイズは85・58・84。マサキがラ・ギアスで初めて出会った人間で、血の気の多いマサキをたしなめる、彼の姉のような存在。北欧美人で芯が強くしっかり者であるため、リカルドから何度もアタックを受けていた。しかし、彼女が愛した男性はことごとく亡くなってしまうため、恋愛を恐れていた(キャラクター辞典でも「不幸を呼ぶ女」扱いされている)。また、過去に両親と兄を殺人鬼ルビッカに殺された事がトラウマになっている。
水に関わる機体に乗っているのにもかかわらず、泳げない。また、極度の甘党なため料理などの味付けがおかしく、自発的に料理をすると言っても周りからやめさせられてばかり(本人は普通だと思っており、自分は何故だか分かっていない)。
専用BGMは『水と沼の国から』
搭乗機:ガッデス、ファルク
フレキ/ゲリ
テュッティのファミリア。気高い意志の持ち主で、猫であるマサキのファミリアを小馬鹿にしている。テュッティが「私も猫にすればよかったかしら」と言った時は酷く動揺していた。フレキが陽でゲリが陰の関係にある。北欧神話において主神オーディンが連れている二頭の狼から名をとられている。
ミオ=サスガ(貴家 澪、声優:かないみか
スーパーロボット大戦EX』から登場。地上世界から飛ばされてきた15歳の女子高生。3サイズは78・56・82。大きなツインテールが特徴。地上人召喚事件の際に地上(日本)からラ・ギアスに召喚され、マサキ達と行動を共にする。飛行機事故で両親を亡くし孤独の身であったが、そんなことを感じさせない明るい性格。ひたすらマイペースで、明朗快活で妙なギャグを連発するムードメーカー的存在で周囲な笑いを振りまいているが、時折大人びた一面を覗かせることもある。また、キレると怖い。忘れられているが、合気道の達人でもある。
某社のお茶漬けに入っている東海道五十三次のカードを集める趣味がある。
気を操ることが出来るためか、大地の魔装機神「ザムジード」の心を読み取ることが出来た。そのため、リカルドの代わりに2代目操者となった。なお、それまではディアブロに搭乗していた。そもそも、機動兵器に全く無関係であるミオがラ・ギアスに召喚されたのはザムジードに選ばれたからと考える事も出来る。
体格が小さいため、マサキは当初は小学生と思っていた。
第4次スーパーロボット大戦』から(本作では第二章から)ファミリアを連れるようになる。
魔装機神操者では唯一、ルートによって異なる必殺技を習得する。
専用BGMは『正調 ミオのじょんがら節』
搭乗機:ザムジード、ディアブロ。
ジュン/チョーサク/ショージ
ミオのファミリア。カモノハシ形をしており、なぜかスーツに蝶ネクタイといった出で立ち。元ネタはレツゴー三匹。ミオが知らなかった為、後ろ足の蹴爪の毒は無い。ミオを師匠(漫才の)と呼ぶ。

