飛べ!イサミ
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飛べ!イサミ | |
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ジャンル | 伝奇SF |
テレビアニメ | |
監督 | 総監督 杉井ギサブロー 監督 佐藤竜雄 |
シリーズ構成 | 高屋敷英夫・金春智子 |
キャラクターデザイン | 毛利和昭 |
アニメーション制作 | グループ・タック |
製作 | NHK・NHKエンタープライズ21 |
放送局 | NHK教育テレビ |
放送期間 | 1995年4月8日 - 1996年3月30日 |
話数 | 全50話 |
漫画: 飛べ!イサミ | |
作者 | 長谷川裕一・志津洋幸 |
出版社 | NHK出版 |
掲載誌 | 単行本描き下ろし |
レーベル | NHKテレビコミックス |
発表期間 | 1995年8月20日 - 1996年6月20日 |
巻数 | 全10巻 |
話数 | 全18話 |
漫画: 飛べ!イサミ メモリアル | |
作者 | 長谷川裕一・志津洋幸/NHK出版編 |
出版社 | NHK出版 |
掲載誌 | 単行本描き下ろし |
レーベル | NHKテレビコミックス |
発売日 | 1996年8月1日 |
巻数 | 全1巻 |
話数 | 全1話 |
漫画: 飛べ!イサミ ダッシュ | |
作者 | 長谷川裕一 |
出版社 | NHK出版 |
掲載誌 | 単行本描き下ろし |
レーベル | NHKテレビコミックス |
発表期間 | 1997年3月25日 - 1997年5月30日 |
巻数 | 全3巻 |
話数 | 全5話 |
ドラマCD: ドラマCD 飛べ!イサミ FOREVER ~最後の夏休み |
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制作 | NHK出版 |
脚本 | 佐藤竜雄 |
演出 | 佐藤竜雄 |
発売元 | NHK出版 |
販売元 | NHK出版 |
発売日 | 1997年7月1日 |
販売価格 | 3570円(税込) |
売上本数 | 不明 |
レイティング | 指定なし |
収録時間 | 12cmCD 74分19秒 8cmCD 19分50秒 |
話数 | 全5話+トーク |
枚数 | 全1巻(CD2枚組) |
その他 | 書籍扱い作品 |
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『飛べ!イサミ』(とべいさみ、en:SOAR HIGH! ISAMI、ただしMICOのサイトの日本国外向け作品紹介ではIsami's Incredible Shinsen Squadと表記されている)は、NHK教育テレビで1995年4月8日から1996年3月30日にかけて放送されたテレビアニメ作品およびこれを原作とした漫画作品ならびにドラマCD作品である。
目次 |
[編集] 概要
- NHKおよびNHKエンタープライズ21が企画したNHKオリジナルアニメの第1作目である。したがって初めからオリジナルアニメとして企画された作品であり、原作となる小説や漫画といったものは存在しない。
- 後のNHKオリジナルアニメでは企画の初期段階から外部の人間が入ることが多いが、本作の原案はNHK内部で公募されたものである(最初の企画タイトルは『しんせん組参上』であった)。
- 本作以降のNHK地上波の新作アニメ枠で放送されている作品は従来の作品とは、以下のような相違点がある。
- NHK史上初の日本制作のアニメ作品である『未来少年コナン』から、本作の実質的な前番組である『モンタナ・ジョーンズ』に到るまで、従来のNHK地上波の新作アニメ枠はNHK総合テレビで放送されていたが本作以降はNHK教育テレビで放送されるようになった(総合テレビのアニメ枠は2004年にNHKアニメ劇場という形で9年ぶりに新設されたが、教育テレビの新作枠も継続されている)。
