南大沢駅
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南大沢駅(みなみおおさわえき)は、東京都八王子市南大沢2-1-6にある京王電鉄相模原線の駅。急行が停まるが、他路線との乗換駅ではない。
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[編集] 駅構造
- 相対式ホーム2面2線を持つ橋上駅。もともと島式2面4線設計で用地が確保されていたため、構内は広々としたつくりになっている。
- 京王相模原線橋本延伸に伴う橋本駅周辺の用地買収が遅れたことによって橋本開業まで南大沢駅が始発駅となったため、駅の橋本寄りに折り返し用の設備が設置された。1番線に到着した南大沢止まりの列車はこの設備で折り返し、2番線の乗車用ホームへと入線した。橋本まで開業された現在では、この設備は営業用としては使われていない。
- 改札口とホームとの間にはエレベーター・エスカレーターが設置されている。
改良工事によりエスカレーターは上り・下りともに設置された。
- トイレは駅舎内にある。以前からだれでもトイレを設置していたが、最近になって改修工事が行われた。
[編集] のりば
[編集] バス路線
[編集] のりば
- 1
- 京王・神奈中「南51」系統・大平公園先廻「南大沢団地循環」(深夜バス有)
- 京王・神奈中「南52」系統・赤石公園先廻「南大沢団地循環」
- 2
- 京王・神奈中「堀03」系統・大平公園、長池小学校経由「京王堀之内駅」行(平日のみ深夜バス有)
- 3
- 京王・「南60」系統・だいり谷戸公園先廻「南大沢五丁目循環」
- 京王・「南60」系統・だいり橋先廻「南大沢五丁目循環」
- 京王・「南60」系統・だいり橋、南大沢五丁目経由「だいり谷戸公園」行
- 京王・「南61」系統・だいり橋、南大沢五丁目経由「多摩美大前」行
- 京王・「南61」系統・だいり橋、南大沢五丁目経由「都営住宅西」行
- 京王・「南62」系統・だいり谷戸公園経由「多摩美大前」行
- 京王系統・だいり橋、五丁目経由「だいり谷戸公園」行(平日のみ・深夜バス・京王多摩センター駅始発)
- 4
- 5
- 6
- 京王・「南63」系統・上柚木、多摩美大経由「橋本駅北口」
- 京王・「南64」系統・下柚木小学校経由「京王堀之内駅」行
- 京王、東京空港交通・京王多摩センター駅、聖蹟桜ヶ丘駅経由「成田空港」行(3月16日より運行開始)
- その他
深夜急行バスとして、新宿駅西口発南大沢行がある。
[編集] 駅周辺
- バスロータリー
- ガレリア・ユギ(駅前ビル・1992年6月開業、地上6階地下2階)
- fabエンタテイメントスクエア(2001年12月開業)
- パオレ(1992年5月開業)
- 八王子市土地信託ビル「フレスコ南大沢」(1996年3月開業、地上14階地下2階 )
- 商業施設「プラザA」
- ラ・フェット多摩 南大沢(アウトレットモール、2000年9月開業)
- フォレストモール南大沢(2006年11月23日開業)
- 首都大学東京(2005年4月開学)
- 東京都立大学(1991年4月移転開学)
- 首都大学東京及び東京都立大学は現在、同一キャンパス内に併設されている。2011年3月末日で東京都立大学は廃止され、首都大学東京のみとなる予定である。
- ヤマザキ動物看護短期大学(2004年4月開学)
- 長池公園(里山の風景を復元した公園)
- 長池見附橋(東京都新宿区四谷の四谷見附橋を移築復元したもの)
- TOTO八王子ショールーム(2007年2月17日オープン)
- (参考)駅周辺は、八王子市及び八王子警察署の「違法駐車取り締まり重点地域」ならびに「自動二輪・原動機付バイク取り締まり重点地域」に指定されている。
[編集] 開発中の施設
- (仮称)マグレブ南大沢
- 建築主ユニカ(新宿区)
