ウルトラセブンの登場怪獣
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ウルトラセブンの登場怪獣(ウルトラセブンのとうじょうかいじゅう)は、特撮テレビ番組『ウルトラセブン』に登場した架空の怪獣、宇宙人、ロボット、その他の生物の一覧である(ただし、文中の説明は、劇中で語られたことの他に、放映当時の雑誌設定も含んでいる)。
なお平成ウルトラセブンの登場怪獣については各作品の項目を参照。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 宇宙ハンター クール星人
第1話「姿なき挑戦者」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:75キログラム
地球人のことを「昆虫」呼ばわりし、地球侵略のために地球人を標本として集めていた。頭脳が発達しているものの、戦闘能力は殆ど無いため、保護色で透明化したクール円盤の中からは決して出てこない。その円盤をダンが発案した噴霧弾に着色され、ウルトラホーク1号およびウインダムと交戦後、円盤内部に侵入してきたセブンには為す術も無く、アイスラッガーであっさりと倒され、さらわれた人々も救出された。
母星も円盤同様、保護色で隠している宇宙人で、こうすることにより、他の星からの侵略を回避している。クール星は文化が発達しているものの、物資に乏しいため、逆に星人達は高度な科学力で他星を侵略して略奪行為を行っている(放映当時の雑誌設定)。
クモのような形をしているが大きな目を持ち、逆立ち、浮遊したような状態で登場する。
[編集] カプセル怪獣 ウインダム
第1話「姿なき挑戦者」、第24話「北へ還れ!」、第39話「セブン暗殺計画(前篇)」に登場。
※詳細はウインダムの項目を参照
[編集] 生物X ワイアール星人
第2話「緑の恐怖」に登場。
- 身長:1.8~150メートル
- 体重:1万3000トン
- 能力:人間を植物人間に変える
突然変異により星全体が植物で覆われたワイアール星の出身で、全身が緑色のツタのようなもので出来ている宇宙人。見た限りでは知性が無いように思われるが、実際には高度な知能を備えている。地球人を自分と同じ植物人間にしてしまい、最終的には地球を支配してしまうことを目的として地球に来た。地球に侵入するために、地球防衛軍の宇宙ステーションV3のイシグロ隊員を「チルソナイト808」という金属塊の中に閉じ込めてイシグロ隊員の姿に化け、地球に侵入した。昼間はイシグロ隊員の姿をしているが、夜になると電子頭脳が入った金属塊を使って本来の姿に戻り、人々に特殊な液体を浴びせて次々と植物人間に変えていった。しかし電子頭脳が入った金属塊をダンに破壊されたことでと人間の姿を維持できなくなり、箱根に向かう小田急ロマンスカーに酷似した列車内でその正体を現した。そして巨大化して暴れまわり、ウルトラセブンと戦闘となった。全身から緑色の光線を放つが、セブンには有効なダメージとはならず、アイスラッガーで真っ二つにされ、死体はエメリウム光線によって焼却された。なお、イシグロ隊員も電子頭脳が破壊された直後閉じ込められていた金属塊がひとりでに割れ無事救出された。
- スーツアクター:春原貞雄
- ワイアール星人が使用していたチルソナイトは、『ウルトラQ』でも登場している。だが、セブンの設定では、ワイアール星から産出される金属で、ダンの透視能力をもってしても、その中を見通すことはできなかった。
- ワイアール星人の名前は、植物に含まれる葉緑素をローマ字に直したときの「YouRyokuso」からきている。
- 着ぐるみのところどころにはめ込まれている鏡は、空洞に見えるように取り付けたものらしい。
[編集] 人間生物X
第2話「緑の恐怖」に登場。
- 身長・体重:不明
ワイアール星人によって植物の姿に変えられた人間のこと。ワイアール星人と全く同じ姿をしており、主に夜中に活動し、見つけた地球人を特殊液で自分と同じ姿に変え、仲間を増やしていこうとする。ワイアール星人が倒された後、全員が元の人間に戻った。
- 関連書籍などでは「植物人間」という名称で記載されているものもある。
[編集] 変身怪人 ピット星人
第3話「湖のひみつ」に登場。
※詳細はピット星人の項目を参照
[編集] 宇宙怪獣 エレキング
第3話「湖のひみつ」に登場。
※詳細はエレキングの項目を参照
[編集] カプセル怪獣 ミクラス
第3話「湖のひみつ」、第25話「零下140度の対決」に登場。
※詳細はミクラスの項目を参照
[編集] 反重力宇宙人 ゴドラ星人
第4話「マックス号応答せよ」に登場。
※詳細はゴドラ星人の項目を参照
[編集] 宇宙蝦人間 ビラ星人
第5話「消された時間」に登場。
- 身長:1.8~40メートル
- 体重:100キログラム~1万トン
陸地が星全体の10分の1しかない小さな惑星ビラ星から大船団で地球に侵攻した。高性能レーダーの核となる「ユシマダイオード」を持参して地球防衛軍極東基地へと向かうユシマ博士の飛行機を時間停止光線にて捕獲、博士に人格操作を施してスパイに仕立て上げ、基地を内部から破壊しようとした。しかし博士と交信しているところをモロボシ・ダンに見られ、博士を使ってダンを檻に閉じ込めることに成功するが、ダンはウルトラセブンに変身して脱獄。ウルトラ警備隊と円盤軍で対決するが、セブンのエメリウム光線よって自身の乗った円盤を打ち落とされ巨大化した。セブンと交戦するが、最期はアイスラッガーでセブンに胴と尾を切断され、続けて撃墜された円盤が墜落し炎上して絶命。
武器は口から吐き出す煙幕と、時間停止光線。だが、煙幕はせいぜい相手の目をくらませる程度のものでしかなく、時間停止光線の方も、セブンの張り巡らしたバリヤーの前に防がれてしまった。プライドが高いのか、自分達を「全宇宙の征服者」と呼び、また、母星でも星人達は徹底した軍事教育を受けているようだ。だが、その割には登場した宇宙船団はあまり強力ではなく、あっさりとウルトラ警備隊によって全滅させられてしまい、挙句の果てには巨大化して戦った同胞に止めを刺す結果となった。
- 声の出演:辻村真人
- クール星人に続き2体目の操演式の宇宙人である。
- 「ヴィラ星人」と表記されている文献もある。
[編集] 放浪宇宙人 ペガッサ星人
第6話「ダーク・ゾーン」に登場。
※詳細はペガッサ星人の項目を参照
[編集] 火炎怪人 キュラソ星人
第7話「宇宙囚人303」に登場。
- 身長:2.5~43メートル
- 体重:250キログラム~1万トン
宇宙でも特に治安が悪いことで有名なコスモポリタス第8惑星のキュラソ星から逃亡してきた宇宙人。催眠術を得意とし、ガソリンを常食としている。キュラソ星の刑務所から一人乗りの小型円盤(作中での呼称はスペースポニー)に乗って逃亡してきたため、キュラソ連邦警察から地球防衛軍基地に警告が送られてきた。怪力と爪で遭遇した地球人を数人連続で殺害した挙句、頭部からの暗示光線でアンヌ隊員を操り、ウルトラホーク1号のβ号で宇宙空間に脱出しようとしたものの、ウルトラ警備隊に追いつかれ空中ドッキングされてしまう。燃料が尽きかけたホークの中で苦し紛れに炎を吐き、巨大化したものの、自身の放った炎が体内のガソリンに引火して自爆した。ウルトラセブンとは対戦していない。ダンは「キューラソ星人」と発音していた。
物語中に登場したのはあくまで"一犯罪者"(ガソリンを盗んだ犯人)であり、キュラソ星連邦警察は地球に対し凶悪犯逃亡を通報している。事件後、「キュラソ星と地球の間に友好関係が生まれるだろう」とのナレーションが入る。 (キュラソ星では彼らの主食であるガソリンを盗む行為は殺人と並ぶ重い罪であり、その犯罪を犯した者は一生覆面をさせられてしまうという裏設定が存在するため、テレビに登場した星人の顔は覆面である可能性も存在する。)
- スーツアクター:松原靖
- 名前は吸血鬼ドラキュラに因んでいる。
- 着ぐるみの体部分は『ウルトラマン』の2代目ケムール人のものを改造したものである。また、頭部もケムール人に似たデザインであり、同様の眼球可動機構も内蔵されている。
- 「宇宙囚人303」はウルトラセブンが登場するものの、敵宇宙人とは直接戦闘を行わないという異色の作品であった(ダンは戦うためではなく、炎上するベータ号から脱出するために変身している)。
[編集] 幻覚宇宙人 メトロン星人
第8話「狙われた街」に登場。
※詳細はメトロン星人の項目を参照
[編集] 頭脳星人 チブル星人
第9話「アンドロイド0指令」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:500キログラム
- 能力:人間に変身する
地球侵略を狙う宇宙人で、宇宙でもトップクラスの頭脳を持つとされている。そのためか、外観の殆どを占める脳細胞の他は、三脚状の短い足があるだけで、変身能力を備えているものの、自身の戦闘能力は低い。老人に化け、子供達におもちゃの銃と催眠装置を仕組んだワッペンをばら撒き、「アンドロイド0指令」を実行しようとした。「アンドロイド0指令」とは、ある日の午前0時に彼等の配ったワッペンにより催眠状態になった子供達が銃で大人達を殺害するという計画で、おもちゃの銃も彼等の指示により自動的に本物の銃になる。アンドロイド少女ゼロワンを手下として操り、モロボシ・ダンとソガ隊員を追い詰めるが、今一つの所で失敗し、逆に追い詰められ正体を現した。最期はウルトラセブンのエメリウム光線を喰らい、溶けてしまった。
