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キテレツ大百科 - Wikipedia

キテレツ大百科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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『キテレツ大百科』(キテレツだいひゃっか)は藤子・F・不二雄原作のSF漫画作品、及びそのテレビアニメ化、テレビドラマ化作品。

目次

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[編集] 概要

東京・表野町に住む発明好きの小学生・キテレツ(本名:木手英一)が、江戸時代に生きた発明家の先祖・キテレツ斎(奇天烈斎)の残した書物『奇天烈大百科』に記載されていた数々の発明品を復元して活躍する。ドラえもんが持っているような不思議な道具を自らの手で作り出す、というアイデアがユニークである。

原作は農協系の出版団体である家の光協会の子供向け雑誌「こどもの光(現 ちゃぐりん)」で1974年(昭和49年)4月号~1977年(昭和52年)年7月号にかけて連載された作品で、掲載誌の知名度が低いためか3年に渡る連載にも関わらず藤子作品としてはそれほど有名ではない漫画だったが、連載から10余年を経てようやく実現したテレビアニメ版は、ゴールデンタイムの長期間放送によって広く知られた人気作となり、多くのファンを生み支持を受けた。

藤子Fの手によるものではない、田中道明執筆の『新キテレツ大百科』という作品もある。この作品はキテレツ大百科をベースにその世界観を広げたものであるが、アニメの設定に大いに影響を与えた。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。



[編集] 主なキャラクター

[編集] 木手家

キテレツ(本名:木手英一)(声優:藤田淑子)
発明の大好きな主人公。身長156cm。のび太(ドラえもん)、正太(オバケのQ太郎)、ミツ夫(パーマン)などといったダメ人間揃いの藤子作品の主人公の中では優秀な部類であり、彼らとは一線を画している。「奇天烈大百科」に記載されていた数々の発明品を復元する。コロ助もそのうちの一体。小学2年生ごろから近眼になり、元々は市販の眼鏡をかけていたが、「神通鏡」の機能を知ってからはこちらにかけ変えている(大百科に書かれた不可視文字はこれでなければ見えない)だが、テレビシリーズ1話Aパートでは、神通鏡をかけていない。Kマークの入った赤いサンバイザーをいつも被っている(90分スペシャル番組では、Kマークは入って居らず、緑色のサンバイザーを被っている)。頭が良く器用な少年だが、何故か学業成績には反映されない(算数や理科は得意らしく、いい点を取っている描写がされている。ただし国語はやはり苦手のようだ。しかしのび太のような劣等生タイプではない。)。アニメ前半期は藤子作品主人公の王道パターンを厳守し、コロ助とセットでのび太的立ち回りだったが、ストーリーが進むにつれブタゴリラや脇役が騒動の中心となり、発明品を使って学校や町内で起こる様々なトラブルや謎を解決するドラえもんのような頼れる存在になる。一度発明に没頭すると周りが見えなくなり、徹夜してしまうことも。将来はアメリカの大学に留学して科学をもっと勉強したいと思っている。そして未来では日本の家庭から包丁をなくす程の発明家となる。父親に似て、運動神経は良くなく、地震が苦手。嫌いな野菜はニンジンとセロリ(後に食物変換ふりかけで味を変えて食べていたが、ブタゴリラにバレた後に普通に食べた時においしさを知り克服した。)。幼い頃に風邪をこじらせ、危うく死に掛けたことがある。
コロ助(声優:小山茉美(TVSP、1988.3.27~1990.3.25)→杉山佳寿子(1990.4.15~)
同じく主人公。※コロ助の項を参照。
キテレツ斎(奇天烈斎)(声優:肝付兼太(TVSPのみ)→屋良有作(青年期は森功至、少年期は阪口大助))
身長156cm。キテレツの御先祖様で、幕末の大発明家。本名:木手英之進(受領名だけが明らかになっており正式な名乗りは不明)。若き頃、発明家として密航船に同乗、渡航しようとした際、難破。そこをフランスの文豪・Alexandre Dumasの船に助けられた。以来、恩人Dumas先生のもとで執事として一時期、奉ずる事となった。Dumas先生からの信頼も厚く、「Japonet(ジャポネ)」の名を贈られた。江戸帰朝後は自分の数々の発明を「奇天烈大百科」として記す。幕末期(1859年)に人力飛行機での飛行を成功させるなどしたが、「怪しげな術を用いて世間を騒がせた」として捕縛された。公式記録では終身収監となり晩年は発狂したとされている。子孫キテレツとは何度か会っており、度々彼らのピンチを救うことに。キテレツ達は気づかないが、どの時期の彼も初めから子孫と気づいており、キテレツ達が気づく頃にはすでに別れの時といったケースが多い。おそらくモデルは江戸時代の発明家、平賀源内であろう。尚、原作には「奇天烈斎」という漢字表記は存在しない。アニメには奇妙斎という弟子がいた。
木手みちこ(声優:梨羽由記子(TVSPのみ)→島本須美)
キテレツ(英一)のママ。身長156cm。キテママ。作品中随一の美人で普段は優しいが、怒るとちょっとおっかない。息子の発明好きには辟易しており堅実な人生を歩んで欲しいと願っているが、反面キテレツの発明品に助けられることもあり、壊れた家電の修理を頼むこともある。夫とともにコロ助のことは息子同様に可愛がっている。私立・名門女子高、二つ星女子学院高等学校出身。学生時代、バレー部のエースや陸上の選手を務めていたなど運動神経のよさも明らかになっている。器械体操の中では鉄棒が一番得意であった。料理の腕もよく、とくにコロッケの味は絶品だという。
木手英太郎(声優:田中秀幸(TVSPのみ)→屋良有作)
キテレツ(英一)のパパ。こちらは穏和な性格で、殆ど怒らない。たらこ唇で眼鏡をかけている。キテレツの発明に関する才能を認め、伸ばしてやりたいと思っている。小さい頃は、まじめで非の打ち所のない性格だった(唯一、おねしょが欠点だった)若い頃、蒸気機関車や路面電車に興味を持っていた。若い頃は痩せていたが、今では中年太り。鉄棒の逆上がりができないなど、運動神経はお世辞にも良いとはいえないが、中学時代にマラソン大会で踏切事故を防いだことが評価され、トロフィーをもらったことがある。学生時代、映画のフィルムを映画館に配達するアルバイトをしていた。本編(原作漫画)の最終回では彼の姿がのび太の父親・野比のび助に変わっていて、マニアの間で話題になった。エイト物産の課長で会長や専務から信頼されている。仕事上、キテレツらの助けを借りることもあった。

[編集] 野々花家

みよちゃん(本名:野々花みよこ)(声優:山本百合子(TVSPのみ)→荘真由美(1988.3.27~1991.3.24)→本多知恵子(1991.4.28~))
準主人公。アイドル的存在で、キテレツがあこがれているクラスメイト。コロ助のお姉さん的存在。誕生日は9月4日(原作)。世話好きな心優しい少女だが、常人とは異なる異質な所があるため生意気な性格を持っている。また男性陣に対し口うるさく文句ばかりのおせっかい焼き。たまたま嫌味な言動取ることがある。一方でキテレツの発明には一目も二目も置いており、信頼を寄せている。発明品をキテレツの見よう見まねで操作できたり、母親とケンカして家出を試みたこともあるなど知力や行動力にも並々ならぬものがある。勉強は静かな環境で行うものとしており、騒がしい周囲のせいで集中できず怒ることも。年頃の女の子であるためか人並みはずれて勘が鋭く、終盤になるにつれ予知能力を持っているよう見られた。キテレツに関する旅や騒動には必ずしも突込みたがり、トンガリ・ブタゴリラと共にいつの間にか押しかけ同行するパターンが多い(キテレツたちを心配して…か、またキテレツとその発明品に好心を持っている動機として大きくストーカー的行為を持つ)、元来冒険好きな少女であると考えられる。その積極性は他の藤子ヒロイン以上に、時にデフォルメして描写されていた)。迷路から四次元世界へ迷い込んだことがある。鎌倉へ行こうとして電車を乗り間違えて千葉へ行ってしまったという失敗談も。料理は得意分野と自称している。嫌いな野菜はピーマンとタマネギ。
※テレビシリーズ初期はクレジットに「みよこ」と表記されていたが、4代目EDから「みよこ」と「みよ子」の表記が曖昧になり始め、テレビシリーズ中期以降は「みよ子」に統一された。また、最初期にはブタゴリラの事を「熊田くん」と呼んでいたが、途中(10~20話頃)から「ブタゴリラくん」と呼び出す。
みよ子の母(声優:半谷きみえ(?~)→大野由佳(?~)→遠藤みやこ(?~))
他の母親達と比べれば比較的おとなしそうな女性。わがままな娘(みよこ)に頭を悩ませることもたびたび。占い好き。昔、八百八でアルバイトしたことがある。
みよ子の父(声優:佐藤佑暉)
職業はサラリーマン。眼鏡をかけている。授業参観での野球大会でブタゴリラの巧みな投球術に振り回された。物語の中盤、北海道へ単身赴任をすることになる。
野々花明彦(声優:難波圭一→神谷浩史)
みよ子の兄。北海道の函館で一人暮らしをしている大学生。とんねるずの大ファン。イグアナを飼っている。気難しい性格で非科学的なもの・現代科学の常識に合わないものは信じず、キテレツの発明品に対しても小馬鹿にした態度をとる(が、後に認めた)。

