レンジャーズストライク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レンジャーズ ストライク(Rangers Strike)とは、スーパー戦隊シリーズ30周年記念に作られたトレーディングカードゲームである。2006年2月に発売開始。発売元はバンダイ。
第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』から最新作(第31作)『獣拳戦隊ゲキレンジャー』を収録。
目次 |
[編集] ストーリー・設定
第1弾ではこれまで戦隊を生み出してきた側と、それを複製して現出させた側(共に「アーカイヴ」と呼ばれる組織)の生き残りを賭けた対決というストーリーだったが、第2弾で何者かによって闇の同盟(ダークアライアンス)が解放されて世界が混乱に陥り、第4弾で闇の同盟を倒す為に両陣営が協力体制に入ることになる。
[編集] 基本ルール
2人のプレイヤーがターン制でゲームを進行。
カードはキャラクターのカードであるユニットカード、劇中イベントを再現したオペレーションカードの2種があり、基本的にユニットカードが相手への攻撃を担当し、オペレーションカードはそれのサポートを行う。
相手ユニットカードへの攻撃(アタック)、相手へダメージを与える直接攻撃(ストライク)を使い分け、先に相手へ7点ダメージを与えたプレイヤーの勝利となる。
[編集] カテゴリ
ゴレンジャーからゲキレンジャーまでの31戦隊は4つのカテゴリに分けられている。
- ワイルドビースト(Wild Beast)
- 獣や恐竜の力を借りた戦隊で構成。ストライクの速さが特徴。カテゴリカラーは赤。
- 所属戦隊 : 『ジュウレンジャー』『ギンガマン』『ガオレンジャー』『アバレンジャー』『ゲキレンジャー』
- アーステクノロジー(Earth Technology)
- 地球独自の科学の力で戦う戦隊で構成。所属戦隊の数が最も多い。保守に長けている。カテゴリカラーは緑。
- 所属戦隊 : 『ゴレンジャー』『ジャッカー』『バトルフィーバー』『サンバルカン』『ゴーグルファイブ』『ダイナマン』『チェンジマン』『ライブマン』『ターボレンジャー』『ファイブマン』『ジェットマン』『メガレンジャー』『ゴーゴーファイブ』『ボウケンジャー』
- オーバーテクノロジー(Over Technology)
- 宇宙・未来の科学の力で戦う戦隊で構成。パワーを貯めやすい。カテゴリカラーは青。
- 所属戦隊 : 『デンジマン』『バイオマン』『フラッシュマン』『カーレンジャー』『タイムレンジャー』『デカレンジャー』
- ミスティックアームズ(Mystic Arms)
- 気・忍術・魔法といった超常的な力を用いて戦う戦隊で構成。カウンター能力に優れる。カテゴリカラーは黄。
- 所属戦隊 : 『マスクマン』『ダイレンジャー』『カクレンジャー』『オーレンジャー』『ハリケンジャー』『マジレンジャー』
- ダークアライアンス(Dark Alliance)
- 歴代戦隊の悪役で構成。第2弾より登場。強力だがリスクも併せ持つ。カテゴリカラーは黒。
[編集] エキスパンジョンリスト
- 第1弾 英雄の再誕 2006年2月下旬発売
- 発売型式 スターターボックス&ブースターパック&自販機ブースター
- 全70種類(スターターボックスのみ、封入されているカード4種類も含む)
- 収録された戦隊(メモリアルカード除く)は『太陽戦隊サンバルカン』『大戦隊ゴーグルファイブ』『科学戦隊ダイナマン』
- 『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『激走戦隊カーレンジャー』『爆竜戦隊アバレンジャー』
- 『特捜戦隊デカレンジャー』『魔法戦隊マジレンジャー』『轟轟戦隊ボウケンジャー』
- 30戦隊のメモリアルカード(1戦隊につき1枚)がレアカードとして登場。一部イラストは石ノ森章太郎や野口竜が手がけた、その作品の放映当時のアイキャッチに使われたものが採用されている。ちなみに自販機ではこれらのレアカードが2回に1回の確率で出る仕組みになっていた。初版と再版が存在し、カードの仕様が一部異なる。カード裏面のレンジャーズストライクの文字の間に「・」が付いているものが初版。