[編集] 魔装機神隊

リューネ=ゾルダーク(声優:日高奈留美
第3次スーパーロボット大戦』から登場。上述のサイバスター初登場の作品でボス格を務めた軍事結社DC(ディバイン・クルセイダーズ)の総帥、ビアン・ゾルダークの娘。16歳(『EX』で17歳になっている)、ポーランド系アメリカ人のじゃじゃ馬娘。3サイズは87・59・88。父親からスポ根紛いの特訓を受け並外れた体力と、世界征服に忙しい奔放な日々から我侭に育つ。男勝りで気が強い反面、お世辞に弱い。ロボットの操縦能力は高く、運動神経も抜群。いつも付けているリストバンドは片方5㎏もあるパワーリスト。愛機は、本来は自分が乗るはずだったヴァルシオンを「カッコ悪い」と一蹴し(そのヴァルシオンには父が乗った)、新たにヴァルシオーネを新造してもらった。
当初はマサキたちを父の敵としてつけ狙っていたが、その後、和解。その和解の時にマサキが発した言葉を真に受けて、彼に一方的な愛情を抱くようになり、『EX』でラ・ギアスに召喚されて以降は、そのまま居着いてしまう。その後、ラ・ギアスの技術を用いて愛機を改造し、ヴァルシオーネRを誕生させた。
大の時代劇マニアであり、ヴァルシオーネRの必殺技として「眠狂四郎」の「円月殺法」を使うほど。
専用BGMは『フラッパーガール』。
プレシア=ゼノサキス(声優:こおろぎさとみ
スーパーロボット大戦EX』から登場。大地系(森)の魔装機「ディアブロ」の3代目操者(初代は地上人のマドック、2代目はミオ)。マサキの義理の妹(マサキが父親の養子になったため)で父親は剣皇と称されるゼオルート・ザン・ゼノサキスだったが、ゼオルートはシュウとの戦いで亡くなっており、その際にマサキを詰って関係が悪化したこともあったが程なく和解。現在はマサキだけが唯一、一緒に暮らす家族(母親は存命だが、家を出ている)。明るいしっかり者だが、ちょっとわがまま。『LOE』以降とそれ以前の作品では性格にかなり違いが見られ、『第4次』では「いつかお兄ちゃんより目立ってやる」と終了メッセージで息巻いていた(顔グラフィックも河野さち子が原画を担当する以前と以後では他の魔装機神メンバーと比較してもかなり変わっている)。家事全般を得意とし、生活能力に乏しいマサキにとっては生命線ともいえる存在。まだ幼いながらも魔装機の操縦の腕はなかなかのもの。彼女の家出が『LOE』第二章の分岐に大きく影響する。第2部でシュウと共闘する際には特に話は無かったが、『α外伝』では戦闘前会話でのやりとりがある。『第4次』でリューネに無理矢理連れられて地上に来た際に誘拐された事がある。
『α外伝』の戦闘アニメではミニスカート姿で新体操のようにリボンを振り回すアニメーション・カットインが挿入され、ユーザーを驚かせた。
専用BGM『春風のプレシア』は、やや重い世界観にそぐわないポップな曲だが人気は高い。なお、『LOE』で魔装機神操者、シュウ、リューネ以外の味方パイロットの中で唯一専用BGMを貰っていた。
セニア=グラニア=ビルセイア(声優:皆口裕子
スーパーロボット大戦EX』から登場。神聖ラングラン王国の王女。しかし、魔力テストに不合格であったため、王位継承権は持っていない。明るくおおらかだが、極度のメカマニアで論理飛躍すら可能なスーパーコンピュータ「デュカキス」の開発や地上のメカを参考に魔装機「デュラクシール」を設計したりと、その才能を発揮している。ゴシップ好きな面もあり、マサキ・リューネ・ウェンディの三角関係にちょっかいを出して楽しんでいた事もある。基本的に魔装機の整備担当だが、自らも水系(泉)の魔装機「ノルス」(ノルス・レイ)を駆って戦場に立つ。戦闘でも後方支援など活躍の場は多く、魔装機神操者達と並ぶ出番の多さである。『EX』でデュラクシールが結果的にフェイルの死を早めてしまったためか、第2部の頃には魔装機の設計は行っていない。第1部ではジャオームを、α外伝ではサイバスターに搭乗したこともある(サイバスターの操者ではないので、戦闘時はまともに動けない)
ウェンディ・ラスム・イクナート
本作から登場。サイバスターをはじめとするラングラン製の魔装機の設計を行った錬金学士(ラ・ギアスにおける科学者)。一見すると落ち着きのある大人の女性だが、意外と子供っぽい面も持つ。マサキにとって憧れの人ともいえる存在で成り行きとはいえ彼とのキス経験もある。物語の中でマサキに惹かれていくが、彼より10歳ほども年上(第二章の時点で29歳)なのを気にしており、自分からアプローチをかける事は無い。非常に容姿端麗なようで、テュッテイ曰く「彼女が美人でなければ、美人の八割はその範疇から外れる」、リューネ曰く「もうすぐ30歳のプロポーションじゃない」。テューディという双子の姉を生まれて間もなく亡くしたが、彼女の精神だけはウェンディの中に存在し続けている。
スーパーロボット大戦α』には名前のみ登場、『スーパーロボット大戦α外伝』では、地上にいるマサキにサイバスターを届けるためにプリペンダーと合流する。ゲーム全体の演出として会話シーンが表情豊かなLOEと比べて、バストアップで表情数があまり用意されていないα外伝では印象が違う。
なお、プロデューサーの阪田曰く、SFCソフト「魔装機神」のヒロインは彼女らしい。リューネはどちらかというとスーパーロボット大戦のオリジナルキャラクターのヒロインにあたるとのこと。
ゲンナジー=イワノフ=コズイレフ(声優:石塚運昇
魔装機ジャオームの2代目操者。ロシア人。無口であるため、影が薄い。元水泳のオリンピック選手という前歴があり、その頃の経験からか、「特訓」という事柄になると鬼コーチと化する。エリスに惚れていたようだが、エリスはロドニー一筋であるため、あっさり失恋した。後にミオの漫才の相方をする事になる。なお、芸術に関するセンスはシュメルと同レベル。
ロドニー=ジェスハ(声優:速水奨
シュテドニアス連合軍少将。『EX』ではろ獲していたザムジードで出撃、ラングラン側に奪還され、その為大尉に降格される。元はラングランのトロイア州出身であり、そのためヴォルクルスの分身が復活した際、マサキ達に協力している。
穏健派であり、ラセツやゾラウシャルドと対立していた。大阪弁(ラングランではトロイア弁に相当)で戦場で出会うミオといいコンビである。元妻と離婚と結婚を繰り返している。
『EX』ではギアスによって無理矢理洗脳されたザムジードに乗り込んだ事がある。
『LOE』ではルートによっては後にマサキらの誘いに応じて魔装機操者となる他、別ルートではシュテドニアスの大統領になる事もある。
搭乗機:ギオラスト、ルジャノール改、バフォーム、ギルドーラ、ダイオン、ジンオウ、ザムジードなど
エリス=ラディウス(声優:富沢美智恵
ロドニーを慕うシュテドニアス連合軍の指揮官。ラングラン動乱時(『EX』)、ロドニーと供にヴォルクルスとの戦いに手を貸す。『LOE』ではルートによっては失脚、幽閉されたロドニーを救うためにマサキ達と接触したのを切欠に、魔装機操者となる。
内気で恥かしがり屋な性格だが、魔装機に乗ると豹変。好戦的で激しい言動をするようになる。ただし、『LOE』後半ではかなり落ち着いてきているように見える。『LOE』で仲間になった際はロドニーと恋仲になるのだが、既に尻に敷いている。
『EX』ではヤンロンとの対決イベントが多かったが、『LOE』ではその事は全く触れられていない。
搭乗機:ギルドーラ、フェンターなど
マドック=マコーネル
スケベなじいさん。シュテドニアによるグランパレス急襲の際、迎撃し重傷を負う。
ルザック州軍国境警備隊屯所に落ち延びるが力尽きて死亡。ディアブロを遺した。
プレシアからイブンまでと射程範囲は幅広い女性に声をかける。『EX』では名前だけが語られ、マサキはトールスの口から彼の死を知る事となった。
搭乗機:ディアブロ
ファング=ザン=ビシアス
神聖ラングラン王国の近衛騎士団の団員でゼオルートの弟子。マサキにとっては兄弟子に当たる。右眼にドラゴンボールに登場したスカウターの様なスコープを付けている(設定画ではスコープのイラストも描かれている。また、ゲーム中ではスコープに隠れて確認し辛い右眼もスコープが透けてはっきり描かれている)。
無愛想でプライドが高く好戦的な性格の持ち主。ゼオルートは『照れ屋』と、マサキは『頭に血が上ると何をするかわからない』と評している。また、フェイルには盲信的な忠誠を誓っている。
ラ・ギアス人としては珍しくプラーナが高い(この設定を反映してゲーム中もラ・ギアス人の中では敵味方含めてテューディ、シュウの次にプラーナの値が高い)ため、ガルガードを試験的に操縦していた事もある。そのため、地上人が魔装機に乗る事を快く思っていない。御前試合ではヤンロンのグランヴェールを破った事もあり、マサキも一目置くほどの実力者である。
当初は弟弟子のマサキの事も嫌っていたが、ゼオルートの計らいでマサキと実力比べをして敗れて以降は互いに良きライバルとして認め合う関係となる。しかし、内心ではマサキに勝てない自分に苛立ってもいたようだ。
さらに『EX』にてフェイルがマサキに殺された事を知り、マサキ達に対して復讐を誓う。そのためにバゴニアの傭兵となり、何度もマサキと戦うがその最中、フェイルの真意を、そしてフェイルを討たなければならなかったマサキの真意を知り、フェイルの名を汚していた事に絶望する。その後、マサキの叱咤激励に応じて再び魔装機操者として舞い戻る。
どんな魔装機であろうと乗りこなしてみせると豪語し、作中でも数多くの魔装機に搭乗している。
ルートによってEDの動向が大きく異なる人物で、「邪神降臨」EDでは自らの澱んだ心にケリを付けるべく旅に出ているが「逆襲のラセツ」及び「悲しみをこえて」EDではラングランに残っている。
搭乗機:ガルガード、ラストール、ジェイファー、アゲイド+、ギンシャス+など
ザシュフォード=ザン=ヴァルハレビア(声優:阪口大助
通称ザッシュ。カークスの息子。『EX』にてリューネに一目惚れをしてしまう。マサキやヤンロンとは第1章の時点で出会っている。素直で正義感の強いまっすぐな性格。『EX』のカークスとの戦いで彼に撃墜されると死亡してしまう。レミアという妹(姉という説もある)がいる。
『EX』ではソルガディの量産型の魔装機ガディフォールに乗っていたが、『LOE』第2章では念願だった魔装機操者となり、かつて父カークスが乗っていたガルガードに搭乗する。
搭乗機:ガディフォール、ガルガードなど
シモーヌ=キュリアン
フランス人。スラム街の出身で孤児院育ちだったこともあり、荒れた生活を送っていたが、後に更正しバレリーナになる(元バレリーナだけあって、長身細身で四肢がすらりと長い)。魔装機ザインの操者。ガッデスの操者候補だったが、彼女はガッデスに認められなかった。
『LOE』の最初から登場し、場合によっては負傷した彼女に代わり、マサキがザインに乗る展開になる事もある。
マサキと仲が良く、共に行動する事も多い。
ラングラン崩壊の際、ザインごとシュテドニアス軍に捕獲されてしまうが、ラセツによって解放される。そしてラセツと男女の仲になるが、ルートによってはマサキの説得に応じてラセツと戦う道を選ぶ。
以前はヤンロンに想いをよせていたらしく、EDではヤンロンを追いかけている。またラセツと戦う事を説得したマサキにも惚れかけるなど、惚れっぽい性格であるようだ。
年齢は19歳と若いが、大人びた雰囲気のためか実年齢より上に見られることが多い。
搭乗機:ザイン、ジンオウなど
レベッカ=ターナー
ネイティヴ・アメリカンと白人の混血女性。豪快で開放的な性格。愛称は「ベッキー」。
かなりの酒豪で好きな酒はバーボンで、いつもストレートで飲んでいる。また、酒癖が悪くアルコールが入ると服を脱ぎだす癖がある。マサキに地上に出たときには、銘柄まで指定して酒を買ってくるよう頼んでいる(マサキはその約束を忘れていたため、買ってこなかったが)。
ラングラン崩壊後は自らの実力不足を悟って修行をしていた。
展開によっては彼女が作ったオリハルコニウムのペンダントはマサキによってウェンディに渡されるのだが、第二章ではそれが重要な役割を果たす事になる。
搭乗機:ラ・ウェンター
アハマド=ハムディ(声優:玄田哲章
敬虔なムスリム。戦いを好み、他の魔装機操者達と行動する事は少ない。地上にいた頃はテロリストだった。『力こそ正義』という信念を持ち、力を持つものに味方する事が多い。
『EX』では基本的に敵として登場するが、シュウの章でのみ仲間にすることが出来、エンディングでは「インシャラー(神(アッラー)の思し召しのままに)」の言葉で物語をしめる。『LOE』では出番が少なく、正式加入するのも条件を満たす必要がある。また加入時期もゲームの後半である。
搭乗機:ソルガディ
シーエ=デメクサ
通称デメクサ。あまり出番のないエチオピア人。争いを好まない温厚な性格であり、とてものんびりしている。エチオピアでは父の名前を自分の名前の後ろにつけて名乗るので、デメクサが通称なのは間違いである。彼のネーミングの際、阪田はエチオピアの名前をつけ方を知らなかったので、後で間違いを知った時に嘆いたという。
搭乗機:ファルク
サナン=ティアンプラサート
乱暴な破戒僧。通称はティアン。元ムエタイチャンプの25歳(ただし、スキンヘッドの上に老け顔なのでそうは見えない)。アハマド、デメクサ、ティアンは加入条件の割にはシナリオでの出番が少なく、ティアンの場合は格闘値以外の能力値も特別高いわけでないので、仲間にする旨味が少なめ。
搭乗機:ディンフォース
ジノ=バレンシア
家出したプレシアを保護したバゴニアの軍人で国境警備隊隊長。剣聖シュメル・ヒュールの弟子(不易久遠流免許皆伝)でロザリーの兄弟子にあたる。部下に『鬼のバレンシア隊長』と恐れられる優秀な軍人だが、実は極度のロリコンで、プレシアを保護した際に初めてそれを知った部下達がショックを受けている。
ロリコンである事を除けばキザではあるものの、『鬼』呼ばわりされながらも部下達の尊敬を集めている人格者である。
ルートによってはゼツがシュメルを誘拐した際にバゴニア軍と敵対する道を選び、再会したマサキ、プレシアらの誘いに応じて魔装機操者となる。
上述の通りシュメルの弟子だけあって剣の達人で、プレシアやザッシュらに技を指導する事もある。
事ある毎に百合の花を持ち出して一句読む癖がある。
搭乗機:ラストール、ギンシャス、ギンシャス+、ルジャノール改など
ロザリー=セルエ(ロザリー=ギムナス)
父バリーをシュメルに負わされた傷の為に失い、仇を取るために名前を偽って弟子入りした少女。興奮するとお国言葉が出てくる。
しかし、シュメルと接する内に彼に好意を抱くようになるが、シュメルはゼツによって殺されてしまい、またルート次第で自身もゼツに洗脳されてしまい、悲劇的な結末を迎えることも。
彼女を救いつつ、ファングが仲間にいない状態でのみ魔装機操者となる。
搭乗機:ジェイファー、ルジャノール改

