出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
郷 ひろみ(ごう ひろみ、1955年10月18日 - )は福岡県糟屋郡須恵町生まれの歌手・俳優で、新御三家の一人として、1970年代に日本を代表する程の絶大な人気を誇った男性アイドルである。本名:原武 裕美(はらたけ ひろみ)。所属事務所はバーニングプロダクション、所属レコード会社はソニー・ミュージックエンタテインメント(旧・CBSソニー)。公表身長は178cm。日本大学法学部中退。
[編集] 略歴
[編集] エピソード
- 高校を5年かけて卒業した後、日大法学部に入学したが、授業料を払わなかったので、除籍になった。
- フォーリーブスの一員だった江木俊夫は、自著の中で「ジャニーズ事務所に最大の利益を与えたのはSMAPだろうが、ジャニー喜多川さんが今でも理想のアイドル像として思い描いているのは郷ひろみだろう」と述べている。
- デビュー当時、週刊誌に自分はマザコンで童貞であることを明らさまに告白して話題となった。
- アイドル水泳大会では競泳など多くの競技に出場し「ミスター水泳大会」と呼ばれた。
- 20代の頃、山口百恵に密かな恋心を抱いていたが、無視され続けたという苦い経験を持っている。
- 『2億4千万の瞳』は当時の国鉄のキャンペーンに使われたが、これは郷の父親が国鉄職員であった縁によるとされる。話題作りという理由もあり、郷の父親は東京駅の助役に抜擢されている。
- KINCHOの「キンチョール」のCMで横山やすし・柄本明らと共演。中でも「ムシムシコロコロ キンチョール」のセリフは流行語になった。
- 2000年頃ウッチャンナンチャンのウリナリ!!の企画で加齢臭があるのか調べられたが検出されなかった。
- 2001年6月21日(30周年記念)放送「クイズ$ミリオネア」にタキシードで登場した。この回は「オーディエンス」に女性を入れたせいで、現在でいうところの「エキシビジョン・マッチ」さながらの盛り上がりになった。下記の並べ替えクイズが御得意のゴルフ問題であった為、単独正解で「センター・シート」を確保するも、早急に「ライフ・ライン」を使用して、9問目がNG(10万円獲得)で終了となってしまった。ちなみに、この回は彼も含め4人座ったが、「レギュラー・マッチ」史上最低の支払い記録の40万円になった。過去には最高でも10問目でNG(10万円獲得)が2人いた。全員が10問以上正解できずに締めを迎えたのは、同年7月22日放送「27時間テレビ」同様、同番組の歴史の中でも"黒い歴史"と言える。
- 2005年の活動再開当時、スタッフから日本で流行しているお笑い芸人・ヒロシのネタを紹介され、ファンクラブイベントでヒロシを模した「ヒロミです。」というネタを披露。後に『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』でヒロシ本人と共演した際にも披露した。この時はヒロシを落ち込ませるほどの笑いを取った。
- 2005年にお笑い芸人レイザーラモンHGが『Livin' La Vida Loca』を登場曲に使用した縁で、彼のレギュラー番組『爆笑問題のバク天!』でダブルHGとして共演した。
- 2005年フジテレビFNS歌謡祭に出演、アメリカでの休養後、久々のテレビ出演。ヒットメドレー数曲歌った。彼独特のパワフルなステージパフォーマンス「高速でジャケットを脱いだり着たり」「櫛で髪をとく」「首を左右に動かす」なども健在で、メドレー中盤『2億4千万の瞳』『Livin' La Vida Loca』をノリノリで歌い出だしたころには会場に居るジャニーズの後輩たちが立ち上がって彼に声援を送る程、会場が一体となって盛り上がった。
- 『うたばん』での出演時に1回目はコンビニ、2回目はスーパーに買い物に行かされ様々な伝説を残した。また、MCの中居正広に2度に渡りエロ本を買いに行かされた。
- 『ゴルフをプレイ中に、ボールが池に入ってしまった時に「ジャポーン!」と叫ぶ』という噂があったが、2007年4月2日『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』スペシャル出演時に、それは事実であると認めていた。
[編集] 主なシングルリリース

この節には、予定されている事象が含まれています。
- 男の子女の子(1972年8月1日)日本レコード大賞新人賞受賞
- 小さな体験(1972年11月1日)
- 愛への出発(1973年3月1日)
- 裸のビーナス(1973年6月21日)日本歌謡大賞放送音楽賞受賞
- 魅力のマーチ(1973年9月21日)
- モナリザの秘密(1973年12月5日)
- 花とみつばち(1974年3月21日)
- よろしく哀愁(1974年9月21日)オリコン一位獲得
- わるい誘惑(1974年12月21日)
- 花のように鳥のように(1975年4月21日)
- 誘われてフラメンコ(1975年7月21日)
- 逢えるかもしれない(1975年10月21日)
- 恋の弱味(1976年2月1日)
- 20才の微熱(1976年5月1日)
- あなたがいたから僕がいた(1976年8月1日)日本レコード大賞大衆賞受賞
- 悲しきメモリー(1977年5月1日)
- 洪水の前(1977年7月21日)
