タイムクライシス
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ジャンル | ガンシューティングゲーム |
対応機種 | アーケード[AC] プレイステーション[PS] プレイステーション2[PS2] |
開発元 | ナムコ |
発売元 | ナムコ |
人数 | 1人 |
メディア | [PS]:CD-ROM [PS2]:DVD-ROM |
発売日 | [AC]:1996年 [PS]:1997年8月7日 [PS2]2002年:12月12日 |
価格 | [PS]:6,090円(税込) [PS2]3,990円(税込) [PS2]:7,329円(税込、ガンコン2同梱版) |
デバイス | [PS]:ガンコン [PS2]:ガンコン2 |
その他 | PS2版はガンバリコレクション プラス タイムクライシスに収録。 |
タイムクライシス(たいむくらいしす)は1996年にナムコが製作したアーケードガンシューティングゲーム。家庭用としてプレイステーション、プレイステーション2に移植されている。
通称(略称)は、『タイクラ』、『タイム』、乃至、タイトルの頭文字を取った『TC』である。
ここでは、アーケード版のストーリーと、家庭版のオリジナルストーリーを掲載する。
目次 |
[編集] システム
タイムクライシスシリーズの続編作品とは一部システムが異なる部分が有る。
- 持ち時間が無くなるとゲームオーバーになる
- この作品では、最初に60秒の持ち時間が与えられるが、この持ち時間は常時減少していく。一つのシーンをこなす毎に持ち時間が追加されるが60秒以上にはならない。シーンとシーンの間(WAIT表示が出ている間)も減少して行く。持ち時間が無くなればライフがいくつあろうがゲームオーバーになる。タイムクライシスの名の所以がここにある。
- 敵の命中弾の表示が無い
- 敵が主人公を狙って撃つ弾のうち、どの弾が命中弾(隠れなければダメージを受ける弾)なのかが分からない。
- ハンドガンの装弾数が6発しかない
- 当時の一般的なガンシューティングでは装弾数が6発であり、それを踏襲したものだと思われる。
- スコアが存在しない
- このゲームはクリアするまでにかかったタイムのみが記録され、スコア等は存在しない。
- タイムアタックモードがある
- 一つのステージのみをプレイするタイムアタックモードが存在した。このモードでは持ち時間が無くならない限りはダメージを何回受けてもかまわない。各シーンごとにそのシーンを通過するまでのラップタイムが記録され、上位者の記録と比較するすることができた。
- ライフが回復する
- 40発の弾を連続して命中(敵だけではなく、壊れるオブジェクトなどでも可)すると、ライフが一つ回復する。弾が連続して命中している間は別の場所に表示されたライフマークが少しずつ明るくなって行くが、弾を外した瞬間にそのライフマークは消える。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
[編集] セルシア共和国大統領令嬢誘拐事件(アーケード)
20年前、『セルシア王国』は、国防政策で疲弊していた国民による革命で、王制が瓦解、『セルシア共和国』として、新しい歴史を歩み始める。
だが、王家の古城が聳える孤島:『王の島』では、12歳にして、当時のガロ国王を殺された、シェルード・ガロ王子は、王政復古と、父の仇を取る為、王家の遺産から、20年もの間、『闇の世界』で力を付け、ありとあらゆる悪事に手を染める。そして、その活動拠点となった古城は『闇の城』とまで呼ばれるに至った。
そして、シェルードは、計画実行の為、素性不明の凶悪犯:ワイルド・ドッグを雇い入れ、彼の率いる巨大犯罪組織:『ワイルド・ドッグ』と同盟を結ぶ。共和国建国20周年の日、ワイルド・ドッグは現セルシア共和国大統領の令嬢:レイチェル・マクファーソンを誘拐し、『王の島』の古城に連行。大統領に、「娘の命が惜しければ、軍事機密を寄越せ。」、と突き付けた。
軍、警察を動かせば、レイチェルの命が危なくなるとも言われたセルシア共和国大統領は、国際特殊諜報機関:『VSSE』と、その凄腕工作員:リチャード・ミラーに、愛娘のレイチェルの救出を、極秘裏に依頼する。
