武見敬三
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武見 敬三(たけみ けいぞう、1951年11月15日 - )とは日本の政治家。自由民主党所属の参議院議員。当選2回。日本医師会の会長であった武見太郎の子息。麻生グループ代表麻生泰(麻生太郎衆議院議員の弟)の和子夫人は姉妹である。
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[編集] 略歴
慶應義塾幼稚舎、慶應義塾高等学校を経て、1974年3月に慶應義塾大学法学部卒業、1980年に同大学院博士課程満期退学。学生時代はラグビー部に属していた。東海大学政治経済学部助手、講師、助教授を経て、1995年に東海大学教授。専攻は国際政治学。途中台湾師範大学・ハーバード大学にて在外研究。
1995年7月23日に行われた第17回参議院議員通常選挙に立候補し初当選を果たした。2001年7月29日に行われた第19回参議院議員通常選挙でも再選を果たした。 1987年10月から1988年9月までテレビ朝日のモーニングショーのメイン司会者をつとめた。また、1980年代にはCNNデイウォッチ、1990年代にはCNNデイブレイクのキャスターをつとめている。 2006年9月発足の安倍内閣で、厚生労働副大臣に任命された。
[編集] 不祥事
[編集] 違法献金受領問題
- 2007年3月7日、参議院予算委員会での参議院議員井上哲士(日本共産党)の質問後の記者に対するブリーフィングにおいて、武見が医療法人から違法献金を受け取っている疑惑が発覚した。[1][2][3]日本共産党、厚生労働省、政治資金収支報告書などによると、武見が代表の自由民主党東京都参議院比例区第七十九支部は、2003年3月、2004年11月に合計3000万円超の補助金交付決定を受けた医療法人から、2003年12月、2004年11月に献金を受け取っていた。政治資金規正法第22条の3には「国から補助金(中略)を受けた会社その他の法人は、当該給付金の交付の決定の通知を受けた日から同日後一年を経過する日(中略)までの間、政治活動に関する寄附をしてはならない」との規定があり、上記献金がこの規定に違反すると指摘されている。
- この件に対し、武見は個別の支援団体の補助金交付決定の状況は把握困難だったとし、指摘を受けた後 多少なりとも政治資金規正法第22条の3に抵触する法人には2003年まで遡って会費及び寄付金を返還した模様。
[編集] 出演番組
- 過去の出演番組