清瀬市
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[編集] 地理
東京都から、埼玉県の新座市と所沢市の間に楔のように北へ突き出している。西の所沢市とは柳瀬川で、南の東久留米市とは野火止用水で境を隔てる。市内には金山緑地公園など緑地が多く、緑地面積は市域の約46%を占める。
[編集] 隣接自治体
[編集] 地形
武蔵野台地の東北端手前約15km付近の平坦部に位置する。市域は、約6.5km×2kmの狭長の地で、その長軸は台地の傾斜と向きを同じくし、西高東低の地形をなしている。標高は、西方の竹丘(たけおか)地区で65m、北東の下宿(したじゅく)地区で20mと、6.5kmの間に45mの標高差がある。市域北部を流れる柳瀬川によるわずかの沖積低地があるが、それ以外は洪積台地が占める。柳瀬川に沿う中里(なかざと)、下宿地区は、柳瀬川の低地より5~10m高く、清瀬旭が丘団地付近の台地よりも10~15m低い標高25~30mのテラス状になっており、下清戸(しもきよと)、中清戸(なかきよと)、上清戸(かみきよと)地区から西武鉄道池袋線周辺の市街地へと続く広範な台地である。団地北側の崖面からみると、6mほど関東ローム層が堆積し、その下は武蔵野礫層が堆積している。
[編集] 沿革
- 1889年 神奈川県北多摩郡清瀬村ができる。
- 1893年 三多摩が神奈川県から東京府に移管。
- 1915年 武蔵野鉄道(現西武鉄道西武池袋線)開通。
- 1917年 秋津駅開設。
- 1924年 清瀬駅開設。
- 1954年 町制施行。清瀬町になる。
- 1970年10月1日 市制施行。清瀬市になる。
[編集] 人口
清瀬市と全国の年齢別人口分布図(比較) | 清瀬市の年齢・男女別人口分布図 |
■暗紫色は清瀬市 ■緑色は全国 |
■青色は男性 ■赤色は女性 |
総務省統計局 平成17年国勢調査より |
[編集] 行政
[編集] 市長
- 星野繁
[編集] 市議会
- 議員は24人で、議会運営委員会のほか、常任委員会は以下の通り
- 総務委員会
- 文教委員会
- 厚生委員会
- 建設委員会
なお、1993年に死刑廃止を求める意見書が全会一致で可決され、国に送られたが、死刑になるような凶悪犯罪者に殺されたり傷つけられている犯罪被害者の権利確立を求める意見書は、可決されていないようである。
[編集] 市役所組織
- 市長部局 企画部、総務部、市民生活部、健康福祉部、建設部
- 教育委員会 学校教育部、生涯学習部
- 収入役
[編集] 広域行政
- 多摩北部都市広域行政圏協議会
[編集] 自治体交流
[編集] 国政・都政
[編集] 国政
衆議院小選挙区選挙では東京20区(東村山市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市)に属す。
近年選出の議員は以下のとおり。
- 第44回衆議院議員総選挙(2005年9月)
[編集] 都政
北多摩4区(清瀬市、東久留米市)に属す。定数は2人。近年選出の議員は以下のとおり。
- 2001年6月
- 山下太郎(民主)
- 野島善司(自民)
[編集] 産業
[編集] 農業
- 農地が市域の2割を占める。また、市内農地の87.0%が生産緑地に指定された(平成14年)。ニンジンやホウレンソウなどの野菜栽培が中心。ニンジンは都内の出荷額の半分を占める。黒土が深いという利点があり根菜類の栽培が多い。酪農も比較的盛んで、中清戸の清瀬市役所周辺に集中して立地している。
- 2004年4月にJA東京みらいにJA第一清瀬が合併されたが,比較的最近まで小さな農協であるJA第一清瀬が広域合併せずに残っていた。
[編集] 病院
戦前まで結核患者の療養地だったため、結核予防会複十字病院他、様々な感染病原菌の研究施設が市南西部に集中している。結核療養所を初めとする高度研究機関が整備され、内外の人類のみならず動植物に由来する研究施設が市の南部に集まっている。又、都立清瀬小児病院のような、小児の為の数少ない高度医療施設も運営されており、正に清瀬は「医療の街」である。