チブル星は星人たちも含めて全ての生物が電子頭脳の管理下に置かれている(放映当時の雑誌設定)。
- 人間体演:植村謙二郎
- 「ちぶる」は琉球語では「頭」を指す言葉である。
[編集] アンドロイド少女 ゼロワン
第9話「アンドロイド0指令」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:90キログラム
普段はデパートで金髪のマネキン人形として存在するが、実際はアンドロイドで、チブル星人の指示により活動する。武器は手から放つ強烈な電撃と光線。車も追いつけない程の速度で走ることができる。最期はウルトラセブンのエメリウム光線を喰らい、マネキンに戻り倒れて砕けてしまった。
[編集] 異次元宇宙人 イカルス星人
第10話「怪しい隣人」に登場。
※詳細はイカルス星人の項目を参照
[編集] 宇宙野人 ワイルド星人
第11話「魔の山へ飛べ」に登場。
- 身長:2.2メートル
- 体重:150キログラム
生物が絶滅の危機に瀕し、惑星自体が寒冷化した氷の星ワイルド星から来た宇宙人。ワイルド星人達は、氷の穴の中に住居を構えている。科学力は大変発達しているが、肉体が老衰して種族が滅びかかってるため、地球人の若い生命を奪いにやってきた。生命を奪う際には、生命カメラを使用する。また、頭部の触角から金縛り光線を出して人間を麻痺させ、一時的に操ることもできる。円盤状のナースに戻ろうとしたところを、背後からソガ隊員にウルトラガンで撃たれ絶命した。
- 声の出演:丸山詠二
- スーツアクター:鈴木邦夫
[編集] 宇宙竜 ナース
第11話「魔の山へ飛べ」に登場。
- 全長:120メートル
- 体重:15万トン
ワイルド星人が製造した金色の竜型ロボット。雷鳴に紛れて地球に飛来。円盤状に変形が可能。竜型の全長は120メートル。円盤状になっているときはワイルド星人の乗り物となる。また、円盤状のときは、下部からエネルギー弾を発射して攻撃する。ウルトラセブンの周りを円盤のまま高速飛行し自分の姿を追うセブンをグロッキーにした上で巻き付いて締め上げ一時完全優位に立ったが、パワーではかなわず正気を取り戻したセブンにバラバラに引きちぎられて倒された。今回の戦闘でセブンの額のビームランプ点滅が初めて描写された。
『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』において、同じような姿をした円盤竜がたびたび目撃されているが、おそらくこのナースとは全くの無関係であると思われる。平成版の円盤竜は恒点観測員として登場している。
[編集] 吸血宇宙人 スペル星人
第12話「遊星より愛をこめて」に登場。
- 身長:1.7メートル~40メートル
- 体重:60キログラム~1万5千トン
他星に対抗するべく強行したスペリウム爆弾実験後の放射能によって汚染された白色星スペル星の宇宙人。スペリウム爆弾の放射能で汚染されてしまった自分達の血液に代わるものとして地球人の血液に着目し、吸血機能と血液を結晶化する機能を含んだスペリウム金属製の腕時計をばら撒き、次々と若い女性の血液を採取していた。その後、女性よりも子供の血液の方が純度が高いことを知り、大勢の子供たちから血液を採取しようと企んだ。アジトの場所の発覚と、ソガ隊員のエレクトロHガンによる銃撃により正体を現し、巨大化。出撃したウルトラ警備隊を一度は撤退させることに成功する。最大の武器は目からの怪光線。また、飛行能力も備えている。奥多摩の氷川貯水池でセブンやウルトラ警備隊と戦ったが、最期は仲間の円盤が破壊されたのを見て逃亡を図ろうとしたところをアイスラッガーで真っ二つにされた。
血液が放射能によって汚染されたと語っているが、セブンとの戦闘シーンを見る限りでは、それほど弱っているようには見えない。怪光線のほか、格闘センスにも優れ、アイスラッガーを回避したり、セブンを何度か投げ飛ばしていた。なお、地球に来た先発隊は4体で、全員地球人の男に化けている。佐竹三郎(アンヌの高校時代の友人である山辺早苗の恋人)に化けた個体(後に巨大化)が積極的に活動し、腕時計をばら撒いていた(劇中では描かれていないが、被害者の人数が多いことから、4体が分担して腕時計をばら撒いていたと考えられる)。その後、宇宙にいる大勢のスペル星人達を呼び寄せるつもりだったが、その前にウルトラ警備隊とセブンに阻止された。
スペリウム金属は地球上には存在せず、スペル星でしか産出されないはずだが、その後地球に襲来したバンダ星人の宇宙ステーションを爆破するために、地球防衛軍が新たに開発した新型スペリウム爆弾が使用された。
- 声の出演:谷津勲
- スペル星人は当初昆虫型の宇宙人としてデザインされていたが、その後人間型に変更された。
- 語源は昴より。脚本には「スベル星人」とも書かれていた。
- 飛び人形は後にベル星人のそれに改造された。
- スペル円盤
- 巨大化したスペル星人の指示によって出現。武器は相手の目を眩ます怪光とビーム。また、円を描く様に旋回することで光線をバリアー状に張ることができる。ウルトラホーク1号と激しい空中戦を繰り広げ、その後セブンと戦う仲間を援護した。
- バリアーをウルトラセブンのスパイラル光線で消された所に、ホーク1号のロケット弾を受けて炎上した。
※12話の詳細はウルトラセブンの項目を参照。
[編集] 宇宙鳥人 アイロス星人
第13話「V3から来た男」に登場。
- 身長:ミクロ~30メートル
- 体重:約0~1万3000トン
- 能力:口から光弾を発射
姿形は、別名の通り鳥に似ている。星全体が荒廃し、岩山だらけと化したアイロス星から地球に侵入した。地球侵略を狙う宇宙人で、円盤に乗って地球に侵入しようとしたが地球防衛軍の宇宙ステーションV3に察知され、ステーションホーク1号と戦闘態勢に入る。ステーションホーク3機のうち、2機を撃墜し地球に侵入するものの、宇宙空間での戦闘のため宇宙船の燃料を切らしてしまう。そこでステーションホークの残り1機とウルトラ警備隊のウルトラホーク1号を攻撃し撃墜、脱出したウルトラ警備隊員の2人を拉致し、2人の隊員そっくりの偽者を作り出して地球防衛軍基地に潜入させ、固形燃料を奪おうとした。しかし作戦は失敗し、人質である隊員の解放と引き換えに固形燃料を渡すようウルトラ警備隊に要求し、要求が受け入れられるも約束を破って円盤で攻撃を開始して自らも巨大化して暴れ回った。武器は口から出す光弾。エメリウム光線を両翼で受け止め、体を回転させてアイスラッガーをはじき返す等、見かけとは裏腹に屈強な宇宙人でもある。最期は今回初使用の大技ワイドショットを正面から浴びてしまい大爆発した。星人がセブンにやられたのとほぼ同時に、円盤もウルトラホークによって撃墜された。
なお、アイロス星人が乗ってきた円盤はメトロン星人のものと同様に分離することができる。
- 声の出演:矢田耕司、スーツアクター:荒垣輝雄
- 出現した巨大生物は、実は星人自身ではなく戦闘用の怪獣ではないかという説もある。
[編集] 策略星人 ぺダン星人
第14話「ウルトラ警備隊西へ(前編)」、第15話「ウルトラ警備隊西へ(後編)」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:50キログラム
- 能力:キングジョーを操る
暗黒の星と言われ、生物の存在は無いと思われていた第8銀河系にあるペダン星の出身。地球防衛軍のワシントン基地が発射した観測ロケットの調査資料の分析結果から、地球人と同等か、それ以上の科学力を持つ生物が存在することが確認された。観測ロケットを侵略と誤解し、「地球に対して復讐する」という無電をワシントン基地に送った。驚いたワシントン基地が緊急の防衛会議開催のために六甲山の防衛センターに招集した地球防衛科学斑のチーフたち(極秘のため全員身分を偽っていた)を、次々と暗殺していった。さらに、ワシントン基地の科学者で、ぺダン星人にとって脅威となる情報を持つドロシー・アンダーソンを誘拐、彼女に成り済ました星人が地球防衛軍基地に潜入、動向を探っていた。ペダン星人の最大の武器であるキングジョーの撃退方法を地球防衛軍が研究し始めると、ドロシーの解放及び地球からの撤退と引き換えに研究の中止を要求した。ダン隊員の説得によって地球防衛軍は要求を承諾したためドロシーを解放はしたが、彼女の記憶を封じた上、撤退は行わずに目的を地球侵略に切り替えて大円盤群を呼び寄せ、さらにキングジョーを使い破壊活動を行った。記憶を取り戻したドロシーの協力で完成した「ライトンR30爆弾」によってキングジョーが爆破されたため、円盤で宇宙に逃走しようとしたところをウルトラセブンのワイドショットによって撃墜され、地球目指して進行していた大円盤群もペダン星へ引き返していった。ペダン星人の姿は、人間体以外は常にシルエットでしか登場していないため、実体がどのようなものであるかは結局のところ分からず終いである。
