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国鉄スハ43系客車 - Wikipedia

国鉄スハ43系客車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

国鉄スハ43系客車とは、日本国有鉄道(国鉄)が1951年(昭和26年)から急行列車用に製造した客車の形式群である。

在来型の客車に比して居住性を大幅に改善した画期的な客車であった。当初は特別急行列車にも使用され、1970年代まで日本全国で急行列車運用に広く充てられたほか、後年は普通列車でも運用された。

本項では関連性の高い44系客車についても記述する。

目次

[編集] 概要

国鉄が定めた制式の系列呼称ではなく、軽量客車と称された10系と従前のオハ35系との間に位置する、同一の設計思想によって製作された客車を総称する、趣味的・便宜的な呼称である。スハ43形を代表としたスハ43系客車の呼称が一般的である。

具体的には、三等車スハ43形スハ44形スハ45形オハ46形、三等緩急車のスハフ42形スハフ43形スハフ44形オハフ45形、三等荷物合造車のスハニ35形、特別二等車スロ53形スロ54形食堂車マシ35形マシ36形郵便車スユ41形スユ42形スユ43形およびこれらの改造車が該当する。

また、1950年度に製造された、特別二等車のスロ51形寝台車スロネ30形マイネ41形および郵便車のオユ40形についても、車体構造などに共通点が多いため、同じ系列に含めることが多い。

[編集] 構造

オハ35形の改良版として製造された客車。急行列車に使用することを前提として製造された。

[編集] 外観

[編集] 車体

スハフ42形。車掌室は出入台の外側にある(仙台駅、1985年3月撮影)
スハフ42形。車掌室は出入台の外側にある(仙台駅、1985年3月撮影)

鋼体化車両と称されたオハ60形(1949年)で採用された完全切妻形車体(連結面に後退角がない車体)を採用した。これにより客室の有効面積が拡がり、座席間隔がわずかではあるが広くなった。従来の緩急車は、出入り台と客室の間に車掌室を設けていたが、本系列ではオハ60系と同様、車掌室を車端部に移した。

[編集] 台車

TR47形台車(スユニ50 501)
TR47形台車(スユニ50 501)

戦後、オハ35系のマイナーチェンジ型と言うべきスハ42形客車で採用されたウイングバネ式鋳鋼台車TR40形を元に、ブレーキ装置取り回しと枕バネを変更したTR47形2軸ボギー台車が採用された。

国鉄で35系等の在来客車台車の主流であった戦前設計のTR23形台車は、極端な過積載(400人程度)を想定した硬いばねを装備しており、乗り心地が悪かった。これに対し、TR47形では定員オーバー想定にしてもより現実的に130人程度と見積もってばねが軟らかくされ、大幅に乗り心地が改善された。このため、戦前までは乗り心地確保のため3軸ボギー台車が必須とされた食堂車などにもこの系統の2軸ボギー台車が採用された。鋳鋼製の台車枠と軸箱守をもつため重量がかさむという欠点はあったが、振動が小さく、国鉄の旧型台車の中では格別に乗り心地の優れた台車である。

[編集] 車内設備

それまで優等客車に比してアコモデーションが劣るのもやむを得ないとされてきた三等客車の接客設備であるが、43系ではこの面で著しい改善が見られた。

従来の客車では、車内照明は天井中央に1列で最小限であったが、43系では2列配置とした。白熱灯照明ではあったが、照明数の増加で従来の客車に比べ車内は大幅に明るくなった。

座席は背ずりの下半分の詰め物が厚くなって腰への当たりを良くすると共に、スプリングも軟らかくされて、座り心地が良くなった。また、座席の通路側には固定式の頭もたせが付けられた。頭もたせは特に夜行列車運用時には乗客に好評で、43系の後続形式である10系客車では窓側にも追加設置された。

客室とデッキを仕切る扉の戸車についても、優等車並みの防音戸車とし、車端座席の乗客の居住性改善を図っている。

便所は内装のタイルによるシーリングを行い、清潔性を高めた。また、便所使用中にその旨を知らせる表示灯もこの形式から採用された。この表示灯は当初は赤ランプだったが、非常信号と紛らわしく乗客が不安になった事例があったため、後に橙色に変更された。なお、現代の車両では乳白色のものが採用されている。