- 発売型式 スターターボックス&ブースターパック&自販機ブースター
- 第2弾 二人の黒騎士 2006年5月下旬発売
- 発売型式 ブースターパック&自販機ブースター
- 全52種類
- 収録された戦隊は『太陽戦隊サンバルカン』『科学戦隊ダイナマン』『超電子バイオマン』『電撃戦隊チェンジマン』
- 『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『激走戦隊カーレンジャー』『救急戦隊ゴーゴーファイブ』『忍風戦隊ハリケンジャー』
- 『爆竜戦隊アバレンジャー』『特捜戦隊デカレンジャー』『魔法戦隊マジレンジャー』『轟轟戦隊ボウケンジャー』
- 新勢力「ダークアライアンス」と母艦ユニットが初登場。
- 発売型式 ブースターパック&自販機ブースター
- 第3弾 三界の獅子 2006年8月上旬発売
- 発売型式 ブースターパック&自販機ブースター
- 全52種類+シークレットレアカード1種
- 収録された戦隊は『秘密戦隊ゴレンジャー』『超電子バイオマン』『電撃戦隊チェンジマン』『超獣戦隊ライブマン』
- 『五星戦隊ダイレンジャー』『超力戦隊オーレンジャー』『激走戦隊カーレンジャー』『百獣戦隊ガオレンジャー』
- 『忍風戦隊ハリケンジャー』『爆竜戦隊アバレンジャー』『特捜戦隊デカレンジャー』『轟轟戦隊ボウケンジャー』
- 漫画家の村枝賢一が「アカレンジャー」のカードイラストを描き下ろしている。
- ロボ専用のコンビネーション、ジョイントコンビネーションも登場
- また、同時期に1弾~3弾+スターター専用カードで組まれた二種類の構築済みデッキ
- (ダイタンケンをメインとした「轟の翼 ~ダイタンケン~デッキ」と
- ボウケンシルバーをメインとした「銀の冒険者 ~ボウケンシルバー~デッキ」)も発売された。
- 発売型式 ブースターパック&自販機ブースター
- 第4弾 四雄の覚醒 2006年11月下旬発売
- 発売型式 ブースターパック&自販機ブースター
- 全64種類+シークレットレアカード1種
- 収録される戦隊は『秘密戦隊ゴレンジャー』『科学戦隊ダイナマン』『超電子バイオマン』『超新星フラッシュマン』
- 『超獣戦隊ライブマン』『五星戦隊ダイレンジャー』『超力戦隊オーレンジャー』『激走戦隊カーレンジャー』
- 『未来戦隊タイムレンジャー』『百獣戦隊ガオレンジャー』『忍風戦隊ハリケンジャー』『爆竜戦隊アバレンジャー』
- 『特捜戦隊デカレンジャー』『魔法戦隊マジレンジャー』『轟轟戦隊ボウケンジャー』
- レアリティにノーマルレアが追加された
- アバレモードなどの戦隊のパワーアップ形態、VSシリーズからのカードが登場。
- 発売型式 ブースターパック&自販機ブースター
- 第5弾 五龍の激鱗 2007年3月下旬発売
- 発売型式 スターターボックス&ブースターパック&自販機ブースター
- 全112種類+シークレットレアカード2種+スターター専用カード5種
- 収録される戦隊は『秘密戦隊ゴレンジャー』『バトルフィーバーJ』『超電子バイオマン』
- 『超新星フラッシュマン』『超獣戦隊ライブマン』『地球戦隊ファイブマン』『鳥人戦隊ジェットマン』
- 『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『五星戦隊ダイレンジャー』『超力戦隊オーレンジャー』『激走戦隊カーレンジャー』
- 『未来戦隊タイムレンジャー』『百獣戦隊ガオレンジャー』『忍風戦隊ハリケンジャー』『爆竜戦隊アバレンジャー』
- 『特捜戦隊デカレンジャー』『魔法戦隊マジレンジャー』『轟轟戦隊ボウケンジャー』『獣拳戦隊ゲキレンジャー』
- スターターボックスにはこれまでの再録カードと新規カードで構成される基本セット的役割を果たす。これにより、問題点であった1弾カードの入手の難しさが解決される可能性がある。