[編集] ラングラン王国

アルザール=グラン=ビルセイア
第287代神聖ラングラン王国国王。なかなか親しみやすい性格の人物であり、セニアに「パパ」と呼んで貰えなくて寂しがる場面も。ラングランが立憲君主制ということもあり、政治にはあまり口出しはせず、議会に任せていたようであるが、反面外向的手腕に長けていた様だが。
シュテドニアスによるグランパレス急襲の際、議会に魔力弾の直撃を受け死亡。
フェイルロード=グラン=ビルセイア(声優:置鮎龍太郎
ラングランの王位継承者第一位で治安局次長。後に第288代神聖ラングラン王国国王。魔装機神隊の直属の上司にあたる。理想実現のために王位を望むが、生まれつきの魔力が高くなく、一度は王位継承権を認められる為の魔力テストに落ちている。魔力テストに合格するために無理な修行と薬物投与で魔力を高めたが、その代償として身体はボロボロになってしまう。それでも治療につとめて回復していたが、王都がシュテドニアスに占領される際に負った傷が元で余命短かとなってしまう。その後は残存する兵力を集めて王都奪還を目指す。マサキと地上のスーパーロボット達と合流し、彼等の働きもあって見事にラングラン奪還を果たす。しかし地上人召喚による混乱は大きく、デュラクシールという強大な力を得たことで、余命半年という焦りと地上人召喚を行った責任から武力による統一を計画して国王即位とシュテドニアスへの宣戦布告を宣言する。そして開戦を阻止しようとするマサキ達と対立して命を落とす事になった。死亡した場合の処理も全て決戦前にしており、デュラクシールから脱出装置を外すなど、敗北すれば死して王国の未来を後に託すようしていた。
『LOE』ではマサキに倒された事になっている。
ランドール=ザン=ゼノサキス(初代)
ゼオルートの先祖で騎士らしいが、詳細は不明。後にマサキがこの名を襲名する。
なお、ミドルネームの「ザン」は騎士としての称号である。
イブン=ゼオラ=クラスール
ソラティス神殿の大神官。ラ・ギアスでもトップレベルの魔力を誇り、召喚技術の権威でもある。『EX』では命を落としてしまう事もあるが、『LOE』第2部では彼女が生存した場合のシナリオとなっている。
テューディ=ラスム=イクナート
亡くなったウェンディの双子の姉。彼女の肉体を乗っ取り、ラングランが密かに開発していた「17番目の魔装機」イスマイルを完成させたり、デュラクシールを再生産してラセツに横流ししたりするなどの悪行を行った。生まれなかった事への憎悪で動いており、最終的にはその強烈な思念により自分の肉体を得るまでに至る。ただ場合によっては表立った行動に出ないまま、ウェンディと分離させられて消えてしまう。
カークス=ザン=ヴァルハレビア(声優:玄田哲章)
昼行灯だったラングランの将軍。首都防衛計画の遅れの責任を問われカラタミーフィ州に左遷される。王国が崩壊した後は一変。テリウスを保護し、カラタミーフィ州を拠点に軍をまとめてシュテドニアスとの戦いの指揮をとったが後にラ・ギアス統一の野心を露にし、リューネ、ヤンロンらに反旗を翻される。一度は開発が中断された超魔装機「エウリード」に搭乗してリューネ達に挑むが敗れ去る。エウリードはカークスが乗ったものの他に2体存在し、『LOE』第2章でシュテドニアスに回収、後々まで禍根を残す事になった。
『LOE』ではヤンロンに倒された事になっている。
ゼオルート=ザン=ゼノサキス
プレシアの父。マサキの師匠であり養父。初代ランドール=ザン=ゼノサキスの子孫。「剣皇」と称される剣の達人。
剣の達人とは思えない穏やかな性格だが、生活能力が無く、嫌いな食べ物を事ある毎にマサキに押し付けてプレシアに怒られている。奥さん(ピア)に逃げられたのもその生活能力のなさが原因であるようだ。
後にシュウとの戦いで命を落とすが、彼の死によってマサキとプレシアの兄妹関係は一時期険悪なものになってしまった。
仲間にはならないものの、スポット参戦の中で圧倒的な強さを見せ付けている。プラーナが低いせいか、魔装機ギオラストに搭乗しながらも、魔装機操者扱いを受けていない。
搭乗機:ギオラスト

