ALL SINGLES BEST (コブクロ)
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ALL SINGLES BEST | ||
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コブクロ の アルバム | ||
リリース | 2006年9月27日 | |
ジャンル | J-POP ネオ・フォーク |
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時間 | 51分16秒(DISC1) 51分50秒(DISC2) |
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レーベル | ワーナーミュージック・ジャパン | |
プロデュース | コブクロ | |
チャート順位 | ||
最高順位1位(オリコン)
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ゴールド等認定 | ||
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売上枚数 | ||
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コブクロ 年表 | ||
NAMELESS WORLD (2005年) |
ALL SINGLES BEST (2006年) |
ALL SINGLES BEST(オール・シングルス・ベスト)はフォークデュオコブクロが2006年9月27日にリリースした通算6枚目のアルバムであり、初のシングルコレクションである。
目次 |
[編集] 概要
2001年のメジャーデビュー曲である「YELL~エール~」から2005年のヒットナンバーの「ここにしか咲かない花」、「桜」、そして2006年9月時点のシングル「君という名の翼」まで収録のコブクロ初のシングルコレクションである。ちなみにリリース前のテレビCMで女優の菅野美穂を起用し、話題となった。2006年9月までにリリースされた全シングルのA面曲を収録しているが、トコブクロの楽曲は権利面の関係からか、シングルバージョンではない。また、近年のシングルコレクションには珍しく、「両A面」扱いの楽曲も収録されている。しかし、多くのB面楽曲は未収録のままとなり、裏ベストが待ち望まれている。初回限定盤にはロングインタビューなどを収録したDVDが付属。 現在のところ、コブクロの作品としては唯一の「2枚組」のアルバムであり、エンボス加工を施した唯一の作品。 なお、CDレーベル面のデザインは敢えて対になるようにデザインされており、ジャケットの左側に移っている足跡がDISC1に、右側に移っている足跡がDISC2にそれぞれ刻印されている。初回付属のDVDには両方の足跡が刻印されている。 また、歌詞カード内には1曲1曲に本人たちによるセルフライナーノーツが記載されている。 曲順は、「曲が生まれた順」で、現在から過去へと遡る構成となっている。
[編集] 売り上げ
- デビュー後数々のヒット作品を生み出し、「注目されているアーティスト」のベストアルバム発売ということでかなり話題になった。オリコンチャートでは4週連続1位。これは宇多田ヒカル「Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1」以来2年5ヶ月ぶり、男性アーティストではB'z「B'z The Best "Pleasure"」以来8年4ヶ月ぶりであった。またデイリーランキングでも20日間以上1位を保持したのもこれ以来である。ちなみに2006年年間ランキングでは倖田來未のベストアルバムに僅差で3位となったが、翌週には総売上枚数が上となった結果、2006年に発売されたアルバムの中での売上枚数では1位となり、2006年9月に発売されて3ヵ月の期間で最も売れたアルバムとなった。
- オリコン2007年3月19日付週間ランキングで売上200万枚を突破し、男性デュオとしてはCHAGE&ASKA、CHEMISTRYに続く3組目、CHEMISTRYの「Second to None」以来約4年ぶりとなった。オリコン史上75作目の売上200万枚突破作品となった。
