ドトールコーヒー
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
略称 | ドトール |
本社所在地 | 150-8412 東京都渋谷区神南1-10-1 |
電話番号 | 03-5459-9008(代表) |
設立 | 1962年4月 |
業種 | 卸売業 |
事業内容 | コーヒーの焙煎加工・販売、飲食店経営、FC加盟店指導など |
代表者 | 代表取締役社長 鳥羽豊 |
資本金 | 111億4000万円 |
売上高 | 単体:638億円(2006年3月期) 連結:663億円(2006年3月期) |
従業員数 | 851名(2006年4月1日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 鳥羽博道(創業者)25.55% |
主要子会社 | 株式会社マドレーヌコンフェクショナリー 株式会社マグナ |
外部リンク | www.doutor.co.jp/ |
株式会社ドトールコーヒーは主にコーヒーを扱う日本の商社(卸業)である。 コーヒー豆の輸入、焙煎加工並びに卸売り販売。及び、飲食店の経営やフランチャイズ事業を展開している。
現存はしないが、第一号店は川崎市にあった。
目次 |
[編集] 概要
創業者および代表取締役会長は鳥羽博道、現在の社長は長男の鳥羽豊(2005年7月1日就任)。本社の所在地は東京都渋谷区神南1-10-1。
- 1962年4月 - 東京都港区にて、コーヒーの焙煎会社として設立される。
- 1972年 - カフェ コロラド1号店を出店。
- 1976年1月 - 有限会社から株式会社へ変更。
- 1993年8月 - 日本証券業協会に株式を店頭登録する。
- 1999年5月 - 本社を東京都渋谷区に移転。
- 2000年11月 - 東京証券取引所市場第1部に株式を上場する。
[編集] 店舗展開の特徴
ドトールコーヒーの主な店舗展開は6つの業態によるフランチャイズチェーンである。2006年1月現在、全国1,420店舗以上を出店しておりコーヒーチェーンとしては日本最大の店舗数を持つ。大手コーヒーチェーンの中ではコーヒー販売価格が比較的安価に設定されている。
[編集] フランチャイズ店・直営店
同社がフランチャイズ展開または直営している飲食店には以下のようなものがある。
[編集] カフェ コロラド
フルサービスのコーヒー専門店。1972年に営業を開始。店舗数は2003年11月の時点で、フランチャイズが147店、直営が8店。
ドトールコーヒーが最初にフランチャイズ展開を手がけた業態である。
「健康的で明るく、老若男女が共に親しめる店」をコンセプトにそれぞれの地域に密着している。優しく、ハートウォームな時間が流れる店内。そこで飲むコーヒーの味には、専門店ならではのこだわりがいかんなく発揮されている。
フードメニューは、手作り感をアピール。時代に合わせた新しいメニューを定期的に導入し、積極的に活性化を図るなど、幅広くニーズに応えている。
[編集] ドトールコーヒーショップ
コーヒーやサンドイッチなどを提供するセルフ式コーヒーショップのパイオニア。1980年に営業を開始。同業種の日本における草分け的存在。コーヒー1杯180円(ブレンドコーヒー・アメリカンコーヒー・アイスコーヒーの「Sサイズ」の価格)は魅力でもある。
店舗数は2003年11月の時点で、フランチャイズが891店(内33店は国外店舗)、直営が109店。海外店舗の内訳は、韓国が8、台湾が25。
最近では石油元売り大手のエクソンモービルと提携し、セルフ式ガソリンスタンドと併設している店も幹線道路沿いを中心に設置してある。
併せて、2004年には東京都千代田区霞が関の中央省庁が集まる官庁街にある日本郵政公社本社、中央合同庁舎第2号館及び第5号館にも出店。
業務を円滑に進めるため、店員のランクが細かく分かれており、上から順に P.A.MANAGER→P.A.LEADER→2級パートナー(2つ星)→1級パートナー(1つ星)→初級パートナー(若葉マーク)となっている。 ただしこのランク性がどこの店舗でも使われているというわけではない。
[編集] オリーブの木
スパゲッティを中心に提供するレストラン。1985年に営業を開始。
店舗数は2003年11月の時点で、フランチャイズが19店(内7店は海外店舗)、直営が9店。海外店舗の内訳は、台湾が7。
[編集] エクセルシオール カフェ
エクセルシオール カフェはエスプレッソをメインとするイタリアンバールを意識したカフェ。ドトールコーヒーショップのワンランク上を目指したカフェ。1997年より営業を開始。第1号店は浜松町。
価格は「本日のコーヒー」Sサイズ250円、カフェラテSサイズ280円とドトールコーヒーよりも高価格に設定している。
当初、エクセルシオールカフェのマークが緑を基調とするスターバックスコーヒーのマークと似ているため、訴訟を起こされたこともある。現在は青を基調とするマークに変更している。
メニューの「本日のコーヒー」は1週間で7種類の豆をローテーションしている。しかし店舗により1種類の豆しか無い店舗もある。 またパスタやジェラートなどを販売する店舗も存在する。
店舗数は2003年11月の時点で、フランチャイズが19店、直営が91店。
店内には、コーヒー豆、エスプレッソマシン、コーヒーメーカー、各種コーヒー関連用品も取り揃えている。 店舗により取り揃えられている用品は異なる。
[編集] マウカメドウズ コナコーヒーガーデン
ハワイ産のコナコーヒーとワッフルを中心に提供する飲食店。1996年より営業を開始。店舗数は2007年01月の現在で、直営のみ16店。
店名は、同社がアメリカ合衆国ハワイ州に持っているコーヒー農園の名前に由来する。
[編集] サロンド テ マドレーヌ
女性客を主なターゲットに据えたティーサロン。2000年より営業を開始。 店舗数は2005年現在では晴海店、自由が丘店の2店舗のみに。 2006年に全店舗閉店。
[編集] ル・カフェ・ドトール
ドトールの最高級カフェ。「最高のコーヒーを、最高のお店で、しかも気軽に楽しんでいただきたい」という願いをショップコンセプトに誕生した、超一等地のドトールの最高級業態。メニューは、エスプレッソベースのコーヒーが中心。
[編集] その他の事業
[編集] ル・ブーケ ドトール
フラワー(花)の販売。主に生花や観葉植物の販売を手掛ける。また、絵画等も取り扱っている。東京都中央区銀座4丁目交差点に直営店を出店。 2006年銀座三愛フラワーに改称。
[編集] 事業所
[編集] 子会社
- 連結子会社
- 株式会社マグナ (100%子会社)
- 株式会社マドレーヌコンフェクショナリー(100%子会社)
- 非連結子会社(持分法非適用会社)
- 株式会社ドトールコーヒーハワイ(100%出資)
- 株式会社ジャマイカコーヒー(100%出資)