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アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト (アイデアたいけつ・ぜんこくこうとうせんもんがっこうロボットコンテスト)略して高専ロボコンは、高等専門学校協会連合会(高専協)、NHKNHKエンタープライズの主催するロボットコンテスト(ロボコン)のひとつである。

かつてはNHK主催「アイデア対決・ロボットコンテスト」の「高専部門」であったが、2000年に高等専門学校連合会が主催に加わり、「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」として独立した。これにより、事実上高専公式の大会となった。

なお、NHKが主催するロボコン(NHKロボコン)には主にこの「高専ロボコン」と「NHK大学ロボコン(兼ABUロボコン日本代表選考会)」、IDCロボコンがある。

目次

[編集] 概要

多くのロボットコンテストでは小型のロボットが競技を行うのに対し、高専ロボコンでは主に、大型の手動ロボットがメインとなってダイナミックに競技を繰り広げる。大会はトーナメント形式で行われ、競技は2チームずつの対戦形式である。 その大きさや、手動操作がメインであることから、参加学生、関係者は「ロボット」ではなく「マシン」と言うことが多い。

競技内容は年ごとに様々だが、ボールをゴールに入れる、箱を積み上げるなどの作業を行って得点を稼ぐというルールが多い。一回の試合時間は3分程度しかないため、迅速な作業が要求される。 競技は対戦形式で行われるため、それぞれのロボットには相手よりも速く、多く、確実に得点を稼ぐことが求められる。また、対戦相手に合わせた作戦や、操縦者の技量や冷静さ、時には度胸も試される点も特徴的だ。 ただし、試合中にロボットが動かなかったり自動制御装置などが壊れてしまうなどのトラブルが多いため、それまで圧勝してきたチームが大事なところで負けてしまう波乱が起こることも多い。そのため、空き時間のロボットのセッティングやメンテナンスも勝敗を左右する。

2003年には、高専ロボコンを題材にした映画「ロボコン」が公開された。

近年はROBO-ONEなどに代表される2足歩行ロボット競技に人気を押されがちであるが、国内のロボット競技のなかでは歴史の長い部類に入ることや後述のNHKでの放送もあり、いまなお知名度は高い。

[編集] 放送

試合の模様はNHKで放送されるため、一般への認知度が高い大会のひとつである。

地区大会の模様は全国大会前に、ローカル放送される。全国大会終了後の12月上旬にミッドナイトチャンネル(深夜枠)にて、各地区大会の放送がおよそ1~2週間連続して行われる。全国大会の模様については12月下旬、総合テレビでゴールデンタイムに放送される。また、BShiでも放送される。こちらは総合テレビの放送内容に比べ、放送時間が長い、会場中の映像が多い独自編成で製作される場合もある。

2000年には開局間もないBShiにて、2003年2004年には教育テレビにて全国大会の生中継が行われた。

全国大会については、BSデジタル放送が開始される前の1996年からハイビジョンでの会場の収録が行われ(2001年を除く)、2002年からは取材も含め全面的にハイビジョン製作となった。さらに、地上デジタル放送の開始に伴い、順次ハイビジョン製作が地区大会においても進んでいる。2006年大会の時点で、四国地区と九州沖縄地区を除きハイビジョン製作に移行している。

このほか、1998年3月1988年から1997年までの10年間の大会内容を綴った、総集編「ロボコン風雲録」がBS2にて放送された。数多くの大会を彩った名マシンの紹介、参加学生の大会に向かう姿勢が伝わる内容から、新入生に見せているロボコン部もある。 この番組の一部は韓国KBSのロボコンサイト[1]にて視聴ができる。

[編集] 特徴

前項と重複する部分もあるが、特徴をまとめて紹介しておく。

まず、本大会はルール、競技内容が毎年大きく変わる特徴がある。毎年違ったテーマに取り組む必要があるため、定石が発生しにくく、毎年新鮮な気分で大会を楽しむことができる。

次に、本大会に出場するロボットは総じて大型であるのも特徴だ。ルールは毎年変わるが、ロボットのサイズ制限が1.5m立方程度、重量制限は20kg程度以内という範囲であることが多い。また、変形は自由であることが多いため、大型機は10m近くのびたり、あるいは高さが5mを超えるといったことも珍しく無い。これより、他の小型ロボットによる大会に比べると、電気・電子的な制御よりもむしろ機械的なアイデア・工作に重きのおかれた大会であることがわかる。どちらかといえば、ロボットというよりも小型重機といった方がよいのかもしれない。