[編集] 宇宙ロボット キングジョー
第14話「ウルトラ警備隊西へ(前編)」、第15話「ウルトラ警備隊西へ(後編)」に登場。
※詳細はキングジョーの項目を参照
[編集] 岩石宇宙人 アンノン
第16話「闇に光る目」に登場。
- 身長:30メートル(怪獣化時)
- 体重:15万トン(怪獣化時)
正式には「アンノン星人」(アンノンせいじん)。ペガッサ星人と同様に、本来は争いごとを嫌う宇宙人。岩石質の身体をもつ巨大な怪獣として現れたが、実体は青白く光る眼の形をした脳だけの生命体で、無機物に寄生する能力を持つ。地球がアンノン星に打ち込んだ観測ロケットを侵略行為と誤解し、地球を破壊するためにやってきた。特殊な石に寄生することで怪獣に変身する。なお、目から放つ閃光で地球人を気絶させることが可能である。ウルトラホーク1号と交戦したが全くダメージを負わず、ウルトラ警備隊のキリヤマの弁解には耳を貸さなかったが、ウルトラセブンと戦闘した末の説得に応じ、アンノン星に引き揚げている。
怪獣アンノンとなった場合、目からの緑色の怪光線、そして背中から放つ弾幕が武器となる。体が大変硬く、ウルトラセブンのエメリウム光線でさえ、大したダメージにはなりえなかった。
- 声の出演:中江真司
- 怪獣体スーツアクター:中村晴吉
- 実体である「光る目」が「アンノン星人」で、石に寄生して怪獣化したものが「アンノン」であるという分け方をする場合もある。
[編集] 地底ロボット ユートム
第17話「地底GO! GO! GO!」に登場。
- 身長:2.8メートル
- 体重:2トン
ウルトラ警備隊が発見した謎の地底都市を警備するロボット。「ユートム」は設定上の後付け呼称であり、劇中では特に名前を呼ばれるシーンは無かった。人間型の二足歩行ロボットだが、右手は光線銃、左手は打撃用の丸い鉄球となっている。独特の言語を操り、光線銃で地底都市の侵入者を排除する。所属あるいは任務等により胸のプレートの模様が異なる。なお、撮影する際に胸のプレートを差し替えて3種類の模様が登場した。弱点は頭で、光線系の攻撃を受けると体中にスパークが走り、ガクッと膝をつく独特のポーズで前のめりに倒れてしまう。ウルトラガンで倒せる程度の相手だが、拷問台から脱出したウルトラセブンはワイドショットで倒している(ロボットが爆発していないので、恐らく威力を最弱にして発射したものと思われる)。警備していた地底都市は誰がどんな目的で作ったのか、一切解明されないまま爆破されてしまった。
- スーツアクター:中島春雄
[編集] 音波怪人 ベル星人
第18話「空間X脱出」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:1万8000トン
これまで地球に来た他の宇宙人と違い、その目的がはっきりしない宇宙人。地球の大気圏内に擬似空間を作り出し、迷い込んできた地球人を捕らえていた。擬似空間内には、宇宙蜘蛛グモンガや、スフランによく似た宇宙植物、吸血ダニといった恐ろしい生物が棲んでおり、またベル星人自身も迷い込んできた獲物を、自ら出す鈴の音のような怪音波で苦しませる。怪音波は、聞いた者の脳波を狂わせ、まるでベル星人が何体もいるかのような幻覚を見せる。その他、分身能力や飛行能力も備えている。セブンとも激しい空中戦を展開した。ウルトラセブンとの戦闘では人間を遥かに凌ぐ超感覚を持つ故、怪音波に弱いセブンを苦しめるものの、激しい格闘の末、空に逃げたところをスパイラル光線で撃ち落とされ、消えかけの擬似空間内の底なし沼に投げ込まれて擬似空間と共に消えてしまった。そのため、生死に関してははっきりしないままである。マナベ参謀が存在を知っていたので、以前にも来た記録が残されているのかもしれない。
- スーツアクター:鈴木邦夫
[編集] 宇宙蜘蛛 グモンガ
第18話「空間X脱出」に登場。
- 身長:3メートル
- 体重:20キログラム
ベル星人の作り出す擬似空間に棲む怪獣で、姿は宇宙蜘蛛という別名の通りクモによく似た姿をしている。普段は草木の間などに隠れていて、獲物が近づいてくると、鼻から青黒い強烈な毒ガスを吐き、相手が苦しんでいるうちに長い足を相手に絡めて捕らえてしまう。スカイダイビング訓練中に擬似空間に迷い込んだウルトラ警備隊の隊員2人の前にも姿を現し襲おうとしたが、逆にスパイダー (火炎放射器)で反撃にあい倒された。また、救助に来た他のウルトラ警備隊員の前にも姿を現したが、こちらもウルトラガンによって倒された。
- 操演怪獣である。円谷一がリモコン操作しているスナップが存在するため、機械仕掛けの可能性も否定できない(ただし、恐らくは口開閉、ガス噴射ギミックのリモコンであり、自立して動くものではなく、写真も対外向けのメイキング写真の可能性がある)。
[編集] 宇宙帝王 バド星人
第19話「プロジェクト・ブルー」に登場。
- 身長:2~40メートル
- 体重:80キログラム~5千トン
自称「宇宙の帝王」。ミヤベ博士が設計したバリア「プロジェクト・ブルー」により仲間の円盤が地球に侵入できないため、ミヤベ博士から設計図を奪おうとした。自分たち以外の知的生物の存在を許さず、地球がまだ火の玉だったころ冥王星の知的生物を滅ぼしたらしい。ミヤベ博士を捕獲するため宇宙メリケンを使用、また武器として光線銃やメリケンサックなどを使用する。一度は降参するふりをして油断したセブンに襲いかかるなど、卑怯な戦術を使う一方で、かなり身軽で格闘にも優れているが、セブンとの激闘の末、投げ飛ばされ岩に頭を打ちつけ吐血して絶命した。
画面上では3体のバド星人が確認されているが、そのうち2体はウルトラガンで倒され燃え尽きていた。したがって、運動能力には秀でているが、個体としての力はさほどでもない宇宙人である。
ウルトラセブン相手に石の投げ合いで戦う場面もあり、自分たちのことを宇宙の帝王などと名乗っているわりには泥臭い一面も持ち合わせている。
- 声の出演:槐柳二
- スーツアクター:中村晴吉、沖田幸勝
[編集] 暗黒星人 シャプレー星人
第20話「地震源Xを倒せ」に登場。
- 身長:1.7メートル
- 体重:60キログラム
暗黒星雲にあるシャプレー星からやってきた宇宙人。頭部は昆虫型である。イワムラ博士の助手サカキに化け、地球の核であるウルトニウムを採取していた。宇宙金属でできたプレートを使い元の姿に戻る。催眠術を使い幻覚を見せることもできる。弱点は目で、そこをソガ、アンヌ両隊員にウルトラガンで撃たれ、ギラドラスの名を呼びながら炎上して崖から墜落、絶命した。
宇宙人にしては珍しく服を着ており、正体が露見した際には自らの名を怪盗の様に名乗るなど、異彩を放つ宇宙人である。なお、何故彼がウルトニウムを採掘していたかその目的は不明。
シャプレー星は気象条件が大変厳しい怪奇惑星であるため、シャプレー星人達はギラドラスのような天候を自在に操ることのできる生物を利用して気象をコントロールしている(放映当時の雑誌設定)。
- スーツアクター:荒垣輝雄
- 名前の由来は天文学者ハーロー・シャプレーとされる。
- イワムラ博士に濡れ衣を着せるために、シャプレー星人が博士につけた影は、ゴドラ星人にペダン星人のマスクを被せたものと思われる。
- 着ぐるみは『戦え!マイティジャック』に登場する宇宙忍者ドロン星人に流用された。
- 一峰大二が描いた漫画版に登場するシャプレー星人は名前と設定は同じだが、容姿だけがバド星人になっていた。
[編集] 核怪獣 ギラドラス
第20話「地震源Xを倒せ」に登場。
- 身長:65メートル
- 体重:16万トン
シャプレー星人が地球に連れてきた怪獣で、シャプレー星人に操られ、地球の核である「ウルトニウム」という鉱石(架空の物質)を青沢山脈の地底深くで採集していた。地下を移動する際に地震を起こすため、不審に思ったウルトラ警備隊によって調査され、ウルトラ警備隊によって倒されたシャプレー星人の断末魔で地上に姿を現し、暴れまわった。頭部には4つの結晶体があり、それを発光させることで天候を自在に操る。ウルトラセブンとの戦いでは、セブンの苦手とする吹雪を起こして苦しめるが、アンヌ隊員の呼びかけによってセブンは復活、アイスラッガーによって首を切り落とされ倒された(その際、切り口からウルトニウムが大量にこぼれ出た)。ギラドラスが変化させた天候は、セブンの手で元に戻された。
[編集] 宇宙海底人 ミミー星人
第21話「海底基地を追え」に登場。
- 身長:80センチメートル
- 体重:25キログラム
地球侵略を狙う宇宙人で、ヒトデのような形をした宇宙船で地球にやって来た。身長わずか80cmと小さく、種全体として虚弱体質のため、より住みよい環境を求めて地球に侵入した。海底に沈んだ船などの残骸に目を付け、戦艦大和の残骸をベースに軍艦ロボット「アイアンロックス」を作り出した。アイアンロックスに強力な爆薬を仕掛け、地球防衛軍基地の近くで爆発させることで地球防衛軍の壊滅を図り、さらに調査のために海底を捜索していたハイドランジャー2機を、円盤によって捕らえた。ウルトラセブンによってアイアンロックスが破壊されたため、円盤で逃げようとするが、解放されたハイドランジャーのミサイル攻撃によって円盤ごと爆破された。
