関東鉄道
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種類 | 株式会社 |
略称 | 関鉄 |
本社所在地 | 300-8555 茨城県土浦市真鍋一丁目10番8号 |
電話番号 | 029-822-3710(代表) |
設立 | 1922年(大正11年)9月3日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 鉄道、自動車による一般運輸業、土地建物の売買及び賃貸業 |
代表者 | 代表取締役社長 須田哲雄 (2006年6月27日現在) |
資本金 | 5億1000万円(2006年6月27日現在) |
売上高 | 連結172億1500万円(2006年3月期) 単独104億4600万円(2006年3月期) |
従業員数 | 767人(2006年6月27日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 京成電鉄(29.92%) 常陽銀行(4.71%) 東武鉄道(3.98%) 茨城交通(1.54%) |
主要子会社 | 鹿島鉄道 関鉄観光 関鉄筑波商事 関東情報サービス 関鉄クリエイト 常総産業 関鉄自動車工業 関鉄観光バス 関鉄グリーンバス 関鉄パープルバス 関鉄タクシーグループ |
外部リンク | www.kantetsu.co.jp/ |
関東鉄道株式会社(かんとうてつどう、英語表記Kanto Railway Co.,Ltd)は、茨城県に2つの鉄道路線と多くのバス路線を有する鉄道会社である。タクシー会社の経営や住宅開発などの関連事業にも精力的に進出するなど、同県南部地域の公共交通機関の中核をなす存在となっている。略称は関鉄(かんてつ)。
目次 |
[編集] 概要
本社所在地は茨城県土浦市真鍋1丁目10番8号。1922年9月3日設立。資本金は5億1,000万円。鉄道事業、旅客自動車運送業(バス事業)を中心に、開発事業(不動産・建設)等を行う。 茨城県に本社を置く交通事業者としては最大手であり、特に主な営業エリアである県南地域(土浦市、つくば市、取手市、龍ケ崎市、守谷市など)ではその存在感が大きい。
京成電鉄のグループ企業であるが、京成電鉄の株保有率は約30%で、他の鉄道会社の大株主としては東武鉄道(約4%)がある。この関係で、京成グループの統一マーク(K'SEIロゴ)は長らく使われていなかったが、人的交流は盛んであり、観光バスについては京成グループの統一観光カラー(白地にオレンジと紺色の「Kanacカラー」と呼ばれる)を採用しており、鉄道車両も1994年以降の新製車は同系統の塗装を採用している。また、高速バス車両についてはKaNaCカラーに代わる京成グループ統一カラーが定められたため、このカラーを採用した車両も出現しこちらにはK'SEIロゴが大きく表示されている。このほか、茨城県に本社を置く交通企業としては関鉄に次いで第2位の茨城交通も約2%出資している。
またつくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道に、接続鉄道会社では唯一出資している。
鉄道事業は、かつて4路線を所有していたが、1979年に筑波線と鉾田線を、筑波鉄道と鹿島鉄道に分社。バス事業については、他社と同様に一部地域の分社化(関鉄観光バス、関鉄パープルバス、関鉄グリーンバス、関鉄メロンバス(→関鉄グリーンバスに統合))が行われている。
関東鉄道では気動車の「体験運転会」を毎月実施している(詳細は関東鉄道公式サイトにて)。
[編集] 歴史
関東鉄道は常総筑波鉄道と鹿島参宮鉄道が1965年に対等合併して発足した。法的には鹿島参宮鉄道が存続会社で、公式の創立年月日も鹿島参宮が設立された1922年9月3日となっている。当時は両者のバス路線が競合関係にあったことから路線再編を狙ったものといわれている。常総筑波鉄道は戦時中に常総鉄道(常総線)と筑波鉄道(旧)(筑波線)が合併したものである。また鹿島参宮鉄道(鉾田線)は竜崎鉄道(竜ヶ崎線)を吸収合併している。
[編集] 常総筑波鉄道
- 1913年11月1日 常総鉄道 取手~下館間が開業
- 1914年4月11日 筑波鉄道(旧)設立
- 1918年4月17日 筑波鉄道 土浦~筑波間が開業
- 1918年9月7日 筑波鉄道 真壁~岩瀬間が開業し全通
- 1927年2月26日 鬼怒川砂利合資会社を合併
- 1945年3月30日 常総鉄道と筑波鉄道が合併して常総筑波鉄道となる
- 1957年8月1日 鬼怒川線 常総関本~三所間廃止、旅客輸送廃止
- 1964年1月16日 鬼怒川線 大田郷~常総関本間廃止
[編集] 鹿島参宮鉄道
- 1898年4月 竜崎馬車鉄道設立
- 1900年8月14日 竜崎鉄道 竜崎(現:竜ヶ崎)~佐貫間が開業
- 1922年9月3日 鹿島参宮鉄道設立
- 1924年6月8日 鹿島参宮鉄道 石岡~常陸小川間が開業
