日産・セレナ
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日産・セレナ | |
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初代 | |
販売期間 | 1991年 – 1999年 |
ボディタイプ | 4ドア ミニバン/ライトバン |
同クラスの車種 | トヨタ・タウンエースノア トヨタ・ライトエースノア ホンダ・ステップワゴン マツダ・ボンゴフレンディ フォード・フリーダ |
2代目 | |
販売期間 | 1999年 – 2005年 |
ボディタイプ | 5ドア ミニバン |
エンジン | SR20DE型直列DOHC4気筒1998cc YD25DDTi型直列4気筒DOHC2488cc直噴インタークーラー付ディーゼルターボ QR20DE型直列4気筒DOHC1998cc QR25DE型直列4気筒DOHC2488cc |
全長 | 4520 – 4560mm |
全幅 | 1695mm |
全高 | 1825mm |
車両重量 | 1600 – 1770kg |
同クラスの車種 | トヨタ・ノア トヨタ・ヴォクシー ホンダ・ステップワゴン マツダ・ボンゴフレンディ フォード・フリーダ |
3代目 | |
20G | |
販売期間 | 2005年 – |
ボディタイプ | 5ドア ミニバン |
エンジン | MR20DE型直列4気筒DOHC1997cc |
全長 | 4650 – 4725mm |
全幅 | 1695 – 1725mm |
全高 | 1840 – 1850mm |
車両重量 | 1610 – 1690kg |
姉妹車、OEM | スズキ・ランディ |
同クラスの車種 | トヨタ・ノア トヨタ・ヴォクシー ホンダ・ステップワゴン |
この表は自動車のスペック表テンプレートを使用しています |
セレナ(SERENA)は日産車体が製造、日産自動車が販売する乗用車。セミキャブオーバー型のミニバン。初代は商用モデルのカーゴもあった。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 初代(C23型 1991年-1999年)
- 1991年6月 - C23型発売。C22型バネットから派生する形で「バネットセレナ」として登場。
- 助手席下にエンジンを搭載するミッドシップレイアウトを採用。設計・生産は愛知県名古屋市にある愛知機械工業が担当。内外の造形も当時の愛知機械工業デザイン部主導で開発された。(※愛知機械工業のデザイン部はその後日産自動車のデザイン本部に吸収される形で消滅)
- 世界初のスライドドアパワーウインドウ等、先取りした内容が多かった。トヨタ・エスティマとともに、ミニバンに走りの良さを与えた草分け的モデルであり、セレナの成功により、エスティマルシーダ/エミーナが登場する。
- 走行性能を重視しており、以下のような装備が設定されている。
- 最上級グレードには、スーパーHICAS装着のグレードが設定されている。
- FX以上の上級グレードのリアサスペンションは、グラスファイバー製のリーフスプリング構造のマルチリンクサスペンションを採用。
- SR20DE搭載車・CD20T搭載車は、ビスカス式リミテッドスリップデフが標準装備。
- CD値は0.35。
- 当初は富士重工製の水平対向エンジンが検討されたが、ドライサンプ化しないとメリットが無いと判断されたため、直列エンジンが採用されている。トヨタがエスティマに、直列エンジンを横に75°寝かせてハイエースのRZ型エンジンを流用して専用エンジンを奢って搭載したのに対し、セレナはFR車用のエンジンを流用し直立した状態で載せた。そのためフロントシート周りは狭い。
- 1994年マイナーチェンジ。
- 1997年マイナーチェンジ。両席エアバッグ標準装備し、ヘッドライトの形状を変更した。
[編集] 2代目(C24型 1999年-2005年)
- 1999年6月 - C24型にモデルチェンジ。C23型セレナとW30型ラルゴを統合する形で登場。
- 両側スライドドアを採用し、テールランプは従来の横型から縦型となった。
- FFレイアウトを採用し、乗用タイプのミニバンとして初めて両側スライドドアを設定。搭載エンジンはSR20DE型直列DOHC4気筒1998ccおよびYD25DDTi型直列4気筒DOHC2488cc直噴インタークーラー付ディーゼルターボの2機種。
- ライバルのホンダ・ステップワゴンに対抗するため商用車モデルは廃止される。
- あわせてオーテックジャパンの手による専用フロントオーバーライダー、専用シートアレンジ等を採用した「キタキツネ」を設定。
- 2000年6月 - ハイルーフ仕様を追加するとともに内装を一部変更。車間自動制御システムを一部グレードにオプション設定。
- あわせてオーテックジャパンの手による「ライダー」を設定。
- 2001年11月 - スペインでの生産を終了。
- 2001年12月 - マイナーチェンジ。
- 内外装のデザインが一部変更され、リモコンオートスライドドア等を採用した。
- 搭載エンジンを変更し、QR20DE型直列4気筒DOHC1998ccおよびQR25DE型直列4気筒DOHC2488ccとなった。2.5L車はセレナとして初の3ナンバーモデルとなる。2.5LモデルはFFのみで、2列目シートはセパレート式の7人乗りのみの設定となる。
- また、愛知機械工業の車両生産撤退により、製造が日産自動車栃木工場に移管される。
- 2002年10月 - 累計国内販売50万台記念車を設定。
- 2003年10月 - 一部改良。エルグランドとプレサージュとともに、インテリジェントキーを採用する等、装備を向上した。同時に「ライダー」の外観デザインを一部変更。
[編集] 3代目(C25型 2005年-)
- 2005年5月31日 - C25型にモデルチェンジ。
- 2005年11月 - 横浜市立大学とセレナをベースとするドクターカーを用いた共同研究を開始。
- 2005年12月 - 一部改良によりエアブルーの本体色の設定が無くなる。「ライダー」を除く全車がグリーン税制に適合(「平成22年度燃費基準+5%」達成、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」認定)。また、ヘッドランプレベライザーなどの設定で灯火器の保安基準改正に対応。
- 2006年6月13日 ハイウェイスターおよびオーテックジャパンによる特別仕様車の「RIDER αⅡ」(翌年3月までの限定発売)・「アクシス」を追加。
- なお、ハイウェイスターは全幅が1.7mを超えているため、3ナンバーとなる。
- 本体色にファウンテンブルーを追加。
- 2007年1月 - スズキへランディの名称でOEM供給を開始。
[編集] CM
[編集] キャッチコピー
[編集] 初代
- 家族の時代をはじめよう
- 走れ、家族の季節
[編集] 2代目
- モノより思い出。
[編集] 3代目
- あなたなら、だれ、誘う? BIG3列。FUN8人。
- みんな、のりな、セレナ。
[編集] CMソング
[編集] 初代
- 「ガールフレンド」ザ・タートルズ
[編集] 3代目
[編集] セレナを使用したドラマ
[編集] 車名の由来
- スペイン語で「晴々とした」「穏やかな」の意味。