[編集] 熊田家

ブタゴリラ(アニメ版のみの本名:熊田薫)(声優:大竹宏(TVSP、1988.3.27~1991.1.20、2.03)→龍田直樹(1991.1.27、2.10~))
準主人公。通称ブタゴリラ・ブタコレラ・ブタゴジラ・熊田・薫。勘違い・乱暴・三枚目という典型的な藤子系ガキ大将、いわゆるジャイアン的存在。しかし義理人情に厚く、風邪をこじらせた赤ん坊の頃のキテレツを助けるため奔走するなど、一面では語りきれない魅力を持つ(その意味でも、劇場版ジャイアンのキャラクター性を色濃く受け継いでいると言える)。アニメ開始当初はキテレツ・コロ助に敵対することが多かったが、シリーズが進むにつれ天然ボケ(国語力の無さによる聞き間違いや誤解)マヌケのコメディリリーフ的役割を一手に担うようになる(他のガキ大将キャラとの差別化意図はもちろん、シリーズ途中での声優変更も彼の持ち味変化には影響大であったと考えられる)が、キレる理由は終始理不尽、常軌を逸した残忍な行動も取るが笑って忘れる。本名の「熊田薫」や、家が八百屋という設定はすべてアニメ版独自で作られたもの(原作でのブタゴリラの家は普通の住宅であり、家業は不明)。男女どちらに生まれても「薫」と命名される運命であった。家業に誇りを持っているためか物事を何でも野菜に例えて理解したがり、野菜嫌いは許さない。野菜を愛しすぎるが故に、上級生の肉屋の息子とのケンカに負け、肉嫌いになりかけたことも。将来の夢は野菜デパートの建築。肥満体型に似合わず運動神経が抜群で足も速く、片手逆立ちも出来る。野球では小学生にしてカーブ、シュートと変化球を操り、バッティングでもクリーンヒットを連発し、持ち前のパワーでホームランも放つ。視力は両目とも2.0で、虫歯とも無縁。また、風邪をひいたことがない。体育以外の勉強は苦手だが、1日だけクラス委員を経験した。わけあってエアロビクス教室に通ったことも。新潟まで家出したこともある。名実ともに、主人公キテレツを食う存在感の持ち主。脚本家雪室俊一曰く、中期~末期の主役クラスとのこと。
熊田熊八(声優:青野武)
「らっしゃい」が口癖の、ブタゴリラの父親。八百八第一三代店主ブタゴリラ同様、野菜をこよなく愛する「八百八」の主人。アニメ版オリジナルキャラクター。野菜を使った駄洒落(べらぼうめ→べらごぼうめ など)を良く言っている。子供のころは町内のベーゴマやケン玉の名人だった。若い頃はボウリングにはまり、店は二の次にしてスイカの模様に塗りカムフラージュしたマイボールで、スイカの配達に行く振りをしてボウリングに興じていたらしい。ボクシングをした事もあったが、あまりにも弱く、すぐにやめてしまった。今では草野球チームの4番打者を務め、囲碁にも熱中している。シリーズを通じての名脇役であり、ガキ大将の父親が頻繁に登場するのは藤子作品を通じても異例のこと。コロ助のことを「ネギ坊主」と呼ぶ。ブタゴリラが生まれる前、八百八をスーパーのような外観にしようと改装したことがあったが、失敗。意外とあがり性で、八百八がテレビ番組の取材を受けたときも緊張のあまり店の説明は滅茶苦茶だった。
熊田小百合(声優:上村典子)
ブタゴリラの母親。アニメ版オリジナルキャラクター。顔立ちはブタゴリラに似ている、八百八(熊田家)を取り仕切るしっかり者のおかみさん。ブタゴリラ一家の中で唯一野菜を贔屓しない常識人(?)。息子に対し「お前は野菜以外にたとえられないのかい」(第37話)と視聴者を代弁する突っ込みを入れたことも。夫の熊八と度々夫婦喧嘩をしては家出し、しばらくすると帰ってきて和解するのがお決まりのパターン。豪快な性格に似合わず動物(大型犬など)が苦手。父親は下駄職人、兄2人は太平洋戦争を経験している。学生時代は昼間働きながら定時制高校で勉強していた。また、映画館でアルバイトしていたこともある。何かの病気(又は検査?)で入院をした事がある。夫の熊八と共に、両親キャラとしては藤子作品中最もクローズアップされた存在。
熊田虎七(声優:田中康郎→佐藤正治)
 ブラジルに住むブタゴリラの叔父。怒り出すと手が付けられない気性の持ち主。ブタゴリラが産まれたとき、「薫」という名前だけでブタゴリラが女の子だと誤解、八百八にひな人形を送った。後にブタゴリラに百科事典をプレゼントした。若い頃は大学進学を志望していたが、ブラジルへの移住のために断念。アニメ版オリジナルキャラクター。
熊田みのり(声優:上村典子)
未来のブタゴリラの息子。父親と違って野菜嫌いで、克服のために未来の(大人の)ブタゴリラと共に航時機で現代にやって来る。

[編集] トンガリ家

トンガリ(アニメ版のみの本名:尖浩二)(声優:真夏竜吾(TVSPのみ)→三ツ矢雄二))
準主人公。通称トンガリ・トンガラシ・僕ちゃん・浩二(『浩司』と表記されていた時期もある)。大金持ちのおぼっちゃま。マザコンで、何かにつけて「ママ~」と叫んで泣き、ガキ大将と連んでいるスネ夫的存在。アニメ版初期は定番のズル賢い腰巾着でブタゴリラと共にキテレツ・コロ助と敵対していたが後に声優が出番を増やすために脚本にない怪演をするようになり、同時にブタゴリラに対するツッコミ役としての立場を獲得するようになる(偶然だが、役者の脚色によるマザコン奇行は佐野史郎の冬彦とまったく同じ)。しかし、1987年のTVスペシャル版の真夏竜吾が演じたトンガリは、三ツ矢雄二のトンガリに比べ、キャラがかなりシブく、全くの別人であった。母親の言うことには絶対服従で、夜遅くまで塾通いをしていて、学校のクラスの成績はトップである。その為か、視力検査で仮性近視といわれてしまう(テレビゲームのやり過ぎが原因という説もある)。キテレツの発明品によって自分の前世がゴキブリであることを知り、大ショックを受ける。何度か家出をしたことも(家出先は長野や伊豆など)。嫌いな野菜はピーマンで、トマトジュースも苦手。夢の中でキテレツの発明に対し「昔の焼き直ししかできない男」と痛烈な評価を下し、キテレツとコロ助の手によって天罰を受ける。原作でのトンガリはごくわずかしか登場せず、コンチという名前で類似キャラが出てくる(レギュラーではない)。何気にガールフレンドを複数に渡りゲットしており、キテレツワールドではかなりモテる男。なお、新キテレツ大百科にでてくるトンガリは顔が多少(?)違う。
尖浩一(声優:新田三士郎→掛川裕彦→平野正人(少年期は三ツ矢雄二)
トンガリのパパ。会社のエリートであるが、新婚当初はどうしようもないマザコンで、妻を困らせていた(少年期はファザコンの可能性がある)。趣味はゴルフ。武田信玄直筆の掛軸を所有している。子供のころはトンガリととても似ている。晩年で描かれた回では実は婿養子であったとされてるが、それ以前に描かれた回では異なっていた。アニメ版オリジナルキャラクター。
子供の頃は、いつもねじを巻く役になっていて、巻き忘れていて家族から怒られたのが原因で家出をしたとこをコロ助とブタゴリラに見つかった。
尖貴子(声優:大野由佳)
トンガリのママ。派手好きで見栄っ張りな性格。いつも語尾に「ザマス」をつけ、息子(トンガリ)を「ボクちゃん」と呼び溺愛する極端な子供思いで、先生から過保護を注意されたことも。また、トンガリに夜遅くまで塾通いをさせる教育ママでもある。本人曰く、夫以外の男を好きになったことはないらしい。金銭の貸借は嫌い。小学5年生の時は通知表オール5の秀才だったが、その頃は少し太っていた(136cm、57kg)。そのことをコロ助に知られてしまう。イタリア製の眼鏡をかけていてコンタクトよりも眼鏡派を強調しておりかなり小さい頃からかけていた。ネズミが苦手。息子と同じように外国製の製品を好む。ちなみに晩年に描かれた回では尖姓であったため未来からやってきたブタゴリラから「トンガリのパパは養子だったのか」と察しられる。ちなみにこの当時からブタゴリラの父・熊八と同じ学区だった。アニメ版オリジナルキャラクター。