[編集] 軍艦ロボット アイアンロックス
第21話「海底基地を追え」に登場。
- 全長:80メートル
- 重量:15万トン
四半世紀前から相次ぐ戦争や海難事故で海の藻屑と化したあまたの沈没船の残骸から、正体不明の宇宙人、ミミー星人が作り上げた。 出現した国の近くに沈んだ沈没船を使っているらしく、日本に出現したのは太平洋戦争末期に沈んだ戦艦大和がベースになっていた。四方に砲弾を発射することができ、完全停止してから15分立つと体内に仕掛けられた爆薬が大爆発を起こす。 日本近海で多数の船舶を沈めたあと何故か伊豆半島の下田港に出現、登場したウルトラセブンを巨大枷で拘束して道連れに自爆しようとしたが、セブンに動力源等をエメリウム光線で破壊されて失敗し、敗れた。
- 劇中では終始水上にいたが、桑田次郎著のコミック版ウルトラセブンでは、昆虫のような脚部で歩き、上陸も果たしていた。
- 同系列の怪獣として『ウルトラマン80』に登場したバラックシップがある(こちらは沈没船に搭載されたスーパーコンピューターが付近の沈没船の破片を集めて自力で「再生」した)。
[編集] 宇宙怪人 ブラコ星人
第22話「人間牧場」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:170キログラム
遥か宇宙の彼方でオレンジ色に輝く怪星ブラコ星から地球に侵入した宇宙人で、個体としての力は地球人よりも強いものの、それ以外には特に戦闘能力をもたないため、大船団で活動している。ソフトクリームに目と手足、そして口をつけたような姿をしている。大円盤軍で移動し、地球人の女性を、自らが食糧とする胞子の「牧場」とする為に地球にやってきた。ブラコ星での胞子の栽培が年々難しくなったためである。アンヌとその友人ルリ子に赤い胞子を植えつけることに成功し、仮死状態にした。防衛隊基地に潜入し、アンヌ隊員を襲って胞子を植えつけた1匹はダンを襲っている最中にキリヤマ隊長のウルトラガンによって射殺され、死体はウルトラ警備隊で検死解剖された。大円盤軍もウルトラセブンを捕獲するなど善戦したが、ウルトラホーク1号の盲滅法射撃により全滅した。
- スーツアクター:荒垣輝雄
- 海生宇宙人と称している書籍も存在する。
[編集] 宇宙ゲリラ シャドー星人
第23話「明日を捜せ」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:70キログラム
様々な星でゲリラ活動を行っており、それゆえ宇宙のならず者として嫌われている(放映当時の雑誌設定)。03 (マルサン)倉庫を巨大な火の玉で爆破した。しかし、地球侵略計画が占い師ヤスイに次々と言い当てられたため、ヤスイを暗殺しようとした。武器として光線銃を使用、姿を消すこともできる他、変身することも可能。自身はさほど戦闘能力が無いため、用心棒としてガブラを連れてきていた。一度はセブンに降伏を申し出るが、その後ガブラを差し向けたり、ヤスイをいったん解放した後も、円盤からガブラの首を遠隔操作してセブンを襲わせたりと、ゲリラらしくかなり姑息な手段でセブンを追い詰めたものの、最期はセブンのハンドビームによって円盤ごと爆破された。
シャプレー星人と同じく服を着ている。なお、基地内にはヤスイを拷問していたリーダーをはじめ、通常の戦闘員3体(ウルトラガンで射殺)の他、リーダーの補佐として女性のシャドー星人も1体確認されている。その他、基地の外を警備していた個体もいたが、こちらはダンによって投げ飛ばされる。
- 声の出演:上田耕一、大島マリ子
- スーツアクター:上田耕一、佐藤千枝子
[編集] 猛毒怪獣 ガブラ
第23話「明日を捜せ」に登場。
- 身長:ミクロ~48メートル
- 体重:0~3万トン
地球侵略を狙うシャドー星人に操られる怪獣。普段はシャドー円盤の中にミクロ化されている。そしてウルトラセブンが円盤を破壊しようとすると一気に巨大化し、セブンと戦う。別名に猛毒怪獣とあるように猛毒の牙を持つ。また、シャドー星人によって遠隔操作されているので、アイスラッガーで首を切り落とされても首だけが動き回ることができ、セブンに噛みついて苦しめた。だが、それが逆に弱点でもあり、セブンのハンドビームによって円盤を爆破されると、首もドロドロに溶けてしまった。
- スーツアクター:鈴木邦夫
[編集] オーロラ怪人 カナン星人
第24話「北へ還れ!」に登場。
- 身長:1.8メートル
- 体重:62キログラム
氷の星カナン星からやってきた宇宙人。頭部は昆虫型で、登場した3体は全て女性だと思われる。北極に設置したロケット灯台に身を潜め、北極付近をパトロールする地球防衛軍の戦闘機をオーロラ状の怪光線でコントロールし、民間機と衝突させていた。母星と環境のよく似た北極を自分達のものにすることが目的。ウインダムを赤色怪光線で操りウルトラセブンに仕向けたが失敗。正気を取り戻したウインダムに青色怪光線を浴びせて逃亡を図ったが、最期はセブンのワイドショットでロケット灯台ごと爆破された。
寒い星の出身なので、熱には弱い種族である(放映当時の雑誌設定)。
- 声の出演・スーツアクター:矢野陽子、松平有加、若山真樹
[編集] ミニ宇宙人 ポール星人
第25話「零下140度の対決」に登場。
- 身長:33センチメートル
- 体重:1キログラム
ガンダーを操り、セブンや地球防衛軍基地を事実上活動不能とした宇宙人。わずか33センチの小さな宇宙人で、幻影でしか登場しない。小さい体躯の割にはやたらと態度がでかい。これまでに2度、地球を氷河期にしたと語っているが、その目的は一切不明である。寒さに弱いというウルトラセブンの弱点を突いてきて、結果的にセブンは地球での活動時間が制限される後遺症を負っている。この活動限界については、後にガッツ星人のセブン分析の際に詳しく語られている。自身は戦闘能力がないのか、ガンダーが敗れると、セブンではなく地球人の忍耐に負けたと言い、あっさりと退散していった。
[編集] 冷凍怪獣 ガンダー
第25話「零下140度の対決」に登場。
- 身長:45メートル
- 体重:2万トン
地球を第三氷河期にしようとするポール星人に操られている怪獣。その姿は長い顔に大きな口、カタツムリのような目玉と、実に奇怪である。また、鳩のような鳴き声を出す。口から吐く猛烈な冷凍ガスで、地球防衛軍基地周辺を氷付けにしてしまった。更に地中から防衛軍基地の動力室も破壊して大いに隊員たちを苦しめた。カプセル怪獣のミクラスと死闘を繰り広げ、力の面ではミクラスに少し押され気味だったが、飛行能力などを駆使してなんとか打ち負かす。しかし、ミクラスとの戦いで力を使い果たしたのか、ウルトラセブンとの戦いではウルトラ念力で投げ飛ばされ、アイスラッガーで呆気なく倒された。
- スーツアクター:鈴木邦夫
[編集] 再生怪獣 ギエロン星獣
第26話「超兵器R1号」に登場。
- 身長:50メートル
- 体重:3万5千トン
シャール星座の第7惑星ギエロン星の出身。地球防衛軍の惑星破壊兵器・R1号のテストにより破壊されたギエロン星より飛来した。正体は生物の居ない筈のギエロン星に居た小動物がR1号の放射能で変異したもの。ギエロン星は金星によく似た燃えない焦熱地獄であり、地球人たちにとって、生物が住めるような星だとは思えなかった。目的は定かではないが、母星を破壊された復讐と考えられている。武器は口から吐く放射能ガス(R1号の放射能を取り込んでいた物)、両手を近づけて発射するリング光線。また、その頭部は自分の頭ほどもある岩石を砕くほどの硬さを誇る。両手でもある羽を太陽に向けることで目眩ましになる。羽と頭部はアイスラッガーも受け付けない。最大の特徴は再生能力で、ウルトラホーク3号に積まれた新型ミサイルにより粉々にされるが、一晩で再生した。最期はアイスラッガーで頚動脈を切られて絶命。
- スーツアクター:鈴木邦夫
- 言うまでもなく、本エピソードは当時の冷戦を反映した、核抑止力に対する風刺である。ダン=セブンの宇宙人としての視点が生かされた名エピソードのひとつと言われている。
- 特撮番組『アンドロメロス』において、ギエロン星獣をモチーフとした怪獣戦艦ギエロニアが登場した。
[編集] 甲冑星人 ボーグ星人
第27話「サイボーグ作戦」に登場。
- 身長:2~40メートル
- 体重:180キログラム~2万6千トン
機械と生命を結合させる改造技術に長けているボーグ星からきた宇宙人で、後に巨大化してセブンと戦う女性のボーグ星人と、もう1体が円盤で地球に侵入した。アサヒ沼に潜伏し、防衛軍の壊滅を企んだ。ウルトラ警備隊のノガワ隊員を監禁、サイボーグに改造して警備隊へと戻し、強力な威力を持つプレート爆弾を設置させて勤務交代で隊員達が集まる午前6時に爆破しようとした。ノガワ隊員が失敗して裏切ったことに気付き、防衛軍基地へ自ら侵入して殺害しようとしたが、ダン隊員に阻止され逃げながら変身、巨大化。最大の武器は頭部、中央にある突起から出す破壊光線。格闘センスにも優れており、その硬い体から繰り出す打撃も強力。パワーだけならセブン以上で、その上飛行能力も備えている。戦闘ではウルトラセブンの攻撃を避け崖下に落とし、事前にセブンの足に仕掛けておいたプレート爆弾で倒そうとしたが失敗。パンチを連続で浴びせてセブンをダウンさせ、破壊光線でとどめをさそうとするも、それをかわしたセブンが自分に向かって飛んできた為、逃げようとしたところをアイスラッガーで頭部を切られて、切り口から泡を吹き倒れた。円盤内には仲間がいたが、ウルトラホーク1号が投下したマグネチックセブンで円盤を破壊されてしまい、実際に巨大化してセブンと戦ったのは1体だけだった。