- これに伴い、総合テレビ時代にはあった本編終了後のミニコーナーが本作以降はなくなり、番組枠としては純粋に25分のアニメーションのみとなった。このため、総合テレビ時代の作品が再放送される際にはミニコーナーは放送されない(場合によっては時間等の都合で作品本編自体も一部カットされることがある)。
- 本作以降、オリジナル作品に関してはアニメの放送と連動してNHK出版がコミック版を刊行するようになった。
- 佐藤竜雄の初監督作品である。また、前年の『赤ずきんチャチャ』で「チャチャ三羽ガラス」と言われた3人(佐藤竜雄・大地丙太郎・桜井弘明)の監督作品としては最初に発表された作品でもある。
- ※厳密に言えば佐藤竜雄の初監督作品は前年の劇場公開用作品『リカちゃんとヤマネコ 星の旅』ということになるのだが、この作品は実際には上映されることなくお蔵入りとなった(ただし1997年にソフト化はされている)ため、一般的には初監督作といえば本作のことをさす。
[編集] スタッフ
- 総監督 杉井ギサブロー
- 監督 佐藤竜雄
- シリーズ構成 高屋敷英夫・金春智子
- キャラクターデザイン 毛利和昭
- 総作画監督 数井浩子
- 美術監督 宮野隆
- 撮影監督 豊永安義
- 音響監督 藤山房伸
- 効果 加藤昭二(アニメサウンドプロダクション)
- 音楽監督 芹澤廣明
- アニメーション制作 グループ・タック
- 補足
- 本作には「原作」や「原案」に相当するクレジットが存在しないが、あえていえばNHK・NEP21・総監督・監督・シリーズ構成による共同原作であるといえる。誤解されていることも多いが、長谷川裕一はあくまで「コミック版の作者」であって「原作者」ではない(後半の展開が長谷川裕一が得意とするSF漫画的な性格を持っている、後のNHKオリジナルアニメに「原案=コミック版の作者」のパターンが多いということが誤解の原因と考えられる)。なお、著作権表記は「©NHK・NEP21」となっている。
- 後のNHKオリジナルアニメではプロデューサーを務めている松本寿子は後藤克彦とともに本作にはメディアミックス担当として参加しているが、本編にはクレジットされていない。これは『飛べ!イサミ メモリアル』に収録されているスタッフリストで確認できる。
[編集] 主題歌
- (1~33話)『Round Trip ~その手を離さないで~』作詞:竹友芳彦・平手よしかつ、作曲:KAKO、歌:SEEK
- (34話~50話)『負けるもんか!』作詞:工藤哲雄、作曲:都志見隆、編曲:西脇辰弥、歌:ブカブカ
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
花丘イサミ、月影トシ、雪見ソウシの三人は幕末に活躍した新撰組の子孫。イサミの庭の蔵で新撰組の秘密基地を発見し、先祖の音声付き活動写真を見ることになる。その際に「黒天狗党に気を付けろ、ルミノタイトを護れ」などのメッセージを受け取る。その際に光を放つ不思議な剣「龍の剣」を手に入れた。その後、世界征服やイサミの父であり地球人で唯一ルミノタイトの研究をしている花丘魁博士の誘拐を企む悪の秘密組織「黒天狗党」と戦っていく。初期は少年探偵ものの方向性で、私服姿の3人が掛け声「竜の印は正義の印! この世に悪がいる限り! 天に代わって悪を絶つ!」(最後の一節は『天誅』の言葉をモチーフにしていると思われる)をかけて剣を発動し主にイサミが戦う内容だった(場合によっては他の二人が剣を使うこともあった)。だが中盤からは「龍の目」(ボール)、「龍の牙」(弓矢)という武器が登場し、3人各自が武器を持ち赤く簡素な着物と白い外套を着た姿(原案では、この衣装は実際の新撰組らしい陣羽織と袴のものから、SFアニメのような鎧のものまで多様にあった)に変身し協力して戦う展開となった。