[編集] 邪神徒(ヴォルクルス)陣営

ルオゾール=ゾラン=ロイエル(声優:青野武
邪神ヴォルクルスを復活させようとする魔神官。その為サフィーネ等をを使いラングランを混沌に落とし入れ、『第3次』で死亡したシュウを蘇らせるが、ヴォルクルスに操られていたシュウをある意味利用していた事で彼の怒りを買い、ヴォルクルス復活の生贄にさせられてしまった。しかし、後に蘇り、ヴォルクルスと融合した真ナグツァートを駆り、マサキやシュウと相対する。
シュウ=シラカワ(白河 愁、声優:子安武人
第2次スーパーロボット大戦』から登場。本名を「クリストフ=グラン=マクゾート」といい、ラ・ギアスのラングラン王国の王位継承権を持っていたがラングランを襲撃した際に「クリストフ=ゼオ=ヴォルクルス」と名乗り、王位継承権を捨てている。シュウ本人としては「シュウ=シラカワ」としての名前が気に入っているため、基本的にはその名前を名乗っている。「白河」は地上人である母の姓で、「愁(シュウ)」と言う名も母親がつけた名前である。自ら設計を行った強力無比な機動兵器「グランゾン」のパイロット。『第2次』ではビアン・ゾルダークの側近的位置をつとめた。クールな二枚目で誰に対しても敬語で接する。何よりも自由を愛する男で、自分を束縛する者や利用する者には容赦しない。マサキとはただならぬ因縁があり、時には敵として、時には味方として彼と対峙する。
『第3次』の隠しシナリオにおいてロンド・ベルを襲撃しその際に死亡したが、『EX』で邪神ヴォルクルスによって復活させられることになる。しかし、ルオゾールの術が不完全であったため、記憶を部分的に失い、ヴォルクルスとの契約も消えてしまったため、自らを利用していたヴォルクルスに反旗を翻す。『第4次』及び『F/F完結編』ではかつて南極事件の際にグランゾンを利用したティニクエット・ゼゼーナンに対して復讐するために暗躍、ロンド・ベルに協力する(『第4次』では場合によっては敵に回ってバッドエンドになってしまう事も)。
シュウ自身のパイロットしての技量もさることながら、グランゾン(ネオ・グランゾン)の並はずれた性能も相まって「スパロボ界ジョーカー」と呼ぶに相応しい。
現在、絶版となっている小説版では、ヴォルクルスと契約を行った経緯が明らかとなっている。
αシリーズにおいては『α外伝』において、月面の決戦で完全に死亡。以後、αシリーズでは魔装機神が未登場となったため、旧シリーズ同様に復活できたかどうかは不明。
専用BGMは『ダークプリズン』。
チカ
シュウのファミリア。一見、青い文鳥のように見えるがラングランに生息する鳥、「ローシェン」の姿を模している。シュウの性格に反してお喋りで、時にかなりの暴言を吐くこともある。使い魔が主人の無意識から作られるという設定を考えると、非常に興味深い。鳥なので猫の使い魔のシロとクロを恐れている。シュウがファミリアを持っているのはある事情が原因。ゲーム中で通常のプレーでは不可能な事を行うと、プレイヤーにツッコミを入れてくることがある。
サフィーネ=ゼオラ=ヴォルクルス(サフィーネ=グレイス)(声優:小山茉美(第4次S)、深見梨加(F完結編以降))
シュウの部下(後にシュウは彼女を「部下ではなく仲間」とした)。モニカ曰く、下品で、タカビーで、サドで、マゾで、ニンフォマニアで、ちょっぴり性格が悪くキケンな人物。ただし明るく裏表が無いのでヴォルクルス信者としては暗さが無い人物で根っからの悪党というわけでもない。シュウのことを愛しており、深く崇拝している。非常に大人っぽい容姿をしているが、まだ20歳である。シュウを巡ってモニカとはよく喧嘩をしている。ヤンロンとは因縁があり、情報交換などで接触をする事もあり、α外伝ではヤンロンを茶化す事もある。第1章ではヴォルクルス復活のためにマサキ達の前に立ち塞がる。『EX』では、「シュウの章」最終話が始まった時点であるレベル以下だとヴォルクルスに操られて敵になってしまい、撃墜すると死亡する。ヴォルクルスの信者でなくなった後は苗字を本名に戻したようだ。愛機ウィーゾルを改造してウィーゾル改をつくり上げた。必殺技・ダークネスボンテージをあみ出したのはヤンロンが修行しているのに影響されて。
モニカ=グラニア=ビルセイア(声優:皆口裕子)
スーパーロボット大戦EX』から登場。神聖ラングラン王国の王女でセニアの双子の妹。姉のセニアとは対照的におっとり系で独特な喋り方をし、時々間違った文法で話す事がある。シュウのことを慕い、後に彼と行動を共にすることになる。王位継承権を認められるほどの高い魔力の持ち主。サフィーネとの喧嘩ではなかなかヒートアップした姿もみられる。王女だが家事全般が得意で、洗濯をしている場面もみられる。ちなみに『LOE』第1章ではサフィーネに人質にされ猿轡をかけられた事がある。未来見であり、特技は予言。乗機はノルス、ノルス・レイ。
テリウス=グラン=ビルセイア(声優:石田彰
アルザールの側室の子供で、フェイルらとは異母兄弟。無気力で内向的な性格で小さな頃はセニアにいじめられて泣かされていたらしい。が非常に母親を大切にしており誇りに思っていて、母親を侮辱した場合、烈火の如く激怒する。自分を認めてくれたシュウに同行する内に彼に興味を持ち、その行く末を見届けようと考えるようになる。実は兄弟の中でも最も高い潜在的な魔力を持っており、『EX』では直感の成長の値に補正がかかっていた。『第4次』や『LOE』にも登場するが、戦闘する機会は『EX』でしかない。乗機はガディフォール。

[編集] シュテドニアス連合

グレイヴ=ゾラウシャルド
シュテドニアス連合大統領。ラングラン王国で推進されていた『魔装機計画』が近隣諸国への武力侵攻のための軍備増強ではないかという懸念を抱き特殊工作隊のラセツを通し、反ラングラン派のテロリストを支援し戦争工作を行っていた人物。
また巨大軍事産業複合体『トリニティ』をバックに持ち、その利益のために神聖ラングラン王国に戦争を仕掛ける。つまり、彼がラングラン動乱を引き起こした張本人である。
表向きは「国家のために」を強調し、それを体現するべく自らエウリードに乗り込んで戦うといった一幕もあった。
ルートによっては死なないまでも失脚する事となる。また、ラセツに謀殺されてしまう事もある。
搭乗機:エウリード
ラセツ=ノバステ
シュエドニアス連合軍大佐。33歳。特殊工作部隊「デオ=シュバイル」の隊長であり、第一章当時は神聖ラングラン王国に潜入、反政府ゲリラ「ラングラン解放戦線」を支援していた(この際、マスクを身に付けており、素顔が判明するのは第二章からである)。
智謀とカリスマ性に長け、士官学校を首席で卒業後同隊に配属され、工作活動等で大きな成果を挙げて4年で大佐にまで昇進しているが、特殊工作隊の性格上、功績を表沙汰に出来ないため階級は大佐止まりだが、軍内部での発言力は中将クラスであり、また職務上知り得た情報も利用し政財界にもコネクションを持ち、ゾラウシャルド大統領から絶大な信頼を得ているらしく、白紙委任状を与えられている。
野心が強く冷徹で簡単に人を殺せる人間ながら、恵まれない子供や女性に対してはとても優しい一面も併せ持ち、慈善事業や基金設立などに対して積極的であり愛国心は強い。言うならば、「自分に従うものに対しては情け深いが、そうでないものに対しては非情な男」と言える。また、女性に対して紳士的であり、シュテドニアス軍の虜囚となっていたシモーヌを解放し、その行動を黙認すらしていた。
切れ者という印象が強いが、その一方で(元々ロドニーとの面識がないシモーヌを除いて)ひょっとこ仮面の正体を見抜けなかった唯一の人物でもある。
搭乗機:バフォーム、ダイオン、ジンオウ、デュラクシール、エウリード、バイラヴァ、イスマイルなど
カンツォート=ジョグ(声優:目黒光祐
シュエドニアス連合軍少佐。第102特殊工作小隊の隊長(少佐でありながら、小隊長なのは彼の部隊が特殊任務を多くこなすエキスパート集団だから)。LOE第二章当時はラセツの指揮下に入り、彼の副官的立場に就いていた。血の気の多い噛ませ犬的な敵役、といった役どころで、もっとも適切な例えは「魔装機神版ジェリド・メサ」。もっとも本家と違って恋人を殺されたりはしていないが。EX~LOEのストーリーを彼の視点で見てみると、いろいろ考えさせられるものである。「カンツォート」と名前で呼ばれるのを極度に嫌う。
ラセツの奸智に長けた部分については何処か冷めた視線で見ている。もっとも戦闘好きの性格に加え、魔装機神隊打倒に相当躍起になっているために結局はラセツの良いように利用されている(とは言え、ラセツも敗北続きのジョグを処分する事無く前線の指揮官として送り続け、また、共に行動する事も多いのでかなり信頼しているようである)。好みのタイプはテュッティらしい。SFC版『EX』と『LOE』で顔を比較するとかなり顔が細めになって美形になった。
搭乗機:バフォーム、移動要塞、ギルドーラ、ダイオン、ジンオウ、デュラクシール、エウリードなど
スヴァイク=ノボトニー
シュエドニアス連合軍元帥でロドニー=ジェスハの師匠にあたる人物。本質的には平和を望んでいる人物であり、権勢を追い求めるゾラウシャルドやラセツとは対立関係にある。
ほとんどのルートで、軍部を掌握したラセツによって失脚し国落ち。その後の運命はルートによって大きく変わる。
ルビッカ=ハッキネン
テュッティと同時期に魔装機操者候補としてラングランに召喚された地上人。特徴として銀縁の眼鏡をかけ頬の突き出たやや神経質そうな顔つきをしている。典型的な快楽殺人者であり、地上にいた頃テュッティの両親と兄を殺した張本人で、催眠術の使い手でもある。ラングランに召喚されるものの、彼と面識のあるテュッティによって、彼の本性を暴露されたことで地上に強制送還されることになったが、警備兵2名を殺害し脱走、シュテドニアスに流れ着き傭兵になった。
戦争をビジネスと割り切る冷血漢で、持ち前の催眠暗示を駆使した非道な策略も平然と実行する。第一章でリカルドを殺したのも彼で、大切な人をルビッカに奪われ続けたテュッティは第二章で彼と雌雄を決する事となる。ルートによっては決着が付かず行方不明に。
搭乗機:トゥルーク、エウリード、デュラクシール、ダイオンなど