初期の大会では重量制限、エネルギー制限が非常に厳しいものであったが(数kg程度の重量制限、単一乾電池使用等)、年を追うにつれてロボットの大型化、エネルギー制限の緩和が行われてきた。その結果競技が要求するロボットの性能が高くなり、競技の難易度上昇の原因となっている。

本大会は、年度にもよるが基本的には手動ロボット同士の戦いになることが多い。このため、時には見苦しいまでの攻防が行われることもある。ロボットの性能のみならず、その思想、チームの柔軟な作戦、そして操縦者の咄嗟の機転が勝敗をわける点、それが本大会最大の特徴である。

[編集] 参加者

本大会には全国にある高等専門学校の学生が出場する。高等専門学校は2006年度現在、全国に62校あるが、不出場の高専や複数キャンパスから出場する高専が存在する(後述)。基本的には1校につきAチームとBチームの2チームが参加し、総参加チーム数は全部で124となる。

選手は1チームにつき3名とされているが、本当に3名だけでロボットを制作を行うことは少ない。実際には、選手の他に数名から二十名程度を加えた体制でロボット開発にあたる場合が多い。 なお、大会会場では各チーム3名の選手以外にピット要員として5名程度がピット裏での作業や、マシンの移動を行うことが出来る。

これらのチームは、部活や同好会、学科、卒業研究、クラスの有志などといった集まりであることが多いが、学校ごとに事情は異なる。 出場する2つのチームの分け方も多様で、上位学年と下位学年、学科別、勝負重視とアイデア重視など、各高専のロボコンへの参加姿勢、方針の違いが見られる。

全国の高専から参加があるため、大会では始めに地区予選が行われる。地区予選の区分けと参加校は次の通り。

  • 北海道地区
旭川釧路苫小牧函館
4校8チーム、全国出場枠2
  • 東北地区
八戸一関仙台電波宮城秋田鶴岡福島
7校14チーム、全国出場枠3
  • 関東甲信越地区
茨城小山群馬木更津サレジオ(旧育英)東京都立産技品川キャンパス荒川キャンパス)、長岡長野
9校20チーム、全国出場枠4
  • 東海北陸地区
富山工業富山商船石川金沢福井岐阜沼津豊田鈴鹿鳥羽商船
10校20チーム、全国出場枠4
  • 近畿地区
近畿大学高専(旧熊野)舞鶴大阪府立明石神戸市立奈良和歌山
7校14チーム、全国出場枠3
  • 中国地区
米子松江津山広島商船宇部大島商船徳山
8校16チーム、全国出場枠3
  • 四国地区
阿南高松詫間電波新居浜弓削商船高知
6校12チーム、全国出場枠2
  • 九州沖縄地区
有明北九州久留米佐世保熊本電波八代大分都城鹿児島沖縄
10校20チーム、全国出場枠4
  • 過去に出場した高専
桐蔭(現桐蔭横浜大学工学部
1990年 第3回大会 ニュートロンスターのみ出場
札幌
1991~2005年 大学化に伴い学生募集を停止したため(但し現在も高専生は在籍している)

(2006年現在)

札幌市立高専が大学化に伴い2005年度以後の学生募集を停止し、本大会への出場は2005年度までとなった。また2006年4月に都立工業高専都立航空高専が統合された都立産業技術高専は旧都立工業高専、都立航空高専の置かれていた品川、荒川キャンパスから2チーム出場することになった。 同じ三重県にありながら、鈴鹿高専と鳥羽商船高専は東海北陸地区、近畿大学高専は近畿地区からの出場である。近畿大学高専は1995年に出場地区を東海北陸地区から近畿地区に変更した。

[編集] 日程

[編集] ルール発表

ルールの発表は例年4~6月頃に行われるので、各チームは春から秋までの約6ヶ月をロボットの設計、制作に明け暮れることとなる。

ルールの複雑化に伴い、年を追うごとにルール発表の時期が早くなる傾向にある。近年は4月下旬にルール発表が行われることが多い。近年は、各高専の学生課へのFAXだけでなく、公式ホームページでの発表も実施している。