[編集] 登場人物
実在の新撰組隊士や同時代の人物をもじったネーミングが多い。
[編集] 新撰組発明係とその子孫
幕末の新撰組の別働隊。花丘家・月影家・雪見家の先祖である。
- 花丘家
花丘邸は近所では「三丁目のお化け屋敷」と呼ばれている。
- 花丘観柳斉 北村弘一
- イサミの祖父。玲子に変わって家事全般をこなし、料理も得意である。クマのぬいぐるみが大好きで「大江戸クマさん友の会」の会員でもある。また、武術にも長け、剣(ハリセン)では複数のカラス天狗を簡単に倒し、槍では鎧天狗と渡り合い見事勝利している。たまに浪曲をやったりし、魁も聞かされたことがあるらしい。
- 名前の由来は武田観柳斎。
- 花丘玲子 井上喜久子
- イサミの母親。ニュースキャスターであり、「花丘玲子のおはよう7」のメインキャスターを務める。しっかりした母親であるがどこか少々抜けたところがある。
- 花丘魁 石井康嗣
- イサミの父親。黒天狗党に追われているため正体を隠すべく顔にミイラのような包帯、目にサングラス、頭に黒い帽子、全身にはコートと完全に誰だかわからない、しかしどこか怪しい格好をしている。
- 花丘邸が見える丘の木の上から1人つぶやく場面が多かった。
- 名前の由来は島田魁。
- 坂本数馬 小野健一
- イサミの叔父。大江戸警察の刑事である。様々な事件を追うもイサミ達にヒントをもらったりなど少々頼りない。
- 名前の由来は坂本龍馬。
- 月影家
父親の泰之は「芹沢ジャパン」に勤務している。
- 雪見家
「雪見堂」という本屋である。
[編集] しんせん組
- 花丘イサミ 中嶋美智代(現:中嶋ミチヨ)
- 転校生としてやってきた。龍の剣(りゅうのつるぎ)を振るって戦う。剣は六角形の柄の部分しかないが、発動時は光の刃が現れる。
- 初期は3人で掛け声を叫ぶことで剣を発動して、イサミが敵と戦闘を行っていた。剣で斬られた相手はシビレて動けなくなる。
- 後に「龍の印は~」の部分はしんせん組参上のときの決めゼリフへと代わった。
- 名前の由来は近藤勇。
- 月影トシ 亀井芳子
- 初対面だったイサミの胸を誤って触ってしまって以降、イサミとはいがみ合うことが多い。
- 中盤以降では龍の目を使用して戦うようになった。大き目のスーパーボール程度のサイズだが、発動時は光が外殻部分を形成する。外殻の大きさを変えて野球ボールのように投げて使用するときと、サッカーボールのように蹴って使用するときがある。
- 名前の由来は土方歳三。
- 雪見ソウシ 日高のり子
- キザで女好き。どこからともなく薔薇を取り出し女性に差し出したりする。中盤以降では龍の牙を使用して戦う。普段は根元が四角い2本の牙だが、発動時は2つを光がつなぎ弓の形状をなす。
- 名前の由来は沖田総司。
- 月影ケイ 三田ゆう子
- トシの弟。先祖が作ったからくり三輪車(?)で空を飛ぶ。三輪車はトシがこぐこともある。
- 名前の由来は山南敬助。
[編集] 民間人・協力者
- 大江戸小学校
[編集] 黒天狗党
『ダッシュ』では、正義の軍団となっている。
- 黒天狗(芹沢鴨之丞) 西川幾雄
- 黒天狗党の会長にして芹沢ジャパンの会長。世界征服を目論み、そのためにルミノタイトを狙っている。観柳斉が幼少の頃、火事のあった屋敷跡から発見された。観柳斉とは良きライバルとして長年張り合い続けている。実は宇宙人でルミノタイトも実は彼等が所持していたものである。
- 名前の由来は芹沢鴨、ちなみに彼は元水戸天狗党。
- 南蛮天狗(芹沢鴨之丞の秘書)カルタ 掛川裕彦
[編集] 黒天狗四天王
- 鎧天狗の正体が芹沢ルリ子。鎧天狗の声は何故か男性の声である。本業は大学生。鴨之丞を祖父と呼ぶ。
- からくり天狗(東上別府鷹丸) 津田英三