[編集] バゴニア連邦共和国

ゼツ=ラアス=ブラキオ
練金学士の老人。力を追い求めて禁断の秘術に手を出し錬金学協会を追放されるが、放浪の末にバゴニアに流れ着き、魔装機の開発に携わり、その功績により国防責任者になっていた。錬金学協会とラングランにひとかたならぬ憎悪を抱いており、議会をを扇動しラングランとの戦端を開かせる。自らの欲望のためにはどんな悪辣なことでも平然とやってのける悪魔的な人物であり、それは人の脳を移植するというガッツォーの設計思想にも現れている。
トーマス=プラット(声優:宇垣秀成
元DCのパイロットで、かつてラ・ギアスに大量に召喚された地上人の中の一人。地上に帰らずラ・ギアスで傭兵をやっている。どこまでも戦いのスリルを愛する人物であり、戦いの目的にはとくに関心を抱かない。くわえタバコで、何かとゲンを担ぐ癖がある。結局最後までゼツと運命を共にする。GBA「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION」で彼のDC時代の活躍が描かれている。
なお、声優はゲーム版ではなくスーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ- での物。
シュメル=ヒュール
不易久遠流を操る剣の達人で、剣術世界大会三連覇を成し遂げ「剣聖」と呼ばれる人物。ラングランの「剣皇」ゼオルートとは親友であり、よきライバル関係にあった。かつてはバゴニア軍の剣術師範も務めており、国内の声望も高く政界にも顔が利くが、いまは隠居して絵の創作に打ち込んでいる。しかし、そのシュールな芸術を理解してくれる者はなかなかいないようだ。
NPCとして魔装機に搭乗することがあるが、その際にはルジャノール改でベンディットを破壊してみせた。シュメルの脳が移植されたガッツォーに搭乗するゼツの特殊能力(気配察知8、再攻撃8、切り返し8、分身7)の凄まじさを考えると、彼の強さは相当なものだったことが伺える。

[編集] その他

ひょっとこ仮面
ひょっとこの仮面を被った正体不明の正義の味方。ロドニーを救出しようとしてラセツの罠にはまったマサキ、エリスらの危機を救う……というか、どう見ても正体は捕まっていたはずのロドニー=ジェスハその人なのだが、そう言われそうになると本人は強く否定する。ちなみに、何故かラセツだけはひょっとこ仮面=ロドニーである事に気付かなかった。
搭乗機:ダイオン
ミサキ=シラカワ
シュウの母。名前からして地上人であると思われるが、ゲームや関連書籍では詳細が語られていない。阪田が同人誌に寄稿した小説で裏設定が色々と語られているという。
ガスパ=アルバレツ
ラングラン王国内で活動する反政府テロリスト「ラングラン解放戦線」のリーダー。第一部のみの登場。きわめて仲間思いで、決戦時にはマサキに倒された仲間についての恨み言を叫びながら襲ってきたが、結局「序盤のやられ役」の域を出ない人物。

[編集] 登場兵器

『魔装機神』においては機体をフル改造した場合、守護精霊のランクが1つアップする(水系低位・XX→水系高位・水、水系高位・水→水系聖位・刻、など)。低位の精霊は全て固有名(陽炎、電光など)から固定属性(炎系なら炎、風系なら風)になる。但しこれは精霊自体が進化すると言う訳ではなく強さが一つ上になるということであり、低位精霊が高位扱いになっても自我を持ったりはしない。

グランゾン、ヴァルシオーネ等のラ・ギアス製ではないロボットはアーマードモジュール#グランゾンヴァルシオンを参照。

[編集] 魔装機(神聖ラングラン王国製)

魔装機とは神聖ラングラン王国の予言にある「魔神の脅威」に対抗するため、神聖ラングラン王国で建造され、精霊と契約した人型兵器の総称(但し必ずしも人型である必要は無い)。魔術・錬金学の粋を集めており、魔装機のメイン動力はフルカネルリ式永久機関、装甲はオリハルコニウム(装甲材を簡易な強化セラミックにした機体も存在する)。操縦には『プラーナ』という生命エネルギーが必要となる。

魔装機はA~Dでランク分けされており、Aクラスは高位の精霊と契約をかわした魔装機(魔装機神)で、Bクラスはそれ以外の精霊と契約をかわした魔装機。CクラスはBクラス以上の魔装機を模したもので、準魔装機と呼ばれ多数存在している。Dクラスは元々が作業用だったものを改修した粗悪な魔装機。

神聖ラングラン王国で建造された魔装機のうち、魔装機計画で採用された16体の魔装機(魔装機神を含む)は正魔装機(もしくはオリジナル魔装機)と呼ばれる。

後にラングラン以外でも似たような兵器が開発されるようになり、精霊と契約した兵器全般を指す名称となった。

[編集] 魔装機神(Aクラス魔装機)

魔装機神とは、16体の正魔装機の中でも高位の精霊と契約した4体の魔装機の事を指す。高位精霊とともに生み出すパワーは理論上無限大とされ、ファミリアという使い魔を使った武装によって魔装機と比べ物にならない能力を持つ。魔装機神の操者になるには適性試験に合格した後、魔装機神の精霊自身にその資質を認められて初めて操縦席に座ることができるという(ただし、基本的には精霊に認められればいいのでミオのように適正試験を受けずに魔装機神操者になった者もいる(マサキも適正試験を受ける描写がないので適正試験抜きで操者になった可能性がある))。なお魔装機神はAクラス魔装機に分類される。

サイバスター【Cybaster】(風系高位サイフィス・風/空)
神聖ラングラン王国の魔装機計画で開発された風の魔装機神。設計・開発はウェンディ。最もバランスに優れた魔装機である。特に「風」の魔装機神の名にふさわしく、そのスピードは折り紙付き。神鳥ディシュナスを模した、サイバードという巡航形態に変形できる。サイバスターという機体名は本当の名前ではなく真名は別にある(呪術対策の偽名)。移動後に使えて、敵と味方を識別する強力なMAP兵器「サイフラッシュ」を持ち、サイバスターが登場するゲームではサイフラッシュの性能はゲームバランスに関わる。魔装機神の中では最後に開発され、サフィーネによる奪取事件の際にマサキ=アンドーが操者に選ばれる。地上に出た際には、操者のマサキが極度の方向音痴のため、地球を数周~数十周することもしばしばである。
  • ヒーロー戦記……ストーリー中盤で登場。地上に出て道に迷っている所で主人公と出会う。自ら「またの名をランドール・ザン・ゼノサキス」と名乗っていた為、時系列的には南極へ出る前のラ・ギアスが平和な時期に地上へ飛び出した際のタイミングと思われるが、シュウを「伝説の魔王」として追いかけているなど矛盾している部分も。ごく僅かな期間しか参加しない為、結局ゲーム中シュウに出会う事は無かった。場合によってはヘリオス要塞に迷い込んで最終局面で仲間になる事も。この作品でサイバスターの主な武器は大体出揃ったが、アストラル斬り、サイブラスター、オメガブラスターなど、この作品でしか見れない武器も(ディスカッター霞斬りも長らくこの作品のみだったが、『OG2』でディスカッターの連続攻撃として登場した)。
  • EX……マサキと共にゲームの初めから登場する。フェイル軍と合流することに。
  • α(DC版)……この作品のみ、R-1との合体攻撃「アカシックブレイカー」が設定されている。『OG』シリーズではこの設定がなくなっていて、幻の武器になりつつある。
  • α外伝……オーバーホール完了時に、セニアが他の仲間と共に地上へ持ってくる。地上では本来の力が発揮できないのか、初期状態では「ディスカッター乱舞の太刀」が装備されていない。ウェンディとセニアによる改修を受けてから使用できるようになる。
  • OG/OG2……南極事件前に南極近海で発見される。当初はエアロゲイターのものと間違われた為、識別コードはエアロゲイターの5番目を表わすAGX-05になっている。その後ハガネに合流し、アイドネウス島の決戦まで参加。その後L5戦役・インスペクター戦などにも参加し、高い機動性から偵察や囮・切り込み役といった役目をヴァルシオーネなどと共に担った。この機体に初めて接触した人間はイルムである。なお、単独で出撃することは滅多に許可されないが、これはパイロットのマサキが方向音痴で戦艦に戻って来られない可能性があるためである。
グランヴェール【Granvale】(炎系高位グランバ・炎/光)
神聖ラングラン王国の魔装機計画で開発された炎の魔装機神。設計・開発はウェンディ。攻撃に特化しており「フレイムカッター」は通常格闘武器としては最強クラス。その反面防御力と機動力は脆弱である。マサキが召喚された時点では操者は決まっていなかったが、後にホワン=ヤンロンが操者に選ばれる。
  • EX……カークス軍の機体として登場。マサキ達と合流しない場合はリューネの章における唯一の魔装機神となる。
  • α外伝……
ガッデス【Gaddeath】(水系高位ガッド・水/刻)
神聖ラングラン王国の魔装機計画で開発された水の魔装機神。設計・開発はウェンディ。中距離射撃と後方支援用に設計されたと思われる。見た目とは裏腹に近接には弱い。魔装機神で唯一のファミリアを使った必殺技フェンリルクラッシュを持つ。マサキが召喚された時点では操者は決まっていなかったが、後にテュッティ=ノールバックが選ばれる。ハイドロプレッシャーをランクアップさせたヨツンヘイムが強力。
  • EX……フェイル軍の機体として登場。この頃のケルヴィン・ブリザードはP兵器であった。
  • α外伝……フェンリルクラッシュの演出が大きく変化し、巨大な狼の幻影で敵に攻撃する必殺技となっている。
ザムジード【Zamzeed】(大地系高位ザムージュ・大地/闇)
神聖ラングラン王国の魔装機計画で開発された大地の魔装機神。設計・開発はウェンディ。近接攻撃と防御力に特化している。その為か機動力は乏しく被弾率も高い。マサキが召喚された時点では操者はリカルド=シルベイラだったが、ルビッカとの戦いで死亡してしまう。その後はシュテドニアス軍に捕獲され、強制魔法「ゲアス」で無理やり従わされる。「ラ・ギアス事件」でマサキたちに奪還された後はミオ=サスガが操者となっている。
  • EX……ロドニーが搭乗しマサキ達と戦うことに。この時点ではミオにファミリアが無いためハイファミリアは使用不能。その代わりなのかリニアレールガンが強力。
  • α外伝……ミオの性格を反映させ、コミカルな演出が入るようになった。