- 声の出演:近藤征夫
- スーツアクター:菊池英一
- 元々は未使用シナリオの「300年間の復讐」に登場していたトーク星人の執事ロボット・甲冑人間として考案されていた。
- ボーグ円盤
- アサヒ沼に潜んでいたボーグ星人の円盤。車を引き寄ることができる。沼の水をホーク1号の熱ミサイルにより抜かれ、正体が現われたところに新型爆弾・マグネチックセブンを投下されて爆破された。
[編集] 侵略宇宙人 キル星人
第28話「700キロを突っ走れ!」に登場。
- 身長・体重:不明
高性能爆薬スパイナーの実験を妨害するために、人間爆弾や地雷などを仕掛けてきた。妨害が失敗すると恐竜戦車を出現させた。いずれも人間体で登場し、死ぬと発光しながら蒸発する。ラリーでは1号車に乗り込んで、ダンとアマギを襲撃していた。
医学が大変発達しているため、恐竜戦車のような生物と無機物兵器の合成改造も容易に可能である。もしかしたら、たびたび登場したキル星人は人間に変身していたもので、本当の姿は別なのではないかという可能性もある。キル星は医学が発達しているが、軍事的な方面の科学力では地球に劣っているため、スパイナーの実験を妨害し、奪おうとしていた(放映当時の雑誌設定)。
[編集] 戦車怪獣 恐竜戦車
第28話「700キロを突っ走れ!」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:7万トン
恐竜を戦車に乗せたのでこういう名前である。劇中では、キリヤマ隊長らに(恐竜タンク)と呼ばれていた。キル星人が、高性能爆薬スパイナー運搬の妨害に失敗したため、スパイナーの実験を妨害するために実験場にある砂山から姿を現した。登場時より、実験に使うため設置していたと思われるスパイナーを咥えており、うかつに手が出せないのを良い事にウルトラセブンの左手を戦車で轢いてしまった。武器は本体が目から出す破壊光線と強靭な尻尾、戦車が砲台から発射する砲弾等。攻撃力が非常に高い強敵である。最期はスパイナーの上を通ったときにセブンがスパイナーに向けウルトラショットを発射。高性能火薬であるスパイナーの強大な爆発に巻き込まれ粉々になった。
- スーツアクター:鈴木邦夫
- 着ぐるみは、その後リッガーに改造された。
[編集] 宇宙スパイ プロテ星人
第29話「ひとりぼっちの地球人」に登場。
- 身長:1.7~46メートル
- 体重:100キログラム~1万2千トン
シリウス系第7惑星のプロテ星から地球侵略のためにやってきたスパイ宇宙人。京南大学の丹羽教授となって、頭脳明晰だが地球嫌いの学生・一の宮に正体を明かし、プロテ星に連れて行くと言う条件で彼に科学観測衛星と偽ったスパイ衛星を作らせた。自分の目的が地球侵略のために地球防衛軍の機密データを獲得することであることに失望した一の宮を見て正体を現した。その後、現れたウルトラセブンに見つかり大学の庭へと逃亡、巨大化。最大の武器は目から出す金縛り光線。また、人間体でも発射可能。分身、幻覚等他にも多数の超能力を持つ。特徴として、自分を本体と抜け殻に分離することができる。セブンとの戦いではこの能力を利用し、巨大化した抜け殻とセブンを戦わせていた。抜け殻は首を切られようが光線を受けようがビクともしない。抜け殻でも光線は発射できる。抜け殻だけがセブンと戦い、本体は安全圏に隠れるという戦い方は、後のガッツ星人の時にも反映された。セブンと抜け殻が戦っている間に、本体である人間体がプロテ星へ帰ろうとしたが、意識を取り戻した一の宮に1人用の転送装置に押し込まれ、彼もろとも本体は消滅。抜け殻も姿を消した。
- 演:成瀬昌彦(丹羽教授)
- スーツアクター:山本一(人間大)、山村哲夫(巨大)
- ウルトラファイトやレッドマンには登場していないが、サークロラマの映画「モーレツ大怪獣戦」にバルタン星人やウーなどと共に出現している。
- プロテ円盤
- スパイ衛星を持ち去ろうとしたが、テレポーテーションによって現われたセブンにより衛星を奪われ、ウルトラホーク2号のレーザー光線で破壊された。
[編集] プラスチック怪人 プラチク星人
第30話「栄光は誰のために」に登場。
- 身長:2~40メートル
- 体重:50キログラム~1万5000トン
星全体がプラスチックでできた(放映当時の雑誌設定)プラチク星から宇宙戦車を使い地球へ侵入。防衛軍の野戦訓練を利用し、訓練の指示を出すマグマライザーの乗員をプラスチック液で殺害し占領。戦車等に積まれた訓練用の弾と実弾をすり替えウルトラ警備隊の全滅を図った。全身にプラスチックの欠片がついている。また、骨格だけでも生きていられる。武器は口から吐く相手をプラスチックの様に硬直死させるプラスチック液(名称は液だが、ガス状)。飛行能力も備えている。ウルトラセブンに対して、一度降参するように見せかけて背後から不意打ちした狡猾な宇宙人だが、それでもセブンのビームランプが点滅するまで戦ったところを見ると、なかなかの戦闘能力を備えていると見ていいだろう。体についたプラスチックの影響か体が燃えやすく、エメリウム光線で炎上したが、しぶとく生き残り、骨格のままダン隊員を襲おうとしたところをアオキ隊員のウルトラガンで撃たれ絶命した。
- スーツアクター:鈴木邦夫
[編集] 宇宙細菌 ダリー
第31話「悪魔の住む花」に登場。
- 身長:1ミリメートル
- 体重:0.1グラム
宇宙細菌という別名の通り、とても小さな体をもち他の生物に寄生する怪獣。細菌宇宙人と呼ばれることもある。好物は人間の血液中にある「フィブリノーゲン」という成分で、寄生した人間の体内からこれを摂取する。また、寄生した人間を吸血鬼のように変えてしまう。寄生された人間は血液が不足し、同じ血液型の血液を探し彷徨い、人間までも襲ってしまう。さらに寄生された人間は口から相手を気絶させる白いガスを吐けるようにもなる。宇宙から卵の状態で飛来し、少女・香織に寄生していたところ、ウルトラセブンがミクロ化して香織の体内に侵入、そのまま体内で戦った。人の体内という事もあってむやみに攻撃出来ないセブンに対し、口から出す特殊な霧によって苦しめたが、香織の体に投与された薬の効果によって環境が変わり、血管に張りついていたところを回復したセブンのエメリウム光線で撃ち落とされ、シャボン玉のような泡を発するウルトラバブルによって溶かされた。
- スーツアクター:山村哲夫
- ダリーに寄生された少女・香織は、まだ無名だった頃の松坂慶子が演じている。
- 成田亨に代わる、初の池谷仙克デザイン怪獣。
[編集] メカニズム怪獣 リッガー
第32話「散歩する惑星」に登場。
- 体長:60メートル
- 体重:4万5千トン
アステロイドベルトから地球に侵入した惑星(「惑星」と言っても球体ではなく、外見は「島」である)にいて、頭部から誘導電波を出していた。おそらくロボットかサイボーグだったと思われる。妨害電波を出してモロボシ・ダンをウルトラセブンに変身できなくさせた。尾の力が強く、カプセル怪獣アギラを打ち負かすも、セブンのアイスラッガーで首を切断された。その後、頭部はセブンによって惑星を誘導するべく宇宙へ持ち去られた。
なお、この惑星やリッガーが誰の手によって送り込まれたものであるかは劇中では語られることなく終わった。この惑星がリッガー惑星と呼称されることもあるが、正式名称はディンである。また、このリッガーに深く関与している宇宙人の名前はマンダラ星人と言うらしいが、あくまでも裏設定であるらしく、公式資料集には名前すら載っていない。
- スーツアクター:鈴木邦夫
- 着ぐるみは恐竜戦車を改造したものである。
[編集] カプセル怪獣 アギラ
第32話「散歩する惑星」、第46話「ダン対セブンの決闘」に登場。
※詳細はアギラの項目を参照
[編集] 蘇生怪人 シャドウマン
第33話「侵略する死者たち」に登場。
- 身長・体重:不明
正体は幽霊。
この幽霊の集団は、謎の異星人が地球侵略の下準備として、地球の防衛施設の場所やその構造を知るために送り込んだもの。実体がないため、どのような攻撃も通用せず、またどこにでも侵入できてしまう。武器は相手をコップサイズに小さくするミクロ化フォグ。宇宙人はシャドウマンを最初は町中に唯の死体として放置し、ウルトラ警備隊の基地内に持ち込ませ、基地内でシャドウマンを動かし、侵略行為をさせるというトリックプレーを行った。この作戦でまんまと目的の図面を手に入れた宇宙人だったが、大型円盤で戻るところをウルトラセブンに発見される。だが、逆に追跡してきたセブンを小型円盤で捕らえ、巨大カプセルに封印して自分の星へ連れて帰ろうとした。しかし、データ転送の機械を地球に置きっ放しにしたため、ウルトラ警備隊が其処から居場所を逆探知し、セブンを巨大カプセルから救出。小型円盤はウルトラ警備隊に全滅させられ、宇宙人の乗った大型円盤もセブンのワイドショットで倒された。