[編集] アイデア提出

各高専は例年6月末までに、ロボットのアイデア、基本構成、戦略を記した用紙をNHKへ提出する。2~4案をNHKに提出することができ、ルールへの違反や危険行為がないか確認がされる。2案応募した場合はそのまま2案がA、Bチームになるが、3案以上出した場合は、NHK側の判断により2案に絞られる。

ただし特別なことが無い限り、多くの高専がNHKへのアイデア提出前にアイデア選考会を行う。そして参加学生から出た多数のアイデアから、応募するアイデア案をを絞り込む。このとき、NHK側にアイデアの選出を行なわせないために、この時点で2案に絞る場合もある。

[編集] 夏休み

夏休みは最もロボット製作に時間を取れる期間であり、夏休み中にロボットの形が見えてくるかどうかが、大会本番での完成度の目安となる。

寮生を多く抱えるチームの場合は帰省や寮への立ち入り禁止などがあり、十分に活動人数を確保できない場合もある。他にも、お盆などの関係で毎日学生が高専に来れない場合もある。これらの問題を解消するために高専内にある合宿施設を借りて、数日から1週間の間にロボット製作を集中させるチームもある。

逆に、夏休み中は設計やアイデアの検証に専念し、実際の製作は夏休み以降学生が揃ってから一気に行なう活動例もある。

[編集] 地区大会

地区大会は例年10月上旬から11月上旬の日曜日に行われる。地区大会の順番や日程は毎年異なる。 各週、1~2会場で大会が行われる。これは、地区大会のセット(フィールド等)が2セットしかないためとされている。

なお、地区大会はその地区に属する高専が持ち回りで運営をサポートすることになっており、大会の会場はその都市にある大きめの体育館などが利用される。大会運営においては担当高専の学生が補助員として動員される。 近年は経費節減のため、各高専の体育館が会場になることが多い。一方で、会場が非常に狭くなることや(観客が少なくなる、各高専の応援団の数を制限してしまう)、担当高専がロボット輸送や大会直前の作業の面で優位な立場になるという問題もある。

[編集] 全国大会

全国大会は11月の下旬から12月の上旬に両国国技館で行われる。

全国大会には25チーム(2006年度現在)しか参加できない。それぞれの地区大会には、参加校の数に比例した分の全国大会出場枠が存在している。このうち1チームは、必ずその地区大会の優勝チームである。残りの枠は推薦枠で、審査員により推薦されたチームが全国出場の権利を得ることができる。 地区大会優勝チームは、全国大会においてシード権を有する。

[編集] エキシビジョンでの出場

同じ高専のA、B両チームが全国大会に出場する権利を得ることはできない。ただし、例外としてエキシビジョン参加(トーナメントには加わらず、デモンストレーション運転のみ行う)に選ばれた場合には、1校から2チームが全国大会に赴く場合もある。 エキシビジョンには地区大会で惜しくも敗れたものの、独創的なアイデアを持つ、全国大会に出場できる実力があるにもかかわらず、同高専のもう一方のチームが全国出場したために出場できなかったチームが選ばれることが多い。

近年は全国大会に出場したチームの中で序盤戦で敗退したものの、独創的なアイデアを持つマシンが出場することがある。

[編集] オフシーズン

全国大会終了後、オフシーズンに入る。高専、活動形態によってオフの活動内容は異なるが、多くの場合は製作したマシンのデータをまとめる、技術研究や低学年の学生へ技術指導を行うなどして次年度に備える。 また、技術向上の為に部内で大会を開いたり、大会日程が競合しない他のロボット競技に出場することもある。

近年はインターネットによる情報交換が容易になったこともあり、学生による交流も兼ねた大会や、交流会を行う例がある。[2][3]

[編集] 観覧方法

地区大会の観戦は入場整理券が必要な場合と入退場が自由な場合がある。前者の場合は、担当高専へ往復はがきやホームページから観覧応募をする必要がある。これらの情報は毎年8月~9月ごろに公式ホームページや担当高専のホームページで公開される。