かくして、『VSSE』エージェント:リチャードの孤独な戦いが、孤島の古城で始まる…。
[編集] ステージ紹介(アーケード版)
- ステージ1
- エリア1…潜水艦の地下ドックに忍び込んだ、VSSEエージェントのリチャード・ミラーは、ワイルド・ドッグの戦闘員達と戦いながら鍾乳洞に入り込み、城への近道を探す。
- エリア2…鍾乳洞を抜け、貨物運搬用大型エスカレーターに乗り込んだリチャードは、敵と交戦しつつ、どうにか、食堂に侵入出来た。
- エリア3…食堂前の回廊から城の中庭 兼 駐車スペースに飛び出し、敵と交戦する。途上、ヘリコプターに強襲されたり、車両が突っ込んできたり、据え付けられた砲台に狙われたりと、様々な苦難が待ち受ける。
- ボスエリア…レイチェルを見付けたリチャードだったが、彼女は壁に仕込まれてあった回転扉で、壁の向こうに姿を消してしまう。その刹那、MOZを始めとする忍者部隊が現れる。
- ステージ2
- エリア1…MOZから聞き出した情報では、レイチェルは時計塔に連行されていた。リチャードは彼女を追うべく、時計塔に向かう。城の狭い廊下を走り、敵に阻まれつつも、中庭に辿り着く。
- エリア2…敵を倒しながら、城の美術館、暗闇の物置部屋を抜け時計塔につながる渡り廊下へと向かう。
- エリア3…渡り廊下を抜け、時計塔に侵入したリチャードは、レイチェルが囚われている最上階へと向かう。
- ボスエリア…レイチェルを目の前にして、今回の事件の首魁で王政復古を企む、ガロ王家の末裔:シェルード・ガロと彼を護る親衛隊との戦いとなる。
- ステージ3
- エリア1…シェルードを倒せたものの、ワイルド・ドッグがレイチェルを連れ去ってしまう。彼を追うリチャードだったが、砲台による奇襲を受けたうえ、中庭でのヘリコプターが再び襲いかかる。
- エリア2…古城の最奥部に向かうべく、機械工作室で、ワイルド・ドッグの戦闘員達と戦う。
- エリア3…司令室に侵入出来たリチャードは奇襲攻撃を掛ける。ワイルド・ドッグを目撃するが、逃げられた上に倒しておいた筈のMOZが再び現れる。ワイルド・ドッグに追いつく前に、古城の玉座の間で銃撃戦が繰り広げられる。
- ボスエリア…玉座の間からの通路を抜け、夕陽が美しく輝く古城の屋上の噴水広場で、逃亡せんとするワイルド・ドッグとの最終決戦を繰り広げる。
[編集] 『カンタリス』兵器工場摘発(家庭版オリジナル)
「武装グループ:『カンタリス』によって、武器取引が行われようとしている。」
その情報を掴んだ国際特殊諜報機関:『VSSE』は、エージェントのリチャード・ミラーを、長閑な湖の畔にあるリゾートホテルを隠れ蓑にした、武装グループ:『カンタリス』の本拠地 兼 兵器工場に送り込む。武装グループ:『カンタリス』の首領を務めるカンタリスは、かのワイルド・ドッグとも取引をしていた『死の商人』でもある。リチャードは、武器取引の阻止だけでなく、その人物の排除も行わねばならない。
かくして、『VSSE』エージェント:リチャードの孤独な戦いが、リゾートホテルを隠れ蓑とした、『カンタリス』のアジトで始まる…。
[編集] ステージ紹介(家庭版オリジナル)
PS版オリジナルのこのストーリーの特色たる『BRC(Branch Reflected Conditions)』は、全てのタイムクライシスシリーズのなかでも珍しい。説明すると、そのステージでのプレイヤーが取った行動で、進行ルート、ストーリー展開が変化するというものである(他のシリーズ作品では、基本的に、一本道であるというのが、圧倒的多数だからだ。)。
- エリア1
- エリア1(エントランスロビー)…ホテルのエントランスロビーに侵入したリチャードは、隠密行動を取ろうとするも、いきなり、激しい銃撃戦に…。終盤、ここで、エレベーターホールで一定時間内に敵を全滅させれば、エレベーターに乗り、ステージ2-Aの娯楽施設に行くことになる。一定時間を過ぎれば、階段を上り、ステージ2-Bのショッピングモールに行くことになる。
- エリア2