なお、セブンの手によって円盤ごと倒されたこの正体不明の宇宙人は、設定ではユーリー星人とされており、バンダ星人やミミー星人同様劇中では姿を現してはいない。さらに劇中で呼称される事もなかったため、公式資料集にすら載っていない。このユーリー星人はデザイン画が存在しているらしいが、現在のところ不明である。リッガーの惑星に深く関わっていたマンダラ星人と同様に、ウルトラシリーズにおいても有数の謎の宇宙人といえよう。
[編集] 発泡怪獣 ダンカン
第34話「蒸発都市」に登場。
- 身長:40メートル(巨大化時)
- 体重:1万5千トン(巨大化時)
実体は洗剤の泡のような不定形な物体で、人間の姿になったり青い怪獣の姿になったりする。出身地は太陽系付近の惑星だが、具体的にどこなのかは不明である。強力な催眠術を使い、怪しげな霊能力者や果てはウルトラセブンまで操り人形のように使役した。宇宙嵐を避けるために地球に飛来。一応、悪意はなかったらしいが手法がまずかった為倒されることになった。東京の一都市を丸ごと田園地帯に移動させ、仮の宿にしようとする(一緒に移動させられた人間は蝋人形のように硬直する)。武器はこれといってないが、ハリネズミに似た体を使っての体当たりを得意とする。ウルトラセブンを操ったが、人間体でコントロールルームに居るところをウルトラ警備隊のフルハシのウルトラガンを受け泡になって巨大化。続けてコントロール装置を破壊され、正気を取り戻したセブンのエメリウム光線で倒された。
- 人間体演:吉原正鵠
- スーツアクター:西京利彦
- ニセモノではなく、本物のウルトラ戦士が侵略者に操られて地球人を襲った稀有な一例である。
[編集] 復讐怪人 ザンパ星人
第35話「月世界の戦慄」に登場。
- 身長:1.9メートル
- 体重:60キログラム
過去に一度宇宙船団で地球に侵攻しようとしたが、ウルトラ警備隊隊長キリヤマと宇宙ステーションV3隊長クラタのコンビによってヘルメス第3惑星の戦闘で全滅させられたザンパ星人の生き残りの一人。キリヤマ、クラタのコンビに復讐するため、クラタの部下であるシラハマ隊員を殺害して入れ替わり、再びコンビを組む機会を待っていた。月怪獣ペテロを操って地球防衛軍の月面基地を破壊し、キリヤマとクラタをおびき出した。遠隔指示器によってウルトラホーク1号の計器を狂わせたり、通信を妨害したりした。一度はクラタ隊長の銃を奪うものの、キリヤマ隊長に正体がばれ、レーザー銃で撃たれて死亡した。
- スーツアクター:鶴賀二郎
- 名前の由来は、フェデリコ・フェリーニ監督の映画『道』(1954年)に登場するアンソニー・クイン演じる大道芸人、ザンパノから。(資料によっては、沖縄県にある残波岬からという説もある。)
- ヘルメス第3惑星とザンパ星との関係は、劇中でははっきりとは語られていないが、おそらくキリヤマ、クラタをはじめとする地球防衛軍とザンパ星人の宇宙艦隊との決戦場となったのがヘルメス第3惑星であろうと思われる。
[編集] 月怪獣 ペテロ
第35話「月世界の戦慄」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:7万トン
ザンパ星人に操られている怪獣で、月面基地を破壊した。ザンパ星人の断末魔で姿を現し、ウルトラホーク1号とステーションホーク2号を破壊してしまおうとした。ウルトラセブンと戦い、ぶよぶよした軟体動物のような体でセブンの打撃攻撃を吸収し、無力化してしまった。月の夜の寒さに苦しむセブンに冷気や水流を浴びせたが、偶然落下した隕石の熱で回復したセブンの放ったワイドショットによって大爆発した。
[編集] 催眠宇宙人 ペガ星人
第36話「必殺の0.1秒」に登場。
- 身長:1.6メートル
- 体重:56キログラム
アルファ・ケンタウリ第13惑星のペガ星からやってきた宇宙人。ペガ星は大気が薄く、酸素がうっすらと漂っているだけの星なので、ペガ星人達は地球の気圧に耐えることができない。そのため、円盤内から多くの地球人達を操っている。地球に太陽系征服のための基地を作ろうと画策、それを決行するのに邪魔な人工太陽計画を妨害するため、ゼムラー教授を殺害。更には最高責任者であるリヒター博士の暗殺を企んだ。体が地球の気圧に耐えられない為、外に出られないのでヒロタ隊員を防衛軍の射撃大会の優勝と引き換えに催眠装置で操った。そのヒロタを利用してソガ隊員を円盤に監禁、同じく催眠装置で操った。武器は特になく、円盤を利用して敵を攻撃する。だが、結局は作戦に失敗。セブンの説得にも応じず、最期は円盤内でエメリウム光線を受け倒された。ペガ星人の遺体はその後風船のように膨らんでしまった。
- 声の出演:辻村真人
- ペガ円盤
- ペガ星人の円盤。内部に催眠装置。外部からロケット弾や光線を発射する。ロケット弾は脅威の連射力を誇る。ウルトラショットではビクともしない頑丈な円盤だが、最期はワイドショットで墜落し、ペガ星人もろとも爆発した。
[編集] マゼラン星人マヤ
第37話「盗まれたウルトラ・アイ」に登場。
- 身長:1.6メートル
- 体重:40キログラム
地球のことを「狂った星」と蔑み、侵略する価値すらないと語っていたマゼラン星の少女。ほとんど人間と変わらない容姿だが、テレパシーで相手と意思疎通することができる。マゼラン星が放った恒星間弾道弾を地球に着弾させるため、邪魔なウルトラセブン(ダン)からウルトラ・アイを盗むのが任務。任務を果たし、拠点であるアングラバー(スナック「ノア」)から「ムカエハマダカ」と無電を送り続けるものの、自分が最初から母星に見捨てられていたことを知り、無言でダンにウルトラ・アイを返した後に、ジュークボックスの番号を「J7」と押し、謎の煙に包まれて自ら命を絶った。
- 演:吉田ゆり(現・香野百合子)
[編集] バンダ星人
第38話「勇気ある戦い」に登場。
- 身長・体重:不明
深刻な鉄不足に悩み、鉄の補給のためにクレージーゴンを連れて地球へきた。ラジオの『道路交通情報』を情報源に活動し、クレージーゴンを使って自動車を採集した。まずは地上に濃霧を発生させ、周囲からは見えなくしてからクレージーゴンに自動車を回収させるべく、地上に送り込んでいた。ウルトラ警備隊によって偽の交通情報を流され、最新型のスペリウム爆弾を大量に搭載した自動車を採集してしまい、宇宙船もろとも爆破された。
なお、バンダ星人達は用心深いことで大変有名な宇宙人で(放映当時の雑誌設定)、本編中では姿を見せてはいない。ダンはバンダ星人の宇宙ステーションの存在を知っていた。
[編集] ロボット怪獣 クレージーゴン
第38話「勇気ある戦い」に登場。
- 身長:42メートル
- 体重:3万トン
深刻な鉄不足に悩むバンダ星人が鉄の補給のために地球へ連れてきた。普段は星人の宇宙船に連結されており、用のあるときだけ分離して地上に降りてくる。右手がシオマネキのような巨大なハサミになっており、それで車をつまみ上げ、胸のシャッターから内部へと取り込む。ウルトラ警備隊の機転により宇宙船が爆破されるとコントロールを失い暴走し、手当たり次第に暴れまわった。最大の武器は、頭部から放つ破壊光線。エメリウム光線やアイスラッガーさえ跳ね返す強靱な装甲を持つが、ウルトラセブンの捨て身の体当たり攻撃で停止した。
- 過去の設定資料集や怪獣図鑑などでは、名称が「きちがいロボット」とされている例があったが、「きちがい」が差別用語であることからか、現在は「ロボット怪獣」に変更されている。
- 『ウルトラマンコスモス』にはリメイクキャラとしてクレバーゴンという小型ロボットが登場し、巨大化してクレージーゴンのような威容をみせた事もある。
[編集] 分身宇宙人 ガッツ星人
第39話「セブン暗殺計画(前篇)」、第40話「セブン暗殺計画(後編)」に登場。
※詳細はガッツ星人の項目を参照
[編集] 豪力怪獣 アロン
第39話「セブン暗殺計画(前篇)」に登場。
- 身長:45メートル
- 体重:1万3千トン
ガッツ星人がセブンの能力をテストするために送り込んだ怪獣。ガッツ星人の円盤内モニター映像らしき白黒の回想シーンで登場。怪力で岩を投げつける等の他、水たまりに身を隠す(透明化?)などの能力もある。背中に翼があり、これで飛行するものと思われるが劇中では飛行していない。噛ませ役と思われることも多いが、セブンのビームランプ(いわゆるカラータイマー)を点滅させるなど、なかなか強いと思われる。セブンのアイスラッガーで首を切断され倒された。ダンはアロンの名前を何故か知っていた。
- スーツアクター:西京利彦
[編集] 水棲怪人 テペト星人
第41話「水中からの挑戦」に登場。
- 身長:1.8メートル
- 体重:55キログラム