[編集] 苅野家とその近隣キャラ

苅野勉三(勉三さん)(声優:肝付兼太)
準主人公。木手家の隣人の大学生。初めは浪人生であったが、六浪の後に高尾大学経済学部に入学する。詰襟の学生服が普段着で、レンズの分厚い牛乳ビンの底みたいな眼鏡をかけている。出身は山形県で、純朴な性格。物語中盤頃から東北弁口調になる。キテレツをはじめとする子供たちには優しく、ちょっと頼りないお兄さん的存在。人の食事中に訪問してしまうという特殊能力(?)を持つ。特技は笛。一度コンタクトレンズをつけたことがあるが、その顔を見た皆が吹き出してしまい、不評であった。僧侶のバイトのため、ツルツル頭になったこともある。愛車は赤のミニクーパーで、運転免許取りたての頃は歩道橋の上を走行する、ハンドルを握ると性格が変わってスピード狂になりかけるなど危なっかしいものだったが、徐々に安全運転に(車自体は雨漏りするほど古いため、すぐにオーバーヒートしてしまう代物。駐車違反でレッカー移動を食らい、慌てたことも)。大学ではオカルト研究会に所属。学園祭では学友とニューハーフショーを演じたが、来ていた母の怒りを買って追い回されるハメに。依存症になったこともあるほどのパチンコ好き。酒も好きで、酔いすぎて人間とバス停を間違えて家へ運んでしまった失敗談も。彼もアニメ版で原作以上の扱いを受け、コロ助・ブタゴリラと共に3大トラブルメーカーとして様々な騒動を巻き起こした。少年時代にいたずらをしたときは罰として柱に縛り付けられた経験がある。中学時代に村の代表として下野動物園(上野動物園のパロディ)にパンダを見に行ったことがある。
上原君子(アニメ版:上原友紀)(声優:吉田菜穂(?~)→遠藤みやこ(?~))
勉三さんの恋人。最初は渡したラブレターを採点されたり、プレゼントを放り込まれたりと滅茶苦茶なプロポーズを受けて勉三さんを嫌っていたが、キテレツの道具「ラブミ膏」や「忘れん帽」によって(何より、勉三さんの優しい人間性に触れて)仲良くなった。尚、アニメ版では顔も性格も漫画版とは異なっており、物語終盤に飛行機の客室乗務員になる。爬虫類が苦手らしく、本物のイグアナを見て悲鳴を上げていた。
苅野ヨネ(声優:山本圭子(?~)→遠藤晴(?~)→柳沢三千代(?~))
勉三の母親で、山形県に住んでいる。勉三と同様に分厚いレンズのメガネをかけている。古風な気質で、都会っ子たちには厳しい態度で臨むことも。心臓が悪いが、そうとは思えないほどの元気なおばあちゃん(山形から上京した際、勉三やキテレツなどに内緒でブタゴリラとトンガリに遊園地の宙返りコースターに乗せてくれと頼んだことがある(富士急ハイランドがモデルか?)。コースター搭乗直後心臓発作を起こすが、キテレツらの奔走で救助される)。花丸菊之丞一座のオーディションを受け、「山形四十三(やまがたよそみ)」の名前で役者デビューし、評判になったが、わずか数日で引退。本人は自称43歳を主張してるが実際の年齢は不詳。アニメ版オリジナルキャラクター。
お杉(声優:江森浩子)
ヨネの友人のおばあさん。トンガリのことを「トンガラシ」と呼び、とても気に入っている。目は細目で、猫が好き。一人暮らしをしている。アニメ版オリジナルキャラクター。
平吉(声優:あずさ欣平→田中亮一)
ヨネの友人のおじいさん。普段は山形の農家だが、冬の間は東京に出てきて、石焼いも販売をしている。アニメ版オリジナルキャラクター。
ベン(声優:大竹宏→?(龍田直樹と思われる)
かつては清角悪三の飼い犬で苛められていた過去がある。後に表野町に住み着く野良犬となり後に勉三さんの飼い犬となる。注射が苦手で車酔い性。道に迷い、線路に入り込んで新幹線の走行を妨害したこともある。かつて人気アイドルに一日だけ飼われていたらしい。山形の実家から表野町の勉三の元に戻ってきた事があり、「名犬ベン」としてテレビに出演した事もある。アニメ版オリジナルキャラクター。また何回か死に掛けたこともある。

[編集] 表野小学校

佐々木先生(声優:佐藤正治(TVSPのみ)→平野正人)
キテレツ達の小学校の担任の先生。厳しい部分もあるが、優しく生徒思いの先生。メガネをかけている。彼もアニメスタッフによって、いくつかの設定を後付された1人。家族思いのマイホームパパで、妻とハートマークのペアルック姿になるほど。中年太り。民俗学に興味を持っている。悪戯好きな息子、和馬に振り回されている。予備校に通う甥がいる。父もかつては教師で、定時制高校の教員を務めていた。その時の受け持ちの生徒には薫の母・熊田小百合がいた。
コンチ(声優:上村典子、佐藤智恵)
ブタゴリラのもう1人の子分。元々、地味な少年であるが、アニメ版では前半期にはよく登場しブタゴリラ・トンガリと共にキテレツ・コロ助に敵対し悪さをしていたが、シリーズ中期におけるブタゴリラ・トンガリのキャラクターチェンジと共に影が薄くなる。細かい点ではトンガリと仲良い事である。アニメでは全話内でキテレツ達と共に旅に出かけた事が1度もない。原作では名前が無く、アニメ化当初も名無しの状態が続いていたが、しばらく後に原作の別のキャラクターの名がつけられた。本名は近藤。
乙梨(声優:佐藤智恵(?~)→冬馬由美(?~))
キテレツたちのクラスメート。名前の通り(?)おとなしい性格で、ブタゴリラにいじめられていた。野菜が苦手だったが、後に克服。
瀬川たか子(声優:青葉美代子(?~)→半谷きみえ(?~))
キテレツたちのクラスメート。クラス委員を務める、秀才の女の子。最初期の頃はブタゴリラに想いを寄せているフシがあったが、その役どころは妙子に取られた。
教頭先生(声優:池水通洋)
キテレツの小学校の教頭先生。「勉強しろ」が口癖。物語の終盤、京都の学校へ転任した。
佐々木先生の妻(声優:青葉美代子)
若々しい女性。動物園では夫とお揃いの服を着ていた。後に次子出産のため入院する。
髙野はる子(声優:横山智佐)
第193話目に登場したアニメ版オリジナルキャラクター。表野町より少し先の本町にある豆腐屋「髙野豆腐店」の娘。キテレツらとは同い年ほどだが、別の小学校に通っている。体調を崩した曾祖父を案ずるあまり、衝動で八百八の配達用自転車を盗んで迄した家族想いな心優しい女の子。また、トンガリとは同じ塾に通う者同士でもあり、彼を一目惚れさせてしまう程の可愛らしい子だが、彼女側は何とも思っていなかったようであり、結局利用する形で彼を失恋させてしまう事になる。ただ、ある程度の礼儀はわきまえているようで、自転車を返す際にはビカビカに磨き、そっと置いていったり、八百八へ詫び(おそらく家族に打ち明け、こしらえてもらったと思われる稲荷寿司を届け)ようとする姿勢も見られた。だが、いまいち勇気が無かった為(もしくは面子を気にしてか)、八百八へは顔と名を明かしたがらなかった。

[編集] 桜井家

桜井妙子(声優:瀬戸真由美(?~)→小山裕香(?~)→久川綾(?~))
中期登場のアニメ版オリジナルキャラクターで、ゲスト主役。キテレツ達の元クラスメイトで、お下げ髪の女の子。ブタゴリラのガールフレンドで、ブタゴリラは「タイコ」と呼ぶ(当初はただ勘違いして呼んでいたが、祭り太鼓の際に思い出すようにと、妙子が引き続き呼んでくれるようにブタゴリラに要望した)。父親が亡くなり、家業の銭湯の廃業を期に新潟の小学校へ転校する。アメリカにホームステイした後、カリフォルニアで暮らすようになった。浅草や大宮に親戚がいる。編み物も得意。転校していった後も度々登場し、セミレギュラーとなっている。
桜井芳江(声優:川島千代子(?~)→島本須美(?~))
妙子の母親。未亡人。銭湯「さくら湯」を経営していたが、妙子と共に新潟へ引っ越し、更にアメリカへ移住。アニメ版オリジナルキャラクター。