- お化けのロック(1977年9月1日)w/樹木希林
- バイブレーション(1978年3月21日)
- 林檎殺人事件(1978年6月21日) w/樹木希林
- マイレディー(1979年9月21日)
- セクシー・ユー (1980年1月21日)南佳孝の『モンロー・ウォーク』のカヴァー
- How Many いい顔(1980年7月21日)新御三家で初のCMソング(カネボウ化粧品)
- お嫁サンバ(1981年5月1日)盆踊り大会でもしばしば使用される。
- 哀愁のカサブランカ (1982年7月17日)バーティ・ヒギンズの『カサブランカ』のカヴァー
- 哀しみの黒い瞳(1982年11月2日) フリオ・イグレシアスの『黒い瞳のナタリー』のカヴァー
- 素敵にシンデレラ・コンプレックス(1983年5月12日) 鈴木康博の『素敵にシンデレラ・コンプレックス』のカヴァー
- 2億4千万の瞳~エキゾチック・ジャパン(1984年2月25日)作詞:売野雅勇、作曲:井上大輔。
- 僕がどんなに君を好きか、君は知らない(1993年1月21日)
- 言えないよ(1994年5月1日)TBSドラマ『お見合いの達人』の主題歌
- 逢いたくてしかたない(1995年4月21日)
- GOLD FINGER '99(1999年7月23日)リッキー・マーティンの『Livin' La Vida Loca』のカヴァー
- なかったコトにして(2000年6月21日)『2億4千万の瞳』以来 16 年ぶりのオリコン TOP 10 入り (HYPER GO号とのコラボ)
- ワキワキマイフレンド (2001年8月1日)『はるちゃん5』主題歌
- Only for you~この永遠がある限り~(2001年2月21日)織田哲郎/作曲
- この世界のどこかに(2001年11月7日) ゴスペラーズプロデュース作品
- 愛より速く(2005年4月20日)
- 君が泣ける場所になる(2005年10月19日)
- LIFE(2006年9月6日)
- Boom Boom Boom(2007年5月23日)ダビド・ビスバルの『Oye El Boom(オジェ・エル・ブーム)』のカヴァー
[編集] 出演
[編集] 映画
- おとうと(1976年)浅茅陽子と共演
- さらば夏の光よ(1976年松竹)秋吉久美子と共演
- ワニと鸚鵡とおっとせい(1977年)樹木希林、秋吉久美子と共演
- 突然、嵐のように(1977年松竹)秋吉久美子と共演
- ダブル・クラッチ(1978年)松坂慶子と共演
- 夢一族 ザ・らいばる(1979年)森繁久彌と共演
- コールガール(1982年松竹)未唯(元ピンクレディー)と共演
- 瀬戸内少年野球団(1984年日本ヘラルド)夏目雅子と共演
- ALLUSION -転生譚-(1985年松竹)守山知子と共演
- 聖女伝説(1985年松竹)岩下志麻と共演
- 鑓の権三(1986年松竹)岩下志麻と共演
- さらば愛しき人よ(1987年松竹)石原真理子と共演
- 舞姫(1989年東宝)リザ・ウォルフと共演
[編集] テレビ番組
- 新・平家物語(1972年NHK大河ドラマ)
- あしたに駈けろ!(1972年フジテレビ)森田健作主演の青春ドラマ
- 一姫二太郎(1972年フジテレビ)
- おやじ山脈(1972年TBS)
- 銀座わが町(1973年NHK)
- 肝っ玉博物帳(1973年フジテレビ)
- 僕は叔父さん(1974年日本テレビ)主題歌『夢で会おうね』
- ちょっとしあわせ(1974年テレビ朝日)酒井和歌子と共演、主題歌『よろしく哀愁』
- あこがれ共同体(1975年TBS)西城秀樹、桜田淳子と共演
- ムー(1977年TBS)樹木希林と共演、挿入歌『お化けのロック』
- ムー一族(1978-1979年TBS)樹木希林と共演、挿入歌『林檎殺人事件』
- 家路(1979年TBS)
- 草燃える(1979年NHK大河ドラマ)「源頼家」役
- 新・座頭市 第3シリーズ(1979年フジテレビ) - 4話「あした斬る」
- ミセスと僕とセニョールと(1980年TBS)主演
- 峠の群像(1982年NHK大河ドラマ)
- 沖田総司 華麗なる暗殺者(1982年フジテレビ)主演
- カックラキン大放送(1983年日本テレビ)野口五郎に代わりレギュラー出演
- 流れ星左吉(1983年フジテレビ)主演
- 翔んでる警視(1986年TBS)主演
- 翔んでる警視2(1987年TBS)主演
- 郷ひろみの宴ターテイメント(1989年テレビ朝日)レギュラー
- 刑事貴族(1990-1991年日本テレビ)主演
- 信長(1992年NHK大河ドラマ)「徳川家康」役
- D坂殺人事件 名探偵明智小五郎誕生 名探偵明智が挑む猟奇殺人の謎!!闇に浮かぶ白い肌…(1992年フジテレビ)主演
- 愛する時と裁く時(1992年フジテレビ)主演
- 企業病棟(1994年NHK)主演
- 人志松本のすべらない話(2006年フジテレビ)観覧ゲスト
[編集] CM
- 2004年、ニューギンから「CR GO!GO!郷」が登場。リーチ時の画面アクションは「男の子女の子」「How Many いい顔」「お嫁サンバ」「2億4千万の瞳」「GOLDFINGER '99」にちなんでおり、大当たり中は前述の5曲のいずれかが、1曲(確変)~2曲(単発)流れた。
[編集] 外部リンク