全国大会は入場整理券が必須である。こちらは10月ごろに公式ホームページやNHKホームページ内のイベント情報、ニュース内や一部新聞広告でお知らせがあり、NHK放送センターへ往復はがきを送り応募する形式である。また、全国大会会場でのアンケートに答えると、翌年に高専ロボコン全国大会やABUロボコン国内大会の観覧応募方法を書いたハガキを送ってくれる。

入場整理券で入場可能な人数は、地区大会では1枚で2名以上の場合もあるが、全国大会は原則1枚1名である。このため子どもを連れてゆくなど、複数人で観覧する場合は注意が必要である。また、大会会場の規模の関係から、応募倍率が1倍を超える場合もある点も注意しなければならない。

近年は大会を開催する自治体が、地元の小中学生を招待する動きがある。

[編集]

地区大会、全国大会ともに、優勝・準優勝以外にも賞が設けられている。

地区大会における賞は次のとおり。なお、奨励賞・特別賞・審査員推薦以外の賞はそれぞれの地区大会および全国大会で1校にしか与えられない。また、重複して受賞することもない。

  • 優勝
無条件で全国大会に出場できる。全国大会優勝校には優勝旗(持ち回り)、文部科学大臣杯が贈られる。
  • 準優勝
  • アイデア賞
ロボットのアイデアが優れているとされたチームに贈られる。
  • 技術賞
ロボット制作上の技術が優れているとされたチームに贈られる。
  • デザイン賞
ロボットの装飾や動作、形状などが美術的に優れているとされたチームに贈られる。
  • 奨励賞(複数)
上記の賞にあたらなかったものに贈られる。
  • 特別賞(複数)
スポンサー企業が評価したチームに贈られる。他の賞と重複して受賞できる場合がある。
  • 審査員推薦(各地区の全国大会出場枠より、優勝チームの分の1を引いた数)
賞ではないが、全国大会に出場する権利を得ることができる。ロボットのアイデアや技術などの総合的な見地より、審査員の判断で与えられる。


また、全国大会では上記の賞(審査員推薦を除く)に加え、次の賞がある。

  • ロボコン大賞
アイデア・技術など、総合的に判断して最も優れているとされたチームに贈られる。受賞校には大賞旗(持ち回り)が贈られる。優勝よりも上位の最も名誉な賞。
  • アイデア倒れ賞
アイデアは奇抜であったが、その真価を発揮できずに終わったチームに贈られる。ある意味では名誉な賞。

