慶應義塾幼稚舎
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慶應義塾幼稚舎（けいおうぎじゅくようちしゃ 英語名: Keio Gijuku Yochisha Primary School）とは、東京都渋谷区恵比寿に位置する慶應義塾の小学校である。名前から誤解されがちだが、幼稚園ではない。
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[編集] 概要
日本における私立小学校の頂点というイメージが強く、学費も医学部などを除き慶應義塾で最も高い（2005年度入学時初年度納入金参考、約153万円）。有名人（政治家・女優・俳優・アナウンサー・社長）の子どもが多く在籍する。
日本一の学費を徴収することで有名だが、こちらは合宿費等を学費に含めて徴収する。それに対し2位青山学院初等部は、合宿の度に臨時徴収を行うので、実質は青山が日本一、慶応が日本2位であろう。
校舎には冷暖房が付属する。制服あり。最寄り駅は東京メトロ広尾駅。クラスは4つで、K組、E組、I組、O組。6年間クラス替えがないのが特徴。在籍する男子生徒は女子の2倍。教育の一環として全員に1000m泳がせている。また福澤諭吉の誕生日記念会では幼稚舎生が『福澤諭吉ここにあり』を歌う。
幼稚舎に入学すると一度も受験をすることなく慶應義塾大学まで進むことができるため、ある種の社会の厳しさを知らずに大人になってしまうのではないかとの批判もある。又、「慶大ではトップも幼稚舎出身であり、その逆も然り」という言葉がある。しかし一方、所謂受験勉強とは違った英才教育がのびのびと施されるためか、独自の他より秀でた才能を活かして実社会で活躍している卒業生が多いのも事実である。
4年生までははだし教育を実施しており、体育の授業ではグラウンドでも裸足となる。高学年になっても裸足の子が多い。
[編集] 入学試験
入学試験に関して、ワイロを禁止するなどしているが、富裕層がこぞって目指すためいろいろな憶測も流れる学校である。親や親戚関係が慶應関係者だと入りやすい（縁故有利）と言われていた。金子郁容が舎長になって、完全に実力制入試にすると発表した時、慶應OBから寄付金が減るなど反発があった。親が慶應大学の教授、助教授などであると学費半額サービスであったが、この優遇措置は廃止された。
[編集] はだし教育
1年生から4年生までは体育を裸足で受ける。また5・6年は体育館では裸足でなくて良いが、グラウンドではほぼ裸足。
裸足では、グラウンドでの活動（陸上競技・カバディー・騎馬戦・棒倒し・サッカー・ソフトボールなど）、体育館での活動（マット運動・縄跳び・雨の場合でのグラウンド競技）、プール（プールの出入りの際も など）、日常生活（授業中・情報教室(PC)では強制的に裸足）など様々な場面でならなければならない。
[編集] 幼稚舎出身の著名人
- 石原良純（タレント、気象予報士）
- 伊藤雄之助（俳優）
- 糸川正晃（政治家、ファイナンシャルプランナー）
- 上田昭夫（慶應義塾體育會蹴球部元監督）
- 大塚雄三（歌手、CHARCOAL FILTER）
- 岡本太郎（画家）
- 越智隆雄（政治家）
- 金子郁容（元・慶應義塾幼稚舎長、慶應義塾大学教授）
- 河野明子（アナウンサー）
- 切込隊長（山本一郎）（元2ちゃんねる幹部、経営者）
- 木村太郎（キャスター）
- 小林陽太郎（富士ゼロックス会長、経済同友会終身幹事）
- 駒井哲郎（版画家）
- 櫻井翔（アイドルタレント、嵐）
- 桜内義雄（政治家）
- 獅子文六（作家）
- 柴本幸（女優）
- 炭谷宗佑（アナウンサー）
- 千住明（作曲家）
- 千住博（日本画家）
- 千住真理子（ヴァイオリニスト）
- 高野真太郎（ミュージシャン、CHARCOAL FILTER）
- 高橋治則（東京協和信用組合元理事長、イ・アイ・イインターナショナル元社長）
- 武見敬三（参議院議員）
- 近田春夫（作曲家）
- 都倉賢（Jリーガー）
- 永井均（哲学者）
- 中村紘子（ピアニスト）
- 二村ヒトシ（AV監督）
- 根本美緒 （フリーアナウンサー、気象予報士）
- 野口冨士男（作家）
- 福澤克雄（テレビディレクター）
- 福澤幸雄（カーレーサー）
- 藤山愛一郎（外相、実業家）
- 藤山一郎（歌手）
- 松岡修造（テニス選手）
- 松任谷正隆（作曲家）
- 宮下啓三（独文学者）
- 森泉（モデル、タレント）
- 山川方夫（作家）
- 若杉弘（指揮者）
- ZEEBRA（ラッパー）
- 植村甲午郎（経団連会長 / 明治39年卒 府立一中へ）
- 武藤絲治（カネボウ元社長、武藤山治の子）
- 柳満珠雄（三井銀行元頭取）
- 服部正次（服部時計店（現・セイコー）3代目 / 府立一中へ）
- 梁瀬次郎（ヤナセ2代目）
- 武田長兵衛（タケダ2代目）
- 小菅丹治（伊勢丹元社長）
- 岡崎真一（同和火災2代目）
- 長與又郎（東大総長、医学部長 / 正則中へ）
- 牧野直隆（元高野連会長、野球殿堂）
- 安西祐一郎（慶應義塾大学塾長、工学者）
- 堂本正樹（劇作家、演出家、演劇評論家）
[編集] 子供を幼稚舎に通わせた著名人
- 阿川弘之（作家）
- 麻生太郎（政治家）
- 石原慎太郎（作家・政治家）
- 郷ひろみ（歌手）
- 柴俊夫（俳優）
- 千住鎮雄（慶應義塾大学工学部教授）
- 德川恒孝（徳川宗家第十八代当主、元日本郵船副社長）
- 二谷友里恵（女優）
- 原辰徳（野球選手）
- フランキー堺（俳優）
- 古舘伊知郎（アナウンサー）
- 北城恪太郎（日本IBM会長）
- 村西とおる（AV監督）
- 森進一（歌手）
- 森昌子（歌手）
[編集] 系列校
[編集] 外部リンク
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