山形県立新庄北高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山形県立新庄北高等学校(やまがたけんりつしんじょうきたこうとうがっこう)は、山形県新庄市飛田にある県立の高等学校である。略称校名は新北(しんきた)、新庄市近辺では北高とも呼ばれる。
在校生は、新庄市や尾花沢市などが中心。卒業生のほとんどが大学に進学する県内有数の進学校である。授業は55分で行われる。2003年度入学生から人数減の一学年6クラス200人、翌2004年度入学生から1クラス減の一学年5クラス200人となった。2006年度からは、全学年5クラスに完全移行している。
進学校及び地域の基幹校を自負しており、毎年卒業生の半数弱が国公立大学に進学するものの、近年では理数系教科を中心に、センター試験でも全国平均を下回る成績が目立ってきている。
目次 |
[編集] 設置学科
[編集] 沿革
- 1900年 山形県山形中学校新庄分校として設置される。
- 1902年 独立して山形県立新荘中学校と改称。
- 1948年 新学制により山形県立新荘第一高等学校と改称し、併設中学校を置く。
- 1950年 高等学校の統合によって新荘第二高等学校と合併、山形県立新庄高等学校となる。
- 1952年 高等学校改組により、山形県立新庄北高等学校となり、新庄南高等学校独立する。
- 1974年 飛田地内新校舎(現校舎)にて授業を開始。
- 2000年 創立100周年。記念式典が執り行われた。
[編集] 年間行事
- 新入生歓迎会(4月)
- 入学式後、実質これが全校生が顔をあわせる初めての機会といえる。各部の部活動紹介などが行われ、運動部・文化部共に新入生獲得に向けて熱の入った紹介を行う。
- クラスマッチ(6月)
- 競技は、バレーボールやソフトボール、バスケットボールなど。この時期には体育の授業でクラスマッチに向けてクラスごと・チームごとの練習が行われる。例年上位には3年生のチームが入るが、競技によっては1年生の初々しいチームが優勝することも。
- 運動会(8月)
- 運動会は3年生を中心とした組の幹部メンバーで運営される。チームは生まれた月によって春夏秋冬の4チームに分けるという特徴的なもの。例年に夏組の人数が多く、冬組が少ないということが多い。夏休み直後で時間がない分、組の結束力と幹部たちのリーダーシップが問われる(2006年度は体育館の耐震補強工事に伴い、練習場所等を考慮し、6月に開催予定)。
- 校内マラソン大会(10月)
- 新庄北高グラウンドをスタートし、鮭川村泉川・左道・新庄市升形を経由する市道・県道などをコースとして、男子は約13km、女子は約8kmを走る。このマラソン大会に向け、全学年で1ヶ月ほど体育の授業で長距離走の練習を行う。当日にはランナーに給水をしてくれる親切な沿道住民もいる。例年上位には陸上部を中心としたメンバーが入る。
[編集] 部活動・課外活動等
- 野球部は1955年及び1959年の2度、全国高等学校野球選手権大会に出場している。
- 吹奏楽部は2005年に全日本マーチングコンテスト全国大会に出場している。
- スキー部は2005年にインターハイで7位に入賞している。
- 2006年全国高等学校クイズ選手権全国大会に生徒3名が出場。
[編集] 所在地・アクセス
本校
最上校
[編集] 出身有名人
- 冨樫義博(漫画家)
- ケーシー高峰(コメディアン)
- ピカデリー梅田(コメディアン)
- 古瀬絵理(フリーアナウンサー)
- 熊谷瞳(YTSアナウンサー)
- 小林武史(音楽プロデューサー、ミュージシャン)
- 柳家〆治(落語家)
- 庄司永建(俳優)
- 服部敬雄(元山形新聞社主(故人))
- 近岡理一郎(政治家、元科学技術庁長官)
- 松沢雄蔵(政治家(故人))
- 高橋榮一郎(元プロ野球選手、新庄市長(現職))