ミューチケット
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ミューチケット(みゅーちけっと)とは名鉄特急の特別車の座席指定に必要とされる特急券の名称。前身の座席指定券のリニューアル版として、1999年に登場した特急券である。2007年現在の発売額はどの区間も一律1乗車350円である。
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[編集] 概要
[編集] 発売日
- 1ヶ月前(前の月の同じ日)の初列車から発売。前の月の同じ日がない場合は当月の1日から発売。
[編集] 発売箇所
[編集] ミューチケット対応券売機のみでの発売の特急停車駅・特別停車駅
- ※(駅名)は近くの終日有人駅
[編集] 時間帯限定で発売の特急停車駅・特別停車駅
- ※(駅名)は近くの終日有人駅
[編集] 特別停車・停車のみで発売されていない駅
- ※(駅名)は近くの終日有人駅
- 広見線・日本ライン今渡駅(新可児駅)
- 西尾線・米津駅(西尾駅)
- 西尾線・上横須賀駅(吉良吉田駅)
- 津島線・勝幡駅(津島駅)
- 知多新線・上野間駅(富貴駅)
- 知多新線・美浜緑苑駅(富貴駅)
- 知多新線・野間駅(富貴駅)
- 尾西線・日比野駅(津島駅)
- 名鉄では事前に有人駅での購入を推奨している。
[編集] ミューチケットの購入が必要な車両
[編集] 利用上の注意点
- 一人一枚有効であり、複数の人数で1枚のミューチケットで座席指定することはできない。
- 満席の場合でも利用にはミューチケットが必要となる。この場合は座席の指定はできないが、乗車することはできる。
- 間違って全車特別車に乗車した場合でもミューチケットが必要。ただし座席が空いて無ければ座ることはできない。
- 万が一、ミューチケットを紛失した場合や指定していた電車に乗り遅れた際は、再度買い直しする必要がある。
- 金山駅から神宮前駅までなど次の駅が終着駅の場合でもミューチケットが必要となるため、全車特別車以外の特別料金不要電車を乗るパターンが名鉄常利用者の慣例。
- 一部特別車の特別車にミューチケットなしの客が乗車した際は、一般車に乗車するのが普通だが、一般車への誘導等はない。
- ミューチケットがなくても、予め指定されていない席なら開けて座らせてくれることもある。
[編集] 関連するチケット
- 乗継割引
- 特別車両券(料金)は1乗車乗切り制が基本であるが、指定駅で60分以内に2列車を乗り継ぐ場合は、同時購入する場合に限って2乗車500円の「乗継割引ミューチケット」を発売する(詳細は乗り継ぎ料金制度(名鉄)を参照)。
- ミュー定期券
- 1ヶ月間、平日の1往復のみ同一列車の同一座席を確保することができる。購入には乗車区間内の定期券を所持していることが条件で、乗車する際も定期券とミュー定期券を併用しなければならない。1ヶ月13,000円と割高だが、指定列車でなくても有効区間内であればどの特別車も利用できることに特徴がある。ただし、この場合は空席利用となるのでミューチケットを持った乗客が来た場合は席を譲らなければならず、満席の場合は立席乗車となる。
- ミュー回数券
- 11枚を10回分の料金(3,500円)で販売。乗車列車や区間を入れずに販売するため、1枚ずつ自分が希望する列車で利用することができる。乗車する前に窓口で回数券とミューチケットを交換する。(磁気券ならミューチケット対応券売機でも可能)上記のミュー定期券とは異なり、こちらは利用可能な乗車券の制限はない。このほか、昼間用や休日ダイヤ用など、割安な回数券も発売している。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 鉄道関連のスタブ項目 | 名古屋鉄道