[編集] 花丸家

花丸五月(声優:山崎和佳奈)
後期登場のアニメ版オリジナルキャラクターで、第6のメインキャラ及びゲスト主役。キテレツ達の元クラスメイトで、トンガリのガールフレンド。花丸菊之丞一座の看板役者で、地方巡業する一座の性格上、再三再度の転校を繰り返している。外見はブタゴリラより背が高く、眼つきの鋭いショートヘアーの女の子。口調では伝わってないが、男勝りな性格と舞台で鍛えた常識を超える超人的な運動能力・腕力を誇り、バック転・バック宙を軽くこなす。転校早々にブタゴリラをあっさり投げ飛ばし、リベンジに決闘を申し込んできたブタゴリラを再び撃沈した(転校先でも下級生を苛めていた子を投げ飛ばしたらしい…いじめっ子キラー?)。勉三さんの車を一人で引っ張ったことも。国語の教科書を1度見ただけで覚えてしまうほど暗記力も優れている。芝居の勉強のためにキテレツ達と共に航時機で平安時代末期にタイムスリップして、ケガをした牛若丸の代役になり、武蔵坊弁慶に勝利するほど格闘家並の強さ誇る。みよちゃんのお兄さんに一目惚れしたことも。恐竜やイグアナなどの爬虫類が大好き。
花丸菊之丞(声優:島田敏(?~)→岸野幸正(?~))
五月の父親。花丸菊之丞一座の座長。本編の父親達と違い亭主関白型の性格。アニメ版オリジナルキャラクター。
花丸郁江(声優:島本須美)
五月の母親。花丸菊之丞一座では、役者への指示・役者を務めるが、役者として舞台に立つことも。眼鏡をかけている。表野町にいるときは昼間、親戚の八百屋の従業員をしている。アニメ版オリジナルキャラクター。

[編集] 発明関係

猛烈一(もう れついち)(声優:沼田祐介)
アニメ版のオリジナルキャラクター。「時を越えたライバル?モーレツ斎登場」に登場。キテレツ斎の親友にしてライバルだったモーレツ斎の子孫で裕福な家の御曹司。先祖であるモーレツ斎がキテレツ斎とのからくり人形製作の勝負に負けたことを一方的に恨みに思い、親の権力を使って自分が作ったからくり人形・コロ之進をコロ助とテレビ番組で対決させる。発明の才能はあるものの、親の財力にモノをいわせた行いやあまりにも独善的な性格ゆえにキテレツとは対照的に友人は皆無だと思われる。厳格そうな爺やを従えている。
コロ之進(ころのしん)(声優:)
アニメ版のオリジナルキャラクター。猛烈一が作ったからくり人形。姿かたちはコロ助と良く似ているが、性能自体はコロ助を上回っている。主人である猛烈一に絶対服従であり、その関係は友人同士に近いキテレツとコロ助のものとは異なって絶対的な主従関係と言う感じのもの。コロ助とは異なって人間味は皆無で、モーレツにのみ忠実。コロ助との対決では全てにおいてコロ助に勝っていたが、みるに耐えない行為の多さや「友人の多さ」などからテレビ局の配慮で敗北。不服そうなモーレツと彼に対して異論も無くしたがって去っていく様に対して、キテレツはむしろ哀れみの眼差しをむけていた。
モーレツ斎(声優:青野武)
アニメ版オリジナルキャラクター。キテレツ斎の親友でもありライバルであった天才発明家。共に競い合いながら切磋琢磨していた間柄だったが、殿様の命令で行われたからくり人形対決で親友と競った際にからくり人形の調節に手間取った故に遅刻、さらにはそのからくり人形が主人と認識してしまっていたモーレツ斎を守ろうと殿様に斬りかかって暴れた為に殿様の怒りを買い切腹、断絶の憂き目にあってしまう。コレを恨みに思ったモーレツ斎の息子がキテレツ斎を代官所に讒言して捕らえさせ、それ以降のキテレツ斎の苦難が始まる。
モーレツとその忠実なからくり人形であるコロ之進、そしてモーレツの先祖であるモーレツ斎やそれらに絡んだ設定は「時を越えたライバル?モーレツ斎登場!」の一エピソードのみにしか出ていない。彼等が登場したエピソードは、もともとは217話として用意されたものだったが、「キレテツのライバルを登場させると、後のほうにまで登場させなければいけなくなる」と言う判断からお蔵入りになっていたが、放送の引き延ばしの影響で急遽、292話と293話の間に挟む形で放送された。
豆コロ(声優:渡辺菜生子(?~)→山田恭子(?~))
キテレツがコロ助と喧嘩した時に作ったからくりロボットでコロ助の弟のような存在。コロ助より小型で動力はソーラー電源。融通の利かないくそ真面目な性格でその性格が災わいしキテレツに迷惑ばかりかけ、キテレツの友人であるみよ子・ブタゴリラなどを家から追い払ってしまい周囲からの嫌われ者となってしまい、キテレツから不良品と乱されてしまう。自分自身にも厳しい。コロ助を兄貴分としコロ助だけには頭上がらなかった。登場してから長い空白を得て終盤に再度登場し、長年物置に閉じ込められた恨みからか、コロ助たちに悪戯を仕掛けるが、最後は妙子と一緒にアメリカへ渡る。『新キテレツ大百科』にも登場しお助け役として出て来る。
おちゃっぴい(声優:冬馬由美)
キテレツが怠け者になったコロ助に代わるお手伝いロボとして開発した。学習機能が優秀で八百八からも信頼されていたが、宿題の意味を誤解しノートと教科書を誤ってハンドバックにしてしまったため、逆上したブタゴリラの鉄拳を後頭部に喰らい昇天した。それがきっかけでブタゴリラに対しては異常な敵対心を持ってしまった。

[編集] その他

佐々木和馬(声優:?)
佐々木先生の息子。入院した母親の世話で父親がかまってくれなくなり、その寂しさから様々な悪戯をキテレツたちに仕掛け、コロ助を子分扱いするなどした。ブタゴリラにタバスコ&マスタード入りの激辛ホットドッグを食べさせ、激怒させた。父親に噛み付くほどのやんちゃ。お好み焼きが好物。
鈴木喜一郎(声優:佐藤浩之)
プロ野球チーム、イーグルス(楽天イーグルスではない)のスター選手。愛知県出身で、高校時代に甲子園で優勝した。身長189cm。愛称は「キイちゃん」。彼のホームランボールがブタゴリラの頭に当たったのをきっかけに八百八一家と知り合う。シーズンオフに八百八で働いたこともある。名前の由来はシアトル・マリナーズのイチローと思われているが、当時イチローは無名であった(2人とも同じ苗字、同じ愛知県出身であることから、スタッフが2軍にいたイチローの素質を見抜いていた可能性も考えられる)。左投げ左打ちの一塁手でチームの主砲。
乙姫(声優:大竹宏→龍田直樹)
14世紀後半頃の室町時代に暮らすブタゴリラそっくりのお姫様。男勝りの御転婆で多才である。キテレツに惚れてしまい、キテレツを追い回す。現代に来たこともあり現代社会のルールが分からないためか町で目茶苦茶なことを遣らかす。暴走族と乱闘、ディスコで大暴れなど。足利義満と婚約したことがあるが、彼に対しても無鉄砲なことを遣らかし、義満の父・足利義詮の怒りにふれ、離縁となる。ブタゴリラとは違い、野菜は嫌い。ブタゴリラに惚れられるが彼の実家が八百屋(野菜商売)だと知ると毛嫌いした。
恐竜(声優:)
キテレツ達が高知県の竜馬湖で出会った恐竜の親子。レタスが好き。百丈島付近に生息している。
座敷童
勉三の実家がある山形の田舎に居着いているコロ助そっくりの妖怪。夜中に一人で淋しい思いをしていたトンガリの前に現れて安心させたり悪戯の罰として柱に縛られていたブタゴリラを助けたりする子供の味方。一言も喋らないうえに現れるとその場の空気が変わるので非常に神秘的な存在。
エプロンの子
第87~108話目に登場したED主題歌オリジナルキャラクター。ダンスホールで楽しくダンスを踊るキテレツとみよちゃん。回り始めるレコードプレーヤーから3画面目に登場する喫茶店のエプロンを付けた女の子。