[編集] 交通
[編集] 鉄道
- JRの武蔵野線が市の北東部をわずかに通るが旅客駅はない。新座貨物ターミナル駅の一部が清瀬市域にかかる。
[編集] 路線バス
※<>括弧内は、担当営業所。特記以外は、新座営業所担当
- 西武バス
- 清瀬駅北口発
- 清61:志木駅南口(グリーンタウン清戸・新座駅南口経由)
- 清61-1:新座営業所(グリーンタウン清戸経由)
- 清61-2:中清戸東(グリーンタウン清戸経由)
- 清62:志木駅南口(団地交番前・旭が丘五丁目・新座駅南口経由)
- 清63:旭が丘団地(けやき通り経由)
- 清63-1:新座営業所(けやき通り・旭が丘団地経由)
- 清64:台田団地(水天宮前・清瀬市役所経由)<所沢>
- 清64-2:台田団地(中里経由)<所沢>
- 清66:所沢駅東口(中里・安松経由)<所沢>
- 深夜バス:旭が丘団地(中里・台田団地経由)
- 深夜バス:新座営業所(中里・台田団地・旭が丘団地経由)
- 新座市シャトルバス:新座総合技術高校行(小山入口・西堀・菅沢・新座駅南口・新座市役所・新座栄経由)
- 清瀬駅北口発
などがある。
[編集] 深夜急行バス
[編集] 市内循環コミュニティバス
清瀬市コミュニティバス「きよバス」が2007年1月20日から運行。清瀬市が西武バス新座営業所に運行を委託。
- 運行コース・主な停留所
- 志木街道経由便
- 緑蔭通り経由便
※詳細はこちらを参照。
[編集] 道路
主要な道路は市の東西、東村山市秋津町から新座市へ抜ける埼玉県道・東京都道40号さいたま東村山線(通称:志木街道)と、東久留米市から所沢市までを南北に結ぶ東京都道15号府中清瀬線・東京都道・埼玉県道24号練馬所沢線(通称:小金井街道)があり、両街道は市の中心部、元町の清瀬郵便局交差点で交わる。小金井街道は清瀬駅西側(秋津側)の踏切での渋滞が慢性化している。この為、西武総合企画の誘導員が西武バスの円滑な運行に一役かっている。
また、清瀬駅から市役所へ向かって志木街道に並行する形でけやき通りが走る。加え、東京都道248号府中小平線(通称:新小金井街道)は、小金井街道・野火止用水交差部(小金井街道「松山三丁目」交差点附近)から清瀬駅の南側を抜け、下清戸へ至る部分で延伸・整備工事が進められている。この工事が竣工すれば、志木街道の全面立体交差が完成され、府中方面~小金井~小平~東久留米~清瀬~新座~志木~浦和方面へ「踏切なし」で通行できることとなり、南北を結ぶ幹線道路として大活躍するであろう。
尚、北東部の旭が丘地区に関越自動車道が僅かに走っている。旭が丘団地内を走る部分は、上部がシェルターとしてコンクリートで覆われ、公園として利用されている。当市内にはインターチェンジはなく、所沢インターチェンジの利用が便利である。但し、条件が整えば、関越道の三芳パーキングエリアに設置されているスマートICを利用する方法もある。
[編集] 教育機関
[編集] 小学校
- 市立
- 清瀬小学校
- 芝山小学校
- 第三小学校
- 第四小学校
- 第六小学校
- 第七小学校
- 第八小学校
- 第十小学校
- 清明小学校(旧第五小学校、第九小学校)
- 私立
- 東星学園小学校
[編集] 中学校
- 市立
- 清瀬中学校
- 第二中学校
- 第三中学校
- 第四中学校
- 第五中学校
- 私立
- 東星学園中学校
[編集] 高等学校
[編集] 大学・大学校
[編集] 観光
- ケヤキロードギャラリー - 清瀬駅から市役所にかけて伸びるけやき通り沿いに、国内外の彫刻家が制作した約30点の作品が展示される。
- 金山緑地公園 - 柳瀬川脇に親水型公園として整備され、野鳥観察で知られる。
[編集] 著名な出身者
[編集] 芸能
[編集] スポーツ
[編集] 文化
[編集] その他
- 世帯数 : 31,215世帯(2006年2月1日)
[編集] 外部リンク
- 東京都の自治体
-
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