43系が登場した時代はまだ市販の清涼飲料水は王冠で栓をした瓶に入って販売されているのが普通であり、栓抜きを忘れた乗客が客車の窓枠や肘掛けで瓶をこじ開けることも珍しくなく、客車内が傷つけられることになった。その対策として43系では、小さな金属板をコの字状に折り曲げた固定式栓抜きが途中から装備された。これは市井の一市民が考案し、国鉄に無償で使用権を寄付したもので、当初は通路側肘掛け中央に装備された(のちには43系も含め、多くの国鉄長距離車両の窓側テーブル下に設置される)。

[編集] 形式別概説

[編集] 基本形三等車

[編集] スハ43形

0番台(1~698、電気暖房付き車両は製造番号+2000)
スハ43系の中心的存在となる基本番台の座席客車。698両が製造された。その内の3分の2ほどが他形式に改造、または編入されている。後期製造車の内で自重の軽いものはオハ46形へ編入された。また、戦前製の旧型車をオシ16形・オハネ17形に改造する際に、当形式のTR47形を取り外し、これらの改造元車両が履いていたTR23形と振り替えている。この振り替えを受けた車両は自重が軽くなったため重量ランクが一つ下がり、別形式のオハ47形とされた。1965年には、4両がスハフ42形400番台に改造されている。なお、オハネ17形の電気暖房化による台車振り替えの際に5両のオハ47形が再度TR47形台車を履いたために、これらの車両はスハ43形に復元されている。1978年以降、一部の車両は郵便荷物スユニ50形に台車などを流用された。
700番台(701~717)
スハ43型基本番台車を、北海道向けとして二重窓化や耐寒構造化などの改造を行い、スハ45形と同仕様にしたものである。1973年(昭和48年)に17両が改造された。当初に改造された11両は500番台としていたが、後期に製造された基本番台車と番号が重複するために、700番台に改番されている。700番台車の内、2両はオハ47形からスハ43形に復元された車両が種車(650番車、652番車)である。後に、スハフ42形500番台に2両が改造されている。

[編集] スハフ42形

基本番台(1~335、電気暖房付き車両は製造番号+2000)
スハ43形の緩急車版として製造された基本番台。車掌室は従来車と異なって乗降デッキの外側にあり、妻面には監視窓がある。
スハフ4218は軽量化改造が施工され、オハフ33630となった。後に19両がスハフ42形500番台車に改造された。オールロングシート化され、オハフ41形200番台となったものもある。1978年以降、一部の車両は郵便荷物車スユニ50形に台車などを流用された。
400番台(2401~2404、全車電気暖房付き車両)
1965年から翌年にかけてスハ43形基本番台を緩急車改造して登場したもので、乗降デッキの内側に車掌室があることでスハフ42新造車と区別できる。4両が改造された。4両とも電気暖房付きのため、車番は基本番号に2000を足した番号である。
後に、1両がスハフ42型500番台(519番車)に改造された。
500番台(501~523)
スハフ42形の北海道向け改造車の番台であるが、種車が数車種ある。内訳として、スハフ42形0番台から改造されたものが19両(501~518・520)、スハフ42形400番台から改造されたものが1両(519)、スハ43形700番台から改造されたものが2両(521・522)、スハ42形の北海道向け改造車から改造されたものが1両(523)となっている。基本的にはスハフ42形の他番台と見た目は変わらないが、523は種車がオハ35形と同一車体のスハ42であるため、他の43系客車と異なり、オハ35形と同様の妻面に後退角が付いた半切妻になっており、台車もTR40形を履いていた。522は、オハ47形からスハ43形に復元された車両が種車である。なお、釧網本線で運用されていた520~523は、車掌室部分の窓に住宅用の引き違い式アルミサッシを使用していた。

