名鉄津島線
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津島線(つしません)は、愛知県清須市の須ヶ口駅から愛知県津島市の津島駅までを結ぶ名古屋鉄道の鉄道路線。
津島神社の門前町津島市との都市間輸送を担う名古屋西郊の通勤・通学路線である。
運賃計算区分はB(運賃計算に用いる距離は営業キロの1.15倍)。全ての駅でトランパスが使用できる。
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[編集] 路線データ
[編集] 運行形態
昼間時間帯は、以下のような運行形態をとる(本数は1時間当たり。特に表記がないものは1本)。
- 上記の快速急行・急行は30分間隔で運行している。
- 下りは昼間時間帯は普通のみとなり、概して10分間隔で運行している。上りの普通は15分間隔で運行している。
- 快速特急・特急については、特急列車関連記事を参照のこと。
[編集] 利用状況
愛知県の統計によれば一日平均、2004年度は21,508人(1キロあたり1,823人)の利用があった。
[編集] 歴史
名古屋鉄道の前身、名古屋電気鉄道により一宮線、犬山線に続く郡部線として開業した。
- 1914年(大正3年)1月23日 名古屋電気鉄道が津島線枇杷島橋(現、枇杷島分岐点)~須ヶ口~新津島(現、津島)間を開業。
- 1914年(大正3年)7月3日 甚目寺~七宝間に新居屋駅開業。
- 1915年(大正4年)7月24日 諏訪(藤浪~津島口間、廃止日不明)~新津島間に津島口駅開業。
- 1921年(大正10年)7月1日 名古屋電気鉄道が津島線などを名古屋鉄道へ譲渡。
- 1932年(昭和7年)10月25日 新津島駅を尾西線の津島駅に統合。
- 1941年(昭和16年)8月12日 枇杷島橋~須ヶ口間が名岐線に編入され、津島線が須ヶ口~津島間となる。
- 1944年(昭和19年) 新居屋駅、津島口駅休止。
- 1948年(昭和23年)5月12日 架線電圧を600Vから1500Vに昇圧。
- 1969年(昭和44年)4月5日 新居屋駅、津島口駅廃止。
- 2002年(平成14年)7月13日 勝幡~津島間高架化。
- 2005年(平成17年)7月14日 トランパス導入。
[編集] 駅一覧
駅名 | 営業キロ | 普通 | 急行 | 快速急行 | 特急 | 接続路線 | 所在地 | |
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須ヶ口駅 | 0.0 | ● | ● | ● | ● | 名古屋鉄道:名古屋本線(名鉄名古屋方面直通あり) | 愛知県 | 清須市 |
甚目寺駅 | 2.0 | ● | ● | ● | | | 海部郡甚目寺町 | ||
七宝駅 | 3.7 | ● | | | | | | | 海部郡七宝町 | ||
木田駅 | 5.4 | ● | ● | ● | ● | 海部郡美和町 | ||
青塚駅 | 7.3 | ● | | | | | | | 津島市 | ||
勝幡駅 | 9.0 | ● | ● | ● | ● | 愛西市 | ||
藤浪駅 | 10.2 | ● | | | | | | | |||
津島駅 | 11.8 | ● | ● | ● | ● | 名古屋鉄道:尾西線(弥富方面直通) | 津島市 |
●:全ての列車が停車 |:通過
- 須ヶ口駅は、名古屋本線の特急は通過。