- Aステージ(娯楽施設)…客室を切り抜け、豪華なカジノで銃撃戦を繰り広げるリチャード。遂に、パーティーホールにて、主犯格のカンタリスを発見したその刹那、ウェブスピナーが立ちはだかる。ここで、一定時間内にウェブスピナーを倒すと、そのまま、カンタリスを追い、ステージ3-Aの屋上プールに行く。一定時間を過ぎれば、ステージ3-Bの兵器工場に。
- Bステージ(ショッピングモール)…ショッピングモールに侵入したリチャードだったが、彼が侵入したばかりだというのに、敵の攻撃は、段々と執拗になってきた。途中、敵の猛攻から逃げるべく、ダストシュートを抜け、ごみ処理場に辿り着くも、そこにも多数の敵が居た。ここで、ゴミ処理場のシャベル式クレーンの制御室を破壊すると、壁に穴を開け、ステージ3-Bの兵器工場に潜入することになる。さもなくば、ステージ4-Cの地下駐車場に行く。
- エリア3
- Aステージ(屋上プール)…カンタリスを追ったリチャードは、迷い込んだ小部屋で敵を一掃し、外に出ると、そこは、ホテルのプールであった。敵戦闘員を一掃し、プールの機械室に入り込む。ここで、通路に逃げ込む黄色服のホテルマンの4人のうち3人倒すと、ステージ4-Aの屋上へリポートに走る。半分以上逃がしてしまうと、それを追うべく、階段を下りステージ4-Bのラウンジに直行する。
- Bステージ(兵器工場)…このホテルの裏の顔である、兵器工場に迷い込んだリチャード。制御室を抜けると、大型VTOL機の『レピドプテラ LT-9』が駐機している工場格納庫に辿り着く。ここで、燃料庫の巨大な航空機用の燃料タンクを銃撃で吹き飛ばすと、道を塞がれ、そこにあったエレベーターに乗り込み、ステージ4-Cの地下駐車場に向かうことになる。爆破しなければ、ステージ4-Bのラウンジに向かうことになる。
- エリア4
- Aステージ(屋上へリポート)…遂に、屋上のヘリポートに辿り着いたリチャードは、『レピドプテラ LT-9』VTOLで、カンタリスが逃亡せんとする瞬間を目撃する。それを阻止せんとするも、逆に、リチャードは、別に待機していた『レピドプテラ LT-9』に猛攻を掛けられる。それを撃墜した後、カンタリスの乗ったレピドプテラ LT-9を追うことになるのだが、ここで、視界からレピドプテラ LT-9が消える前に、それを撃墜出来れば、任務成功となる(さもなくば、カンタリスは、逃亡してしまう。)。
- Bステージ(ラウンジ)…ホテルの中枢に辿り着いたリチャードは、そこを警備する敵戦闘員と一戦を交え、遂に、見晴らしのいいラウンジに突入する。カンタリスを見付けるも、戦闘ロボットの『アントリオン KZ-7』が立ち塞がる。ここで、一定時間内に『アントリオン KZ-7』を撃破すると、カンタリスを倒すことに成功する(さもなくば、逃げられてしまう。)。
- Cステージ(地下駐車場)…薄暗い通路を抜け、軍用装甲車の車庫から、車両用大型エレベーターで、地下駐車場に出たリチャードは、6足歩行の装甲車『ドロメデス DD-6』と一戦を交える。終盤、カンタリスが乗用車で、逃亡を図るが、ここで、カンタリスの車を銃撃で破壊出来れば、リチャードの任務は、これにて成功する(そうでなかったら、任務失敗となってしまう。)。
- 何れのルートを通った場合にも、カンタリスを倒せず任務失敗すると、最終ランクは0になる。
[編集] 登場人物
[編集] VSSE
全世界のあらゆる問題に対し、諜報員、工作員を送り込み、解決する国際特殊諜報機関で、『Vital Situation,Swift Elimination』が正式名称である。
今回は、『セルシア共和国大統領令嬢:レイチェル・マクファーソン救出作戦』(アーケード版での事件)と、『武装集団:『カンタリス』兵器工場摘発』(家庭版オリジナルでの事件)に、凄腕エージェント:リチャード・ミラーを差し向ける。
- リチャード・ミラー/Richard Miller(主人公)
- 国際特殊諜報機関:『VSSE』の辣腕工作員。普段から無口で、的確な判断を行い、数多の事件を解決してきた。黒い髪に、黒いジャケットを着用している。アメリカ人と目されるが、詳細不明。
[編集] セルシア共和国(アーケード版のみ)
- レイチェル・マクファーソン/Rachel MacPherson(ヒロイン)