[編集] 地理

[編集] 日本

表野町
キテレツたちの住む町。住宅街が主区域と考えられる。田舎風の駅舎の駅やデパート、商店街もある。登場する電車が西武鉄道の車両であるため、東京の武蔵野地域と推測される。
裏野町
キテレツたちの住む町の隣り町。住宅街が主区域と考えられる。みよ子のおばさんが居住している(アニメ版でみよ子本人の弁あり)。
百丈島
トンガリ一家の別荘がある。モデルは八丈島と思われる。カボチャ農家も存在する。過疎化によって、人口が減り続けている。東京からの飛行機やフェリーが結ばれている。
旭川
北海道にある都市。熊八に命を救われた(熊八に自殺を咎めてもらった。)という知り合いが経営するペンション「ベアエイト」がある。由来は熊八を英語に訳したから。
札幌
北海道にある都市。勉三さんが受験のために寝台特急北斗星で向かい、ブタゴリラは目覚まし時計を合わせるため時計台を訪れる。
函館
北海道にある都市。みよちゃんのお兄さんが暮らす。(後にみのもんたやいとうせいこうと暮らすこととなる)太平洋と日本海が一度に見渡せる夜景がきれいな街。
富良野
みよちゃんの家の花壇に突如現れた、敵対しているモグラたちに追われるモグラをコロ助や勉三さんたちが救い、天狗の抜け穴で富良野(と思われる場所)に逃がしてあげた。アニメでは、(モグラは北海道にはいないはずであるにも関わらず)向こうのモグラとうまくやっているように描かれている。
十和田湖
ブタゴリラ一家が家族旅行で訪れる。
八幡平
ブタゴリラ一家が家族旅行で訪れる。
仙台
東北地方最大の都市。キテレツ達が天狗の抜け穴を使って東京へ戻ろうとして、迷い込む。青葉城という城が存在。
山形
勉三さんの田舎がある。冬は雪が多い。キテレツ達は当時完成したばかりの山形新幹線を使用して山形へ移動した。
日光
栃木県にある観光地。間違えて6年生の修学旅行に付いて行ってしまったコロ助が行き着いた場所。ブタゴリラと勉三さんはいろは坂で立ち往生し、寒さで風邪をひいてしまった。ここでは泥人形が発見された。
新潟
日本海側にある都市。妙子がこの街に転校した。東京から上越新幹線で約2時間で行ける。スキーに行ったり、ブタゴリラが指名手配犯に巻き込まれたことも。ブタゴリラが「新方」と書き間違え、「越後平野」を「いちご平野」と間違えた。
佐渡
新潟県にある大きな島。キテレツたちは絶滅寸前の現代のトキを救うために江戸時代の佐渡に向かった。
横浜
日本有数の港町。トンガリが五月とデートをした。しかし、その場で偶然ブタゴリラと遭遇してしまい、騒動が起こった。ブランドマークタワー(実在のランドマークタワー)という高層ビルが存在する。
伊豆
ブタゴリラの叔父がミツバチの飼育(ハチミツの製造)をしている地。家出したトンガリが子猫を見つける。水族館も存在。
長野
トンガリとコロ助が家出をして、訪れた地。城下町や温泉街が存在する。東京方面へ流れる川もあり、上流にはダムがある。
浜松
静岡県にある街で、ウナギの産地。こいのぼりの裏に書いてあった地図の謎を解くため、亀甲船で浜名湖へ向かう。
京都
日本を代表する古都。平安時代では牛若丸や武蔵坊弁慶に出会い、現代では天狗騒動に巻き込まれる。
大阪
西日本の中心都市。アニメ版では「真夏の花博で大百科外伝をみつけ出せ」の回で、1990年4月より大阪市郊外の鶴見区・守口市にまたがる鶴見緑地(花博記念公園鶴見緑地)で半年にわたって開催された「国際花と緑の博覧会(花の万博)」の会場を訪れるシーンあり。また、同じ回で大百科外伝を悪用する悪者を追ってアジトがある山中を探索するシーンあり(生駒山、信貴山あたりか?)

[編集] 世界

満州
戦前、中国の東北部にあった。特急あじあ号を見たいという近所の老人の夢を叶えるために訪れた。
アメリカ
冒険の先でギャングに襲われたり、エジソンなど歴史的な有名人と出会うこともあった。ハリウッドへ映画製作の見学に行ったことも。終盤、妙子が移住。
エジプト
アフリカ北部にある国。ピラミッドから発掘された禁断の豆を食べ、腹痛を起こしたブタゴリラを救うため、古代のエジプトへ向かう。この地でブタゴリラは「なむなむ八百八大明神」という呪文を授けた。
ケニア
アフリカ東部にある国。なぜか勉三そっくりの動物保護官がいた。
ブラジル
ブタゴリラの叔父、虎七が住む国。キテレツ達が幻のチョウを探しに冒険したことも。

[編集] 登場スポット

この節は執筆の途中です この節は、書きかけです。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。
表野小学校
キテレツ達が通う公立の小学校。とある夏休み、給食のおばさんがピアノの練習をしたため、「学校に幽霊がいる」との噂がたった。
高尾大学
私立・国立・公立どちらかは不明だが、勉三さんが6浪の末に合格した大学。10年後の未来にキテレツ・みよ子・トンガリもこの大学に通う事がストーリー上明らかになっている。後者の3人にとってもかなりの難関大学だと思われており、実際する地名から見てその近辺に存在している首都大学東京・中央大学のどちらかが最有力のモデルだと思われる。通学中の電車で大きな川を渡る。

[編集] 歴史

この節は執筆の途中です この節は、書きかけです。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

キテレツの世界では現実の世界とは違いこの時代には登場しない様式の登場や実在の人物による年齢のずれが登場していると言う矛盾さがある。

[編集] 日本

弥生時代
勉三さんが卑弥呼に会いたいためにいつもの4人と1台で249年の時代へ行ったが会うことができず、みよ子が卑弥呼になった。実際の卑弥呼はその2年前の247年に死去している。
平安時代
前記にも書いてあるとおり、いつものメンバーと五月で平安時代末期の牛若丸と弁慶とであう。
南北朝時代
当初はキテレツとコロ助だけで竜宮城のモデルとなった乙姫に会いに1384年の時代に行った。その後、何度も繰り返しいつものメンバーと共にいく。キテレツのせかいではこの時代では存在しないはずの平山城が登場し、この年代では成人しているはずの足利義満が少年として登場。また、死んでいるはずの義満の父である足利義詮が登場する。
戦国時代
ブタゴリラがさつまいもを食べた後を後に尾行してきたみよ子に感づかれ、さつまいもは江戸中期に中国から輸入したものだと知っていた。
江戸時代
大正時代
昭和時代(戦前)
昭和時代(戦後)
実際は第二次世界大戦は1945年に終戦するが、キテレツの世界では実際より5年早い1940年に終戦している。

[編集] 世界

ヘレニズム
古代ローマ
ロマン派
近代

[編集] 漫画

「てんとう虫コミックス/キテレツ大百科」全3巻(小学館)1977年
最初の単行本シリーズ。傑作選であり、収録されなかった話が存在。95年の増刷を最後に絶版。
「藤子不二雄ランド/キテレツ大百科」全4巻(中央公論社)1984年
唯一、全話を完全に収録したシリーズ。絶版。
「小学館コロコロ文庫/キテレツ大百科」全2巻(小学館)1995年
現在販売されている唯一の原作本だが、やはり収録されていない話がある。てんとう虫コミックスに収録されていた『地震の作り方』が阪神大震災への配慮という形で未収録となった。また、2巻とも巻末に解説などが掲載されておらず、不満の声も多い。
「My First BIGキテレツ大百科」全2巻(小学館)2003年
「コロコロ文庫」版のコンビニ販売用廉価版。文庫版同様に『地震の作り方』の収録は見送られている。

[編集] アニメ版

藤子アニメ作品としては初のキー局となるフジテレビ系で1987年11月2日に90分のテレビスペシャル版が放送された。これが好評を博したため、翌1988年3月27日からほぼ同一のスタッフ、キャストでテレビシリーズが正式にスタートした。
放送は、毎週日曜日夜19:00~19:30に、スペシャル版と同じくフジテレビ系で放送された。『マジンガーZ』・『タッチ』等が放送されていたFNS系の日曜19時枠で、1996年6月9日の終了まで実に8年、全331話に渡る長寿番組となった。現在、スカパー、CATVのアニマックスでは多くの時間に放送し、テレ玉で平日の7時~7時30分、チバテレビで水曜17時30分~18時、サンテレビで平日の7時30分~8時、KBS京都で火曜日の7時15分~7時45分に再放送されている(サンテレビでは、4クール分の放送を目安に他のアニメに変更することがある)。また、北海道地区では、FNS系列局の北海道文化放送ではなくTXN系列のテレビ北海道で平日の8時00分から8時30分に“再放送”扱いで放送している。
8年もの放送のため、アニメ版は過半数がオリジナルストーリーであったが、ベテランスタッフによってよく原作の雰囲気を保ち、アニマックス公式サイトでは、原作者に、「藤子アニメの中では、キテレツが一番好きで毎週かかさず観ている」といわしめたほどであるとしている。「毎回不思議な道具を使った物語が展開する」という点でストーリー的に似通っている『ドラえもん』と一線を画す努力が見受けられた。原作通りに時代設定が昭和のまま止まっている(一部例外あり)『ドラえもん』や『サザエさん』と違い、『クレヨンしんちゃん』のように放映当時の風俗を常に反映させた描写が特徴。ゲームボーイやミニ四駆、あるいは『国際花と緑の博覧会』といったアイテムに留まらず、バブル時代的な企業やディスコの描写等は視聴者が親近感を抱きやすく、平成という時代のリアルタイム感を維持し続けた作品。