- 建設場所は商業施設「プラザA」バスターミナル横の駐車場として使用されていた区画。敷地2537平方メートル、ビルの延べ面積10143平方メートル、地下2階地上5階建(高さ25m)を予定。ビル内には遊技場や店舗、スポーツ施設、駐車場などで構成され、2006年1月上旬に着工、同年8月のオープン予定(2007年4月10日現在、未オープン)。
- 南大沢レジデンス
- マンション内に併設される形でフィットネスクラブの東急スポーツオアシスが2007年4月オープン予定。
- 駐輪場
- 3月より南大沢大橋下でバイク専用駐輪場が建設予定。
- 南大沢駅改良工事
- 去年、冬より駅改良工事。上下線ともに下りエスカレーターの設置。トイレ、駅員室、券売機などの配置の変更。現在の駅上部には新たに店舗スペースを建設中。駅直結の店舗を設置。尚、入居店舗は未定(2007年4月10日現在)
[編集] 歴史
- 1988年(昭和63年)5月21日 暫定開業した際、設置された。「普通」・「通勤快速」全列車停車。
- 1991年(平成3年)4月6日 「快速」の停車駅となる。
- 2001年(平成13年)3月27日 京王相模原線の「急行」運行開始に伴い、「急行」の停車駅となる。
[編集] 設置までの流れ
京王帝都電鉄(当時)は、京王相模原線の橋本駅延伸に際し途中駅を1駅設置することを延伸前の計画で決めていた。そして、京王帝都は「由木平駅」を設置することに決めた。(その後、「京王堀之内駅」と「多摩境駅」の設置が決定している。)尚、「由木平駅」は現在の「南大沢駅」のことを指す。 そして由木平駅設置に際し現在の場所が決定した理由は、京王多摩センター駅と橋本駅との中間地点に位置をすることと、周辺に建物等が一切なく駅中心とした街づくりを行えることであった。駅設置の工事をするに際し当時の京王帝都相模原線が橋本延伸後「津久井湖方面」に延伸する予定があったため、島式2面4線設計で用地が確保された。 京王多摩センター駅~南大沢駅間の線路建設や南大沢駅自体の建設工事は順調に進んだが、南大沢駅~橋本駅間の用地買収等に手間がかかったため、京王帝都は急遽京王多摩センター駅~南大沢駅間の暫定開業を行った。
[編集] 設置後から現在まで
1988年5月21日、南大沢駅は開業した。しかし駅開設直後は駅周辺には何も無い、という状況であった。開業当初有ったものは「駅前の雨避けのアーケード」という状況(団地は駅から遠く離れたところに建てられていた)。その後八王子市が中心となって東京都立大学(現首都大学東京)やテンプル大学日本校、八王子南郵便局(現南大沢駅前郵便局)の誘致や、スーパー・百貨店の進出があり、ゆったりとしたペースで開発が進んでいた。しかしその後百貨店やスーパーが相次いで撤退し低迷した時期もあったが、1997年以後従来の駅前商業施設の増改築を行い、新たにスーパーやアウトレットモール、映画館等の誘致や、京王相模原線の急行運転開始に伴い、南大沢駅は急行停車駅となったことから再び南大沢は開発が進んで来ている(特急が運転されていた時代は通過駅であった)。
[編集] 駅名の由来
江戸時代、現在の八王子市付近には2つ「大沢村」があり、現在駅がある付近のことを南にある大沢村のため「南大沢」と名づけられたことから。尚、京王相模原線延伸工事時の駅名仮称は、「由木平」であった。ちなみに、「由木」とは、この地域の名前である。
[編集] その他
[編集] 利用状況
- 51,585人(2005年乗降データ)
- 51,123人(2004年乗降データ)
- 50,554人(2003年乗降データ)
- 48,947人(2002年乗降データ)
駅勢圏人口の増加と相次ぐ大規模商業施設の開業、また旧都立4大学の首都大学東京への改組統合により乗降人員は増加傾向にある。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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