どうぶつ奇想天外!
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どうぶつ奇想天外!(どうぶつきそうてんがい)は、TBSで毎週日曜20:00~20:54(JST)に放送されている、動物に関する教養系クイズ番組である。(「さんまのSUPERからくりTV」からステブレレスで切り替え)
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[編集] 番組概要
1993年10月16日に放送を開始し、2000年3月までは土曜20時台にて放送された。2005年1月からは、現在の地上波での放送に加えて、CS放送のTBSチャンネルで初期の回から再放送されている。また、一部の地上波局でも不定期で再放送されることもある。
出演は司会者にみのもんた、現在のアシスタントにTBSアナウンサー久保田智子、レギュラー解答者に高田純次、渡辺満里奈、加藤晴彦、ガレッジセールの2人、井上和香というメンバーである(そのうち、高田と渡辺は開始初期からのレギュラー解答者)。アットホームな雰囲気を出すためか、解答者は高田と川田広樹(ガレッジセール)を除いてみのに敬称なしの下の名前で呼ばれている(高田は「純ちゃん」、川田は「川田」もしくは「川ちゃん」と呼ばれる)。またナレーターの小島一慶は前番組「自然がいちばん!地球塾」から引き続き担当している。
みのは番組開始当初から出演しているが、かつてはアシスタントに元TBSアナウンサーの雨宮塔子やアナウンサーの外山惠理が出演、レギュラー解答者としてトミーズ雅、ホンジャマカ、鈴木蘭々、吉野紗香、大森玲子、深谷愛なども出演していた時期もあった。みのと渡辺は同じTBSで放送している『学校へ行こう!』でも共演している。みのにとっては初めてのTBSでのレギュラー番組出演でもある(以前は他の番組で数回ゲストとして出ていた程度。)。
TBSでは1992年3月まで、やはり動物をテーマにしたクイズ番組『わくわく動物ランド』を放送しており、その製作を通じて得た「資産」がこの番組でも活かされている。例えば後述の千石正一も、『わくわく』において爬虫類の専門家としてたびたび登場していた。ただし、『わくわく』がどちらかというと普段見られないような野生動物の生態に注目していたのに対し、本番組では、ペットなど身近な動物に注目する度合いが高い点で違いがある。また盲導犬に対する理解を広く訴えかけ、誕生から育成、その仕事と生活、そしてリタイア後の晩年の様子が特集で度々放映される。盲導犬の取材は主に加藤が紹介している。
当初から平均15%前後をマークする人気番組で、最近では大河ドラマ(NHK)の視聴率が低迷しているのに関わって、同時間帯のトップになることも増えてきた(フジテレビのジャンクSPORTS(フジテレビ)も同じ傾向にある。)。
土曜日時代、1998年にはバレーボール世界選手権をTBSで独占中継することとなった影響で約1ヶ月にわたって番組が休止になった。日曜日時代の2006年もTBSで独占中継されたため、11月5日~12月3日の5週間、その前の番組である「さんまのSUPERからくりTV」と共にやはり1ヶ月ほど番組が放送を休止された。また世界陸上で2003年と2005年(ともに日曜日時代)に「女子マラソン」を編成された場合休止したことがあり、2007年の大阪大会開催期間中の日曜日は上記と同様「~からくりTV」とともに休止される予定である。 2006年10月29日は「日本シリーズ・第7戦」で双方ともに休止される可能性もあったが、第5戦で終了した為、休止を回避された。
[編集] 主な出演者
[編集] 司会者
[編集] アシスタント
- 初代 雨宮塔子(当時TBSアナウンサー、1993.10 - 1999.3)
- 2代目 金子あや (1999.4 - 2000.3)
- 3代目 外山惠理(TBSアナウンサー、2000.4 - 2002.3)
- 4代目 久保田智子(TBSアナウンサー、2002.4 - 現在)
[編集] 解答者
- 高田純次(1993年10月~)
- 渡辺満里奈(1995年4月~)
- 加藤晴彦(1996年10月~)
- ゴリ(ガレッジセール)(2003年頃~)
- 川田広樹(ガレッジセール)(2003年頃~)
- 井上和香(2004年4月~)
※特番時などを除いてゲスト解答者はいない。
[編集] 過去のレギュラー回答者
[編集] 過去のVTR出演(リポーター)
[編集] 取材VTR出演など
- 千石正一(取材やクイズの正誤判定などを行う)
- カラテカ(ロケ担当準レギュラー 以前はガレッジセールがこのポジションだった)
- さかなクン
- 宮田勝重(ヒゲがないのに「ドクターネコヒゲ」の愛称をつけられている)