[編集] 歴史

  • 1988年 第1回大会 「乾電池スピードカーレース」
このときはまだロボットではなく、60Kg以上の人を乗せた車を乾電池で走らせる競技であった。
国立高専14校が参加。
  • 1989年 第2回大会 「オクトパスフットボール」
横浜そごうで開催。
2チームが一斉にスタートする競技形式となる。大会初の妨害マシンが登場する。久留米高専は妨害を受けながらも操縦者の機転で自分のゴールに自分のボールを入れて妨害をかわし、会場を沸かせた。
国立高専18校、公立高専2校が出場。
  • 1990年 第3回大会 「ニュートロンスター」
初の全高専出場。1つの会場に全高専を集め、大会を開催した。桐蔭高専(現桐蔭横浜大学工学部)は最初で最後の出場となる。
  • 1991年 第4回大会 「ホットタワー」
地区大会を優勝するか審査員の推薦により、全国大会へ出場する形式となる。
全国大会の会場が両国国技館へ変更、以後「目指せ国技館」を合言葉に参加学生は全国大会を目指すこととなる。
札幌市立高専が開校、初参加。地区大会では不具合で1回戦敗退だった東京高専が、審査員推薦により全国大会に出場、全国優勝する。
  • 1992年 第5回大会 「ミステリーサークル」
「ロボコン大賞」が設置される。初の受賞ロボットは都城高専「ロジャーアーム号」。
スラバヤ電子ポリテクニックがこの年を最後に高専ロボコンから離れ、以後大学ロボコン、ABUロボコンに出場する。
  • 1993年 第6回大会 「ステップダンス」
全国大会への出場校が32から24へ減る。以後地区大会優勝チームが1回戦のシード権を得る形式となる。
電源の供給方法が単1乾電池から直流安定化電源を経由した有線接続となる。
  • 1994年 第7回大会 「スペースフライヤー」
その穴に入れればそれまでの得点に関係なくいきなり勝利という「Vホール」ルールが登場。一発勝利ルールは3年にわたって導入された。
  • 1995年 第8回大会 「ドリームタワー」
  • 1996年 第9回大会 「テクノカウボーイ」
四国地区大会決勝で、5点のスポットを取られながら1点のところをコツコツ取って大逆転するマシンがあった。
  • 1997年 第10回大会 「花開蝶来」
採点方法に、試合で獲得した競技点に加え、審査員が評価する芸術点を足した得点を採用する。
それまでの有線接続の電源供給から一転、エネルギー制限が撤廃。重量制限の大幅緩和とともにロボットの大型化に拍車を掛ける。
ミッドナイトチャンネル枠で各地の予選の番組が全国放送されるようになる。
本年度末1998年3月にこれまでの高専ロボコンの歴史を綴った「ロボコン風雲録」がBS2にて放送される。
  • 1998年 第11回大会 「生命上陸」
ルールの穴を突いた大型展開、ばら撒きマシンの登場により、全国大会の終了時刻が大幅に遅れる。
  • 1999年 第12回大会 「Jump to the Future」
最初に行われた近畿地区大会および東海北陸地区大会でルールの違反による減点が多発し、平均得点がマイナスになる。さらには、まがりなりにもマシンが動いたチームが減点され、マシントラブルで全く動けないチームに負けるなど理不尽な結果が続出。この後に行われた他の地区大会では大幅にルールが変更された。
両チーム同点の場合は消費電力が低いチームの勝ちとなるルールを採用(この年の後援に省エネルギーセンターが加わっていることより)。近畿地区大会では得点を挙げたマシンが一つもなく、消費電力ルールで勝敗が決まるケースが多く見られた。このため、比較的消費電力が少なく、減点の無かったマシンが優勝した。同マシンは全国大会で初戦敗退も得点を挙げている。
  • 2000年 第13回大会 「ミレニアムメッセージ」
NHK BSデジタルハイビジョンにて大会初の生放送。
対戦している両チームが互いに干渉できないことから、事実上タイムアタック競技となる。
大会前にマシンの全容を公開するチームが現れる。(長岡高専「長岡猿軍団」など)
  • 2001年 第14回大会 「Happy Birthday 39」
この年を最後にNECがスポンサー撤退。非常に運営費が少ない中での大会開催となる。
また今大会以降、手動ロボットの操作には赤外線・可視光・音波による無線操縦で行うようにルールが変更された。(電波は使用不可)
全国大会優勝校による妨害重視の戦い方には賛否両論あった。
  • 2002年 第15回大会 「プロジェクトBOX」
NECに代わり本田技研工業、マブチモーター、ソリッドワークスがスポンサーに加わる。
全国大会開始前にASIMOのパフォーマンスが行われるようになる。
  • 2003年 第16回大会 「鼎(KANAE)」
地上波で初の生放送。
翌年の沖縄高専開校を踏まえ、「九州地区」が「九州沖縄地区」に変更される。
  • 2004年 第17回大会 「マーズラッシュ」
沖縄高専が開校し高専ロボコンに初参加。それに伴い、九州沖縄地区の全国大会出場枠が3から4に変更、全国大会出場チーム数が24から25となる。
  • 2005年 第18回大会 「大運動会」
スポンサーに安川電機が参入する。
2000年ミレニアムメッセージ以来の両チーム干渉不可能な試合形式。
札幌市立高専最後の大会出場。地区大会にて同校対決を経て全国大会出場した。
  • 2006年 第19回大会 「ふるさと自慢特急便」
昨年に引き続き、両チーム干渉不可能な試合形式。
都立産業技術高専は旧都立、都立航空のキャンパス毎に2チーム出場。
沖縄高専が開校3年目にして全国大会初出場の快挙を成し遂げる。
アイデア倒れ賞の代わりに、オブジェを評価する「ふるさと自慢賞」がこの回限定で創設される。
史上初めて、優勝校にロボコン大賞が与えられる。

[編集] 運営

(2005年現在 このほか、地区大会では各地区の担当高専が運営を行う)

[編集] 主催

[編集] 後援

(地区大会では開催地の自治体もしくは教育委員会が加わることがある)

[編集] 協賛

[編集] 協力

  • ロンシール工業(競技フィールドに使用されている床材は同社製の「ロンリウム」)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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