三軒茶屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三軒茶屋(さんげんぢゃや)は日本の地名である。東京都世田谷区内の町名であり、一般的には東急田園都市線・東急世田谷線三軒茶屋駅周辺、三軒茶屋一丁目・二丁目、太子堂一丁目~五丁目、下馬一丁目~六丁目、三宿一丁目・二丁目一帯のエリアを指している。世田谷区の経済中心地である。「さんちゃ」と略す場合もある。
目次 |
[編集] 地名の由来
江戸中期以降、社寺参詣ブームで賑わった大山道と登戸道の分岐(追分)付近に信楽(後に石橋楼)、角屋、田中屋の三軒の茶屋が並んでいたことに由来する。この呼び名は文化文政の時代には既に一般的なものとなっていたようである。1932年(昭和7年)、世田谷区誕生とともに正式な地名として定められた。
大山道(大山街道)は現在のほぼ国道246号にあたり瀬田、二子橋を渡り大山へ向かう。登戸道は、井伊家知行地の代官屋敷(現在の世田谷区世田谷、ボロ市通り沿い)や世田谷の上町(武家町)を通って登戸に向かう街道筋であり、現在の世田谷通りにあたる。
[編集] 三軒茶屋という街
世田谷区の中でも最も栄えている商業地であると同時に、吉祥寺や自由が丘同様「住みたい町」などのランキングには必ず名を連ねる人気の住宅地である。渋谷に近いことや、「芸能人が数多く住んでいる町」であること、カフェブームの隆盛に多大な影響を与えたことなどから「オシャレな町」として語られることが多いが、駅前のエコー仲見世商店街やすずらん通りなどレトロな景色が多く残っているのが特徴。
街のシンボルは三軒茶屋の再開発事業の一環として建設された複合ビルキャロットタワー。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 世田谷区の町名
-
世田谷地域: 池尻 - 上馬 - 経堂 - 駒沢 - 桜 - 桜丘 - 三軒茶屋 - 下馬 - 世田谷 - 太子堂 - 弦巻 - 野沢 - 三宿 - 宮坂 - 若林 北沢地域: 池尻 - 赤堤 - 梅丘 - 大原 - 北沢 - 豪徳寺 - 桜上水 - 代沢 - 代田 - 羽根木 - 松原 玉川地域: 奥沢 - 尾山台 - 上野毛 - 上用賀 - 駒沢 - 駒沢公園 - 桜新町 - 新町 - 瀬田 - 玉川 - 玉川台 - 玉川田園調布 - 玉堤 - 等々力 - 中町 - 野毛 - 東玉川 - 深沢 - 用賀 砧地域: 宇奈根 - 大蔵 - 岡本 - 鎌田 - 喜多見 - 砧 - 砧公園 - 成城 - 祖師谷 - 千歳台 - 船橋 烏山地域: 粕谷 - 上北沢 - 上祖師谷 - 北烏山 - 給田 - 八幡山 - 南烏山
カテゴリ: 東京23区の地域 | 世田谷区 | 日本の地理関連のスタブ項目