小川眞由美
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小川 眞由美(おがわ まゆみ、1939年10月7日 - )は、日本の女優。東京都足立区出身。旧芸名は小川 真由美。
目次 |
[編集] 来歴・人物
和洋女子短大国文科卒業後、文学座付属研究所入所。同期に草野大悟、岸田森、寺田農、樹木希林らがいる。1962年文学座に入り『三人姉妹』で初舞台をふみ、1963年には『母』(新藤兼人)で映画初出演した。同年のテレビドラマ『孤独の賭け』が話題となり、1964年には東映の『悪女』(渡辺祐介)で本格的映画デビュー。初期はもっぱら“悪女”のイメージで売ったが、テレビの『女ねずみ小僧』シリーズ(1971年 - )や『アイフル大作戦』(1973年 - )ではコミカルな面もみせた。
1979年の『復讐するは我にあり』(今村昌平)では、日本アカデミー賞、報知映画賞、キネマ旬報賞を受賞。以後、演技派のベテランとしてテレビ、映画、舞台に活躍する。1967年、俳優の細川俊之と結婚し一児をもうけたが、1973年に離婚。その後、文学座で同期だった橋爪功と永年"試験結婚"を宣言し生活を共にしたが、これも後年解消した。
[編集] 出演作品
[編集] 映画
- 母 (1963)
- 悪女 (1964)
- 二匹の牝犬 (1964)
- 白い巨塔 (1966)
- 兵隊やくざ 脱獄 (1966)
- 女犯破戒 (1966)
- 座頭市の歌が聞こえる(1966)
- 陸軍中野学校 (1966)
- あかね雲 (1967)
- 炎と女 (1967)
- 牡丹燈籠 (1968)
- 悪名一番勝負 (1969)
- 影の車 (1970)
- 君が若者なら (1970)
- 海軍特別年少兵 (1972)
- 実録三億円事件 時効成立 (1975)
- 化石 (1975)
- 八つ墓村 (1977)
- 鬼畜 (1978)
- 復讐するは我にあり (1979)
- 配達されない三通の手紙 (1979)
- 空海 (1984)
- 食卓のない家 (1985)
- 遺産相続 (1990)
- 遥かなる甲子園 (1990)
- 白い手 (1990)
- 水の女 (2002)
[編集] テレビドラマ
- 孤独の賭け (1963-1964)
- 源義経(NHK大河ドラマ) (1966)
- 女ねずみ小僧シリーズ (1971-)
- アイフル大作戦(TBS)(1973-1974)
- 華麗なる一族(毎日放送・東宝)(1974-1975)※ナレーションも担当
- 土曜ワイド劇場 江戸川乱歩の「黒蜥蜴」より 悪魔のような美女(テレビ朝日)(1979)
- 見知らぬ恋人(テレビ朝日)(1979)
- プロハンター(日本テレビ)(1981)
- 積木くずし・親と子の200日戦争(TBS系列) (1983)
- 現代恐怖サスペンス「ししゃもと未亡人」(関西テレビ放送・東映) (1987)
- 京都サスペンス「彼岸花が死を招く」(関西テレビ放送・東映) (1987)
- 武田信玄(NHK大河ドラマ)(1988)
- 葵徳川三代(NHK大河ドラマ) (2000)
- ハチロー~母の詩、父の詩~ (2005)
- 湯けむり仲居純情日記シリーズ(TBS)