[編集] 酷寒地形三等車

北海道向けとして製造されたもので、客用窓が二重窓となっており、耐寒構造が強化されている。蓄電池は大型化され、車軸発電機も歯車駆動式が装備されている。

[編集] スハ45形

0番台(1~53)
スハ43形の北海道仕様車。外観はスハ43形とほぼ同一である。

[編集] スハフ44形

0番台(1~27)
スハフ42形の北海道仕様車。外観はスハフ42形とほぼ同一である。
100番台(101~105)
1972年、スハ45形を緩急車化改造したもの。種車の関係で車掌室は乗降デッキの内側に設けられている。

[編集] 軽量形三等車

乗客にも現場にも好評理に迎えられたスハ43系だが、積車重量が40トンの「ス」級であるため、長大編成を組む際には機関車に大きな負担となる問題があった。そこで、1955年(昭和30年)には、各部の軽量化を図り重量を「オ」級に下げる改良を行ったオハ46形オハフ45形が製造された。車体構造や内装はスハ43系と同等であるが、屋根が鋼板製となったため妻面のキャンバス押さえが省略され、雨樋も金属製となり縦樋が円管状の細いものとなっていることなどが外観上の特徴である。台車も肉抜き等を受けた軽量型となっている。

[編集] オハ46形

オハ4613。オリジナル車で、鋼板製の屋根と屋根布押えのない妻面上部に注目。
オハ4613。オリジナル車で、鋼板製の屋根と屋根布押えのない妻面上部に注目。
基本番台(1~60、電気暖房付き車両は製造番号+2000)
スハ43形の軽量化版として製造された車両。60両が製造された。
スハ43形からの編入車(374~398、494~553、599~628、654~698、電気暖房付き車両は製造番号+2000)
スハ43形のうち軽量化のための設計変更を行って製造された後期製作車の中には、後に計量した結果1ランク軽い「オ」級に収まるものがあった。これに該当する160両は1956年に改番され、オハ46形へ編入された。基本番台と異なり、構造はスハ43形と何ら違いはない。この編入車は形式のみを変更しており、個別番号は踏襲したため番号は連続していない。スハ43形の60番以前の車両は編入対象に全く該当しなかったため、番号の重複も発生しなかった。1978年以降、一部の車両は郵便荷物車スユニ50形に台車などを流用された。

[編集] オハフ45形

0番台(1~25、電気暖房付き車両は製造番号+2000)
スハフ42形の軽量化版。1978年以降、一部の車両は郵便荷物車スユニ50形に台車などを流用された。
100番台(101~111、電気暖房付き車両は製造番号+2000)
オハ46形の基本番台を緩急車化改造したもの。種車の関係で車掌室は乗降デッキの内側に設けられている。
200番台(201~209、電気暖房付き車両は製造番号+2000)
オハ46形のうち、スハ43形から編入した車両を緩急車化改造したもの。種車の関係で車掌室は乗降デッキの内側に設けられている。

スハフ42形には計量しなおしても「オ」級になるものは存在しなかったため、スハフ42形からオハフ45形に編入された車両はない。

[編集] 特別二等車(後のグリーン車

[編集] スロ51形・スロ52形

1950年に登場した、鋼体化改造車のスロ60形、スロ50形に続く初の新造特別二等車。60両が製造された。スロ50同様、座席間隔は1100mmで窓幅700mmだが、定員は52人となった。

このうち8両は二重窓を装備して北海道に配置されたが、1952年にスロ52形に改番した。のちにスロ51形のうち10両を北海道向けに改造し、スロ52形とした。

スロ51形・スロ52形ともに一部が緩急車化されてスロフ51形・スロフ52形となったのち、大部分はロングシート化されてオハ41形、オハフ41形となった。

[編集] スロ53形

1951年に30両が製造された。座席間隔が1160mmに拡大され、現在につながるグリーン車の基本様式を確立した。1961年から1964年にかけて全車が緩急車化されてスロフ53形となった。冷房改造されなかったため、ロングシート化されてオハ41形、オハフ41形に、郵便車・荷物車に改造されてマニ37形、スユニ61形になったものがあるが、改造されなかったものは1970年代前半までに廃車された。

[編集] スロ54形

1954年から47両が製造されたスロ53の改良型で、照明が蛍光灯になった。1964年に2両が床下形冷房機により冷房改造され、マロ55形となった。床に段差が生じるなどの問題があるため、残りの車種は、天井を低屋根に交換し屋上にAU13形箱形冷房機を設置したうえで、台車をTR23系列の台車に交換し、スロ54形のままで冷房改造された。マロ55形も台車をTR23Dに交換し、スロ54形に戻った。一部は耐寒改造を受け500番台に改番され、北海道で使用された。