- その名のとおり、体中にからくりを仕込んでいる。菊丸を自らの生命と断言し男手一つで育てている。表の顔は芹沢電工代表取締役。
- 漫画版では、130年前に新撰組と闘い、海底に沈んでいた人造人間(最強のからくり兵器)。
- 銀天狗(田能久健) 小野健一
- 銀の仮面を被った男性。邪道な悪を許さない正しき悪を進む人。奇怪な攻撃が出来る。仮面の下は美形。「まいったな~」が口癖。表の顔は芹沢重工社長。
- ゴールデン天狗(印堂陽) 稲葉実
- 顔が金色で笑った顔をした天狗のお面をつけている。ズボンのゴムが緩く、しょっちゅうパンツを見せてしまうのが悩みの種。幻術などを得意とする。マジックの腕と物忘れの激しさは天下一品。表の顔は芹沢運輸社長。
- エレキ天狗(平賀源兵衛)
- 漫画版の4巻に登場する130年前の黒天狗四天王。平賀源内の孫で、洗脳され協力していた。
[編集] 黒天狗裏四天王
1995年8月16日に放送された『イサミ ファンクラブ』に登場する。影のみの登場でどのようなキャラクターなのかは不明。佐藤竜雄監督は「影となって芹沢会長を助けている。明らかになるのは後々。」と言っていて、『飛べ!イサミ メモリアル』の特別読切にその活躍が描かれた。
- 宇宙天狗
- かぶりもの天狗
- 密林天狗
- 料理天狗
[編集] カラス天狗
- 7号(鳥丸ヒロ子) 渡辺久美子
- 序盤では非道な性格描写がされている。初出の第9話『しのびよる影』のみCVくればやしたくみ。失敗続きのため中盤でからくり天狗に左遷させられ、カラス天狗77号&掃除のおばちゃんになる。この頃からギャグキャラに転身。終盤では銀天狗の計らいにより7号に復帰する。銀天狗のことが好きで「銀さま」と慕っている。
- 50号(教頭) 茶風林
- 正体はイサミ達の通う小学校の教頭。
- 59号(平助) 亀山助清
- 重助と共に花丘家監視の任務についている。中盤からは黒天狗四天王の指令を受け様々な任務をこなす。しかし、イサミ達にやられたり成功しても報酬をはぐらかされたりで下っ端見習いのままである。
- 63号(重助) 桜井敏治
- 平助を兄貴と慕い共に任務についている。子供の頃から特撮ヒーローが大好きで、今も小学生達のようにガンバマンのファンである。
[編集] 関係者
- クモ男 家中宏
- イサミたちと3度戦うことになる怪盗。黒天狗党に属してはいない(密かに黒天狗の命を受けることもある)が、カラス天狗7号たちと協力する。
- 東上別府菊丸 こおろぎさとみ
- 天才だが、ひねくれ者のいたずらっ子。自分を叱ったイサミに好意を持っている。
- からくり天狗の設定の差異により、アニメのみの登場。
[編集] 白狐団
神の名を騙ることが多い。
- 野火
- ニセフージン
- ニセライジン
- ニセヘルキス
- ギリシャ神話のヘルキスをモチーフにしたキャラクター。
[編集] 組織
- 黒天狗党
- 黒天狗を頂点とする世界征服をたくらむす悪の組織。黒天狗党の本部は芹沢ジャパンビルの地下深くにある。また香港など海外にも支部があるらしい。
- 芹沢グループ
- 芹沢鴨乃条が会長を務める巨大財閥。グループ内に黒天狗党の幹部が多数在籍しているが、黒天狗党の存在はグループ内でも秘匿されている。関連企業として、からくり天狗が社長を務める芹沢電機工業、ゴールデン天狗が社長を務める芹沢物産などがある。
- 新撰組発明係
- 新撰組本隊とは別に現大江戸市を中心に黒天狗党と戦っていた、イサミ・トシ・ソウシの先祖である花丘一作・月影十郎・雪見千助が所属していた部隊。発明係とはこの三人が発明好きのため勝手に名乗っていただけである。
- 留美乃一族
- ルミノタイトを黒天狗党から守る事を宿命とする忍者。代々に渡って黒天狗党と戦ってきた。現頭領はイサミ達の担任でもある高木はるか。
[編集] サブタイトル