[編集] 動物およびトレーナー
[編集] ルール
[編集] 現在
- 2ポイントの問題が2問、1ポイントの問題が1問出題される。得点は「ウッキーモンキー」と呼ばれるサルのぬいぐるみで表される。ちなみにウッキーモンキーが落ちてくるときにかかるBGMは、ナムコのアーケードゲーム「コズモギャング・ザ・ビデオ」のステージクリアーの曲である。
- 2ポイントの問題で「完全な正解」ではないが正解に近い答えを書いた場合は1ポイントだけ獲得できることがある。
- 優勝者にはスワロフスキー社のシルバークリスタル(その回に紹介された動物の場合が多い)が賞品として渡される。
- 2006年10月29日放送分までは得点トップの解答者が複数いた場合はジャンケンで優勝者を決めていた。2006年12月10日放送分からはこの場合のみ賞品は視聴者プレゼントになっている。
- 優勝者の得点によって視聴者プレゼントの海外旅行の行き先が変わる。
[編集] 過去
- 番組開始当初
- 最初にノルマポイントを指定する。ノルマポイントを達せばパネラー全員にスポンサーのJR東日本より「びゅう旅行券」(10万円分)を進呈し、逆にノルマポイントを満たなかったら視聴者4人に「びゅう旅行券」(10万円分)をプレゼントした。
- 番組中期
- ノルマポイントを廃止し、「びゅう旅行券」(10万円分)を視聴者から「この日のポイント数」人にプレゼントした。さらに個人戦初期は「トップ賞のパネラーのこの日のポイント数」人に「びゅう旅行券」(10万円分)プレゼントした。JR東日本がスポンサー降板後は、トップ賞のパネラーのサイン入りのサルのぬいぐるみを「トップ賞のパネラーのこの日のポイント数」人にプレゼントした。この時期にパーフェクトを達成すると、最後に落ちてくるサルは王様の格好をしていた。(この王様サルもプレゼントされていたかは不明)
- また、ペットの専門店・コジマより犬を都内にとりに頂く方に限り1名にプレゼントしたが、その後廃止された。
[編集] プレゼントクイズ
- プレゼントクイズは番組開始当初から続いており、この回の状況によってプレゼントが決まっている。
- 年末には番組特製のカレンダーやエンディングテーマのCDをプレゼントすることもある。
- プレゼントクイズの正解発表は翌週に、当選者発表は2週間後に発表する。
- 以前、当選者発表のバックにみのがハガキをとるシーンがあった。現在はなくなっている。過去にTBSラジオなどで放送された「桂三枝のチキチキ王国」のハガキが混ざったことがあった。
- なお、2005年5月からは番組ホームページのプレゼントクイズフォームからも応募出来る(但し、海外旅行のみ)。
- 番組開始当初はこの日の最終問題から出題したが、理由を述べなかったことがあって(一度だけヒントも発表したことがあった。)、現在は「○○(その週に出題された動物)はどっち?」という二択問題に変更された。
[編集] 事故
1996年8月8日、ロシアのカムチャツカ半島で、取材のため滞在していた星野道夫が、設営していたテントでヒグマに襲われ、死去するという痛ましい事故があった。この事故の後、番組では星野を偲ぶ特番を放送。その中で「遺族の意思により、今後番組で星野に関する事は取り扱わない」という旨を放送した。
[編集] スタッフ
- 映像協力:イースト
- ナレーター : 小島一慶、冨永み~な、熊谷ニーナ(冨永の産休時の代役)
- 構成 : 小笠原秀樹、本郷実、恒川省三、シマダ秀樹
- 美術プロデューサー・美術制作 : 笠松和明
- デザイン : 西條実
- 演出 : 小橋卓、佐藤栄記、酒井祐輔、樋江井彰敏、佐藤康昭、永松浩一郎、保津章二、福岡大司/近藤靖
- プロデューサー・総合演出 : 西岡浩太郎
- 制作プロデューサー : 笠原啓(以前はプロデューサー・総合演出)
- 制作 : TBSテレビ(※2000年4月~2001年3月はTBSエンタテインメント、2001年4月~2004年9月はTBSライブと表示)
[編集] 過去のスタッフ
- 制作プロデューサー : 戸田郁夫
[編集] 外部リンク
[編集] 番組の変遷
TBS系列 土曜20時台 | ||
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前番組 | どうぶつ奇想天外! (1993.10 - 2000.3) |
次番組 |
自然がいちばん!地球塾 | ガキバラ帝国2000! | |
TBS系列 日曜20時台 | ||
ニッセイワールドドキュメント 神々の詩 |
どうぶつ奇想天外! (2000.4 - ) |
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