[編集] Bクラス魔装機(正魔装機)

神聖ラングラン王国で建造された正魔装機のうち、低位の精霊と契約した魔装機はBクラスに分類される。ただし量産型の魔装機はBクラスに含まれない。

ジャオーム(風系低位ジャノク・陽炎)
マサキがラ・ギアスに召喚されて初めて搭乗した魔装機(ただし展開次第ではザインが初めて搭乗した魔装機となる)。16体の魔装機の内、最初に完成した機体である。プラーナコンバーターの出力が高いため、操者のプラーナ次第では魔装機神並の性能を発揮するという。マサキがサイバスターの操者となってからはゲンナジーが操者となる(この際プラーナコンバーターは現行のものに換装されている)。第二章ではルートによっては必殺技を覚えない場合もあり火力不足に陥る事も。
  • EX……ヤンロンのグランヴェールと共にカークス軍の戦力として登場。操者は引き続きゲンナジー。
  • α外伝……オーバーホール中のサイバスターの代わりに、マサキがゲンナジーから借りて搭乗する。ゲーム序盤のみの登場で、改造はサイバスターに引き継がれる。
ソルガディ(風系低位ソレイド・砂嵐)
神聖ラングラン王国所属の魔装機。ヒット・アンド・アウェイを得意としている機体で、高い機動力の代わりに装甲が犠牲になっているため、本来は格闘戦は不向きなのだが、なぜか必殺技は格闘武器であった。操者はアハマド。第一章の一部と第二章の一部ルートのみに登場。この機体の量産型としてガディフォールが登場する。
  • EX……カークス軍の機体として登場。。主に敵側で登場するが、シュウの章でアハマドを説得した場合のみ使用できる。
ギオラスト(風系低位ギオリック・竜巻)
神聖ラングラン王国所属の魔装機。情報収集に長けた機体で、遠距離でも近距離でもオールラウンドに戦える。第一章においてゼオルートが搭乗し、驚異的な実力を発揮した。第二章では魔装機操者となったロドニーが搭乗するが、ゼオルートの乗っていた機体という事もあってか、マサキは複雑そうな感じであった。
ガルガード(炎系低位ガルナンサ・雷)
神聖ラングラン王国所属の魔装機。16体の魔装機の内、最後に完成した機体で魔装機神に匹敵する性能を持つ。外観はグランヴェールに似ており、4本の腕を持つ。ディアブロ同様に最も操者が変動した魔装機。第一章ではファングが搭乗し、マサキのサイバスターと腕試しを行う事となる。「ラ・ギアス事件」ではカークスが乗り込み、シュテドニアスとの戦いで使用された。第二章では『EX』で父の乗っていた機体とあってかザッシュが操者となる。
  • EX……リューネの章において一部ステージで使用可能。
ディンフォース(炎系低位ディンハイム・電光)
神聖ラングラン王国所属の魔装機。格闘戦を重視した設計となっており、人間以上の動きを可能にするため武器は少ない。操者も中国拳法の使い手のヤンロン、元ムエタイチャンプのティアン(ヤンロンがグランヴェール操者となって以降)と機体に合った人間が乗っている。第一章よりの登場。
ジェイファー(炎系低位ジェイチ・熱風)
神聖ラングラン王国所属の魔装機。両肩に中口径リニアレールガンを装備しており、どちらかと言えば支援用の機体と思われる。あまり特徴がない機体なのか、第二章の後半まで操者がいない機体だったが、ガルガードもラストールも他の人間に取られた形となったファング、もしくはロザリーが搭乗する事になる。
ファルク(水系低位フルイッシュ・氷)
魔装機神……神聖ラングラン王国所属の魔装機。16体の魔装機中最も戦闘能力が低い機体だが、修理装置を搭載している。外見は細身で、多少ガッデスと似ている部分がある。当初はテュッティが操者を務めていたが、彼女がガッデスの操者となってからはデメクサが操者となる。
ザイン(水系低位ザナ・雪)
神聖ラングラン王国所属の魔装機。ステルス性を重視して開発されている。また修理装置も持っている。第一章より登場し操者はシモーヌ。場合によってはマサキが初めて搭乗した魔装機となる。ラングラン崩壊の際にシュテドニアス軍に捕獲され、第二章の初めには敵として登場する。
ラストール(水系低位ラシーム・霧)
神聖ラングラン王国所属の魔装機。水系統の魔装機としては珍しく完全に直接戦闘用の機体で、修理装置を備えていない。第一章ではガルガードの後にファングが搭乗していたが、第二章では魔装機操者となったジノが搭乗。なお、例えジノが仲間にならなくてもファングが第二章でこの機体に乗る事はない。
ディアブロ(大地系低位ディアノク・森)
神聖ラングラン王国所属の魔装機。両肩に大口径2連装リニアレールガンを装備した支援用の機体。第一章の操者はマドック。ラングラン崩壊時にマドックが戦死した後は、ルザック州軍国境警備隊屯所に保管されていた。地上から召喚されたミオが乗りこみ、ミオがザムジードの操者となってからはプレシアが搭乗する。第2章では操者のプレシアが剣皇ゼオルートの娘という事もあって、本来逆の用途であるはずの接近戦もこなしてしまっている。後にこの機体の量産型としてブローウェルが登場する。
  • EX……ザムジードと同じようにリニアレールガンが強力。
  • α外伝……プレシアと共に地上へ上がってくる。尚ディアブロが地上に上がるのは本作が初となる。
ラ・ウェンター(大地系低位ラ・ウェニール・砂)
神聖ラングラン王国所属の魔装機。近~中距離の戦闘を得意としており、フェンターとのコンビネーション攻撃を得意としているらしいがフェンターには長らく操者がいなかったため、それを実現した形跡はない。第一章より登場し操者はベッキー。
フェンター(大地系低位フェニール・岩)
神聖ラングラン王国所属の魔装機。後方支援が得意な機体でラングランの魔装機の中では唯一人型をしていない。どちらかと言えば戦車に近い機体であり、またの名を「ラ・ギアス版ガンタンク」。両腕が砲身となっているため、プラズマソードが搭載されているものの、接近戦は完全に不向き。第一章では登場せず、第二章において魔装機操者となったエリスが搭乗する。

[編集] Bクラス魔装機(正魔装機以外)

