森田一
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森田 一(もりた はじめ、1934年5月14日 - )は日本の政治家、元自由民主党衆議院議員。香川県坂出市出身。大平正芳元総理の娘婿にあたる。
[編集] 経歴
1934年、香川県坂出市に内科医を営む父を持つ3人兄弟の長男として生まれる。地元の坂出高校に入学したが大学受験を考えた末、高松高校へ転校する[1]。東京大学法学部卒業後大蔵省に入省。大蔵省出身の大平に見込まれて、大平の娘と1961年に結婚する[2]。大蔵省銀行局保険第二課長などを経て退官し、大平の第一秘書となって内閣総理大臣秘書官などを務める。1980年、総選挙の真っ只中に総理大臣のままで急死した大平に代わって、第36回衆議院議員総選挙に急遽出馬、大勝で初当選する。当選後は宏池会に所属。1987年に自治政務次官、1989年には運輸政務次官に就任。1996年、中選挙区制から小選挙区制が施行されると選挙区3に対して現職自民党議員が4名になるためコスタリカ方式をとることなく比例にまわった。
2000年、第2次森内閣において運輸大臣兼北海道開発庁長官として初入閣。その運輸大臣在任中に起きたいわゆる加藤の乱では、現職閣僚ながら加藤紘一を支持。当時法務大臣だった山崎派の保岡興治と事前に打ち合わせをして、加藤と山崎拓が本会議で森内閣に不信任投票した場合には、その場で大臣を辞して行動を共にするために辞表を用意していた。
その後は、少数派となった加藤・小里派に所属していたが、2005年の選挙には出馬せずに政界を引退した。
[編集] 脚注及び参照
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- ^ 前衆議院議員森田一ホームページ 時事コラム 同窓生 (平成15年4月25日)
- ^ この時の仲人は坂出市出身の津島壽一。
[編集] 外部リンク
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