旧特別二等車のなかでは最後まで使用されたが、最後に残ったものも1982年11月15日ダイヤ改正で運用を失い、翌1983年に全廃された。

[編集] 寝台車

[編集] マイネ41形

国鉄マロネ40形客車#マイネ41形(マロネ41形)参照。

[編集] スロネ30形

1951年に10両が製造された2等寝台車。前年に改造で登場したマロネ39形と同様、4人用のコンパートメント形式の寝室を8室設け、寝台は枕木方向に600mm幅の二段式寝台を設けた。のちのオハネ14形700番台に相当する。冷房改造はされず、1970年までにマニ36形、マニ37形に改造された。

1950年度にマロネ31形、スハネ40形を製造する計画もあったが、これは実現しなかった。

[編集] 食堂車

この節は執筆の途中です この節は、書きかけです。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

[編集] オハ47形、オハフ46形

オハ47 2261
オハ47 2261

[編集] オハ47形

0番台(1~328、電気暖房付き車両は製造番号+2000)
昭和30年代後半、急行列車用の寝台車需要の伸びに対応するため、戦前型の優等車の台枠を再利用して10系寝台車と同等の車体を新製したオハネ17形が登場した。このオハネ17形を製造する際、寝台車の乗り心地向上のためスハ43形のTR47形台車をオハネ17形に履かせ、代わりに寝台車の母体になった戦前型客車の履いていたTR23形台車を若干改造のうえでスハ43形に履かせるという台車交換措置が行われた。この改造を受けたスハ43形は、台車が軽くなっただけ車重が減って「オ」級となり、オハ47形に形式変更された。乗り心地は本来のスハ43に比してやや悪くなった。後に、オハ47形500番台に8両、緩急車のオハフ46形0番台に30両、オハフ46形500番台に1両改造された。
500番台(501~508)
オハ47形を北海道向けに改造したもので、8両が改造された。後に、1両がオハフ46形500番台に改造された。

[編集] オハフ46形

0番台(1~30、電気暖房付き車両は製造番号+2000)
オハ47形を緩急車改造したもので、30両が改造された。後に5両が北海道向けのオハフ46形500番台に改造された。
500番台(501~507)
総計7両が改造された。オハフ46形の北海道向け改造車の番台であるが、オハ47形からの改造車も2両ある。501~505番車がオハフ46形0番台の改造、506番車がオハ47形0番台車からの改造、507番車がオハ47形500番台車からの改造である。

スハフ42形も、スハ43形と同様に台車交換を行いオハフ47形とする計画もあったが、これは実現しなかった。

[編集] 郵便車

[編集] オユ40形・スユ40形(0番代)

1951年に3両が製造された取扱便用郵便車。荷重は7t。台車は電車用を改造したTR35U形を使用。1956年に締切郵袋室の拡大化改造(荷重8t化)を行いスユ40形(0番代)に改番した。1972年までに全車除籍された。

[編集] スユ41形

1952年に2両が製造された取扱便用郵便車。荷重は7t。台車はTR23A形を使用。車内はオユ40形と同じで、新製時より室内灯に蛍光灯が採用されているため、通風器の配置がオユ40形と異なる。1965年に前位側荷物扉を両開きに改造した。1972年までに全車除籍された。

[編集] スユ42形

1953年から12両が製造された取扱便用郵便車。荷重は7t。製造年次により形態の差異があり、1953年3月製造の1~6は区分室採光窓が枠付回転式で、台車はTR23形を使用。同年11月製造の11~13は同仕様の車体であるが、台車を防振ゴム付のTR40B形に変更。1954年以降製造の14~16は区分室の窓をすべてHゴム固定式に変更し、作業環境改善のため床下に集塵機を設置、腰板部には通気口が設けられた。台車はTR40B形。本形式の室内配置は後に製造されたオユ10形などの10系郵便車にも踏襲された。冷房は設置されず、1979年度までに全車除籍された。