- 2007年3月13日、第21回日本ゴールドディスク大賞でその年に売上枚数が最も多い作品が選ばれるアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。
[編集] 収録曲
[編集] DISC1
- 君という名の翼
(作詞・作曲:小渕健太郎)- 発売当時の最新シングルであり、初アルバム化となった。朝日放送系列のドラマ「レガッタ~君といた永遠~」の主題歌となった。ドラマは低調なまま打ち切られてしまうも、楽曲そのものは好評であった。人と人とのパートナーシップをイメージして製作された楽曲。
- あなたへと続く道
(作詞・作曲:小渕健太郎)- 君という名の翼のB面曲であり、同じく初アルバム化。映画「椿山課長の七日間」の主題歌として用いられた。
- ここにしか咲かない花
(作詞・作曲:小渕健太郎) - 毎朝、ボクの横にいて。-Sweet drip mix-
(作詞・作曲:所ジョージ) - Million Films
(作詞・作曲:小渕健太郎)- 永遠にともにと両A面扱いでNTT西日本電報イメージソングのタイアップがついた楽曲。西日本限定のタイアップであったために関東地方では同CMはOAされていなかった。実質シングルは3曲A面扱いであったが、3曲目の「ここから」は本作に未収録となっている。
- 永遠にともに
(作詞・作曲:小渕健太郎)- NHK教育「みんなのうた」として使用され、発売年には結婚式で最も歌われた楽曲となった。シングルの初回盤にはこの楽曲のエレクトーンおよびピアノ向けアレンジの楽譜と小渕手書き風ギターコード譜がついていた。大きなヒットではなかったが、オリコンチャートにチャートインし続け、80週ランクインを記録した。アマチュアコーラスグループを中心に人気が高く、そういったライブでは度々取り上げられる。また、2006年には互いにリスペクトしあう仲であるSkoop On SomebodyのTAKEが自身のソロアルバムで同曲をカヴァーしている。
- blue blue
(作詞・作曲:小渕健太郎)- 小渕は原宿の裏通りを歩いていたときに目の前の恋人同士を見てイメージされた楽曲であると語っている。実質的な両A面扱いであった「潮騒ドライブ」は本作には未収録。
- 宝島
(作詞・作曲:小渕健太郎)- 彼らには珍しいエレキメインの楽曲。本人たちいわく「『轍』以来のアップテンポシングル」。少年時代の秘密基地や学校以外で教わったことなどをイメージした楽曲。
- 雪の降らない街
(作詞・作曲:小渕健太郎)- コブクロには珍しい冬をイメージした楽曲。タイアップこそつかなかったが、発売当時はそこそこのヒットとなった。このタイトルは小渕の地元宮崎では雪が降らないことによる。離れ離れになってゆく恋人同士の手の中に溶けゆく雪をイメージした楽曲。
- 願いの詩
(作詞・作曲:小渕健太郎)- 朝日放送系列で毎年夏に放送されている「全国高校野球選手権大会中継」の2002年度オープニングテーマとなった。この楽曲は同番組で毎年使用される楽曲には珍しく、選手の奮闘ぶりを歌った雰囲気の楽曲ではなく、むしろ敗戦高に対するエールを送ったかのような内容となっている。イメージは向日葵で、夏はいつも元気に咲いている花ではあるが、向日葵でも人間でもいつかは枯れるというイメージから製作されている。ちなみに前年度の2001年はフォークデュオとしての先輩である19の楽曲がテーマソングとなっていた。
[編集] DISC2
- 風
(作詞・作曲:小渕健太郎)- 最高位は25位ながらも16週ランクインと健闘した。ストリート出身の彼らが『CDで聴かせることを強く意識して作った曲』であり、本人達の思い入れも深い一曲。2006年の紅白では、ギター一本でアカペラも交えて熱唱した。
- YOU
(作詞・作曲:小渕健太郎)- 本作で初収録となったシングルバージョン。こちらはアルバムのものと比べてイントロなどが異なっている。本人たちいわく、「コブクロ初のLove Songシングル」であるようだ。
- miss you
(作詞・作曲:小渕健太郎)- YOUの両A面扱いの楽曲だが、もともとこの楽曲はメジャーファーストアルバムRoadmadeの中の1曲であり、正確にはリカットシングルとなる。ドラマ科捜研の女主題歌であり、コブクロ初のドラマタイアップ楽曲でもある。
- YELL~エール~