魔装機計画で建造されたものの諸事情で正式採用されなかった魔装機。これらはBクラスに分類される。

ノルス(本作には未登場)
神聖ラングラン王国の魔装機計画で、最初に開発された泉の魔装機。2機存在する。しかし出力が不足し精霊との契約にも失敗してしまった為、正式採用はされなかった。後に廃棄処分になる直前に泉の精霊との契約に成功し廃棄を免れる。儀式用として使われていたほか、セニアとモニカの護身用に与えられており、第一章でもモニカが操縦訓練をするシナリオがあるが、容量の都合なのか後継機のノルス・レイで登場する。SFC版のEXでは2機とも緑色をしていたが、コンプリートボックスのEXではセニア機が青色、モニカ機が緑色となっている。ゲームでは修理装置を持つことでサポート役として活躍した。
  • EX……シュウの章では貴重な修理要員として特に活躍する。
ノルス・レイ(水系低位・泉)
ノルスの改良型。「レイ」はラ・ギアスの言葉で「改良」という意味。セニア機とモニカ機の2機が存在するが、性能の差はない。『第4次』においてはモニカがノルスを改造した機体となっていたが、『魔装機神』ではセニアが乗る機体もノルス・レイとなっており、α外伝でも継続されており、この辺りの設定の矛盾は未だに謎となっている。LOEでは修理装置と補給装置を搭載して回復役として活躍している。α外伝ではヴァルシオーネRの髪の毛が揺れるように、常にフワフワとスカート部分が動いていた。戦闘アニメは清廉で可憐なイメージとなっており、エンジェルウィスパー時は背中から翼が出て敵に羽吹雪を当ててダメージを与えている。射程も長い。このエンジェルウィスパーはLOEでは近接攻撃でリング状のものを敵に放つ技であり、射程も見た目も大きく異なっている。
  • 第4次……
  • α外伝……

[編集] Cクラス魔装機(量産型)

Bクラス魔装機(正魔装機)をもとに建造された量産型魔装機。Cクラスに分類される。容量の問題からか魔装機神では登場せず、忘れられてしまった感がある。

ブローウェル
  • EX……ディアブロの量産型。フェイル軍の主力。
ブローウェルカスタム
  • EX……ケビン・オールト将軍の手によって強化されたブローウェル。ブローウェルからは考えられないほど機体性能が大幅にアップしており、魔装機神にも引けを取らない。
ガディフォール
  • EX……ソルガディの量産型。ソルガディより小型だが、飛行可能。カークス軍の主力。

[編集] 準魔装機(Dクラス魔装機)

精霊と契約していない機体は正確には魔装機ではないが、便宜上準魔装機と呼ばれDクラスに分類される。ただし、無人で運用する機体はこのカテゴリーに含まれない。

ルジャノール改
土木作業機械を改修した機体。魔装機の量産があまり進んでいない神聖ラングラン王国では魔装機不足から多数配備されていた。精霊と契約しておらず乗り手を選ばないことから、山賊やテロリストも好んで使用する。所謂雑魚メカであるが、『剣聖』シュメル・ヒュールはこの機体でバゴニア軍の魔装機をあっさり破壊するという驚異的な事をやってのけている。また、ジノ=バレンシアの乗る機体はフル改造であり、彼の能力もあってかなり強力である。
  • EX……ゴルドの乗機である他、トールスの部下や山賊の乗機として多数登場。性能は最低クラス。

[編集] 超魔装機

超魔装機とは、神聖ラングラン王国の超魔装機計画により建造された、精霊の加護を受けずに魔装機以上の性能を引き出した機体のことを指す。魔装機と付いているが、精霊と契約していないため魔装機ではない。超魔装機計画とは無関係なものの、結果として魔装機神を超える性能を発揮したデュラクシールも超魔装機と呼ばれている。

エウリード
超魔装機計画により提案され、一旦は白紙に戻されたが離反したカークス軍が極秘裡に建造を続けた。カークスが搭乗したが、結局はヤンロン達によって倒される。その後実際には3機建造されていた事が分かり、残りの2機をシュテドニアスが発掘して接収、量産する。しかしやはりマサキ達の手により破壊された。
  • EX……「リューネの章」のラスボス。
デュラクシール
セニア開発の魔装機。超魔装機計画で提案されたものでは無い為本来は超魔装機ではない。地上のメカを参考にしたため、地上のメカに似た武装を装備している。頭部がガンダムに似ているのは、ガンダムタイプモビルスーツを参考にしたセニアの趣味。当初は脱出装置も付いていたのだがフェイルが取り外してしまった。地上人召喚事件の際にマサキ達によって破壊されたが、シュテドニアスに協力したテューディによって復元、再生産された。その際もう既に脱出装置が存在しない仕様だったようで、知らずに使用した2名はいずれも撃破された際離脱出来ずにそのまま爆死している。
  • EX……ラングラン王国のフェイルロードが搭乗。「マサキの章」のラスボス。

[編集] シュテドニアス諸国連合製魔装機

神聖ラングラン王国の魔装機計画に危機感を感じたシュテドニアス諸国連合が建造した魔装機。神聖ラングラン王国製以外の魔装機はすべてCクラスに分類される。稀に高位の精霊が守護している場合があるが、これは精霊の強化により高位並の力を持っているという事であり、魔装機神の守護精霊が掛け持ちをしているとか言う事では決してない。

レンファ
『LOE』では未登場。システム上「空中ユニット」と言う概念そのものが存在しないためと思われる。
  • EX……シュテドニアス諸国連合の主力魔装機。飛行及び変形が可能である(ただし、変形後の姿は公表されていない)。
ナグロッド
『LOE』では未登場。システム上「空中ユニット」と言う概念そのものが存在しないためと思われる。
  • EX……対空攻撃を重視したシュテドニアス諸国連合の主力魔装機。空中ユニットのみに使用可能な対空レーザーが強力。
ゴリアテ(大地系低位・鉄)
ラングラン崩壊前の時点でのシュテドニアスの新型魔装機。
  • EX……シュテドニアス諸国連合の主力魔装機。大地系のため装甲が厚く耐久力がある。
バフォーム(炎系低位・マグマ)
ラングラン崩壊前の時点でのシュテドニアスの最新鋭魔装機。精霊属性の相性が悪いため、登場当初はサイバスターの天敵になる。
  • EX……シュテドニアス諸国連合の主力魔装機。炎系のため火力がある。
ギルドーラ(水系低位・川)
第一章には登場せず第二章からエリスの乗機として登場する為、地上人召喚事件前後に開発・配備されたものと思われる。量産された様子は無いので、一部の物好きが地上人召喚事件後も引き続き使用しているだけのようだ。
  • EX……シュテドニアス諸国連合の指揮官用魔装機。汎用性が非常に高く、ラングランのBクラス魔装機に匹敵する性能だが、逆に言えばこれといって特徴が無い(『LOE』で量産されなかったのはそれが原因とも考えられる)。サフィーネも所有しており、展開によってはモニカの乗機となる。パッケージでサイバスターと鍔競り合いしているのはこの機体。
ギルドーラII
『LOE』では未登場。ギルドーラ自体が生産終了してしまい、他の魔装機が順調に稼動している為、こちらも生産が打ち切られたものと見られる。
  • EX……ギルドーラの簡易量産型。
ダイオン(風系低位・北風)
右腕の巨大な爪「パワーヴァイス」が特徴的な機体。ラングラン崩壊前時点では一部仕官に使用されたが、第二部では量産されシュテドニアスの新主力魔装機となる。『EX』では未登場。
ジンオウ(炎系高位・炎)
高位精霊を守護精霊に持つ高性能機で指揮官用。巨大な翼と腕の「ゲイルブレード」が特徴的な機体。後に少数だが量産されている。
トゥルーク(水系高位・水)
下半身が蛇のようなデザインの魔装機。ルビッカ・ハッキネンの専用機だが、洗脳したエリスに使わせた(但し洗脳が解けた時の為に自爆装置が仕込まれている)事もある為、予備機がいくつかあるものと思われる。名前の由来はフィンランドの都市名で、これはテュッティへの嫌がらせと思われる。
バイラヴァ(大地系高位・大地)
エウリードをもとに作られたシュテドニアス諸国連合最強の魔装機。超魔装機に分類されるが、精霊の守護を受けている。ラセツの最後の搭乗機(シナリオにもよるが)となった。
イスマイル(大地系聖位・闇)
もとは17番目の正魔装機として開発されていたが政治家達の突き上げにより一時棚上げとなり、ずっと放置されていた魔装機。後に首都防衛用の機体として開発を再開されるが、テューディにより完成されシュテドニアスにもたらされた。精霊の力が聖位並にまで昇華されており、その性能は魔装機神や超魔装機をも凌ぐ。なお「イスマイル」とはラ・ギアスにおける復讐の女神の名前で、この機体を生み出したテューディの性格を象徴するネーミングとなっている。

[編集] バゴニア共和国製魔装機

神聖ラングラン王国の魔装機計画に危機感を感じたバゴニア共和国が建造した魔装機。神聖ラングラン王国製以外の魔装機はすべてCクラスに分類される。すべてゼツ・ラアス・ブラキオの手によって開発され、多脚型や節足虫型など、非人型の機体が多く見られる。