地球侵略を狙う宇宙人で、円盤で地球に侵入後、伊集湖という湖の底に潜んでいた。姿は河童によく似ており、その姿を利用して夜な夜な湖の周辺に姿を現しては、住民を怖がらせ、湖に人が近寄らないようにした。湖の魚がほとんどいなくなったのも、テペト星人たちの食料になってしまったからである。なお、この話を聞きつけてやってきた「日本河童クラブ」に参加していたSF作家は「テペト星人こそ、河童そのものだ」という説を立てている。円盤が地球防衛軍のレーダーに捕捉されていたためにウルトラ警備隊の調査が開始されたため、本格的に行動を開始、湖からカッパ怪獣テペトを出現させた。ウルトラセブンによってテペトが倒されると円盤によって逃亡を図ったが、ウルトラホーク3号によって撃墜された。
なお、テペト出現前に4人程がフルハシ、アマギ両隊員に射殺されている。
テペト星は星全体が水で覆われているため、テペト星人をはじめテペト星の生物は全て水棲生物である(放映当時の雑誌設定)。しかし、テペト星人達はかなり素早く地上で活動することができるため、水陸両生の宇宙人のようだ。また、光の届かない暗い水中で暮らしていたため、主に昼間よりも夜間に活動することが多い(放映当時の雑誌設定)。
- 桑田次郎が描いた漫画版ではテペト星人は地球侵略目的はなく、少数が水中で静かに生活させてほしかっただけだったが、上層部の命令によりやむなく攻撃に出たウルトラ警備隊とセブンにテペトを倒されるとそれ以上の争いを避けて、別の住みかを探すため円盤で宇宙に去った。
[編集] カッパ怪獣 テペト
第41話「水中からの挑戦」に登場。
- 身長:38メートル
- 体重:8千トン
地球侵略を狙うテペト星人に操られる怪獣で、テペト星人が身を潜める「伊集湖」という湖に現れた球体 (卵と思われる)から姿を現した。河童に非常に似た姿をしており、頭には皿がある。河童同様、皿に水が入っている間は、力を発揮することができ、逆に水が無くなるとたちまち力を失ってしまう。エメリウム光線を皿に浴びせられて、冷やしている場面があった。また、この皿からは怪光線を発することもできる。非常にずる賢く、ウルトラセブンとの戦いでも、降参する振りをして不意打ちをかけるなど卑怯な手を使った。最期は、2度目の不意打ちをかけ水中に身を隠したものの、セブンの透視能力で見つけられてしまい、アイスラッガーで真っ二つにされた。
- スーツアクター:春原貞雄
- このテペトは、怪獣デザインコンクールの金賞を受賞した「回転サイボーグ デイクロス・レイザ」のデザインが元となっている。なお、元デザインでは一本足だった。
[編集] 地球原人 ノンマルト
第42話「ノンマルトの使者」に登場。
※詳細はノンマルトの項目を参照
[編集] 蛸怪獣 ガイロス
第42話「ノンマルトの使者」に登場。
- 身長:30メートル
- 体重:1万トン
地球の先住民族を名乗る種族ノンマルトに操られる怪獣。ウルトラセブンの中では珍しく地球生まれの怪獣である。出現時はウルトラ警備隊にこの怪獣がノンマルトであると勘違いされていた。まるで蛸のように数多くの吸盤を具えた足を持っている。複数の足と怪力で、いとも簡単に船を沈めてしまう。武器は足の吸盤に仕込まれた毒針(放映当時の雑誌設定)。また、足自体が武器となる。一度はウルトラ警備隊の攻撃により倒されたかに見えたが、実際には足を1本失っただけで、死んだふりをしてハイドランジャーをやり過ごし、ノンマルトのグローリア号による地上総攻撃に伴い、再び海上へと姿を現した。海上でセブンと対決して、その複数の足でセブンに襲い掛かるが、最期はアイスラッガーで次々と足を切られて力尽き海中に沈んでいった。
- デザインの元になっているのは、怪獣デザインコンクールの銀賞受賞作「ガイロス星人」である。
[編集] 第四惑星人
第43話「第四惑星の悪夢」に登場。
- 身長・体重・能力:地球人とほぼ同じ
地球から約120万キロ離れた第四惑星にすむ宇宙人。容姿や能力は地球人とほとんど変わらないが、地球人より文明が進んでいて、2000年前に人間のサポート役としてロボットを開発したが、そのロボットたちの反乱により人間とロボットの立場が逆転してしまい、労働のエネルギー源として扱き使われていた。そのため第四惑星人の多くはロボットたちに怯えながら暮らしており、反乱を試みる者達は次々に捕らえられ処刑されていた。年々人口が減少していき、向こう500年の間に絶滅してしまうという状況に陥ったため、ロボットたちによって地球を植民地にする計画が立案されたが、ウルトラセブンによって阻止された。
なお、第四惑星の事件に遭遇したモロボシダンとソガは、地球帰還後にその存在を訴えるが信じてもらえず、宇宙航行時の人工冬眠中に見た夢として処理された。よって、第四惑星存在の真偽は謎のままである。
- 演:愛まち子(アリー。後述のロボット長官の秘書)
[編集] ロボット長官
第43話「第四惑星の悪夢」に登場。
- 身長:1.65メートル
- 体重:160キログラム
"長官"と付くため、他のロボットのリーダー的存在と思われる。もともと第四惑星のロボットは人間のサポート役として作られたが、その優秀さから瞬く間に人類を追い越し、ついに奴隷としてこき使うようになった。ところが計算の結果、第四惑星の人間が向う500年のうちに絶滅することが分かり、新しい奴隷として地球人に目をつけた。ウルトラセブン=モロボシ・ダンの乗ったロケット・スコーピオン号をわざわざ、第4惑星に誘導し、セブンが居ない間に地球侵略を画策したが失敗、逆に地球に向かっていた侵略部隊を含め壊滅させられた。普段は冷静なようだが、機械なので融通が利かず、コーヒーの味が記憶しているデータと多少異なるだけで「ぬるい!砂糖も多い!」と怒り、コーヒーを入れた秘書(人間)に罰を与える。なお、目頭の辺りが点検用の蓋になっている。彼の執務室は凄まじい奥行きを誇る。
- 演:成瀬昌彦
[編集] ロボット署長
第43話「第四惑星の悪夢」に登場。
ロボット長官の部下。通常は部下を随えて市中を警戒し、人間(第四惑星人)を抑圧している。特徴として何か食べているのか口から何時もコリコリという音を発する。武器として常に拳銃を携帯している。また、人間の死刑執行等の判断は彼がしていると思われる。死刑執行を妨害しようとしたダン・ソガ両隊員に対し、拳銃をソガに向け発砲、負傷させた。ダンにも銃口を向けるが、署長が撃ったと同時にダンはセブンに変身、巨大化した。
- 演:森塚敏
[編集] 宇宙猿人 ゴーロン星人
第44話「恐怖の超猿人」に登場。
- 身長:35メートル
- 体重:8千トン
モンキーセンターで飼育されているゴールデンライオンタマリンに化け、そこで働く真山博士とその助手を操り、飼育係を脳波交換装置により身体は人間、脳はサルの猿人間「ゴリー」にした。ゆくゆくは人類を全て猿人間化して地球を征服せんと図った。見かけによらず、ゴーロン星の医学はかなり発達している。目から相手の脳波を狂わせる怪光線を発射する。また、かなりの怪力の持ち主でもあり、一時的に自分の姿を消して敵の目をくらませることもできる。セブンの手裏剣光線の連打を避け続けて疲れきったところへエメリウム光線を受けて倒された。ダンはゴーロン星人の存在を見抜いていた。
- スーツアクター:鈴木邦夫
[編集] ウルトラファイトに登場したゴーロン
特撮テレビ番組『ウルトラファイト』の新撮、第152話「赤い抱擁」、第155話「やらずのウー」、第157話「山師ゴーロン」、第158話「握手は終った」、第161話「荒原の墓場」、第163話「荒野の雄叫び」、 第164話「殺法破れ傘」、第165話「早過ぎた葬送曲」、第166話「炎も凍れ!」、第167話 「宇宙乱れ打ち」、第168話「銀嶺のデスマッチ」に登場した。宇宙の山師と異名を取り、掘り出し物に目がない。実は仏教徒で、共闘したイカルスと倒したセブンを葬送するのに合掌するか十字を切るかで揉めたあげく、息を吹き返したセブンにイカルス共々倒された。キーラーとは旧知の間柄だが、その関係はもろいものだった。
- 『ウルトラファイト』では異星人も怪獣扱いのため、単に「ゴーロン」と呼ばれた。
- スーツはアトラクション用に制作された本編とは別の着ぐるみ。
[編集] レッドマンに登場したゴーロン星人
特撮テレビ番組『レッドマン』第14話、第17話に登場。第14話ではペギラとともにレッドナイフでレッドマンに倒され、第17話ではレッドフォールでレッドマンに倒された。
- 着ぐるみは、『ウルトラファイト』に登場したゴーロンを流用。
[編集] 猿人 ゴリー
第44話「恐怖の超猿人」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:70キログラム
ゴーロン星人の脳波交換装置により飼育員が変貌した姿。通常は普通の人間だが、激しく興奮すると猿人へと変身する。知能は猿のそれなので言葉は話せない。最大の武器は怪力。夜中、街に鶏を盗みに行き、警官2人に見つかり逮捕されるが、変身してかけられた手錠を切断。怪力で警官達の頚骨を砕いて殺害した。アンヌ隊員が気に入ったらしく、アンヌが警備隊に戻れないようポインターを故障させた。その後もアンヌを付け回し、挙句の果てには味方である筈の真山博士と助手の実験を妨害、アンヌを救出し連れ去ろうとした。が、ダンの投げた工具により撃退されるものの、河を辿って逃げるアンヌを船頭に変装して待ち伏せする等、諦めなかった。ウルトラ警備隊がアンヌと合流したためゴリーも変身して戦おうとしたが、岩を持ち上げたところをフルハシ隊員のウルトラガンで撃たれて倒された。
