ボディ・スペシャルII
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ボディ・スペシャル II (BODY SPECIAL) | ||
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サザンオールスターズ の シングル | ||
リリース | 1983年3月5日 1988年6月25日(再発) 1998年2月11日(再発) 2005年6月25日(再発) |
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録音 | 1983年1月 VICTOR STUDIO |
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ジャンル | ロック | |
時間 | 7分19秒 | |
レーベル | ビクター音楽産業 | |
プロデュース | サザンオールスターズ | |
レビュー | ||
チャート順位 | ||
売上枚数 | ||
サザンオールスターズ 年表 | ||
Ya Ya (あの時代を忘れない) (1982年) |
ボディ・スペシャル II (BODY SPECIAL) (1983年) |
EMANON (1983年) |
『ボディ・スペシャル II (BODY SPECIAL)』(ボディー・スペシャル・ツー)は、サザンオールスターズの17枚目のシングル。1983年3月5日発売。発売元はビクター音楽産業。
目次 |
[編集] 解説
サザンのシングルとしては久々の、ロックを意識した曲。
本作のジャケットは女性の胸(上半身ヌード)をそのまま載せたかなり過激なものであり、当時のEPサイズで店頭に並ぶのはある意味斬新なものであった。本作もヒット曲でありながら、収録された作品が現在全て廃盤となっているため、2005年の再発時にはジャケットの効果もあり最も売れた作品である。c/wはシングル盤にのみ収録という背景もある。ジャケットの衝撃度もあってか、オリコンチャートでは最高10位を記録、累計売上も約30万枚。ちなみに2005年には15位という22年前の作品の再発版とは思えないヒットを記録した。
ちなみに前作「Ya Ya」と次作「EMANON」はバラードを意識したスローテンポなナンバーであり、その合間に発売されているため一際目立っている作品でもある。発売当初、TBSテレビの「ザ・ベストテン」で、乳房丸出しのジャケット写真を見て、黒柳徹子が唖然となったのは有名である。のちに日本テレビ系の音楽番組『速報!歌の大辞テン』では、放送時間が夜8時という関係上、ジャケットの乳房の部分に薄いぼかしがかけて放送された。
本作はサザンの作品では最後となるビクター音楽産業(現・ビクターエンタテインメント)からの発売であり、次作からは現在までサザン専用のレーベル ビクタータイシタからの発売となっている。
本作の正式なタイトルは英題の『BODY SPECIAL』も入ったものとなるが、公式でも省略されることがあるため、ここでは省略する。ちなみに似たような例に「シュラバ★ラ★バンバ」や「エロティカ・セブン」などがある。
[編集] 収録曲
- ボディ・スペシャル II (BODY SPECIAL)
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ 管編曲:新田一郎)
現在ではライブの定番曲であり、「勝手にシンドバッド」や「マンピーのG★SPOT」と同じくライブの最も盛り上がる部分に演奏されることが多い。歌詞の内容もジャケット同様エロティックなものであり、タイトルの「ボディ・スペシャル」もそのまま「すごい身体」という意味である。2番冒頭の歌詞には放送禁止用語を英語とのダブルミーイングでぼかした歌詞が登場するが、その部分の歌詞自体は『Man Call』となっているため、特に放送自粛の処置が取られることはない。 - ボディ・スペシャル I (BODY SPECIAL)
(作詞・作曲:原由子 編曲:サザンオールスターズ 管編曲:新田一郎)
インスト曲であり、原由子作曲。ボディ・スペシャル“II”が先にできていたので、タイトルがボディ・スペシャルIになったと言う。歌詞カードに歌詞の記載はないもののシングル盤にはなぜか作詞・原由子のクレジットもある。これはおそらくコーラスの歌詞を指しているものである。A面同様オリジナルアルバム未収録であり、こちらはシングル盤にのみ収録。
1984年に放送された、サザンが三宅裕司、小倉久寛らと共に出演したコントバラエティー番組『サザンの勝手にナイト あ!う○こついてる』のオープニングテーマとしても使用された。
[編集] 参加ミュージシャン
- 桑田佳祐:Vocal(#1)、Guitar(#2)
- 大森隆志:Guitar, Chorus(#1,2)
- 原由子:Keyboards, Chorus(#1,2)
- 関口和之:Bass, Chorus(#1,2)
- 松田弘:Drums, Chorus(#1,2)
- 野沢秀行:Percussion, Chorus(#1,2)