京王チキ290型貨車
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チキ290型貨車(チキ290がたかしゃ)は、京王電鉄のレール運搬用長物車。1984年(昭和59年)に登場した。
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[編集] 概要
それまで京王線のレール運搬には京王2000系電車 (初代)の台枠を流用したチキ270型が使用されていたが、老朽化のため代替として登場した。特徴として、2両永久連結で使用されることと、レール積み降ろし用のホイストを装備していることが挙げられる。
普段は高幡不動検車区に留置している。
[編集] デト210型連結時代
登場当初は電動貨車デト210型の中間に連結されていた。
[編集] デワ5100連結時代
デト210型も老朽化したため、代わって5100系を改造した事業用車デワ5125Fが1995年に登場し、デワ5175とクワ5875の中間に連結されるようになった。
[編集] デワ600連結時代
2004年8月1日のレール運搬をもってデワ5125Fは運用終了となり、後継として6000系から6707Fと6807Fを改造し、デワ600として2004年11月7日に運用開始した。
チキに関しては、デワ5125Fまで使用していた電磁直通ブレーキからデワ600の電気指令式ブレーキに改造して利用している。外観も一部変更され、デワ600が紅白のゼブラ模様の反射素材帯を付加したのに合わせて、ゼブラ模様の帯が付加された。
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