- 演:滝恵一
[編集] サイケ宇宙人 ペロリンガ星人
第45話「円盤が来た」に登場。
- 身長:1.8メートル
- 体重:80キログラム
- 出身地:ペガッサ星雲第68番ペロリンガ星
極彩色なことで知られるペロリンガ星から来た宇宙人で、その体色は母星では保護色となっている(放映当時の雑誌設定)。地球侵略を狙う宇宙人で、大円盤群で地球を一気に制圧してしまおうと考えた。円盤を強力な磁気と不透視バリアーによって星にカモフラージュすることにより、各地の天文台や観測所に見えないようにし、難なく地球に侵入しようとしたが、アマチュアの観測者には円盤に見えるようになっていた。少年に化けてアマチュア観測者の一人フクシン三郎に近づき、同志として取り込もうとするが、フクシンの3度目の通報時に声を出してしまった事から怪しんだウルトラ警備隊がウルトラホーク1号で宇宙パトロールに出動してしまった。円盤群はウルトラホーク1号と、1体はウルトラセブンと戦闘になるが、円盤群はウルトラホークの活躍によって撃墜され、セブンと戦闘していた1体もセブンの猛攻の前に敗れ去った。なお、ペロリンガ星人には飛行能力はあるものの、巨大化能力は無いようである。
ペガッサ星雲に母星があるとされているが、ペガッサ星人とは直接関係は無いようだ。
- 着ぐるみは当初「ピニヤ水棲人」として造型されたものだが、番組終盤の予算難で、水を扱う特撮シーンに費用がかさむことからシナリオが没になり、頭部を変えサイケな色彩に塗り直されての登場となった。
- 円盤はガラス製の灰皿を2枚貼り合わせて製作されたものである。
- セブンとぺロリンガ星人の戦闘は、入り乱れる円盤群と火花の中でのイメージのように描かれていて、ウルトラシリーズ中でも異彩を放った美しい戦闘シーンになっている。
- 声の出演:浦野光 (テープの早回しで上ずった声に加工されている)
[編集] 侵略星人 サロメ星人
第46話「ダン対セブンの決闘」に登場。
- 身長:1.9メートル
- 体重:120キログラム
目的は地球侵略。地球人と全く変わらない容姿をしており(変身している可能性もあるが、劇中で正体を現すシーンも特に無いので不明)、若い女性、老人男性、中年男性他の4人が居る。武器は特に持ち合わせていないようだが、にせウルトラセブンを作れるほどの技術と科学力を誇っている。女性のサロメ星人がモロボシ・ダンをアジトの灯台におびき寄せ、門に仕掛けておいたショック光線を浴びせ監禁。自白装置のトークマシンを使い、ダンからウルトラビームの秘密(MGSH3GWFB1)を聞き出した。ウルトラセブンとにせウルトラセブンが共に海中に沈んだ後、浮かび上がってきたセブンを「我等のセブン!」だと喜んだが、実はそれが本物で、最期は本物のセブンに海の果てに連れて行かれ、円盤(水中翼船の姿にカムフラージュされていた)ごと爆破された。
※この回のダンは、ウルトラ・アイを車中に忘れたり、罠が仕掛けてあるかもしれない敵のアジトに何の躊躇もなく潜入して簡単に捕まるなど、非常にうかつで軽薄な行動が多かった。
- 演:嘉手納清美、高橋正夫
- 名前は聖書に登場し預言者ヨハネを死に追い込んだ妖婦サロメに由来すると思われる。
[編集] ロボット超人 にせウルトラセブン
第46話「ダン対セブンの決闘」に登場。
- 身長:40メートル
- 体重:3万5千トン
サロメ星人が地球侵略のためにウルトラセブンに似せて作り上げたロボットで、これを完成させるために彼らはモロボシ・ダンから「ウルトラビームの秘密」を自白装置を使って聞き出した。これにより、にせウルトラセブンは本物以上の力を持ったとサロメ星人たちは信じた。外見は概ねセブンにそっくりだが、ロボットと言うこともあり、腰や手足の関節部などにプロテクターがついているように見える。注意してみれば分かりそうなものだが、地球防衛軍とカプセル怪獣アギラは気付かなかったようである。アギラを軽く翻弄したが、本物のセブンには勝てなかった。
※本物のセブンがこの回でしか使わなかった光線技をにせセブンも使っていたことから、「ウルトラビーム」とは、セブンが使うあらゆる光線技のことを指していると思われる。また、敵がセブンにそっくりということもあってか、この回に登場したアギラからは戦意がほとんど感じられず、終始やられっぱなしだった。
[編集] 集団宇宙人 フック星人
第47話「あなたはだぁれ?」に登場。
- 身長:1.8~40メートル
- 体重:65キログラム~1万トン
地球侵略を狙う宇宙人で、地球に侵入後、密かに侵略計画を進めるため、侵略基地を東京K地区ふくろう団地にカモフラージュしていた。夜間しか活動できないため、昼間は地下に基地を隠し、夜になると地上の本物の団地と入れ替えていた(その際、団地の住民は催眠状態にされている)。そして、自分の星から侵略部隊を次々と呼び寄せ、武器も搬入して着実に戦力を揃えていった。別名に「集団宇宙人」とあるように、どんな時でも複数で行動する。ウルトラセブンとの戦闘でも3人がかりで戦いを挑んだ。力こそ劣るものの、その身軽な動きでセブンを翻弄したが、光に大変弱いため、セブンの全身発光によってたちまち弱ってしまい、ワイドショットの拡散バージョン(スリーワイドショット)によって、3人とも一掃された。また、出動した円盤群も、ウルトラホーク1号と3号によって全て撃墜された。
フック星人は夜行性の宇宙人であり、光に弱いため、視覚は退化しているが、聴覚が非常に発達している宇宙人である。また、仲間同士テレパシーで会話することも可能。
[編集] ウルトラマンボーイのウルころに登場したフック星人
『ウルトラマンボーイのウルころ』第45話「マッハコンビネーション! の巻」、第65話「悪魔のリベンジの巻」に登場。
レイビーク星人とコンビを組み、第45話ではウルトラマンダイナ、第65話ではウルトラマンアグルと戦った。
[編集] 幽霊怪人 ゴース星人
第48話「史上最大の侵略(前編)」、第49話「史上最大の侵略(後編)」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:70キログラム
きわめて高度な文明を誇るゴース星からやってきた宇宙人。その顔立ちから、幽霊怪人と呼ばれている。また、ゴース星も普通では観測できないことから、幽霊惑星と呼ばれている。地球侵略のために熊が岳の地下に基地を作り、怪獣パンドンを操った。ゴースバルーンで敵を包みこみ、身動きをとれなくする。地球人の言語を話すことは出来ず、地球防衛軍に降伏を要求してきた際には、拉致していたアマギ隊員を使った。地球に来たゴース星人の構成は司令官(怒りっぽい性格)、側近4人、部下・その他多数となっており、最終的にはウルトラ警備隊が、自動操縦によって送り込んだ時限爆弾搭載のマグマライザーによって基地を急襲・破壊され、その際に全員死亡したものと思われる。
地球人の海と空の守りは堅いものの、地底からの攻撃には何の備えを持っていないことを利用して超強力な地底ミサイル150発を使い、全世界の首都を破壊する人類抹殺計画「30億人皆殺し計画」を実行しようとした。パリ・モスクワなどに壊滅的な被害を与え、これをもって地球防衛軍に降伏を要求した。ゴース星人が拠点とした地下基地には、円盤消火セクション、円盤基地、モンスター改造室(パンドンを改造した)、地底ミサイル格納庫などの施設がある。ゴース星人そのものは戦闘能力を持たないため、シャドー星人やテペト星人と同様に集団で活動し、用心棒としてパンドンを操っている。
- スーツアクター:池島美樹
- 甲高いその言語は、出演者の吹き込んだ声を早送り再生して作ったものであり、スロー再生してみると「親分、殴りこみです。一体どうしましょう」「何? 殴り込みだと?」と言っているのが聞こえる。
- 着ぐるみは『戦え!マイティジャック』第16話「来訪者を守り抜け」に登場するモノロン星人に流用された。
- 最終話の決戦用にゴース星人変身体もデザインされたが、着ぐるみを新規に造る余裕がなかったためNGとなり、改造パンドンに変更された。
[編集] ウルトラマンボーイのウルころに登場したゴース星人
特撮テレビ番組『ウルトラマンボーイのウルころ』の新撮にたびたび登場。
- 第152話「熱血指導だ!エイティ先生の巻」、第153話「これがウルトラスピリッツだ! の巻」に登場。ヒロシと呼ばれ、ウルトラマン80の生徒で、番長または兄貴と呼ばれるサタンビゾーの子分。
- 第225話「開幕! ウルトラオリンピックの巻」に登場。ゾフィーとケットル星人の乱闘を実況した。
- 第259話「発表! 夢のバトル・ベスト3の巻」に登場。ナレーターを演じた。
[編集] 双頭怪獣 パンドン
第48話「史上最大の侵略(前編)」に登場。
※詳細はパンドンの項目を参照
[編集] 双頭怪獣 改造パンドン
第49話「史上最大の侵略(後編)」に登場。
※詳細はパンドンの項目を参照
[編集] 関連項目
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