ジャズマン
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ジャズマン (JAZZ MAN) | ||
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サザンオールスターズ の シングル | ||
リリース | 1980年6月21日 1988年6月25日(再発) 1998年2月11日(再発) 2005年6月25日(再発) |
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録音 | 1980年3月~4月 VICTOR STUDIO MEDIA STUDIO |
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ジャンル | ロック | |
時間 | 8分54秒 | |
レーベル | ビクター音楽産業 | |
プロデュース | サザンオールスターズ | |
レビュー | ||
チャート順位 | ||
売上枚数 | ||
サザンオールスターズ 年表 | ||
いなせなロコモーション (1980年) |
ジャズマン (JAZZ MAN) (1980年) |
わすれじのレイド・バック (1980年) |
『ジャズマン (JAZZ MAN)』は、サザンオールスターズの9枚目のシングル。FIVE ROCK SHOW第4弾として、1980年6月21日に発売。発売元はビクター音楽産業。
目次 |
[編集] 解説
タイトル通りジャズを意識したナンバーである。歌詞の中にも初めてフランス語が登場する(この後「Ya Ya (あの時代を忘れない)」にも登場する)。売上や知名度では低い作品であるが、サザンのジャズを意識した曲を代表する作品である。
本作は英題の『JAZZ MAN』も入ったものが正しい表記であるが、タイトルの英語表記であるため、ここでは省略する。
本作はA面、B面ともに全く同じ4分27秒である。双曲は作者が違うため、偶然の一致である。オリジナル盤はオリコンウィークリーチャートで最高33位であったが、現在シングル盤のみに収録ということもあり、2005年の再発盤が32位にチャートインし、1つ順位を更新した。
[編集] 収録曲
- ジャズマン (JAZZ MAN)
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ 弦管編曲:八木正生)
歌詞の内容や曲調は、ロックバンドとは大分違いジャズ、とりわけスイングと呼ばれるスタイルを意識したものになっている。他にもHey! Ryudo! (ヘイ! リュード!)など、この頃の曲にはジャズ的なアレンジをされてるものが少なくなく、リズムのみならずジャズミュージシャンがよく使うソロフレーズがメロディやイントロ・間奏に使われている場合もある。桑田本人によると『ジャズ・ピアニストであった八木正生さんに大きな影響を受けた』と語っている。後のジャズスタンダードを歌ったソロコンサート、『夷撫悶汰 レイト・ショー』にも繋がっていくこととなる。オリジナルアルバム未収録であり、1989年のベストアルバム『すいか』では収録されたものの、限定盤であり現在廃盤のため、2006年時点でシングル盤にのみ収録となっている。 - ひょうたんからこま
(作詞・作曲:関口和之 編曲:サザンオールスターズ 弦管編曲:八木正生)
前作「いなせなロコモーション」に引き続き、c/wは桑田以外のメンバーが担当。関口和之初のメインボーカル曲となり、作詞・曲も本人が担当。桑田佳祐も曲中で一部ボーカルを取っている。この曲は『バラッド '77~'82』に収録されたが、その際手書きで記載された曲の表記が『ん』の文字だけ、書き忘れたものを無理やり書き込んだようになっている。タイトルも然ることながら、「ジャズマン」が2005年の再発まで長らく入手困難な状態であっただけに、A面よりも知名度の高い楽曲になっている。
[編集] 参加ミュージシャン
- 桑田佳祐:Vocal, Guitar(#1,2)
- 大森隆志:Guitar, Chorus(#1,2)
- 原由子:Keyboards, Chorus(#1,2)
- 関口和之:Bass(#1,2)、Chorus(#1)、Vocal(#2)
- 松田弘:Drums, Chorus(#1,2)
- 野沢秀行:Percussion, Chorus(#1,2)