- セルシア共和国現大統領の愛娘。共和政権への復讐を目論むシェルード・ガロの陰謀で、彼と手を組んだワイルド・ドッグにより誘拐され、敵本拠地:『王の島』に幽閉されてしまう。父親想いであるが故、シェルード・ガロの復讐の絶好のカモになってしまったのだ。
- 現在、国立大学の学生だが、学内に於いて彼女が現大統領の令嬢だと知る者は少ない。旅行、リボン収集が趣味。
[編集] ガロ王家/ワイルド・ドッグ連合(アーケード版での敵組織)
ガロ王家の末裔:シェルード・ガロは、自分達(王家)を討ち滅ぼした共和政権への復讐を果たさんとする。その為に、傭兵部隊を隠れ蓑にしているが、全世界の凶悪犯罪の裏で暗躍しており、その世界の誰もが知る巨大犯罪組織:『ワイルド・ドッグ』と同盟を結ぶ。
[編集] ガロ王家(ボスキャラクター)
民衆による革命で、王政が滅んだ後、放置された『王の島』で、王家の生き残りは、ひっそりと暮らしているかに思われたが、その実、王子であったシェルード・ガロにより、途轍もない計画が、水面下で進められていたのだ。
余談だが、『王の島』は、20年前の革命までの長い間、『セルシア王国(現:共和国)』を治めていたガロ王家が住んでいたことから、『セルシア王国』時代の政府の中心地であったとも思われる。
- シェルード・ガロ/Sherudo Garo
- ステージ2ボス。今回の事件の首謀者で、ガロ王家最後の生き残り。傲慢なナルシストだが、20年前の革命当時の12歳のときに当時の国王たる父を殺され、それに対する復讐心から、更に性格が歪んでしまった。王家の遺産から、『闇の世界』で力を付け、ワイルド・ドッグを雇い入れ、今回の事件を起こす。時計塔の最上階で待ち構えており、華麗なナイフ投げで戦う。しかしリチャードの反撃によって死亡。
[編集] ワイルド・ドッグ幹部(ボスキャラクター)
- MOZ
- ステージ1ボス。ワイルド・ドッグの配下である。右腕に巨大な鉤爪を装備した忍者部隊:ムササビのリーダー。
- アクロバティックな動きと、配下のムササビとの連携攻撃でリチャードを苦しめるが、倒されてしまう。
- 「レイチェルは、時計塔に連行された。」、とのことをリチャードに告げるが、「彼女は、生きていない。」、と余計な一言を吐き捨てた為、リチャードに鉄拳制裁されてしまう。死亡したと目されたが、止めを刺していなかった為、ステージ3-3、ステージ3ボスエリアでも再び戦う破目になる。
- ワイルド・ドッグ/Wild Dog
- ステージ3ボス(最終ボス)。巨大犯罪組織:『ワイルド・ドッグ』のリーダーでもあり、『野良犬』という意味の暗号名を持つ、伝説の暗殺者。そして、今回の事件の実行犯(シェルード・ガロと共謀したわけでなく、シェルードの依頼を受けて行っただけ)。古城の屋上にある噴水広場で、隙を見て逃げようとしたレイチェルに発砲するも、右腕に当たっただけにしか過ぎず、命に別状がなかった。:モーゼルC96を愛用し、射撃のみならず格闘技にも長けている。リチャードに蹴り掛からんとした際、逆に撃たれ、古城に仕掛けた爆薬の起爆装置を落としてしまい、古城の派手な爆発に巻き込まれる。
[編集] ワイルド・ドッグ戦闘員(一般兵)
ここでは、兵士の呼称について、『タイムクライシス ナムコ公式ガイドブック』で発表された名称を用いる。
- 一般兵(青服)
- 青い制服、ベレー帽を着用しており、拳銃で武装している。ゲーム序盤に最も多く登場する兵士。彼等の撃ってくる弾は命中率が低い。
- 一般兵(赤服)
- 赤い制服、ベレー帽を着用しており、拳銃で武装している。いきなり現れ、命中率の高い弾を撃ってくるが、冒頭で述べた通り初代では敵の攻撃が赤く表示されないため、画面上ではプレイヤーを狙っているかどうかは分からない。
- 「赤い服の敵兵は、いきなり攻撃を当ててくる。」、というタイムクライシスシリーズの伝統は、ここから始まった。
- 隊長
- 赤いベレー帽、茶色い制服、ベージュのズボンを着用しており、拳銃で武装している隊長。一般兵(青服)より、若干、命中率が高い。
- 一般兵(黄服)
