BTR-D
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BTR-D | |
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基礎データ | |
全長 | 5.883 m |
全幅 | 3.63 m |
全高 | 2.0 m |
重量 | 8 t |
乗員数 | 1 名 |
乗員配置 | 乗員1名、歩兵12名 |
装甲・武装 | |
装甲 | mm |
主武装 | |
副武装 | 7.62mm機関銃×2 |
機動力 | |
速度 | 60 km/h(整地) 25 km/h(不整地) 10 km/h(水上) |
エンジン | 5D-20 V型6気筒 液冷ディーゼルエンジン 176 kW/2600 rpm |
懸架・駆動 | |
行動距離 | 500 km |
BTR-D(БТР-Д)は、ソビエト連邦の装甲兵員輸送車(Бронетранспортёр;略称БТР)。BMD-1から砲塔を取り外し、乗員数を増加させた型である。1974年採用。BMDと同様に、空中投下が可能なように設計されている。
[編集] 概要
BTR-Dは、BMD-1の車体を元に設計されているが、全長が483mm延長されている。操縦席は、車体前方の中央に位置し、その両側には機関銃手各1人が位置し、7.62mm機関銃PKTを操作する。
BTR-Dは、完全武装の空挺兵1個分隊(10人)を輸送できる。兵員の乗下車は、天井の2ヶ所のハッチと、後部の大ハッチを通して行われる。車体には、2ヶ所の銃眼が存在する。
他車両との通信用に、R-123M無線機が設置されている。煙幕展開用に、熱煙幕発生器と発煙弾発射機902V×4基が設置されている。消化装置とNBC防護システムも設備されている。
弾薬搭載数は、機関銃弾×2000発。
[編集] 派生型
- BTR-RD「ローボト」(Робот):9K113「ファゴート」を搭載した駆逐戦車。
- BMD-KSh「シニーツァ」(Синица):大隊級の指揮・幕僚車。R-123無線機×2台を搭載。
- 1V119「レオスタート」(Реостат):砲兵統制車。地上レーダー(有効距離14km)、レーザー測距儀(8km)、昼夜間監視装置、地図照合機、電子戦機材、R-123無線機×2台、R-107無線機×1台を搭載。
- 2S9「ノーナ-S」(НОНА-С):120mm自走砲。
- BTR-ZD「スクレージェト」(Скрежет):高射ミサイル班の輸送車両。ZU-23-2の車体としても使用。
- BTR-KShM「ソローカ」(Сорока):連隊・旅団級の指揮・幕僚車。R-123無線機×2台、R-111無線機×2台、R-130レーダー、秘匿通信機を搭載。無人偵察機「シュメーリ」の発射・操縦車としても使用。
- BREM-D:クレーン、牽引機、鋤、溶接機を搭載した修理・回収車。
- R-440 ODB「フォボス」(Фобос):衛星通信局。
[編集] 関連項目
第二次世界大戦後のソ連・ロシアの装甲戦闘車両 | |||
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主力戦車 | |||
T-44 | T-54 | T-55 | T-62 | T-64 | T-72 | T-80 | T-90 | チョールヌィイ・オリョール | T-95 | |||
重戦車 | 水陸両用戦車 | ||
IS-3 | IS-4 | T-10 | PT-76 | ||
空挺戦車 | |||
BMD-1 | BMD-2 | BMD-3 | BMD-4 | ASU-57 | ASU-85 | 2S9ノーナ-S | |||
歩兵戦闘車 | |||
BMP-1 | BMP-2 | BMP-3 | BTR-T | BMP-T | |||
自走砲 | |||
2S1グヴォズジーカ | 2S3アカーツィヤ | 2S5ギアツィント | 2S7ピオン | 2S19MSTA | 2S25スプルート-SD | |||
自走式対空砲 | |||
ZSU-57-2 | ZSU-23-4シルカ | 2S6/2K22ツングースカ | |||
装甲兵員輸送車 | |||
BTR-152 | BTR-40 | BTR-50 | BTR-60 | BTR-70 | BTR-80 | BTR-90 | BTR-D | MT-LB | |||
戦車一覧 |
カテゴリ: 装甲車 | ソビエト連邦の装甲戦闘車両