宮原総合運転所
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宮原総合運転所(みやはらそうごううんてんじょ)は、大阪市淀川区木川西2丁目にある西日本旅客鉄道(JR西日本)大阪支社管轄の車両基地。東海道・山陽新幹線新大阪駅付近の高架橋の下に広がる。
国鉄時代には、宮原機関区、宮原客車区、宮原電車区、宮原操車場が同一場所にあった。JR化以降は、その4機関の統廃合を繰り返し、現在の形態となっている。ここには大阪止まりの列車が回送列車として入線する。
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[編集] 配置車両の車体に記される略号
[編集] 歴史
- 1933年(昭和8年)9月1日 宮原操車場が開設される。
- 1934年(昭和9年)5月25日 西回り回送線が新設される。
- 1966年(昭和41年)6月1日 宮原電車区と宮原客車区が統合され、宮原運転所となる。
- 1988年(昭和63年)6月1日 宮原運転所と宮原操車場が統合され、宮原総合運転所となる。
[編集] 配置車両
[編集] 電車
2006年4月現在の配置車両
- 6両編成10本(100番台1本、300番台9本)、4両編成3本(100番台2本、300番台1本)が配置されている。東海道本線、湖西線などで使用されるが、一部の編成は現在下関地域鉄道部下関車両管理室に貸し出されている。
- 6両編成4本、4両編成4本が配置されている。東海道本線、湖西線、草津線で運用される。
- 1両のみ所属。事業用車両、牽引車。
[編集] 客車
- 夜行快速「ムーンライト松山」で運用される4両、夜行快速「ムーンライト高知」で運用される2両、臨時・団体列車用の4両編成4本、ジョイフルトレイン「サロンカーなにわ」7両編成1本の計29両が配置されている。
- 12系客車+14系客車
- ジョイフルトレイン「あすか」の7両編成1本が配置されている。うち中間車1両が14系客車である。
- 12系客車
- ジョイフルトレイン「いきいきサロンきのくに」の6両編成1本が配置されている。
- 1両配置。展望車。「SLやまぐち」などの臨時列車の最後尾に連結して運用されている。
- 1両配置。保存車両である。
- オハフ33形客車
- 2両配置。保存車両である。
- 1両配置。建築限界測定用試験車。
[編集] 機関車
- 1両配置。保存車両である。
- JR西日本で唯一150号機が動態保存されている。主に臨時列車の牽引などに使用される。
- 1両配置。保存車両である。
- 6両配置。客車やJR西日本の貨物列車を牽引している。
- 2両配置。そのうち1両はジョイフルトレイン「きのくにシーサイド」の牽引車である。
- 主に運転所内の入換作業等で使用されている。
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