アゲイド(風系低位・鎌鼬)
バゴニア共和国が最初に開発した魔装機。人型ではあるが、虫を連想させる有機的なフォルムが特徴。
アゲイド+(風系高位・風)
アゲイドの強化型。色は青から赤に変わっている。この機体に限らずバゴニア共和国の強化型魔装機は指揮官機として運用されることが多い。ファングが仲間に戻ってきた時に搭乗していた機体だが、下記のギンシャス同様の理由と、ファング自身の意志によりセニアによって解体されている。
ギンシャス(水系低位・湖)
人型の魔装機だが、アゲイドと同じく昆虫、特に羽を連想させるフォルムが特徴。この機体に限らずゼツの製作した魔装機は装甲に特殊な金属が使われており、その波長から位置が特定できる。そのためジノが乗っていたギンシャスは最終的に解体されることとなる。
ギンシャス+(水系高位・水)
ギンシャスの強化型。武装が追加され遠距離攻撃にも対応した。
ベンディット(大地系低位・山)
四脚タイプの魔装機。取り立てて特徴が無く、量産型魔装機で唯一強化されなかった。
リブナニッカ(炎系低位・不知火)
多脚タイプの魔装機。魔装機としての性能はかなり低い。サソリなど節足動物を思わせるデザインでゼツの趣向が反映されている。
リブナニッカ+(炎系高位・炎)
リブナニッカの強化型。リブナニッカの性能が低かった分、大幅に強化されている。ゼツが好んで使用する魔装機。
ガッツォー(大地系高位・大地)
ゼツが最後に作り上げた魔装機。ゼツ自身が操者だが技量不足を補うために、剣聖シュメル・ヒュールの脳を移植してある。

[編集] 邪教徒(ヴォルクルス)陣営

[編集] 咒霊機

咒霊機は、機体が半分アストラル界(精霊界)に属している特殊な機械であり、基本的にナグツァートのみがこう呼ばれる(単純に他に咒霊機が建造されていない為)。

ナグツァート
ヴォルクルス復活のために暗躍する邪神官ルオゾール・ゾラン・ロイエルの操る咒霊機。賢者の石とエクトプラズムで作られており、存在の半分をアストラル界に置いているため(アストラルシフト,通称「無敵モード」)、アストラルコーティングをほどこした武器でなければ傷一つつけられない。
  • EX……敵として登場する場合はアストラルシフトで無敵(システム上、根気良く攻撃し続ければ倒すことも可能)。しかし「シュウの章」で自軍ユニットとして操作する場面では、ヴォルクルス復活のために魔力消費を抑えておりアストラルシフトしていない。最後にはシュウの罠によってルオゾールともども生贄にされてしまう。
真ナグツァート
ナグツァートとヴォルクルスが融合した姿。ルオゾールとナグツァートがヴォルクルスの生贄にされたことによって融合して復活した模様。より強固なアストラルシフトをしており、アストラルコーティングにカバラの秘術とゲマトリア(カバラの数秘術)を組み合わせたものを使ったブラックホールクラスターで解除しなければ無敵。攻撃オプションも豊富でHP回復もあり、ルオゾールは2回移動、2回攻撃もある。本来は最強のラスボスなのだが、味方になるネオグランゾンが強すぎて苦戦することはない。従来の魔装機、魔装機神では正面で受け止めても1コンボで撃墜される可能性が高く、更に回復量以上のダメージを与えることが困難。

[編集] 妖装機

妖装機は、サフィーネが建造したウィーゾル及びウィーゾル改の名称(と言うより自称)。性能は魔装機と変わらないが、精霊と契約しているかは不明。

ウィーゾル【Weezol】
未登場。『LOE』第1章の時点では本機体であるはずだが、容量の都合なのかウィーゾル改として登場する。
  • EX……サフィーネ・ゼオラ・ヴォルクルスの愛機。シャープなデザインの真紅の機体。サフィーネが学会等の力を借りる事無く自力で作り上げた。シュウの章で使用可能。
ウィーゾル改
『EX』終了後にウィーゾルを改修した機体。サフィーネの趣味なのか機体中央に女性のモチーフが埋め込まれ、ウィーゾルの原型を留めていない妖しげな機体に仕上がっている。なお性能面では特に変わりはない。ノルス・レイと違い「改」という日本語を用いているが、これはシュウの影響をサフィーネが受けているせいである。『LOE』第1章から既にウィーゾル改となっており、第2章ではルートによってはネオ・グランゾンと共に使用可能となる。
  • 第4次……選択肢によっては最終面で戦う事が可能。またルートによってはグランゾンやノルス・レイと共に仲間に加わることもある。
  • α外伝……『LOE』と同じようにウィーゾル改で登場。ルート選択や難易度によっては一度も登場しないことがある。

[編集] 死霊系

デモンゴーレム
そこらへんの泥にどこにでもいるそこらへんの怨霊を宿らせ、人の形に仕上げたもの。感情を一切持たない上に大挙してやってくる、しかもデモンゴーレム召喚は初歩中の初歩の呪文らしく、いくらでも追加できるので色々と面倒な敵。基本は黄土色だが、その場所の土がそのまま材料になるようで、岩場で呼び出すと黒くなり、金鉱の近くで呼ぶと金色になって倒すと金塊が出たりする事がある(獲得資金も高い)。たまにオリハルコニウム塊が出てくる場合もあるらしい。きちんと処分しないと作り主がいなくなっても永遠にさまよい続ける。雄叫びをあげたり岩を投げたり殴りつけてきたりと原始的な攻撃しかして来ないが、パワー自体はあるので油断は禁物。ただし、金色の奴は『魔装機神』のみの登場で、強さは普通と強の中間程度。また、金色の出ない『EX』では、デモンゴーレムは通常・強とも、強いくせに資金がものすごく安いので、味方が1機でも落とされると修理費用で収支マイナスになってしまう。
  • EX……ルオゾールなどが部下代わりに大量に召喚してくる他、テリオスの修行相手としてシュウが召喚する。
死霊装兵
エクトプラズムを寄せ集めて実体化させたもの。デモンゴーレム召喚と違い、ある程度高位の邪教徒でないと使用出来ない。
ヴォルクルス
古代の巨人族の残留思念が実体化した破壊神の分身。地上世界にも破壊神シヴァなど幾つかの伝承の中に取り入れられている。ラ・ギアス各地に分身が眠っている。細胞の欠片からでも復活し、分裂して増殖する。形状にはヴォルクルスの下半身を模した地上タイプの分身、上半身を模した空中タイプの分身、そして後述の完全復活したヴォルクルスと同じ外見を持つ分身の3バリエーションがある。『EX』では前者2タイプが、『LOE』では後者1タイプが登場した。
真ヴォルクルス
破壊神サーヴァ=ヴォルクルス。完全復活したヴォルクルス本体。『LOE』ではルオゾールおよび真ナグツァートと融合しているため登場しない(ユニットとしては前述の通り分身が同デザインになっている)。
  • EX……ルオゾールを生け贄として復活。「シュウの章」のラスボス。

[編集] ロボット/ マシン

グラフ・ドローン/ グラフ・ドローン改
足を持たず、宙に浮いたようなフォルムをしているのが特徴のマシン。元々は魔装機が出来る以前から存在した偵察機だったが、政情不安から武装を施された。トレーニングや模擬戦等においてよく用いられるが、実戦の際にもよく先鋒として用いられている。無人で運用される事が多いが、パイロットを乗せる事も出来る。
  • EX……序盤の雑魚敵として大量に登場する。非常に脆い。
機装兵
パイロットはおらず、AI制御のみによって出撃するマシン。制御には小動物の脳神経などが用いられている。魔装機が作られるより遥か昔から存在しており、神殿等の施設専属のガードマンとして多く用いられる。EXではソラティス神殿を警護していたが、コントロールシステムをハッキングされ、敵になった。
  • EX……ソラティス神殿のマップでのみ敵として登場。弱いが数が多いため厄介。
移動要塞
EXで登場するラ・ギアスで用いられる陸上戦艦。結界の効果により大規模破壊兵器が使えないラ・ギアスでは魔装機による白兵戦が主体となるため、あまり使用されない。恐らく魔装機の母艦的ポジションだと思われる。ジオン系デザインなのは気にしてはいけない。攻撃力が高くて射程が長く、モビルスーツでは直撃を受けたら一撃で落とされかねない。HPも多く堅い。しかも結構頻繁に出るうえ、ザンボスやジョグといった指揮官クラスが乗る(まれに一般兵が乗っていることも)。多くのステージでボス格として登場。装甲やHPが高いうえに火力と射程にも優れる。獲得資金も多い。

[編集] 関連項目

他の言語

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