- 黄色の制服、オレンジ色のベレー帽を着用しており、拳銃で武装している。ボーナスキャラ。画面に現れてもすぐに消えてしまう兵士。撃つと次の攻撃ポイントに移ったときに加算される制限時間が増える。
- 衛兵
- 盾を構えながら、拳銃で攻撃してくる兵士。盾は弾を完全に防ぐので、盾から身を出したときが倒すチャンス(盾を構えていても、頭が少し出ているのでそこを撃っても倒せる)。
- 手榴弾兵
- 手榴弾を投げて攻撃してくる兵士。黄色の制服を着ている。
- 格闘兵
- 突然、眼前に現れ、鉄パイプで殴ってくる兵士。黄色の制服を着ている。滅多に登場しない。
- バズーカ兵
- バズーカで攻撃してくる兵士。オレンジ色の制服を着ている。
- マシンガン兵
- マシンガンを掃射して攻撃してくる兵士。緑色の制服を着ている。マシンガンの反動に弄ばれて、狙いを付けるどころでない者も。
- 親衛隊員
- 純白の制服を着ている。ステージ2のシェルード・ガロ戦、ステージ3-3、ステージ3のワイルド・ドッグ戦で多く現れる、エリート親衛隊員達。
- ムササビ
- MOZの手下である忍者部隊。MOZと同じで、アクロバティックな動きで相手を翻弄し、鉤爪で斬撃してくる。出現数は結構少ない。
[編集] カンタリス(家庭版オリジナルの敵組織)
[編集] カンタリス幹部(ボスキャラクター)
- カンタリス/Kantaris
- 『ハンミョウ』という意味の暗号名を持つ、武装集団:『カンタリス』の首領。赤いチャイナドレスに身を包み、扇子を手に持っている。見た限りは女性であるが、飽くまでも、性別不明。
- 性格は極めて残忍で、自分の部下ですら虫ケラ扱いする。
- かのワイルド・ドッグとも取引しており、彼等に武器を供与している。
- ウェブスピナー/Web Spinner
- 『糸を紡ぐ蜘蛛』という意味の暗号名を持つ、娯楽施設ステージのボス。
- 人間離れした跳躍力とスピードを誇る狂人で、電流が流れるブーメランを装備している。
- リチャードに銃撃され、息を引き取る。
[編集] カンタリス構成員(一般兵)
武装組織:『カンタリス』の構成員達を紹介する。
ホテル従業員に扮装している者、明らかに戦闘員の格好をした者等、多士済々である。
ここでは、兵士の呼称について、『タイムクライシス ナムコ公式ガイドブック』で発表された名称を用いる。
- ホテルマン(青服)
- 青い帽子に、青い従業員の制服を着ている構成員。拳銃で武装している。
- ホテルマン(赤服)
- 赤い帽子に、赤い従業員の制服を着ている構成員。拳銃で武装しているが、いきなり登場して、銃撃を命中させてくる。
- ホテルマン(黄服)
- 黄色い帽子に、黄色い従業員の制服を着ている構成員。拳銃で武装している。ボーナスキャラで、早めに撃つと、制限時間が加算されるが、直ぐ、どこかに消えてしまう。
- また、屋上プールステージの終盤で、4名現れ、倒した数に応じ、行き先が変化するが、この場合では、倒しても、タイムボーナスが貰えない。
- チーフ
- 赤いネクタイ、白いカッターシャツ、茶色スーツにその身を纏った、多くのホテルマン達の『現場監督』ともいうべき構成員。射撃の実力も、赤を除く、一般のホテルマンに比べて高い。
- 戦闘員(青服)
- 青い作業服に、銀行強盗が被っていそうな黒い目出し帽を着用した、『カンタリス』の戦闘要員。攻撃方法は、拳銃のみならず、マシンガン、手榴弾、鉄パイプでの殴打等、多種多様である。
- 戦闘員(赤服)
- 赤い作業服に、黒い目出し帽を被った、『カンタリス』の戦闘要員。その戦闘能力は、一般の構成員達よりも一際高い。
- マシンガン兵
- 黒いタンクトップシャツに、黄土色の荒野迷彩のズボンを穿いた構成員。軽機関銃で攻撃してくる。
- バズーカ兵
- ピンク色の半袖カッターシャツに身を纏った、ビジネスマン風の構成員。バズーカ砲で攻撃してくる。
- アロハ男
- 『手榴弾兵』のことで、手榴弾を投擲する。緑色のハワイ柄のアロハシャツを着用した、お気楽そうな格好をした構成員。
[編集] 登場兵器
[編集] アーケード版
- 潜水艦
- ステージ1-1にの潜水艦ドックに登場する、艦橋部分に『ワイルド・ドッグ』のマークが描かれた、貨物運搬専用の潜水艦。中に居たバズーカ兵がリチャードに倒された刹那、バズーカが暴発した為、潜水艦がド派手に爆発、沈没する。