[編集] スユ43形

1956年に6両が製造された、国鉄郵便車初の護送便用郵便車。乗務員室が中央にあり、その前後に締切郵袋室、後位に車掌室がある。区分室はなく、その分荷重は13tに増加。東京~門司間の鉄道郵便路線(東門線)の輸送改善のために投入された。台車は全車とも防振ゴム付のTR23D形。1両は火災のため1972年に廃車、残存車もスユ15形などに置き換えられる形で1977年度までに全車が除籍。

[編集] 荷物車

[編集] マニ35形

200番台(2201~2204、全車電気暖房付き車両)
スハニ35形から改造された。台車はTR47形を使用。
220番台(2221、 2222、全車電気暖房付き車両)
オハニ40形から改造された。台車はTR23形を使用。
200番台、220番台いずれも車内は両端に出入台を設け、前位には自転車置場、後位には便所、貴重品室、車掌室が配置されている。後位にある種車の荷物室側の車掌室を再利用しているためはいずれも狭くなっている。

[編集] マニ36形

200番台(212~216、電気暖房付き車両は製造番号+2000)
スハニ35形から改造された。台車はTR47形を使用。スハニ35形時代に近代化改造を施工している車両は側窓がアルミサッシに更新されていた。
300番台(332~337、電気暖房付き車両は製造番号+2000)
スロネ30形から改造された。台車はTR40B形からTR23形に振り替えられている。荷物車化に際して後位に新たに出入台が設けられ、側窓は700mm幅に統一された。

[編集] マニ37形

パレットと一般荷物の輸送用として余剰座席車を改造した荷物車。新聞用A形ボックスパレットを積載するため、床は鋼板張りに改装され、パレット固定用のロープ掛けが装備されていた。荷重は14t。

30番台(31、32)
スロ51から改造された。
60番台(61~64、電気暖房付き車両は製造番号+2000)
スロフ53形から改造された。
100番台(101~103)
スロネ30形から改造された。
200番台(205)
マニ37 64から改造された。14系座席車と併結可能なようにブレーキ装置を変更した。
30番台、60番台、100番台、200番台(205)いずれも台車はTR40B形からTR23形に振り替えられている。荷物車化に際して前位に新たに出入台が設けられた。

[編集] 救援車

[編集] スエ31形

0番台(79、182、186)
1971年から1972年にかけてマニ35 2204、2203、2221から改造された。
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[編集] 職用車

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[編集] 特急形車両(スハ44系)

1951年(昭和26年)、基本構造はスハ43形客車に準ずるが、車内は4列配置の一方向き固定クロスシートで、その後の特急形車両三等車の原型の一つとして44系の車両符番があてがわれた車両が存在する。この系統には基本形式車両としてスハ44形(1~34)、緩急車として車掌室や手ブレーキ装置を持つスハフ43形(1~3、11~24(11~24の登場については後述))、緩急車施設と荷物室を持つスハニ35形(1~12)がある。なお当時の特急列車は折り返しの際、編成ごと方向転換していたため、一方向きクロスシートの車両では乗客が常に前を向いて座ることになっていた。

東海道本線特急「つばめ」「はと」東北本線特急「はつかり」などで使われたが、昼行特急はスピードアップの為、電車化・気動車化され、夜行特急は寝台車主体の寝台特急ブルートレイン)に移行したので、冷房化されることもなく一般形車両に格下げ運用された。なお、この格下げに際して回転クロスシートに改修しているが、シートピッチの関係で向かい合わせ使用は不可能であった。また、晩年に川俣線で使用されていたスハニ35形はシートが特急時代の一方向固定式のままであった。

19601961年(昭和35~36年)にはスハ44形14両(9~22)が緩急車改造され、スハフ43形(10番台)(11~24)になった。また、1962年(昭和37年)にはスハニ35形2両(2、3)がオシ16形改造の際に改造種車のTR23とスハニ35形のTR47を振り替えたり、背摺りを木製で垂直のものに交換して、オハニ40形(番号同じ)になった。