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[編集] 関連作品
[編集] コミック版
- 飛べ!イサミ
- 全10巻。作者は長谷川裕一。基本設定は原作とほぼ同じだが、同じ話でも語り口が多少異なり、中盤以降の展開は異なる。NHK出版が初めて手がけたコミックス[1]でもあり、全編全てが単行本描きおろし作品であるもかかわらず、1ヶ月ごとに1巻という非常に早いペースで刊行された。しかも作者は当時月刊誌連載を2本(「月刊少年エース」で『機動戦士クロスボーン・ガンダム』、「月刊少年キャプテン」で『轟世剣ダイ・ソード』)かかえているという状態でである。同社のコミックはアニメの放送と連動する関係からか、以後の作品も刊行ペースがかなり早いが、ここまでのものは現時点では他にない。
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- 飛べ!イサミ メモリアル(1996年8月1日初版・ISBN 4-14-454011-1)
- 飛べ!イサミ ダッシュ
- 全3巻。コミック版の続編。本編と同じく長谷川裕一作。こちらも刊行ペースは1ヶ月ごとに1巻であった。
- 第1巻 1997年3月25日初版・ISBN 4-14-454019-7
- 第2巻 1997年4月25日初版・ISBN 4-14-454020-0
- 第3巻 1997年5月30日初版・ISBN 4-14-454021-9
[編集] サウンドトラック
- 飛べ!イサミ サウンドトラック(ソニー・ミュージックエンタテインメント、品番・SRCL-3436)
- 1995年11月22日発売。
[編集] CD-ROM
- まるごと 飛べ!イサミ
[編集] ドラマCD
- ドラマCD 飛べ!イサミ FOREVER ~最後の夏休み(品番・JBCP-971001~JBCP-971002、ISBN 4-14-039295-9)
- 1997年7月1日にNHK出版より発売。ドラマCDであるが書籍扱いとなっている。12cmCD(ドラマ本編)と8cmCD(『イサミふぁんくらぶ』という架空のアニラジという設定のトーク)の2枚組で2枚ともCDの規格上ぎりぎりまで収録されている。佐藤竜雄作品としては時期的に『機動戦艦ナデシコ』のテレビアニメ版と劇場版のちょうど合間にあたり、同作に出演した南央美や飛田展男がドラマCDオリジナルキャラを演じている。それだけでなく、同作の次回予告のパロディ風のCMまで収録されている。
[編集] ビデオ・LD・DVD
いずれも販売はバンダイビジュアル。
- ビデオ
- VHS 全10巻。各巻5話ずつ収録。
- LD
- 上巻(1997年1月25日発売)LD7枚組。第1~26話を収録。
- 下巻(1997年7月25日発売)LD6枚組。第27~50話を収録。
- DVD
- 上巻(2003年10月24日発売)DVD5枚組。第1~25話を収録。
- 下巻(2004年1月23日発売)DVD5枚組。第26~50話と本放送時の特番を収録。
日本国外向けとしてはヒラメキインターナショナルによる北米版があったが、現在は販売終了している。
[編集] 補足事項
- 監督などは、『タイムボカン』を意識したのだが、それを知らない視聴者からは、メインキャラの人物関係の配置が『ふしぎの海のナディア』に似ているという指摘があった。
- 本放送時、夏休みと正月の時期に合わせて特番が放送されている。本編の再放送とスタッフや出演声優が登場したり、作品にちなんだ企画コーナーもあるという内容であった。これは翌年以降現在まで続いている「アニメ宝箱(NHK教育テレビで年末年始の時期に放送されるアニメ特番)」の原型的存在といえる。
- 上記の特番の中で「裏四天王」の設定の話が出てきたことがあるが、結局本編にはそのようなものは登場しなかった。なお、『飛べ!イサミ メモリアル』収録の特別編コミックに登場している。ちなみに料理天狗・かぶりもの天狗・密林天狗・宇宙天狗の4人である。