- ヘリコプター
- 『ワイルド・ドッグ』お抱えのヘリコプターで、機銃掃射で攻撃してくる。
- ステージ1-3の中庭の駐車場では、顔見せ程度に登場し、リチャードと応戦する。ステージ3-1では、本格的に交戦することとなり、遂にリチャードによって尽く撃墜された。
- 乗用車
- ステージ1-3の中庭に多数駐車されている。そのうちの一台が、リチャードに突っ込んで、彼を轢き殺さんとする。この車は、破壊することが出来る。
- 砲台
- 古城の中庭や、古城に聳える塔に多数据え付けられている砲台。
- たかだか一人の人間を直接砲撃するという(普通は、砲弾を爆発させ、その爆風で、間接的に敵兵を殺傷するのだが。)、破天荒極まりない使い方をされるが、誤爆で多数の味方を巻き込んでしまうこともある(但し、この場合、隠れなければ、ダメージとなる。)。
- また、砲撃される前に、大砲を操作している敵兵を倒すことも出来る。
- 甲冑
- ステージ3-3の玉座の間に飾られている鎧。
- 大きな斧を持っているが、実は、こっそり改造されているのか、自動的に斧が振り下ろされるようになっている。ここで隠れなければ、当然、リチャードは斧で斬られる破目になる。
[編集] 家庭版オリジナル
- ドロメデス DD-6
- 地下駐車場ステージに登場する、6足歩行の装甲車。『ハシリグモ』というような意味の暗号名を持っている。
- 弱点は、フロントガラス。機銃掃射、ミサイル、そして、突進による体当たりで攻撃する。
- アントリオン KZ-7
- ラウンジステージに登場する。蟻地獄というような意味の暗号名を持ち、クレーンのようなアームと、横移動も可能なキャタピラを持つ戦闘ロボット(元来は作業用ロボットだったらしい。)。
- 弱点は、点滅するサーチアイ(そこ以外を撃っても、ダメージを与えられるものの、微々たるものでしかない。)。接近攻撃するときは赤く点滅する。
- リチャードの攻撃により故障し、最後はカンタリスに向かって突っ込み、爆発する。
- レピドプテラ LT-9
- 屋上へリポートステージに2機登場する巨大なVTOL機で、『灰色の蛾』という意味の暗号名を持つ(屋上プールステージで飛行している場面も、兵器工場ステージで駐機しているものも見ることが出来るが、破壊することが出来ない。)。
- 一方は、ミサイルや、機関砲でプレイヤーを攻撃する。貨物室から多くの戦闘員も展開してくる。
- もう一方は、カンタリスが乗り込んで、逃亡せんとする。逃げ出そうとするところを墜落させることが出来れば、カンタリスを倒したこととなる。
- 何れも、主翼の端の部分にあるエンジンを撃てば、大きいダメージを与えられる(弱点のようなもの)。また、カンタリスの乗り込んだレピドプテラ LT-9の方は、耐久力が結構低い。
[編集] 家庭用版
- ナムコより発売のプレイステーション用ガンコントローラー「ガンコン」に対応。ハードの制約上秒間30フレームになっていて、画質が低下しているが、アーケード版をほぼ忠実に移植している。
- ガンバリコレクション プラス タイムクライシス(プレイステーション2):2002年12月12日
- プレイステーションで発売されたガンコン用ソフト『ガンバレット』、『ガンバァール』、『ガンバリィーナ』、『タイムクライシス』の4作をプレイステーション2用ガンコントローラーである「ガンコン2」用にして1つのソフトにまとめたもの(ガンコン2は旧ガンコンとは互換性がない)。プレイステーション2専用ソフトではあるが、ガンコン2対応以外はプレイステーション版そのままであり、裏技もそのまま使える。
[編集] 外部リンク
いずれもナムコ公式サイト
- アーケード版
- コンシューマー版
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本編 | タイムクライシス - タイムクライシス2 - タイムクライシス3 - タイムクライシス4 |
番外編 | クライシスゾーン - プロジェクトタイタン |
関連作品 | コブラ・ザ・アーケード |