幕張車両センター
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幕張車両センター(まくはりしゃりょう-)は、千葉県千葉市花見川区に所在する東日本旅客鉄道(JR東日本)千葉支社の車両基地。
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[編集] 配置車両の車体に記される略号
「千マリ」・・・千葉支社を意味する「千」と、幕張を意味する「マリ」から構成される。
[編集] 位置
津田沼駅~幕張駅間の総武快速線の上下線に挟まれる形で展開し、津田沼駅と幕張駅に出入庫線がつながっている。
[編集] 歴史
- 1967年11月 用地買収開始
- 1969年2月 着工
- 1972年7月5日 総武快速線の運行開始に先立ち、幕張電車区として開設された。
- 2004年10月16日 ダイヤ改正に併せて幕張車両センターと改称された。この際に木更津駅構内にある久留里線の車両が所属する幕張電車区木更津支区は車両センターへの改組の際に千葉運転区木更津支区となった。
[編集] 配置車両
2007年04月現在の配置車両は次の通り(但し貨車は2006年4月現在のもの)。
[編集] 電車
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- 6両編成13本(78両)、4両編成43本(172両)、計230両が在籍している。4両編成のうち1本は訓練車である。なお、6両編成は鹿島線には入らない。ラッシュ時の最長編成は6+4の10両編成(内房線の千葉~千倉間と外房線の千葉~上総一ノ宮間)。
- 内房線、外房線、総武本線、成田線、東金線、鹿島線の普通列車で運用されている。
- 初期製造車は2004年10月より国府津車両センターからの転入車への置き換えが行われ、2006年10月21日より高崎車両センターからの211系転入車が営業運転を開始し、6両編成の置き換えが始まっている(26本のうちの13本が置き換えられる予定)。
- かつては成田線成田~我孫子間(通称我孫子線)に4両編成とこれを2本連結した8両編成が走っていた。現在この区間は松戸車両センターのE231系で統一されている。
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- 3000番台5両編成14本、計70両が在籍している。
- 総武本線・成田線・外房線・東金線・内房線の普通列車用で運用されている。
- 高崎車両センター所属の211系A編成(3000番台ロングシート車)が余剰になった事に伴い、当センターへ113系の6両編成のうち特に古い編成の置き換え用として転属してきたものである。2006年10月21日から11月4日にかけて順次運用を開始した。
- また、113系6両編成で運行していた普通列車を置き換えたため、211系5両編成では、1両少なくなった。最終的には、211系5連14本70両で113系6連13本78両を置き換えたため、当センター全体では都合8両減となった。なお、4両編成のみしか運用されていない鹿島線での運用予定はない。2007年3月ダイヤ改正時からは、内房線、外房線の朝夕一部列車について10両編成での運用を開始している。
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- 500番台5両編成19本、計95両が在籍している。
- 特急さざなみ・わかしお・しおさい・あやめで運用されている。
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- ジョイフルトレイン「ニューなのはな」用の6両編成1本が在籍している。
[編集] 貨車
越中島貨物駅にある東京レールセンターよりレールを首都圏の各地へ輸送するために、多くの長物車が配置されている。
- チ1000形
- 7両が配置されている。レール輸送用長物車。
- 36両が配置されている。レール輸送用長物車。
- 43両が配置されている。レール輸送用長物車。
- チキ6000形
- 25両が配置されている。レール輸送用長物車。
- ホキ800形
- 16両が配置されている。バラスト輸送・散布用ホッパ車。
[編集] かつての配置車両
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- ジョイフルトレイン「なのはな」
- 団体臨時列車用(湘南色)
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