[編集] 近代化工事について

スハ44系の近代化には大きく2つに分かれる。それは窓枠がアルミサッシ窓枠か木製窓枠のどちらかである。この他にも室内等で更新はされているが、外観上は窓枠が最も異なる点である。スハニ35の一部を除き、急行列車運用のあるものを対象に行われた。

  • スハ44 1~8・スハフ43 11~24・スハニ35 4~6
    最初の近代化工事施工車。客室窓枠の変更、照明の蛍光灯化、座席の回転クロス化、内張りの木材から新素材化、客用ドア窓の上段下降式、ナハ11より採用されたものと同じ下段固定式の2段式化等々。このためアルミサッシ窓枠で登場時とは見違えるような姿で登場した。しかし、アルミサッシ化には資金が掛かるので、次期改修車両からは窓枠と室内内張りは塗りつぶしの木枠のままにした。
  • スハ44 23~34・スハフ43 1~3。
    窓枠のアルミサッシ化と内張りの変更はしない以外は上記の近代化工事と基本的には一緒である。また、客用ドアの交換も行っていない。但し、後にドアを交換した車両は幾つか存在する。照明は、前述の最初の近代化工事施工車前者が直管の蛍光灯を使用しているのに対し、このグループは円環型の蛍光灯を使用している。客室内内張りは従来の木の板を塗装で塗りつぶす形となった。これも上記のグループが淡緑色系なのに対し、このグループは暖色系になっている。但し、1975年に四国総局に転属したスハフ43 2・3は多度津工場で近代化工事を受けている。また、スハフ43 3は、トイレ、洗面所の窓がHゴム支持の固定窓となり、ウインドヘッダーも窓の上で切れている。
  • 1975年に博多まで新幹線が開業すると、急行「日南」「雲仙」「阿蘇」などは14系や他の形式に置き換えられたため旧型客車は運用から離脱していった。その中で、四国総局はオハ61系などが残っていたために車両近代化もするべく、本州から客車を転属させた。このときに、スハフ43を緩急車不足から持って行ったものと思われる。

[編集] 私鉄の同形車両

紀勢本線への乗り入れ列車を運行していた南海電気鉄道が、その専用客車としてスハ43形をベースとしたサハ4801形客車を保有していた。

[編集] 現状

後に登場したナハ10型などの軽量客車グループは車体構造の宿命からか劣化が早く短命に終わったが、本系統車両群は重量級でこそあったが、頑丈且つ丁寧な造りが幸いして、イベント用とはいえ21世紀になっても本線上で運行される姿を見ることができる。

北海道旅客鉄道(JR北海道)では、旭川運転所にスハフ42形が2両、スハフ44形から改造されたスハシ44形が1両配置され、「SLニセコ号」と「SL函館大沼号」の客車として使用されている。

東日本旅客鉄道(JR東日本)では、高崎車両センターにスハフ42形が2両、オハ47形が3両配置され、オハニ36形スハフ32形とともにイベント列車等に使用されている。なお、スハフ42形2174号は、衛生環境に対応してトイレが水洗式に改造されており、これは現存する旧型客車でも整備が整った車両である。

東海旅客鉄道(JR東海)では、美濃太田車両区にオハフ46形 3両が留置されている。

大井川鐵道では、大井川本線にオハ47形が4両、スハフ42形が4両配置され、オハ35形、オハフ33形とともにSL列車「かわね路号」の客車として使用されている。また、財団法人日本ナショナルトラスト所有のスハフ43形2両(スハフ43-2、43-3)が動態保存されている。

津軽鉄道では、津軽鉄道線にオハ46形・2両がイベント・団体用として配置されている。

[編集] 参考文献

日本国有鉄道鉄道院・鉄道省)・JR客車
木造ボギー客車
9500系・12000系・22000系・28400系
鋼製一般形客車
オハ31系スハ32系・オハ35系・70系マロネ40形60系スハ43系10系50系
新系列客車
20系12系14系24系E26系
その他
マニ30形ナハ29000形ハテ8000形オハフ17形
事業用車試験車
オヤ31形マヤ34形マヤ50形
車種別
皇室用一等寝台車・二等寝台車三等寝台車一等車特別二等車二等車三等車展望車病客車
A寝台車B寝台車グリーン車普通車食堂車郵便車荷物車

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