- また、2007年の新戦隊であるゲキレンジャーも収録される。
- 発売型式 スターターボックス&ブースターパック&自販機ブースター
- 番外編 ザ・マスクドライダーEXP 2007年6月22日発売予定
-
- 発売型式 スターターボックス&ブースターパック&自販機ブースター
- 全50種類+スターター専用カード16種
- 戦隊ヒーローではなく、仮面ライダーシリーズをテーマにしたエキスパンション。
- バイクとの連携をモチーフとした「ライディングコンビネーション」が登場する。
- 歴代ライダーのメモリアルカードが登場する。
- 発売型式 スターターボックス&ブースターパック&自販機ブースター
[編集] カード
[編集] レアリティ
レアリティの低い順に記載。カッコ内は略称。
- ノーマルカード(N)…通常のカード。
- ノーマルレアカード(NR)…第4弾より登場。カード下部のカードナンバーの後に星印が付く。
- レアカード(R)…カードテキスト部分に一部箔押しが施されたカード。
- スーパーレアカード(SR)…ホロ処理が施されたカード。パック版とカードダス自販機版とでホロのパターンが異なる。
- シークレットレアカード(SC)
- 第3弾より登場。上記の4種とは別のカードナンバー「SC」を持ち、自販機版に付属するカードリストにはカード名が記載されない。
- こちらはホロ処理とテキスト部の一部箔押しが施されており、SR同様パック版と自販機版との間でホロのパターンが異なっている。
- 当初は既出エキスパンジョンに収録されたカードのイラスト・能力名・フレーバーテキストを変更したものであったが、第4弾以降は完全新規のカードも登場した。
- なお、RとSRにはスターターにのみ封入される専用カードも存在する。
[編集] プロモーションカード
- 公式・公認大会その他催事の賞品、ガイドブック、バインダーなどに封入されるスペシャルカード。
- SRとも異なる独自のカードナンバー「PR」でカウントされる。
- 既出エキスパンジョンのカードの中からイラスト・能力名・フレーバーテキストを変更したものとなっており、人気が高いカードが選ばれるものが多く、このカードとして出ることでショップでの価格が激変することもある。
[編集] 誕生秘話
2005年夏、東映の日笠淳の考案でバンダイとプレックス側との交渉でスーパー戦隊のカードゲームを作ろう案が出た。30周年記念に発売する事が決定した。
[編集] 関連項目
- カードダス(本商品の自販機ブースターは、これで販売されている)
- トレーディングカードゲームのタイトル一覧
- プレックス(バンダイの子会社、ゲーム制作を担当)
[編集] 外部リンク
|
|
---|---|
昭和 | ゴレンジャー - ジャッカー - バトルフィーバー - デンジマン - サンバルカン - ゴーグルファイブ - ダイナマン(敵) - バイオマン(敵) - チェンジマン - フラッシュマン(敵) - マスクマン - ライブマン |
平成・20世紀 | ターボレンジャー - ファイブマン - ジェットマン - ジュウレンジャー(TRPG) - ダイレンジャー - カクレンジャー - オーレンジャー - カーレンジャー - メガレンジャー - ギンガマン - ゴーゴーファイブ - タイムレンジャー |
平成・21世紀 | ガオレンジャー - ハリケンジャー - アバレンジャー - デカレンジャー(人物) - マジレンジャー(人物) - ボウケンジャー(人物・装備・用語)- ゲキレンジャー |
劇場版 | JAKQ VS ゴレン - ガオ - ハリケン - アバレ - デカ - マジ - ボウケン |
一覧 | 戦士 - 敵 - 戦力 - パロディ |
関連1(戦隊) | 他媒体(Vシネ・トレカ・海外) - イナズマ! - ご当地 |
関連2(他) | ライダー - メタル - すごかが - ヒーロー大集合 - ヒーロータイム |
カテゴリ: 新製品 | スーパー戦隊シリーズ | トレーディングカードゲーム | クロスオーバー作品 | ゲーム関連のスタブ記事