(作詞・作曲:小渕健太郎)- メジャーデビュー曲。現在では受験生応援ソングとしてもすっかりおなじみの楽曲である。この楽曲がヒットしてしまったが故に「コブクロ=YELL」というイメージがついてしまい、なかなか本格的なブレイクを果たすことが出来なくなっていたが、次第に楽曲が評価されてゆき、YELLは代表曲のひとつとしてみなされるようになった。
- Bell
(作詞・作曲:小渕健太郎)- 本作において初収録となったデビュー曲YELLの両A面扱い楽曲。最初に「それでも電車は走り出す」の歌詞とメロディーが浮かび、そのまま発展させた楽曲。
- 轍 - Street stroke -
(作詞・作曲:小渕健太郎)- 2ndシングルの新録バージョン。轍はこれで3度目の録り直しであり、コブクロの楽曲で最もバージョンの多い楽曲となった。2番Aメロがフェイクの多いテイクになっている。余談だが最初の部分のところは新録とは分かりづらいが、最後の部分が最初の部分に戻っているため、最後の部分を聴けば分かりやすい。
- DOOR ~ The knock again ~
(作詞・作曲:黒田俊介)- 9thシングルの新録バージョン。DOORも上の轍と同じく、3度目の録り直しであり、轍と同様に最もバージョンが多い楽曲となった。ちなみにこの楽曲は黒田による初の作詞作曲楽曲でもあり、本作で最も歴史の古い作品のひとつである。小渕のコーラスもライヴをイメージしたテイクに変化している。余談だが、新録バージョンは最初の部分のドラム音でよくわかる。
- 太陽
(作詞・作曲:小渕健太郎)- 願いの詩の両A面扱い楽曲。小渕のコメントによれば「バラードだらけだった当時では異色のアップテンポ曲」。転入生に惚れやすかった自分自身がモデルになっているようである。
- 桜
(作詞・作曲:小渕健太郎 / 黒田俊介)- 言わずと知れた代表曲。コブクロとして初めての曲。
- 本作に収録されたのは「Root of my mind」のものではなくシングルバージョン。このアルバムのセルフライナーノーツにはかなり詳細な誕生秘話が記されている。それによれば最初に書いた歌詞カードには「こぶくろ」というひらがな表記であったことが初めて明かされている。
- 未来への帰り道 (bonus track)
(作詞・作曲:小渕健太郎)- 本作において初収録ならびに初CD化となった新曲。ライブでは先に披露されており、その後Million Films以来のNTT西日本電報イメージソングとして採用され、西日本ではCM曲として使用された。
[編集] 参考資料
- アルバムセルフライナーノーツ
オリコン週間アルバムチャート第1位 2006年10月9日付~2006年10月30日付 (4週連続) |
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前作: SEAMO 『Live Goes On』 |
コブクロ 『ALL SINGLES BEST』 |
次作: ZARD 『Golden Best ~15th Anniversary~』 |
この「ALL SINGLES BEST (コブクロ)」は、アルバムに関連した書きかけ項目です。加筆、訂正などして下さる協力者を求めています。(Portal:音楽 Wikipedia:ウィキプロジェクト アルバム) |
メンバー | |
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小渕健太郎 - 黒田俊介 | |
シングル | |
YELL~エール~/Bell - 轍-わだち- - YOU/miss you - 風 - 願いの詩/太陽 - 雪の降らない街 - 宝島 - blue blue - DOOR - 永遠にともに/Million Films - ここにしか咲かない花 - 桜 - 君という名の翼 - 蕾 | |
オリジナルアルバム | |
Roadmade - grapefruits - STRAIGHT - MUSIC MAN SHIP - NAMELESS WORLD | |
ベストアルバム | |
ALL SINGLES BEST | |
インディーズ作品 | |
Saturday 8:pm - Root of my mind - ANSWER | |
企画作品 | |
トコブクロ - 一生忘れない物語 - WINDING ROAD(絢香×コブクロ) | |
バンドメンバー | |
桜井正宏 - 山田裕之 - 西山太郎 - 藤井理央 |