名鉄3560系電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
3560系とは、1960年から1988年まで名古屋鉄道に在籍した電車。
目次 |
[編集] 概要
17m2扉車。釣り掛け駆動・AL車(間接自動制御車)である。
[編集] 車体
車体は当時製造されていた3700系と全く同一である。
[編集] 内装
2扉ロングシートであったが、後年転換クロスシートに改造されていた。照明カバーはなく3850系と同様の露出型で、3700系との唯一の相違点。
[編集] 台車
当初D-16で、晩年他のAL車同様D-18に交換された。
[編集] 編成
モ3561(Mc)-ク2836(Tc)
[編集] 沿革
モ3504が踏切事故で全焼したため、使用可能な部品を再利用して1960年に登場したのがモ3561である。
1形式1両のみで、モ3504時代から編成を組んでいた3550系の制御車ク2561と連結していたが、後年は3800系の制御車ク2836と連結していた。ク2561・ク2836とも張り上げ屋根ではない上にウインドシル・ヘッダーがあるため、この編成はAL車の中でもっとも外観が不揃いな編成となっていた。
運用上は他のAL車と全く共通であった。
[編集] その他
3850系にもHL車と同等の車体に載せ換えた車両があったが、そちらは形式は変更されていない。
[編集] 関連項目
- 名古屋鉄道の車両
- 現用車両
- 特急用電車 : 2000系・2200系 | 1000系・1030系・1200系・1230系・1800系・1850系 | 1600系
- 一般用電車(SR系高性能車) : 7000系・7100系・7700系 | 5700系・5300系 | 6000系・6500系・6600系・6800系 | 1380系
- 一般用電車(VVVF車) : 3500系II・3700系III・3100系 | 3300系III・3150系
- 地下鉄乗入用電車 : 100系・200系 | 300系
- AL系電車 : 6650系・6750系
- 電気機関車 : デキ300形 | デキ370形 | デキ400形 | デキ600形
- 過去の車両
- AL系電車 モ3300形・モ3600形・ク2040形 | モ800形I | モ850形 | 3400系 | 3500系I | 3550系 | 3560系 | 3600系・3650系 | 3700系I | 3800系 | 3850系 | 3880系 | 3900系 | 7300系 | 3300系II
- HL系電車(車体更新車) : 3700系II・3730系・3770系・3780系 | 3790系
- SR系高性能電車 : 5000系・5200系 | 5500系 | 7500系 | 8800系
- 600V鉄道線用電車 : モ700形・モ750形 | モ3080形・ク2020形・ク2320形
- 600V軌道線用電車 : モ510形 | モ520形 | モ550形 | モ560形 | モ570形 | モ580形 | モ590形 | モ600形 | モ770形 | モ780形 | モ800形II | モ870形 | モ880形
- 気動車 : キハ10形・キハ20形・キハ30形 | キハ8000系 | キハ8500系
- 現用車両