- 本放送終了のわずか6日後の1996年4月5日から「衛星アニメ劇場」で再放送された。この時の再放送は休止が相次ぎ、最後の6話分は1997年の「BS春休みアニメ特選」内で1日2話ずつ3日間連続で放送された。
- 1998年に本放送と同じ枠で再放送されたが、日程の関係で25話分のみのセレクション放送(放送回の選出は佐藤竜雄)となった。その少し前にハイビジョンでも放送されていたが、ポケモンショックの直後であった為、コマ送りを遅くしただけなどかなり荒い修正が目立ったが、このセレクション放送では演出意図を損ねないように修正された。また、このためにわざわざ中嶋ミチヨによる新録の放送予告まで作られたが、これが放送されたのは前番組である『YAT安心!宇宙旅行』第2期最終回後のたった1回だけである。
[編集] 本作に関係する作品
- 1996年にNHK教育テレビで放送されたテレビアニメ。本作の実質的な後続作にあたり、引き続きグループ・タックが制作を担当しているため、作品の方向性が近い。また、第1期の第11話にはモブの中に本作の登場人物が描かれているシーンがある。
- 『学園戦記ムリョウ』
- 2001年に衛星アニメ劇場で放送されたテレビアニメ。本作のコミック版の担当編集者だった高原敦の総合プロデュースによる作品で、佐藤竜雄が原作・監督・脚本・シリーズ構成の全てを担当し、OPを歌っているのはKAKOである。また、滝沢ひろゆきによるコミック版の第4巻にイサミたちの孫が登場する特別編がある。
- 『無人惑星サヴァイヴ』のコミック版
- 2003年にNHK教育テレビで放送されたテレビアニメ。本作の4作品後の後続作にあたり、本作のコミック版でのハイペース刊行の実績を買われてか、元々の作者として予定されていたカサハラテツローが執筆不能になってしまったこの作品のコミック版を、長谷川裕一が急遽手がけることになった。
- 『プリンセスナイン 如月女子高野球部』のコミック版
- 第3巻に大江戸市という地名が登場する。
- 上に挙げた他に『地球防衛家族』『キャプテン翼(2001年版)』『双恋(アニメ版のテレコム制作の方)』等にも本作由来の小ネタが登場している。
- 小ネタではないが、堂高しげるの漫画作品『全日本妹選手権!!』にも本作の作品名が登場したことがある。
NHKオリジナルアニメ | |||
箱番組 | 帯番組 | ||
~1994 | (前継) モンタナ・ジョーンズ | (前継) おばけのホーリー | |
↓(1) | ↓ | ||
1995 | 第1作 飛べ!イサミ | ↓ | |
1996 | ↓(2) | → | 第2作 はりもぐハーリー |
↓ | ↓ | ||
第3作 YAT安心!宇宙旅行(第1期) | ← | ↓ | |
1997 | ↓ | ↓ | |
1998 | (継続) YAT安心!宇宙旅行(第2期) | ↓ | |
↓(3) | → | 第4作 おじゃる丸 | |
↓ | ↓ | ||
1999 | 第5作 コレクター・ユイ(第1期) | ← | ← |
2000 | (継続) コレクター・ユイ(第2期) | ||
↓ | |||
2001 | 第6作 カスミン(第1期) | ||
2002 | (継続) カスミン(第2期) | ||
2003 | (継続) カスミン(第3期) | ||
↓ | |||
第7作 無人惑星サヴァイヴ | |||
補足事項 | |||
(1)NHK総合テレビ土曜18:10からNHK教育テレビ土曜18:00へ放送枠移動 (2)この間に『忍たま乱太郎』を再放送 (3)この間に『飛べ!イサミ』を再放送(25回分のみ) |
|||
関連項目 | |||
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