長寿作品であり、人気も高かった作品ではあったが、なぜか劇場作品が作られることはなかった。

[編集] ビデオ

  • キテレツ大百科 小学館ビデオ
  • よりぬきキテレツ大百科 ポニーキャニオン
  • キテレツ大百科 DVD

[編集] 各エピソード

現実は甘くない?
アニメ版各エピソードでは、発明品それ自体よりもキテレツたちが出会う問題や事件に重きがおかれている面があり、アクシデントやハチャメチャな騒動で当初の目的が達成されず、いつもしょぼい結果に終わり視聴者を苛だせていたが、困っている人が立ち直ったりなどの救いや成長、教訓は描かれていた。
不条理なシナリオ
現実ではありえない不条理なことが起こる。「みよ子になぜかばれる。キテレツが行く場所にはブタゴリラ・トンガリが現れる」こう言った不自然な事が起こる。
いつも一緒の4人と1台(=コロ助)
キテレツ・コロ助・ブタゴリラ・トンガリの内の組み合わせで、残りのメンバーを置いて遠出しようとすると、みよ子に勘付かれ住居不法侵入をしてまで結局全員で出かけることになる、というのがいつものパターン。アニメ初期はキテレツ・コロ助だけで旅をすることもしばしばあったが、ドラえもん・のび太のコンビと似通っているためか、このパターンは早々に姿を消す。たまに勉三さんや五月といった脇役・準レギュラーも同行するが、その他のクラスメートや単発ゲストが一緒に…というエピソードはほとんど存在しない。
キテレツ世界のオカルト
キテレツの世界は基本的に現実の歴史に沿っているが、一部に妖怪や異世界といった科学では説明できないオカルト的な設定が存在する。亜空間にはかつて京都の霊能者の力によって封印された天狗が存在し、天狗の抜け穴で迷い込んだキテレツ達が戦うというエピソードがある。また次元刀のエピソードでも、四次元人が住む異世界の存在が明らかとなる。また浦島太郎が玉手箱で変貌した鶴が存命しており登場、長い年数を経て命を持った雛人形も登場した。
キャラの特徴
原作では地味な脇役であった勉三さんやトンガリはじめ、多くの登場人物が性格・行動ともに更にデフォルメされて描かれるようになりがちだが周囲からはキャラの特徴が異常だという声もあった。シリーズ後期ではキテレツ以外の仲間達にアニメオリジナルの恋人ができ、恋愛話が頻出するようになったのも特徴。トンガリやブタゴリラが彼女と会う為に遠方へ旅立つエピソードも続出。この点については、「ハイスクール!奇面組」のような高年齢層向けのギャグ・ラブコメアニメを多く手がけた製作会社・NASの得意分野でもあると推測される。実際、アニメ版初期のシリーズでも「キテレツとみよ子の微妙な関係」を意識した主題歌が作られていた)。
雪室俊一の世界感
原作版のエピソード不足を補うため、アニメ版では藤子作品の中では異例とも言うべき多数のオリジナルストーリー(その多くが「小学生たちのご町内人情劇」的な作風であり、シンエイ動画製作の一連の藤子原作アニメとの差別化が試みられたことが伺われる)で展開、結果として8年にわたるロングランを達成することになる(そのことについては他の原作版と展開を異にするアニメ同様、賛否両論が存在している)。ブタゴリラはじめ脇役の個性化・誇張化は主人公のキテレツの影を相対的に薄くし、「地味な主人公と尋常ではなく個性的な脇役」というもーれつア太郎やドカベンの如き様相を呈するようになる。
シリーズ中期からはスタッフの慣れもあってか、「近山の銀さん(遠山の金さん)」「水戸黄門とコロッケセブン(ウルトラセブン)」「美少女戦士レオタード仮面(美少女戦士セーラームーン)」といったお遊びが多く見られるようになった。
あじあ号やD・W・グリフィスといった歴史の影に埋もれていた人やものに焦点をあてたエピソードに加えねキテレツたちが訪れる時代や場所などにはその特色や歴史が深く掘り下げられていた。作品的には藤子作品のT・Pぼんに近いテイストを持っている。
原作者・藤子・F・不二雄は原作から離れた独自の世界を楽しんでおり、雪室俊一の脚本を絶賛していた。藤子に限らず、彼と同世代の大御所漫画家は「原作と映像は別」というスタンスをとることが多いが、特に本作品が、藤子が好んでいたSFテイストを持つ人情劇と作中に登場する様々な歴史エピソードの豊富さを大変評価していた。;道徳の教科書のような話
実質雪室俊一オリジナルといえるアニメ版は他の藤子作品と違い、人間的な弱さも持ちつつも道徳的に成長した大人が多かった。過保護の象徴であるトンガリの父も息子がしたいじめへの躾は厳しく、熊田・木手家の父も息子の精神的な未熟さに対し誠実に厳しく向かい合う珍しいタイプの親として登場する。その点を、人間のダークさを反面教師にする毒のある藤子節を好む主義者は「善人しか登場しないアニメ」等と否定的に見る向きもあるが、あの時代はバブルで荒廃していく反面、良心教育や道徳が見直されていく傾向が強かった。子供でありながら「大人に気を使う子供」であるキテレツ達は、受験や勉強漬けで大人しかった当時の子供達を雪室の目を通して表現した象徴だったのかもしれない。
大幅な作画崩れ
1995年9月10日に放送された『豊年マンサク!山田の中のコロ助カカシ』では全編に渡って大幅な作画崩れを起こしており、キャラクターの顔や造形のデッサンが著しく狂っている。再放送でも当時の状態で放送されており、DVDにもそのまま収録されている。

[編集] 設定上の矛盾

八百八編
「八百八」は江戸時代から続く由緒ある八百屋というのが基本設定。事実、過去にタイムスリップした時に何度も先祖が登場するのだが、熊八夫婦が戦後にリアカーで起業した設定も存在(空襲などの戦災などによって、家屋を焼失し一時期的に廃業したのを戦後に復活…という見方も出来なくはない)。脚本はどちらも雪室俊一だが、当時は週に3本以上のアニメを手がけていた人気脚本家だったため自分で書いたシナリオを忘れてしまったか、話を膨らませるために強引に改変したかと思われる。(声優の節約のためか、もしくはギャグとして過去に行く、もしくはキテレツ斎の発明が活躍するイメージ図があると一部例外を除き必ず現代人のそっくりさんが登場する)
八百八年表 内容
江戸時代 熊田家先祖、八百屋を開業するために旅立つ。(152話)
1945年~ 祖父が敗戦から八百八再建。熊八誕生。(100話)
1970年代 祖父が八百八を経営。(179話)
1980年代 熊田熊八、八百八をリアカーで開業。(32話)
1990年代 熊田熊八が八百八を経営。(全話共通)
21世紀 熊田薫、八百八を巨大スーパーにする。(97話)
コロ助編
アニメでは雪室・山田両脚本で異なる設定。キテレツ斎の亡き息子をモデルに作られたいきさつは共通だが、雪室脚本は原作に忠実=あくまでキテレツが完成させた(一部オリジナルで路面電車の記憶をもつ)ロボとなっているのだが、山田脚本では江戸時代でキテレツ斎が既に完成させ一緒に生活した記憶も現代に移植されている設定になっている。そして最終回ではコロ助がキテレツ斎を守るため江戸時代に残り、雪室版の設定で話が完結することとなる(たびたび航時機を使用した結果、何らかのタイムパラドックスが発生?)。コロ助はキテレツ斎の死を看取ってから停止され、キテレツが再発見したのだと考えるのが妥当だと思われる(余談だが実写版ではキテレツ斎が残した人工知能を元にキテレツがコロ助を製作している)。
コロ助年表 内容
特番/1話 コロ助誕生。
17話 山田コロ助、江戸の記憶を懐かしむ。
97話 山田コロ助、未来で道場を開く。(ヒゲがある)
123話 雪室コロ助、前世がチンチン電車と発覚。(体の一部が路面電車のパーツのため)
292話 山田コロ助、1号機が江戸時代に既に存在。
293話 雪室コロ助、20年後でもキテレツと同居。(ヒゲがない)
最終回331話 雪室コロ助、単身江戸に残る。(最終回は2年前に製作されていた)
幻の332話 雪室コロ助、現代で普通に生活。
キテレツ編
機械に強いという前提で算数が得意という設定になっているが、3代目オープニング「夢見る時間」では40点という酷い数字を記録している。どんなに得意でも発明に夢中になってテスト勉強をおろそかにすると…ということかも知れない。また本来は奇天烈大百科は門外不出の秘伝で口外すると災いが降りかかるという設定だったが、おおっぴらに披露する機会も多く、未来のキテレツはブタゴリラ親子だけで過去に行くことを気にしておらず、何らかの変化があったものと思われる。
五月編
前記にも書いてあるとおり、アニメの後期に登場したメインキャラクターだが作内でブタゴリラはおろか、弁慶を倒すというあまりにもストーリーの無理な設定にかつてのキテレツファンに反感を買ってしまう。そのためにアニメは高視聴率でありながらも作品の質を下げてしまいアニメの放送終了へと結び付けてしまった。
キャラの年齢
ストーリーの途中にコロ助が誕生する末に1歳となり、勉三さんが浪人生のから大学進学・進級する以上。キテレツ達は全話小学5年生のままである。
数多く存在する未来のif
キテレツワールドでは基本的に未来へは行けないという事になっているが、様々なパターンで未来のキテレツワールドは登場している。ここでは正史と明らかな空想上のifを解説する。
正史としての未来
未来のブタゴリラが航時機でやってきた回に説明される未来。キテレツは21世紀のエジソンとしてみよ子と結婚し、コロ助は剣術道場の師範となり、ブタゴリラは八百八を巨大スーパーとして成功させ、トンガリは父の会社で失敗。
正史の可能性がある未来
航時機の事故で度々未来にいける事がある。基本的に未来だったのかどうかは視聴者の想像に任せる形になっており、詳細な説明はされていない。
妄想の未来
基本的に登場人物が見る夢が妄想上の未来で、キテレツ達は未来か疑うが正史でないと劇中ハッキリ説明される。
その他の矛盾
みよちゃんの家に現れた敵に追われているモグラを、勉三さんやコロ助たちで救出するという話の最後に、そのモグラが天狗の抜け穴によって北海道へと逃がされた際、北海道にモグラはいないはずであるにもかかわらず、コロ助たちが助けたモグラが、北海道のモグラに快く歓迎される、という風に描かれている。