- 1929年5月16日 鹿島参宮鉄道 玉造町~鉾田間が開業し全通
- 1944年5月13日 鹿島参宮鉄道が竜崎鉄道を吸収合併
[編集] 関東鉄道
- 1965年6月1日 常総筑波鉄道と鹿島参宮鉄道が合併して関東鉄道に
- 1979年4月1日 赤字路線の鉾田線・筑波線を分離して鹿島鉄道・筑波鉄道に
- 1984年11月15日 常総線取手~水海道間17.2Kmの複線化完成。
- 2005年8月24日 つくばエクスプレス線の開業と同時に常総線の快速が運行される
[編集] 鉄道事業
[編集] 路線
[編集] 過去の路線
[編集] 車両
全路線が非電化のため、保有車両は全て気動車である。通勤路線でもあるため、非電化私鉄としては珍しく全車両がロングシートの座席構造である。
各車両の詳細は各路線の記事も参照のこと。
[編集] 常総線
車内に整理券発行機・運賃箱のない複線区間(取手~水海道間)用、車内に整理券発行機・運賃箱のある単線区間(水海道~下館間)用と分けられるが、2005年8月24日のダイヤ改正以降、複線区間用車両の下館までの運用が増加しており、また単線区間用車両も日中帯に一部列車が守谷駅に乗り入れるようになった。その後2005年12月10日のダイヤ改正では列車本数の増加と共に輸送需要に応じた列車編成の見直しが行われ、単線区間は単線区間用車両を主体とする運用に戻された他、運行する車両が全てワンマン運転対応となり、非ワンマン車両は休車となった。
- キハ0形(複線用ワンマン車両)
- キハ310形(複線用ワンマン車両)
- キハ100形(単線用ワンマン車両)
- キハ300・350形(複線用:一部ワンマン車両)
- キハ2100形(複線用ワンマン車両)
- キハ2200形(単線用ワンマン車両)
- キハ2300形(複線用ワンマン車両)
- キハ2400形(単線用ワンマン車両)
[編集] 竜ヶ崎線
- キハ532形(ワンマン車両)
- キハ2000形(ワンマン車両)
[編集] 運賃
大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)。
- つくばエクスプレス開業による減収や設備投資による経営悪化のため、2007年2月21日に、平均8.1%(7kmまで20円、7km超30円)の運賃値上げを申請した。運賃改定による増収分については、列車増便を含む輸送サービスや運転保安度の向上、駅施設の改良などに充てられる予定である。
43, 47, 51kmについては、国土交通省に提出する運賃の上限額においては、設定があるがは該当区間は実際には存在しない。
キロ程 | 運賃(円) | 申請運賃(円) |
初乗り2km | 120 | 140 |
3 | 130 | 150 |
4 | 150 | 170 |
5 | 190 | 210 |
6 | 220 | 240 |
7 | 270 | 290 |
8 | 310 | 340 |
9 | 340 | 370 |
10 | 370 | 400 |
11 | 400 | 430 |
12 | 440 | 470 |
13 | 490 | 520 |
14 | 500 | 530 |
15-16 | 570 | 600 |
17-18 | 630 | 660 |
19-20 | 690 | 720 |
21-22 | 760 | 790 |
23-24 | 820 | 850 |
25-26 | 890 | 920 |
27-28 | 930 | 960 |
29-30 | 970 | 1000 |
31-32 | 1010 | 1040 |
33-34 | 1050 | 1080 |
35-36 | 1100 | 1130 |
37-38 | 1140 | 1170 |
39-40 | 1180 | 1210 |
41 | 1190 | 1220 |
42 | 1210 | 1240 |
43 | 1240 | 1270 |
44 | 1260 | 1290 |
45 | 1280 | 1310 |
46 | 1300 | 1330 |
47 | 1320 | 1350 |
48 | 1350 | 1380 |
49 | 1370 | 1400 |
50 | 1390 | 1420 |
51 | 1410 | 1440 |
52 | 1430 | 1460 |
[編集] 企画乗車券
- TX&常総ライン往復きっぷ(常総線下館・下妻・石下~つくばエクスプレス線北千住・秋葉原に設定、守谷のみ途中下車可能)
- 下館~三妻間で使用可能。なお、無人駅から乗車する場合は守谷駅で購入可能である。
- すこやかパス(70歳以上の方が利用できる常総線全線が乗り降り自由な定期乗車券)
- 1日フリーきっぷ
- 常総線往復割引きっぷ
- ミニ回数券
- 常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ
- レール&バスリレーキップ
[編集] バス事業
関東鉄道のバス事業は、茨城県土浦市、つくば市、水戸市を中心に市民の足となる路線バスと、東京都心とを結ぶ高速バスを運行している。通称関鉄バスと呼ばれ、一部は子会社の関鉄観光バス、関鉄パープルバス、関鉄グリーンバスに分社化している。かつては茨城県水戸以南地域に広大なバス路線網を有していた。現在でも、一部は千葉県柏市、香取市(旧佐原市)、銚子市にも乗り入れている。
高速路線については、よかっぺ関西号、つくば号、かしま号、常総ルート、みと号、土浦・つくば~大宮線の項目も参照されたい。なお、主なターミナルとして、水戸駅、つくばセンター、筑波山口、土浦駅、鹿島バスターミナルがある。
[編集] 沿革及び概要
前身会社である鹿島参宮鉄道と常総筑波鉄道が、バス事業も行っていた。これは戦時統合でそれぞれ茨城県鹿行・常総地区の統合主体となったことによるもの。1949年に愛宕交通(帝産オートを経て茨城オート)と大利根交通自動車を分離。2001年に撤退した茨城観光自動車の路線の一部を継承した。
[編集] 車両
関東鉄道バスは自社発注車はいすゞ車が多く、そして、三菱、日野、日産ディーゼル車の順に多い。 中古車両は神奈川中央交通に始まり、西武バス、千葉内陸バスと導入してきたが、2002年春以降は京成バス(当時は京成電鉄直営)からの移籍車にほぼ統一された。
[編集] 社番
関東鉄道バスの社番は自社発注車が0001~、中古車が9001~の付番であり、関鉄観光バスは路線車が7001~、貸切車が8001~である。
分離子会社になって導入された車は頭に子会社の記号(関鉄グリーンバス:G、関鉄パープルバス:P)が入って001~となっている。
なお、廃車が出てもその社番は使用しないが、関鉄→他事業者→関鉄と渡ってきた車両は1台で2つの社番を持つこともある(例:9037IS:元川崎鶴見臨港バス→日本観光バス→関鉄観光バス7001TCなど)。
[編集] 営業所
バスの営業所は以下の通りである。水戸営業所、鹿島営業所、波崎車庫、関鉄グリーンバス鉾田営業所、関鉄観光バス潮来営業センターの車両は水戸ナンバー、他は土浦ナンバーとなっている。過去には佐原営業所(SW)があり、千葉ナンバーの路線車両も存在した。現在でも関鉄観光バス佐原営業センターの貸切車は千葉ナンバーである。また、営業所名後ろの括弧内の英字は営業所・車庫を略記する際の記号であり、車体には社番の後に表記されている。
- 水戸営業所 (MT:茨城県水戸市住吉町)
- 水海道営業所 (MK:茨城県常総市水海道高野町)
- つくば中央営業所(YT:茨城県つくば市上横場)
- つくば北車庫 (TK:茨城県つくば市沼田)
- 取手営業所 (TR:茨城県取手市駒場)
- 土浦営業所 (TC:茨城県土浦市川口)
- 竜ヶ崎営業所 (RG:茨城県龍ケ崎市馴馬町)
- 鹿島営業所 (KS:茨城県鹿嶋市宮中)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
大手私鉄 | 東京急行電鉄・小田急電鉄・京王電鉄・京成電鉄・京浜急行電鉄・相模鉄道・西武鉄道・東武鉄道・東京地下鉄 |
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中小私鉄・第三セクター等 | 新京成電鉄・北総鉄道・箱根登山鉄道・埼玉高速鉄道・東葉高速鉄道・横浜高速鉄道・首都圏新都市鉄道・伊豆箱根鉄道・関東鉄道・江ノ島電鉄 |
公営事業者 | 東京都交通局・川崎市交通局・横浜市交通局 |
モノレール・新交通システム | 多摩都市モノレール・ゆりかもめ・千葉都市モノレール・横浜新都市交通・舞浜リゾートライン |
バス(発行事業者のみ) | 伊豆箱根バス・神奈川中央交通・関東バス・京浜急行バス・西武バス・東急バス・西東京バス・富士急行・山梨交通・江ノ島電鉄・京王電鉄バス・国際興業・箱根登山バス・船橋新京成バス・小田急バス・立川バス・川崎鶴見臨港バス・京成バス・相模鉄道・千葉交通・東武バスセントラル・日立自動車交通・平和交通 |
相互利用 | JR東日本他(Suica) |
関東鉄道と関鉄グループのバス営業所 |
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土浦(TC) | 水戸(MT) | つくば中央(YT) | つくば北車庫(TK) | 水海道(MK) | 取手(TR) |竜ヶ崎(RG) | 江戸崎車庫(ED) | (旧鹿島)潮来(KS) | 波崎車庫(HS) | 関鉄グリーンバス(G) | 関鉄パープルバス(P) | 関鉄観光バス本社(TC) |関鉄観光バス田伏(TB) | 関鉄観光バス潮来(IT) | 関鉄観光バス水戸(MT) | 関鉄観光バス石岡(IS) | 関鉄観光バス水海道(MK) | 関鉄観光バス竜ヶ崎(RG) | 関鉄観光バス下館(SD) | 関鉄観光バス佐原(SW) | 編集 |