関東鉄道キハ2100形気動車
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関東鉄道キハ2100形気動車(かんとうてつどうきは2100がたきどうしゃ)は、関東鉄道常総線で使用される通勤形気動車の一形式。 1993年(平成5年)から1996年(平成8年)にかけて新潟鐵工所(現・新潟トランシス)で12両が製造された。関鉄の前身である常総筑波鉄道時代に導入したキハ900形以来の完全新造車となった。
[編集] 概要
在来車のキハ300・350形などとの連結を考慮した為、自動空気ブレーキを採用したが、営業運転での連結実績は無い。
台車は関鉄では初のボルスタレス台車を採用した。
エンジンは新潟鐵工所製DMF13HZを採用。これはキハ300・350形のエンジン換装車と同一であるが、キハ300・350形は変速機との関連で出力を230psにデチューンしているのに対し、本形式では変速機も本来のエンジン出力に対応したものを採用したために330psで使用している。その変速機は直結2段式のTACN-22を採用し、在来車より大幅な性能向上を実現しているが、同じ20m級車体である東日本旅客鉄道(JR東日本)のキハ110系(エンジン出力420ps)に比較すると、出力が低い分性能は若干下回る。
車体は片運転台で2両編成で組成され、キハ300・350形の3扉ロングシートを踏襲した。側窓は一枚下降式を採用。床面高さも可能な限り低くし、側扉のステップを廃止している。車体塗装は京成グループの貸切バス統一カラー「Kanac」に準じている。
前面・側面の行先表示器は1993年製の1次車4両は幕式であるが、1995年製の2次車以降はLED式に変更されている。
新製時は、ドア上部のLED式車内案内表示器およびドアチャイムは設置されていなかったが、2004年から複線区間である水海道以南でのワンマン運転を実施する事になり、その対応改造の際に設置された。
新製時から1997年の水海道以北のワンマン運転開始までは、単線区間の水海道-下館間にも常時入線していた。また通勤ラッシュ時は4両編成で運用されていたが、2005年12月のダイヤ改正より2両編成単独で運用され、以後は普通・快速と広く使用されている。
[編集] 編成
- 一次車:2101-2104
- 行先表示器:幕式
- ドアエンジンの影響でドア上のLED案内装置がかなり斜めについている。
- 二次車:2105-2108
- 行先表示器:LED式
- 三次車:2109-2112
- 行先表示器:LED式
[編集] 関連項目
- 関東鉄道の車両
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