[編集] 放送の度重なる終了延期

アニメ版は放送開始から6年を経た1994年春に終了が決定し、同年初期の時点で最終回が製作・完成している。しかし肝心の後番組が決定せず、結局は「後番組の体制が整うまで適宜延長する」という事態となり、結局1996年早々に後番組『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が制作決定し、以後放送開始となる同年6月まで2年以上もの間、放送延長という異例の事態となった。

放送は『こち亀』の放送が96年初夏と決定したことから、既に完成していた最終話を含めて全332話と調整されたが、終了直前、5月26日放送分の枠に特番が入ることが決まったことから、6月2日放送予定だった実質的な最終製作話「ルルル! 未知からのメッセージ」が製作途中で中止されスタッフは『こち亀』に移行した(この話は雑誌等に放送予定として既に掲載されていたため、一部ファンの間では「完成したフィルムがあるらしい/ビデオで発売されるらしい」等とまことしやかに囁かれたが、スタッフが「未完成で放棄した」旨を明らかにしている)。そして6月9日、2年前に完成していた最終回が放送され、アニメ版は8年の長期間放送にピリオドを打った。

[編集] 原作との結末の相違

原作では、母親の手違いで大百科がゴミに出されて焼却処分、灰になってしまったのを機にキテレツは「今度は自分が発明品を考えていく番」と自覚するところで終了するが、アニメ版では大きく変更された。大百科を空き巣に盗まれ、それがゴミ収集車に投げ入れられたことを熊八から聞き、愕然となるキテレツ。助けを求めて過去の世界でキテレツは奇天烈斎と出会い、コロ助が奇天烈斎の亡き息子をモデルに設計された事実が判明。結果としてコロ助は過去に残って奇天烈斎と共に暮らす決心をするという、原作にはなかったキテレツとコロ助の別れというドラマチックな展開が描かれて終了した。

しかしテレビ版は、最終回に至るまでの各話の中で、最終回の事態を無事収拾するだけの要素が出揃っているため、この部分を指摘するマニアも多い。例えば『キテレツは自分のパソコンのハードディスクの中に大百科の内容をデータ化して保存している為、大百科原本を失ってもあまり意味は無い』とか、『いざと言う時は、航時機(タイムマシン)で過去の世界に戻り、捨てられた大百科を取りに行けば良いだけの話』などがある。

[編集] 放送ネット局

※=時差ネット局

[編集] スタッフ

  • 企画:石川泰平→清水賢治(フジテレビ)、片岡義朗(ASATSU)
  • プロデューサー:清水賢治→和田実→鈴木吉弘(フジテレビ)、片岡義朗→石川一彦→山崎立士→杉山豊(ASATSU)、若菜章夫(ぎゃろっぷ)、菅野てつ勇(スタッフ21)
  • 脚本:雪室俊一、山田隆司、青島利幸、並木敏、山崎忠昭
  • 総作画監督:丹内司、小林一幸、渡辺はじめ、時永宣幸、山内昇寿郎
  • 美術監督:小林七郎→柴田聡
  • 美術設定:片山正、嶋田昭夫、白石誠、柴田聡、小坂部直子
  • 背景:小林プロダクション・スタジオカノン(終盤から)
  • 仕上:仙台ぎゃろっぷ(初代)、トイハウス(初代)、スタジオキリー→同友動画
  • 撮影監督:杉村重郎(一時期は清水泰宏)→枝光弘明
  • 撮影・アニメーション制作:ぎゃろっぷ
  • フィルム:EASTMAN→FUJI FILM→コダック カラーフィルム
  • 音響監督:小松亘弘
  • 音楽:菊池俊輔
  • 監督:葛岡博→早川啓二
  • 特殊効果:吉野記通→完甘幸隆
  • 編集:掛須秀一、和田至亮→関一彦、伊藤裕(292話~)
  • 現像:IMAGICA
  • 録音:タバック(蔵本貞司)
  • タイトル:マキ・プロ
  • 製作担当:若菜三樹雄(初期のみ)
  • 連絡デスク:安達英男(初期のみ)
  • 企画協力:スタッフ21
  • 音響制作:青二企画
  • 音響プロデューサー:黒田洋
  • 音響効果:片岡陽三
  • 選曲:宮下滋
  • 広報:重岡由美子→名須川京子→川崎悦子→高橋正秀→小中ももこ→熊谷知子(フジテレビ)
  • 製作:フジテレビ、ASATSU

[編集] 主題歌

[編集] オープニングテーマ

[編集] エンディングテーマ

  • 90分スペシャル番組
    1. 『コロ助まちをゆく』
      • 作詞:おこちそう/作曲、編曲:細野晴臣/歌:山田恭子
  • TVシリーズ
    1. 『マジカルBoyマジカルHeart』〔第1回(1988年3月27日) - 第16回(1988年7月10日)〕
      • 作詞:神原冬子/作曲:池毅/編曲:山本健司/歌:守谷香
    2. 『レースのカーディガン』〔第17回(1988年8月14日) - 第24回(1988年10月23日)〕
    3. 『コロ助ROCK』〔第25回(1988年10月30日放送分) - 第60回(1989年8月20日)〕
      • 作詞:森雪之丞/作曲:林哲司/編曲:山本健司/歌:内田順子
      • '91・'92もキテレツアルバム内に挿入歌として作られる。
    4. 『フェルトのペンケース』〔第61回(1989年8月22日) - 第86回(1990年3月25日)〕
      • 作詞:岩室後子/作曲:来生たかお/編曲:山本健司/歌:森恵
    5. 『メリーはただのトモダチ』〔第87回(1990年4月15日) - 第108回(1990年10月21日)〕
    6. 『はじめてのチュウ』〔第109回(1990年11月4日) - 第170回(1992年3月24日)、第213回(1993年4月25日) - 第290回(1995年3月12日)、第311回(1995年10月29日) - 第331回(最終回)(1996年6月9日)
      • 作詞、作曲、編曲:実川俊晴/歌:あんしんパパ
    7. 『Happy Birthday』〔第171回(1992年4月19日) - 第212回(1993年4月18日)〕
      • 作詞:森雪之丞/作曲:清岡千穂/編曲:藤原いくろう/歌:YUKA
    8. 『うわさのキッス』〔第291回(1995年3月19日放送分) - 第310回(1995年10月22日)〕
      • 作詞:工藤哲雄/作曲:都志見隆/編曲:白井良明/歌:TOKIO
      • エンディングアニメが2パターン作られる。(2パターン目は第298回~第310回)
    • 『はじめてのチュウ』を歌った「あんしんパパ」の正体は、実は作詞作曲を手がけた実川俊晴本人である。録音時と再生時でテープのピッチを変えた(録音は半速、再生は通常)。
    • これらの主題歌はCD『キテレツ大百科 スーパーベスト』に全て収録。

[編集] テレビドラマ

アニメとは別に、2002年1月にNHKで単発2時間『ドラマ愛の詩』で実写ドラマ化されたこともある。この作品では、コロ助はCGで作られて実写と合成された。また、コロ助の声はアニメ版と同じ声優(初代の小山茉美)が演じた(2005年5月5日に再放送された)。

[編集] キャスト

[編集] 劇中に登場する主な発明品とレギュラーマテリアル

藤子・F・不二雄と同じ作品であるドラえもんに登場する道具と共通している部分もあるが、キテレツの発明は「手作り」「江戸時代に設計」ゆえの不便さや欠陥な所がある欠点としてしばしば存在している。また、乗り物の発明品はキテレツの他にもみよ子やブタゴリラが簡単に操縦できる程、通常自動車と比べ操縦しやすい事が解る。

航時機(こうじき)
外装が木製のタイムマシン。自分達(使用者)の時代より未来へは行く事は出来ないが、一度だけ如意光の赤光線(このときは拡大光線)を使い現代より25年後の未来世界へタイムスリップしたことがある。その開発史は「鶏が先か卵が先か」的なパラドックスが存在している。この発明品の登場により、『ドラえもん』に似た時間旅行ドラマを描くことが可能となったが、放映当時の世相か『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の影響が色濃く出ている。キテレツ斎も作っているが、使用した材料が古かった。キテレツ斎の作った航時機にはいつの時代からタイムスリップしてきたか記録されている箱物があり、キテレツはそれを解析するのに2・3日かかった。また使用するためには何らかのエネルギー源が必要とされる(アニメ「ゾー!!江戸時代から来た大きな迷子」)。タイタニック号沈没時へ行った際には濃霧対策として大型ライトを装備した。航時機の定員は3席分が確保されているが後部に座ることで4人以上乗ることも可能で、キテレツ、コロ助、みよ子、ブタゴリラ、トンガリの5人で乗ることが多い。ただし、アニメ「コロ助の時代!コロッケ5円でバス10円」において、キテレツは5人では定員オーバーと証言しており、走行時にバランスが崩れた一面もあった。
空中を飛び回るための道具としても使用した事もある。アニメ版最終回でも重要な発明品として活躍。普段は木手家の物置に格納されている。
如意光(にょいこう)
『ドラえもん』のビッグライトとスモールライトの効果を併せ持つ。青と赤のボタンが付いており、ボタンを押すとその色の光が出て来る。青い光を物に当てると大きくなり、赤い光だと小さくなる。しかしながら、何度かアニメ版では赤と青の光線の能力が入れ替わったり等、設定の不統一が見られる。一度、コロ助がコロッケを如意光を使って大きくして食べようとしたが、スカスカで美味しくなかった。キテレツ斎はこれを使用し発明品を小さくして保存していた。
天狗の抜け穴(てんぐのぬけあな)
『ドラえもん』の通り抜けフープに類似した赤いテープ。これを壁面に輪の形にして貼り、別の場所の壁面に同様に貼ったテープの輪に(時空間を歪めることで)瞬間移動する。複数のテープが貼られた場合、入り口側に近い方のテープとつながる。キテレツ達はこれを長距離・短時間の移動手段として活用。ただし東京・ハワイ間といった長距離には使用できないとキテレツが証言している。(アニメ「教室で指されたくない人へ!指名扇なり」)
亀甲船(きっこうせん)
木製の潜水艦。船内は広く、居住性が高い。船底の4角形のパネルは、物体をすり抜ける事が可能で釣りも出来る。普段は近所の川に沈められている。遠くは北海道まで行ったこともある。
潜地球(せんちきゅう)
その名の通り、地球を潜る為の乗り物。物体をすり抜け、地底を進む事が出来る。普段は木手家の庭に埋まっている。
超鈍速ジェット機
空を自在に飛びまわれるジェット機。しかし航時機でその機能を補えるせいか中盤以降出番はほとんど無い。
回古鏡(かいこきょう)
普通のカメラ(写真機)にしか見えないが、過去を写し出すカメラである。奇天烈大百科に載っていたのは昔のカメラだったため、現代の市販フィルムを使える様にキテレツがアレンジして製造。回古鏡ビデオカメラというものも登場した。
唐倶利武者(からくりむしゃ)(声優:肝付兼太→屋良有作)
鎧と兜をつけた人形ロボットで、足部の一輪車で動く。ケンカは強いが、よく暴走する。キテレツの発明品の中で危険な発明品のひとつである。
必殺召し取り人(ひっさつめしとりにん)(声優:高戸靖広→山田恭子)
見た目は提灯に手足が付いたもので、提灯の部分には「御用」と書かれている。悪い事をする人を召し取る(逮捕する)。召し取り相手を確認するとちょうちんが光り、目的地へ走って向かう。ちょうちんの内部に匂いを判別するセンサがあると思われ、匂いで召し取り相手を探せる。余り融通が利かない欠点がある。さすがに携帯電話といった現代的な機器は知らない。(アニメ「文明の危機!教室からラーメン一丁」)召し取り人自身が悪い事をすると、自分で自分を召し取ったりする。
からくり料理人(からくりりょうりにん)(声優:キートン山田→沼田祐介)
その名の通り、料理を作ることができるからくり人形。何故か命令はオランダ語でしなければならない(それと言うのもキテレツ斎がポルトガル人向けに作ったためである)。後に登場した時は大学の学園祭で女子大生に囲まれて興奮し、壊れてしまう。コロ助同様に普通に喋ることができる。
うらみ糖(うらみとう)
恨んでいる相手に仕返しをする道具。見た目は普通のアメだが、口に入れると雲状のオバケが出てくる。恨みの度合いによってオバケの大きさが異なる。
わすれん帽(わすれんぼう)
帽子とシリンダーのセット。忘れてしまいたい記憶を付属のシリンダーに閉じ込めさせる。シリンダーの中身を把握しないまま使うと、他人の記憶を相手に移してしまう。
濡れ衣(ぬれぎぬ)
嘘発見器の役割を果たす道具。名称と異なって実際は濡れてはいない。普段は色が白く嘘を付くと赤くなる性質を持っており初めて使用する際には太陽に馴染んでない為に嘘を付いていなくても赤くなってしまう。これを発明したキテレツ斎は「無闇に使用してはならない」と大百科に注意書きしている。
アイドルクエスト3
キテレツの世界に存在するドラゴンクエストとウルティマに酷似したRPGソフト。その外見とパソコンを所持しないブタゴリラも持っていた事から、キテレツはあの時代にゲーム機のエミュレータを発明・愛用していたインスコゲーマーであったと推測される。
グランロボ
コロ助が初期に熱狂していた鉄人28号に酷似したロボットアニメ。武士道を志すようになってからはあまり見なくなったが、プラモデルを非常に欲しがっている。ドラえもん、エスパー魔美にも内容は別物の劇中アニメとして登場。
ゲームボーイ
コロ助が愛用しているゲーム機。外見は任天堂のゲームボーイそのものであるが、ゲームボーイカラーが登場する以前に液晶フルカラーを実現していた。劇中ではトンガリの家に2台、キテレツとコロ助が1台持っており、登場するゲームソフトは対戦シューティング。
SOMY・SAIKO
言わずと知れたSONY・SEIKOのパロディ。特にSAIKO時計はキテレツ世界で非常に普及しており登場回数も多い。実在する韓国メーカーのコピー製品ではない。
百年号
熊田家の配達用自転車。黒金自転車の黒金鉄五郎職人が百年の耐久性を持つよう設計し、死去する寸前に熊田熊八に託した最後の自作自転車。現在の所有者である熊田薫少年にはフレームが1年も耐えられないような酷使をされているが、パンクすらしないところを見るに黒金鉄五郎の腕は確かなようである。

[編集] ゲーム

1990年2月23日にエポック社からファミリーコンピュータ用として発売された。ジャンルはアクションゲーム。夢見鏡の世界に引き込まれたキテレツたちが脱出を目指すというもの。極端な難易度とシュールな世界観を持ち、一部のファンを強烈に引きつけた。ボタン連打による発明や、仲間が増える毎に「当たり判定(ダメージを受ける部位)」が増加してしまい、逆にお荷物になってしまう斬新なシステムを持つ。アクションとRPG双方で名作と呼ばれるドラえもんシリーズのクオリティを期待してはいけない。

その後、1995年1月27日にビデオシステムからスーパーファミコン用ソフト「キテレツ大百科 超時空すごろく」が出ている。ジャンルはボードゲーム。

コナミの音楽ゲーム「ポップンミュージック」にも、主題歌「はじめてのチュウ」「すいみん不足」が収録されている。


フジテレビ系 日曜19:00枠
前番組 キテレツ大百科 次番組
陽あたり良好! こちら葛飾区亀有公園前派出所

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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